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コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その4 Pentax K-5編

2012年12月06日 00:00

ほぼ廃なマンションを見つけた

ほぼ廃なマンションを見つけた

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



幾らPentaxが高感度に強いと言ってもISO25600、ISO51200なんてほとんどのK-5ユーザーは使った事がない、そもそもそんな超高感度で撮る写真が見当たらない、そんな方が多いだろう。確かにISO25600以上は要らないとは思うが・・・。

今まで、嗚呼、ISO12800がある程度使えたらなぁ~、と思う事が多々あった。ちなみにK-5のISO12800はA4なら撮って出しJPGでも問題ないし、Lightroomで綺麗にノイズ処理をしてやれば相当大きなプリントも可能だとは思う。

しかし、どうしても等倍で見られちゃうのがデジタル写真の厄介なところ。K-5ではこのコンポジット法を知るまで、1万2千枚程写真を撮っていて、そのうち100枚弱でISO12800、ISO18000を使っている。さらにその中で、どうしてもISO12800以上じゃないと・・・、そういう写真を探すと、その半分、50枚くらいだった。

たったの4%。しかしISO6400、ISO9000の撮影数を見るとグーンと率が上がる。つまりISO6400、ISO9000で撮影した写真の中に「本当はもっと感度を上げたいが無理して感度を落として撮っている」、そんな写真が結構ある。

廃墟を中心とした屋内での撮影では太陽の光が届いていなかったら、ISO6400でF5.6の1/8sec、そんなシチュエーションが多い。1/8secともなるとブレにくい広角レンズしか使えず、相当気を配る必要がある。加えてF8まで絞りたい時も多い。

しかもつい2ヶ月前までは、ISO6400はプリントには耐えられるが等倍で見るとガッカリする、なるべくISO3200以内に収めていた自分がいる。当然1/4secなんて条件もあり、撮影中は相当無理している。だからこそISO12800をどうしても使いたかった。

そしてコンポジット法を知った。K-5のISO6400だと4枚も合成すればノイズが皆無と言って差し支えない程、良好になる。ならばISO12800も!。いやいや、せっかくだから最高感度のISO51200で撮ってみようじゃないか!。

本日の写真、ISO51200、絞りF8、1/125secで撮っている。明るめの風景だし、なんだ、シャッタースピード稼げているじゃないかと思うなかれ。この露出はISO1600ならば1/6secと言う暗さなのだ。

※コントラストを上げる為、明るめに撮影しているから肉眼ではもうちょっと暗い

では等倍の部分切り出しをご覧頂きたい(クリックで等倍)。


ISO51200の撮って出しJPG

参考2


コンポジットしたもの

参考1


今回は10枚を連写し、コンポジットしてみた。如何だろうか?。流石にシャドー部のノイズは取りきれていないし、画質も良好とは言えないが、中央部分の解像力、そしてノイズに関してはK-5のISO6400に相当していると思う。確実に3段分の改善が見られた。


ISO51200の撮って出しJPG

参考4


コンポジットしたもの

参考3


Pentax K-7やRicoh GX100は2段程度の改善しか見る事は出来ない。それでも凄いのだからコンポジット法がノイズ軽減に優れているのは確かだが、それに加えて、K-5の超高感度域、言い換えればSonyセンサーの超高感度域の画質が半端じゃなく凄い性能なのが判る。

勿論、K-5をもってしても、今回の風景よりも暗い場所、ISO51200でも1/30secくらいしか出せないような暗所ではノイズとディテールの区別も付かない、そんなデータになってしまい、画質の改善はせいぜい1段半くらいであろうが、それでも立派だ。

それを考えると、同じAPS-Cでも2400万画素あり、K-5よりも解像度が高いSony Nex-7はノイズ量はK-5よりもあるらしいが、ディテールがK-5よりも出る筈で、コンポジットに有利だろう。

※Sonyカメラに搭載されているコンポジットを自動処理してくれる手持ち夜景モード、これに大いに期待したが、残念ながら上限感度がISO1600との事、うーん、意味ない・・・

そして135フォーマットのNikon D600。これは撮って出しのJPG写真でもISO6400のコマはK-5よりも遥かに優れている事から、コンポジットを使えば、上限のISO25600での写真に大いに期待を持ててしまう。やっぱりいつかはNikonなのかなぁ。

いやいや、ISO51200が使えるのだからK-5のままいいじゃないか!。これを知ったおかげでまたK-5の寿命が延びたってもんだ。あと3年は使えるね。

但し、K-5には大きな欠点がある。それは赤い光と暗所でのAF精度に大きな問題がある事。つまり夕暮れ、日没時、はたまた屋内撮影でピントを外す事が多い。

今回のコンポジットのテストは夕方から日没直前に行い、K-5では10数カット撮影していて、うち日没直前の2つの風景で修正も効かない程ピンボケしていた(確かにその風景ではAFが微妙に迷っていた気がする)。それを考えると、暗所や赤い光でのAF精度が高まったと言われているK-5IIsに魅力を感じるのであった。

最後に注意点を。コンポジットはRAWファイルを元にした方が良好な絵を得られるが、少なくともK-5の場合・・・。

K-5の撮って出しJPGはカスタムイメージを好みのセッティングにすると通常はレタッチなど要らず、そのまま十分利用出来る良好な絵が出てくる。しかし、それはISO6400まで。何故かそれを越えると、やたらに汚い像が出てくる。

どうやらノイズリダクション処理が絵を汚くしているようで、丸でK-7のISO3200の撮って出しJPGが像を見ているかのよう。どうもPentaxは超高感度域の絵作りはあまりお上手ではないらしい。何しろRAWをLightroomのデフォルトのまま、ノイズリダクションだけ掛けた方が遥かに綺麗な絵になるのだから・・・。

だから、コンポジット前提で撮影する場合で、JPGファイルからレタッチするのなら、全ての感度でノイズリダクションをオフにするのが望ましい(オフにしても妙に汚いノイズになるので、画像処理エンジンで何らかのノイズ処理を施し、それが悪さをしているんだと思う)。

そしてカスタムイメージはカラーノイズが目立たないナチュラル。シャープネスは本体では掛けない。いや、ISO6400までは通常使っているシャープネスで良いが、12800からはファインシャープネスもエクストラシャープネスも使わずにノーマルシャープネスが良い(私はノーマルシャープネス+2設定)。

撮影時にいちいちこれらの設定は面倒なので、5つあるユーザーモードの1つに、ドライブモードを高速連写、カスタムイメージをナチュラル、全感度ノイズリダクションオフ、ノーマルシャープネス、そして暗い風景を撮影するのだから最初から-1EVにセットしておくと、ユーザーモードを変えるだけですぐにコンポジット用の撮影が出来る。

※Lightroomのデフォルトに近い像にするのならK-5であればカスタムイメージのナチュラルでキーを-1~-2、コントラストを-2~-3、コントラストハイライトを+4、コントラストシャドーを-4くらいが良い

RAWからコンポジットした方が良質な像を得られるが、JPGファイルからコンポジットするメリットはPhotoshopでの処理速度がRAWファイルの半分以下。大量のカットでコンポジットする場合は、ひとまずJPGでそれなりに仕上げておく、その方が無駄な時間を使わず、今回は例としてRAWから現像しているが、これ以外は全てにJPGから行っている。

※K-7やそれ以前のPentaxカメラの高感度域でのJPGはK-5よりもえげつないので、K-7ではJPGは使わずRAWから仕上げた方が良いと思う


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