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各種レビュー記事を見て

2012年10月11日 00:00

都庁の裏手

都庁の裏手

Pentax K-5, SMC DA18-135mmF3.5-5.6ED

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



これはK-5II、IIsの話ではない。カメラやレンズのレビューサイト、プロカメラマンやライターの書いたレビュー記事についてちょいと話したい事がある。

その前にお断り。本ブログは好き勝手に主観で意見を述べているので、あくまでも話半分として聞いて頂きたい。

恐らく一番信頼出来るレビューサイトはDXO Markだろう。何せ、データ(性能)が数値で表され、それを見ただけで何が優れているか、劣っているかが判ってしまうのだから。

勿論、数字だけでカメラの優劣を決めるのは良くない。車なんて正にそうでしょ?。若い頃、ニッサンのスカイラインRSターボ(R30鉄仮面)からマツダRX-7ターボ(FC3S)に乗り換えた時、みんなから馬鹿にされた。彼らは何と言ったか・・・。

「RX-7は高回転時は速いけど、トルクがないから街乗りは不便だぜ」

間違いじゃない。エンジンの性能曲線を見れば一目瞭然。RSターボよりもトルクはなく低回転ではスカスカ。これが車雑誌で常識となっていた。

でも購入前に何度も試乗したから判るんだ。4速20キロからでも加速する。渋滞のノロノロ運転でも全く問題はないし、RSターボのクラッチよりもRX-7ターボの方が軽く、脚も疲れない。またRSターボは4気筒エンジンだから結構車体が震え、(室内の造りは安っぽいけど)ラグジュアリー感はRX-7ターボの方があった。

「ロータリーエンジンは燃費が悪い」

これもその通り。でも東京の街中をゆっくり走る分にはリッター5~6Kmは走ったと記憶しており、これは当時のターボエンジン付きの国産スポーツカーだったら、また当時の道路状況を考えると普通だと思う。

これらはエンジンだけのデータを見て、乗った事も無い連中が受け売りで「RX-7はトルクがないから乗りづらい、ロータリーは燃費が悪い」と言っているだけ。RX-7は車体が軽い。確かRSターボよりも200kg以上軽かったんじゃなかろうか?。

RX-7にRSターボの重量になるように大人4人が乗ればトルクが細いと感じるかもしれないが、1人で走っている分には問題なく加速してくれるし、軽い分、燃費もそこそこ(良いとは決して言えないが)。

DXOのテストデータを見ると、ついついこの話を思い出しちゃう。でも車の性能データは法律に基づいて作られているし、DXOのテストも公平であろうから、参考になる事は確かだ。但し、数値だけを見て、自分のカメラに対して一喜一憂するのはちょっと馬鹿っぽい。

あとは感性の問題。RX-7ターボに実際に乗りトルクが無いと感じた人間も実際にいたろうし、そうでない人間もいるのと同じ事。

DXOの数値データを見ながら、プロカメラマンやライターによるレビュー記事を読み、サンプルとして掲載されている等倍写真を眺め、それでも判らないところは量販店等で手に触って、そのカメラの「質」を判断すれば良い。

ところが、数値データとレビュー記事が一致しない時もある。Pentax K-30はDXO Markでは結構な数値で十分に各社のAPS-C上位機種と張り合える数値を持っている。しかし・・・。

長期リアルタイムレポート PENTAX K-30【第1回】 - デジカメWatch
長期リアルタイムレポート PENTAX K-30【第2回】 - デジカメWatch

上の2つのレビューを見ると、あれれ?、と思っちゃう。DA18-55mmは現行のバージョンでも画質は悪から(所持しているのはDA-Lだが光学的にはWRと一緒)、まぁこんなものかもしれないと思ったが、DA18-135mmは、ここまで悪いか?、とちょっと疑問なのだ。

特に第2回の2本レンズの比較写真は、どこにピントを合わせているのか良く判らないし(画像を縮小するとどうも中央奥の壁に合わせているようだ)、何故かF14とかなり絞り込んだ写真を掲載している。DA18-55mmはそこまで絞ると解像感が確実に落ちるし、18-135mmも同じ傾向だと思う。何故F14を選択したのか、またF14しか採用しなかったのか不思議だ。

私が初心者だったり、K20DやK10Dから今までステップアップせずに、今になってK-30を買おうとこの2回のレビューを見たら、絶対にボディもレンズも買わない。幾らDXOの数値が好成績でも写真を見る限り、悪過ぎる。このライター、ネガキャンしているのか?、と思ってしまう程。

しかし!、事実を述べよう。

Pentaxカメラは工場出荷時の検品が悪いのだろう。ピント精度が甘く誤測距するカメラがある。うちのK-5の一号機がそうだったし、中古で購入したK20Dは狂いまくっていた。だから新品、中古関係なく、買ったその足でサービスに調整依頼するのが理想だ(新宿に持って行けば2時間以内で終わる)。もしかしてこの方のK-30はレンズとの相性が悪く、ボディ、もしくはレンズが要調整品なのかもしれない。

またあくまでもK-5やK-7とのセットでの話だが、Pentaxのカメラは工場出荷時の状態でな~んの設定もしないで写真を撮ると、こういう絵になる事もある。ピントの問題もあろうし、ここ何日かでずっと言い続けているローパスフィルターの悪影響も受けているんだろう。

