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輪郭を抽出して眠い写真をカリッとさせる

2012年12月12日 00:00

下町で見かけた廃屋

下町で見かけた廃屋

Pentax K20D, Tamron 17-50mmF2.8 XR DiII

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



11月20日の記事ではPhotoshopのハイパスフィルターを使ってエッジ部分にコントラストを付ける、即ち、エッジにシャープを掛ける手法を書いた。

通常、A3くらいのプリントならばこれで十分に見栄えのある写真になってくれるが、もっとカリッとさせたい、なんて時にはハイパスフィルターよりも輪郭抽出を使ってシャープを掛けた方が遥かに効果は高い。

これを文章で解説するのはとっても面倒なので、ちょうど良いページを見つけたので、下のリンクの手順に従い、シャープを掛ければ、あらまぁ、不思議、眠い写真がカリッとしちゃう!、これを体験出来る。

ちょっとぼんやりした画像をくっきりさせるPhotoshopのチュートリアル

但し、このページ、非常に丁寧ではあるが、間違いと言う程ではないが、もし輪郭だけにシャープを掛けるのだったら以下のように行って欲しい。と言うのも風景によって結果的に輪郭部だけでなく、面の部分にもシャープが掛かってしまうのだ。

上のリンクしたページのSTEP 3、ここでCTRL+SHIFT+Iで選択範囲を反転させろと書いてある。これをする事で、輪郭抽出された内部の面を選択する事になる。

特に高感度で撮影していると面にシャープを掛けるとノイズが出てくるのでハイパスフィルターのようにエッジ部分だけに掛けたい事の方が多い。輪郭、エッジだけを強調したい場合、このCTRL+SHIFT+Iの「選択範囲の反転」の行程をすっ飛ばす。やらない。輪郭だけを選択したまま、次の工程に進んで欲しい。

残念ながらここで利用されているphtoshopの「輪郭検出フィルター」はローキーで眠い写真では曖昧な輪郭を描いてくれないのと(輪郭が出にくいとろこにシャープを掛けたい時の方が多い)、無駄な面の部分も抽出する時もある。

リンクしたページではレベル補正で濃淡を付けるように書かれていて、それでも良いが、ツールボックスの焼き込み、覆い焼きを使った方が楽だと思う。

輪郭が欲しい部分の濃度が薄かったら焼き込み、輪郭が濃過ぎる場合は覆い焼きを施してやる。この時、範囲は「シャドー」にし、不透明度を50%前後てやると濃淡を付け易い。

また輪郭検出フィルターでなく、輪郭検出フィルターの1つ上のメニューの「輪郭をトレース」を選んだ方が良い時もある。

しかし、この「輪郭をトレース」はアルファチャンネルでは利用出来ないので、元画像を複製したレイヤーで行い、トレースされた画像をアルファチャンネルのコピーしてやる。あとの工程は一緒。最後に輪郭をトレースしたレイヤーを削除しちゃえば良い。

※「輪郭をトレース」は16bit画像を一度8bit画像に変換する必要があるのとレベル設定を調節していても上手く行く時と行かない時もある

そしてさらに・・・。上記リンクページで面の部分にもシャープを掛ける方法と、輪郭だけにシャープを掛ける方法の2つを組み合わせる事も出来る。前者は強く掛けると面にノイズが乗るが、ノイズが目立たない程度に軽くシャープを掛け、後者の輪郭だけのシャープを加えるのだ。

photoshopと同等の機能を持っていると言われているフリーソフトのレタッチソフト、Gimp、こいつにはフリーのプラグインで「Adaptive Edge Detection」がある。

これは恐らくphotoshopの「輪郭をトレース」とほぼ同じ作業だと思うが、それよりもしっかりと輪郭を描いてくれる。だからphotoshopの輪郭抽出が不満だったら、これを使う為だけにgimpを起動し、ここで得た輪郭画像をphotoshopにレイヤーとして取り込んで使ったりもする。

「輪郭検出」、「輪郭をトレース」、「Adaptive Edge Detection」を使ってもシャープを掛けたくない部分も描いてしまう事が多い。そんな時は白いブラシで塗るか、消しゴムツールを使って不用な部分を消しちゃう。その際、背景色を白に設定する事。

これらの手法は、ハイパスフィルターと同じく、フィルム時代からの常套手段だった。フィルムスキャナーが出たばかりの性能はひどいもんで、フィルムから写真をスキャンするとどうしても全体がボヤけてしまうし、アンシャープマスクだけではノイズが増えどうにもならない事も多かった。

そう、今のローパスフィルター付きのカメラと同じくらいに、それが300万画素相当の大きさでも初期のフィルムスキャナーはボヤッとした像になってしまう。だからこそのPhotoshopなのだ。

当時はLightroomなんてなく、様々な作業は全てPhotoshopだったから、フィルム時代からずっとPhotoshopを使い続けている、まだCSと言う名もない、Ver5の時代から延々とバージョンアップを続けている、Adobeに2年に1回、お布施を収めている人、多いと思う。

※Photoshop最初のCSがVer8なので、現在のCS6はVer13となる。私はついにCS5で打ち止め。CS6は買わない

だからフィルム時代からphotoshopを学んでいる人は、当時使っていたレタッチテクニックが今も使えるので、こういう作業が全く苦ではなかったりする。今回の輪郭抽出からのシャープ、A3プリントくらいが基準なら、シャープはある意味適当で良いので、1分で作業を終える。

まぁ低感度での写真の大半はLightroom内のシャープ、段階フィルター、ブラシ機能を駆使すれば十分なので、昔ほどPhotoshopを立ち上げる機会は減ったが、高感度写真はノイズとの戦いなので、Lightroomでは露出と色調整だけ。ハイパス、輪郭抽出、そして最近知ったコンポジット・・・、本格的作業はphotoshopに任せるのが適当だ。

本日の写真、まずは上記リンクページのまま、輪郭内の面の部分に軽めにシャープを掛け、続いて輪郭部だけにもシャープも掛けている。

面をシャープにする事で葉脈部分がはっきりとし、輪郭もシャープにする事で葉の輪郭や蔓の部分のコントラストが高くなっている。下は部分切り出し(クリックで等倍切り出し)。


Lightroomでノイズを取り除いた眠い像

参考1


面と輪郭両方にシャープを

参考2


実はこの程度のシャープの掛かり具合だと、A3くらいの大きさだと大して変わりはない。でも要は、等倍で鑑賞した時、気持ち良いくらいシャープな方が精神衛生上良い。

この輪郭を抽出してのシャープ効果はLightroom等でノイズリダクションを掛けた眠たい写真にも有効だ。Lightroomのシャープを利用せずに面倒でもこういった方法を取る。これくらいはやらないとデジタル一眼レフを使う意味がないと思う。

今回はPentax K20DのISO560で撮影している。K20DやK-7はこのISO800前後ですでに暗部にノイズが出るが、これはLightroomのノイズリダクションで消せる。消した結果、ディテールが損なわれるのでそれを元の解像に戻してやる、これがハイパスであり輪郭抽出であろう。


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