2012年09月25日 00:00

Ricoh R6
※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。
「ロケハン」、ドラマや映画の製作前に撮影地を調査する、プロ集団のやる事だと思っちゃうが、アマチュアカメラマンだってロケハンはする。ある意味、最初に訪れた土地での撮影はロケハンと一緒。
「ロケハン」、ドラマや映画の製作前に撮影地を調査する、プロ集団のやる事だと思っちゃうが、アマチュアカメラマンだってロケハンはする。ある意味、最初に訪れた土地での撮影はロケハンと一緒。
インターネットなんてなかったフィルム時代、一発勝負で撮影しようと思うと、情報の収集は旅行雑誌や観光本、テレビの旅番組に頼るしかなかった。だから季節的なもの、春の桜とか秋の紅葉ともなると、本格的に撮ろうと思ったら事前にロケハンを行うカメラマンも多かったろう。
当時はフィルムだから写真を撮れば撮る程にお金が掛かるシステム(笑)、失敗は許されない。仲間と出掛ける時は半分は遊びだから行った土地で望んでいた景色を望めなくても、昼間からビールを煽りゃワイガヤで楽しいが、単独行での目的は写真以外にはなく、ならば当日ゲンナリするよりも事前にロケハンした方が、全てがスムーズに運ぶ。
勿論、ケチだからロケハンを目的とした旅なんてしない。ずっと以前、軽井沢に出掛けた時の事、車で2時間くらいだからと行った事のない八ヶ岳の山麓、清里周辺を観光。このついでの観光が常に私にとってのロケハンだった。
そして予期しない、新たな発見をする。軽井沢、八ヶ岳、清里、この辺は旅行雑誌にちょくちょく掲載されるかが、軽井沢と清里の間に佐久平と言う場所がある。ここは今もインターネットで「佐久平 観光」と検索を掛けたところで大した情報は出てこない。でも田んぼが広がり、とても牧歌的な町。
これを清里までの道中で知り、ここもついでにロケハンをしちゃう。また当時、軽井沢付近に都市銀行が無く、コンビニも無かった時代、小諸まで行かないとお金を下ろせなかった(笑)。ならば小諸の町も巡っちゃおう!。
そして復路。軽井沢に戻るので来た道を戻りながらふと思い出す。良く雑誌で紹介されている追分宿にも寄ってみようじゃないか・・・。そんなこんなで、ある年の軽井沢旅行では、丸一日掛けて、追分、佐久平、小諸、小淵沢、清里と5つもロケハンしちゃった。
当時は三泊、四泊の旅行なら、一日はそういう自由な日を設けて、周辺のロケハンを兼ねたドライブを良く楽しんでいた。カーナビもない時代、知らない場所ってワクワクする。道に迷ったら迷ったで、そのまま進んで行っちゃう。
人間って面白い。分岐点を間違えたりして、道に迷ったところは、無意識に誤った方向へ進むから、次に訪れた時でも同じ過ちを犯すから、特に分岐点を記憶する必要も無く・・・。
※軽井沢から西へ向かうと中軽井沢の少し先に追分があり、その先に佐久平、小諸。小諸からちょっと戻って延々と南下すると清里だから道に迷う事はあり得ないが(軽井沢から清里までは80キロくらい)・・・
道に迷ったと言えば、数年前、草津周辺をウロチョロしていた時、カーナビも見ずにテキト~に走っていたら、なんとコンクリートから人への象徴的な事業であった八ッ場ダムに着いちゃった。行ったではなく、まさに「着いちゃった」(笑)。まぁ草津から伊香保に抜ける道を走っていただけなので、単なる道中ではあるのだが・・・。
実はその時、そこが八ッ場ダムだとは知らなかった。大規模な工事をしていて、廃な物件が幾つかあるなぁ、そんな印象を持っただけ。地元の人に尋ねると、それはそれは秋には見事な紅葉を拝めると言う。多分、「八ッ場ダム」、この言葉は彼から発せられたのだろうが、知らないダム名を言われても記憶に残る筈も無く・・・。
その翌年だったと思う。テレビのニュースを見ていたら、見覚えのある風景が映った。「うん?、この風景、見た事があるぞ、デジャブーか?」・・・。いやいや、違う、前年に実際に訪れていたのだ。なるほど、あの時見た風景は話題の八ッ場ダムだったのか!。
すでに工事が再開されているようで、その時の記憶は全く役に立たないだろうが(チェックした廃屋ももうないだろうなぁ)、偶然がなければ八ッ場ダムなんて行かなかったし、今後も行く事はなかったろうから、旅の気ままな、ある意味無駄なドライブはカメラマンにとっては意外と情報として役立ったりする。
今年の夏季旅行でも、無駄に車を運転し続けていたので、今後本格的に撮影すると面白そうな場所を幾つか見つけている。今は入念なロケハンは必要ない。ほんのちょっと立ち寄っただけでも、地名さえ判っていれば、あとは自宅のパソコン上でロケハンが出来る。
私が求める風景の大半は観光地にはないので、情報は限られてしまうが、それでも有用な情報が皆無と言う訳でもない。町役場のホームページを開くだけでも様々な情報を掴める。むしろ情報が少なければ少ない程、マニアックな場所に違いなく、オンリーワンな風景に巡り合える確率が高い。
本日の写真はそのテキト~に道を走らせて見つけた自民党時代の八ッ場ダム。まだデジタル一眼レフを手にしておらず、当時の旅行用カメラであったRicoh R6(今もそうだが)で撮っている。