そしてローパスフィルターの影響は他社でも高画素化したカメラの多くで類似した現象が出てしまう。等倍で見るとガッカリするのだ。写真はパソコン上の等倍で鑑賞するものではない、それは判っているが、いざそのカメラを買おうと熱心になったら、100%の等倍で比較をするだろう。それは仕方のない事。

しかもK-01はK-30はローパスフィルターを排除していないが、フィルターの効果を最小限にする工夫が施されている。なにも関わらず、この記事の写真はこーんなボケボケ写真。これだったら同じ1600万画素のローパスフィルターの効果がバッチリのK-5の写真よりも劣る気がする。

手元にあるCanon EOS30Dは800万画素だから、デフォルトのままの画像を等倍で表示しても使っているレンズが優秀な事もあり、かなりカッチリした絵になるが、画素数が倍以上あるEOS-7Dのレビュー記事の写真を見ると、同じレンズでもボンヤリしている。

いずれにせよこのレビュー記事内の写真の画質はかなり悪い。そこで、以前2度に渡りDA18-135mmを借りて使っていたので、自分の写真をじっくりと検討してみた。すると恐ろしい結果が出たのであった。

(あくまでも等倍表示でチェックして)、やっぱり画質が悪いんだ。いや、以前にもこのレンズはそんなに凄いとは思わないぞとネタにした事があったが、再確認出来た。このレンズを所持されている方には申し訳ないが、個人的好みで言えばDA17-70mmF4AL、そして今メインで使っているSigmaの17-70mmF2.8-4の方が画質は良いように思える。

となると、このK-30の長期レポートでの写真画質、F14と絞り過ぎであろうし、もしかするとボディ、レンズを要調整せねばならないかもしれなず、実際にはここまで悪くはないと思うが、これより良いとも言い切れないジレンマ。

ホント、ジレンマである。DA18-55mmとDA18-135mmはPentaxの中では標準的なズームレンズで多くのユーザーが愛用しているし、今後もK-30、K-5IIsのキットレンズとして販売される。でも、Pentaxユーザーとして本来は応援しなくちゃならないのにこの2本とも正直褒める気にはなれないレンズ。

本日の写真、レンズデータをご覧の通り、その問題のDA18-135mmを使っている。

焦点距離はこのレンズの美味しい部分であるだろう31mm(135換算で48mm、ほぼ標準レンズ)で、絞りはF14を通り越して確実に回折現象が起きるF16。ISO800、カスタムイメージはリバーサルフィルム、エクストラシャープネスを+2に設定している。どの設定もこの風景には悪い条件である。

※リバーサルフィルムの割にはコントラストが低い気がするが、PDCU4で確認したから間違いじゃない

これの幾つかの部分的な等倍写真をご覧になって頂きたい。F16まで絞り込んでも、ISO800でも、これに合わないエクストラシャープネスでも長期レポート記事よりも解像感は増し、違う絵である。この程度ならプリントしても問題はない。しかし良い描写をしているとも言えない。


参考1


参考2


参考3

Pentax Qでも似たような場所から都庁を撮影していて、遠目で見るとどっちもどっちと言う感がしないでもなく、色々と写真を漁っていたら、DA17-70mmでもこの辺りから撮影しているコマを発見した。せっかくなのでその写真も見て頂きたい。

ISO160、絞りF8、カスタムイメージは「鮮やか」で撮影していて上のDA18-135mm写真よりも遥かに有利な条件ではあるが、非常に綺麗に描写していた(ファインシャープネス+2)。


参考4


参考5


参考6


参考7


参考8


K-30とはセンサーが異なるので、一概には言えないが、K-30の長期レポートだけを見てそれを鵜呑みにするのは危険だ。記事のあの写真は駄目過ぎる。上述した幾つかの理由があるのだろうが、K-30の実力とは程遠いと感じている。

残念ながらDA17-70mmはボディとのセット、キットレンズ扱いでないので、DA18-55mm、DA18-135mmのレンズキットとしてカメラを買うのがリーズナブルであるが、DA18-55mm(I型とII型)、DA18-135mm、DA17-70mmの4本を実際に使用した身としては、DA17-70mmを一番にお勧めしたかったりする。

DA17-70mmの唯一の欠点は防塵、防滴機構でない事。でも雨の日や砂漠で使用しない限り、気にする事はない。

但し!、これらの見解はあくまでも等倍鑑賞した時のものであり、DA18-55mmの初期型でもDA18-135mmでも四つ切ワイドなら当たり前に写真として鑑賞に堪えられるくらいの解像感はあるし、A3ノビでもシャープネスを多少掛けてやれば、多くのコマは問題ないレベルである事をお断りしておく。

だからリンク先のK-30の長期レポートの全く解像していないあの写真でも絞りを1段開け、シャープネスを+2くらいに設定してやるだけで使えるコマになる筈だ。


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    都庁の周りにも こんな下町が残っていたのですね。
    すごい庁舎を建てておきならが、灯台元暗しですね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    東京に住んでいる人でも都庁の裏手がこんな下町風の家屋が多数あるなんて知らないと思います。ハッセルじいちゃんさんはブラタモリをご覧になっていると思いましたが、シーズン1の新宿で十二社(じゅうにそう)、その周辺がまさにこの西新宿であり、古い風景が広がっています。

    それとここから10分くらいでしょうかね、歩くと青梅街道に当たり、神田川の掛かる橋が、ヨドバシカメラの淀橋なんです(笑)。

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