2013年01月15日 00:00

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM
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今年5月に取り壊しが決定した!、そんな事から、その情報を忘れないうちにもう一度、上野下アパートを訪ねた。今日はそのお話を・・・。
まず初めに、今回敷地内にズカズカ入り込んで撮影しているが、これは関係者、一部住民に許可を得たもの。上野下アパートの入り口には許可なく入らないで欲しいなる看板が立てられており、まだ退去していない住民も多いので、これを見て、撮影したいと思われた方、敷地に入る際には許可を得るか、マナーを守って撮影されたし。
今年5月に取り壊しが決定した!、そんな事から、その情報を忘れないうちにもう一度、上野下アパートを訪ねた。今日はそのお話を・・・。
まず初めに、今回敷地内にズカズカ入り込んで撮影しているが、これは関係者、一部住民に許可を得たもの。上野下アパートの入り口には許可なく入らないで欲しいなる看板が立てられており、まだ退去していない住民も多いので、これを見て、撮影したいと思われた方、敷地に入る際には許可を得るか、マナーを守って撮影されたし。
同潤会についてはwikpediaを参照して頂きたい。また今日、ここで書く内容はあくまでも一関係者から耳にした話、それが正しい情報か否かは判断出来ない事をお断りしておく。
同潤会 - wikipedia
一昨年だったか、三ノ輪アパートが解体されたのを知らずに訪れて、背の高いアパートがある筈の場所が空き地になっていて呆然とした教訓から、今回は最後の撮影となろうから、しっかりと撮影してきた。
皇居近くの九段下ビル、東京駅前の中央郵便局も、東京大学近くの本郷館(下宿アパート)にせよ、文化財として保存するべき建物が次々と解体されるのは残念でならない。
また有名な廃墟が消えていく
昭和風景、九段下ビルも消える
My Favorite Things ~写真生活~ 本郷館
上野下アパートは昭和4年竣工。84歳の鉄筋アパートだ。同じ同潤会の三ノ輪アパートはフィルム時代に訪れており、多分10年くらい前だと思う。その時でさえ、外壁が崩れ落ちていて、近いうちに取り壊されるだろうと思っていた。だから三ノ輪アパートがなくなるのは仕方がない。
表向きは耐震うんたらだろうが、本郷館も、そして撮影日、関係者の方と話をしていて、上野下アパートも、311の震災でもビクともしなかったとの事で、要するに「金」なんだろうなぁ。どこぞの誰かが金儲けしたい、たったそれだけで文化財を壊してしまう日本人、そしてそれを守る事が出来ない日本の行政って何だろう。
ちなみに同潤会はすでに存在しておらず、上野下アパートはその後東京都が管理していたが、今は個人に売却されているそうだ。だから関係者曰く、個人の所有だから、住民達への代替の住み処を一切提供せず、しかも引越しや新居の家賃の補助金すら出ないらしい。
昨年夏頃に住民に対して2013年春に解体するので12月31日までに退去して欲しいなる説明があったそうだ。しかし、金銭的な問題もあろう、撮影した数日前でもまだ何人も住まわれていた。また、不動産関係者が利権絡みで一部の部屋を占拠しているなる噂もある。
確かにここには年配者しか住んでいない筈がないのに、時折、若い人の出入りがあったので、この噂は真実っぽい気もするが、若い人向けの自転車も多く止まっていたので、純粋にここに住んでいる若い方もいらっしゃるのかもしれない。
※上野下アパートは基本的に風呂設備がなく(風呂を取り付けている一部の部屋もあるらしい)、余程の昭和マニアでない限り、若い人は入居しないだろう
そう言えば九段下ビルが解体される直前、ここでアート展示会が開かれ、居住区部分も公開していたらしい。上野下アパートでも解体前にそんな催しでもしてくれたらいいのに・・・。我々は昭和4年当時の集合住宅の間取りがどうなっているのか、興味があるし、知る権利があると思う。
同潤会 - wikipedia
一昨年だったか、三ノ輪アパートが解体されたのを知らずに訪れて、背の高いアパートがある筈の場所が空き地になっていて呆然とした教訓から、今回は最後の撮影となろうから、しっかりと撮影してきた。
皇居近くの九段下ビル、東京駅前の中央郵便局も、東京大学近くの本郷館(下宿アパート)にせよ、文化財として保存するべき建物が次々と解体されるのは残念でならない。
また有名な廃墟が消えていく
昭和風景、九段下ビルも消える
My Favorite Things ~写真生活~ 本郷館
上野下アパートは昭和4年竣工。84歳の鉄筋アパートだ。同じ同潤会の三ノ輪アパートはフィルム時代に訪れており、多分10年くらい前だと思う。その時でさえ、外壁が崩れ落ちていて、近いうちに取り壊されるだろうと思っていた。だから三ノ輪アパートがなくなるのは仕方がない。
表向きは耐震うんたらだろうが、本郷館も、そして撮影日、関係者の方と話をしていて、上野下アパートも、311の震災でもビクともしなかったとの事で、要するに「金」なんだろうなぁ。どこぞの誰かが金儲けしたい、たったそれだけで文化財を壊してしまう日本人、そしてそれを守る事が出来ない日本の行政って何だろう。
ちなみに同潤会はすでに存在しておらず、上野下アパートはその後東京都が管理していたが、今は個人に売却されているそうだ。だから関係者曰く、個人の所有だから、住民達への代替の住み処を一切提供せず、しかも引越しや新居の家賃の補助金すら出ないらしい。
昨年夏頃に住民に対して2013年春に解体するので12月31日までに退去して欲しいなる説明があったそうだ。しかし、金銭的な問題もあろう、撮影した数日前でもまだ何人も住まわれていた。また、不動産関係者が利権絡みで一部の部屋を占拠しているなる噂もある。
確かにここには年配者しか住んでいない筈がないのに、時折、若い人の出入りがあったので、この噂は真実っぽい気もするが、若い人向けの自転車も多く止まっていたので、純粋にここに住んでいる若い方もいらっしゃるのかもしれない。
※上野下アパートは基本的に風呂設備がなく(風呂を取り付けている一部の部屋もあるらしい)、余程の昭和マニアでない限り、若い人は入居しないだろう
そう言えば九段下ビルが解体される直前、ここでアート展示会が開かれ、居住区部分も公開していたらしい。上野下アパートでも解体前にそんな催しでもしてくれたらいいのに・・・。我々は昭和4年当時の集合住宅の間取りがどうなっているのか、興味があるし、知る権利があると思う。










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コメント
ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc
こんばんは。
84歳とは えらい長生きですね~
玄関の横で井戸端会議 いわゆる住民の憩いの場だったのでしょうね。
看板に無形文化財と記されてますが、建造物は たしか有形文化財だと思うのですが・・。
84歳の老人と思えば、無形文化財で正解ですかね。
( 2013年01月15日 19:53 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> ハッセルじいちゃん さん
地震国で84歳ですから天寿を全うしたと言っても良いのでしょうが、せめて最後の同潤会アパート、保守出来なかったんでしょうかねぇ。
まさに井戸があるので、井戸端会議していたのでしょうね。私が撮影中も住民さん数人がまさに井戸端会議していたしたよ(笑)。
時に、無形文化財ってのは、そこの一室を借りていた方が、「伊勢型紙」の関係者だったようで、wikiを見ると、平成5年に、この保存会が保護団体に認定されたそうです。
( 2013年01月15日 23:29 )
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