当時はフィルムだから写真を撮れば撮る程にお金が掛かるシステム(笑)、失敗は許されない。仲間と出掛ける時は半分は遊びだから行った土地で望んでいた景色を望めなくても、昼間からビールを煽りゃワイガヤで楽しいが、単独行での目的は写真以外にはなく、ならば当日ゲンナリするよりも事前にロケハンした方が、全てがスムーズに運ぶ。
勿論、ケチだからロケハンを目的とした旅なんてしない。ずっと以前、軽井沢に出掛けた時の事、車で2時間くらいだからと行った事のない八ヶ岳の山麓、清里周辺を観光。このついでの観光が常に私にとってのロケハンだった。
そして予期しない、新たな発見をする。軽井沢、八ヶ岳、清里、この辺は旅行雑誌にちょくちょく掲載されるかが、軽井沢と清里の間に佐久平と言う場所がある。ここは今もインターネットで「佐久平 観光」と検索を掛けたところで大した情報は出てこない。でも田んぼが広がり、とても牧歌的な町。
これを清里までの道中で知り、ここもついでにロケハンをしちゃう。また当時、軽井沢付近に都市銀行が無く、コンビニも無かった時代、小諸まで行かないとお金を下ろせなかった(笑)。ならば小諸の町も巡っちゃおう!。
そして復路。軽井沢に戻るので来た道を戻りながらふと思い出す。良く雑誌で紹介されている追分宿にも寄ってみようじゃないか・・・。そんなこんなで、ある年の軽井沢旅行では、丸一日掛けて、追分、佐久平、小諸、小淵沢、清里と5つもロケハンしちゃった。
当時は三泊、四泊の旅行なら、一日はそういう自由な日を設けて、周辺のロケハンを兼ねたドライブを良く楽しんでいた。カーナビもない時代、知らない場所ってワクワクする。道に迷ったら迷ったで、そのまま進んで行っちゃう。
人間って面白い。分岐点を間違えたりして、道に迷ったところは、無意識に誤った方向へ進むから、次に訪れた時でも同じ過ちを犯すから、特に分岐点を記憶する必要も無く・・・。
※軽井沢から西へ向かうと中軽井沢の少し先に追分があり、その先に佐久平、小諸。小諸からちょっと戻って延々と南下すると清里だから道に迷う事はあり得ないが(軽井沢から清里までは80キロくらい)・・・
道に迷ったと言えば、数年前、草津周辺をウロチョロしていた時、カーナビも見ずにテキト~に走っていたら、なんとコンクリートから人への象徴的な事業であった八ッ場ダムに着いちゃった。行ったではなく、まさに「着いちゃった」(笑)。まぁ草津から伊香保に抜ける道を走っていただけなので、単なる道中ではあるのだが・・・。
実はその時、そこが八ッ場ダムだとは知らなかった。大規模な工事をしていて、廃な物件が幾つかあるなぁ、そんな印象を持っただけ。地元の人に尋ねると、それはそれは秋には見事な紅葉を拝めると言う。多分、「八ッ場ダム」、この言葉は彼から発せられたのだろうが、知らないダム名を言われても記憶に残る筈も無く・・・。
その翌年だったと思う。テレビのニュースを見ていたら、見覚えのある風景が映った。「うん?、この風景、見た事があるぞ、デジャブーか?」・・・。いやいや、違う、前年に実際に訪れていたのだ。なるほど、あの時見た風景は話題の八ッ場ダムだったのか!。
すでに工事が再開されているようで、その時の記憶は全く役に立たないだろうが(チェックした廃屋ももうないだろうなぁ)、偶然がなければ八ッ場ダムなんて行かなかったし、今後も行く事はなかったろうから、旅の気ままな、ある意味無駄なドライブはカメラマンにとっては意外と情報として役立ったりする。
今年の夏季旅行でも、無駄に車を運転し続けていたので、今後本格的に撮影すると面白そうな場所を幾つか見つけている。今は入念なロケハンは必要ない。ほんのちょっと立ち寄っただけでも、地名さえ判っていれば、あとは自宅のパソコン上でロケハンが出来る。
私が求める風景の大半は観光地にはないので、情報は限られてしまうが、それでも有用な情報が皆無と言う訳でもない。町役場のホームページを開くだけでも様々な情報を掴める。むしろ情報が少なければ少ない程、マニアックな場所に違いなく、オンリーワンな風景に巡り合える確率が高い。
本日の写真はそのテキト~に道を走らせて見つけた自民党時代の八ッ場ダム。まだデジタル一眼レフを手にしておらず、当時の旅行用カメラであったRicoh R6(今もそうだが)で撮っている。

にほんブログ村のランキングに参加中です
コメント
ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc
八ツ場ダム 結局どうなるのでしょうね。
この写真は ダム建設のための道路作りですよね。
このまま 廃になるのでしょうか。
貴重な一枚ですね。
此方では 至るところで、新名神の工事を行なってますが、この歳なので全線開通は見れないです^^;
( 2012年09月26日 09:47 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> ハッセルじいちゃん さん
確かこれに掛かる橋、道路は完成している筈です。ニュースで底から見る紅葉が素敵だの言っていたような記憶があるんです。
また、この橋脚じゃないと思いますが、他に十字架に見える橋脚があるらしく、そのデザインだけでも賛否あったそうです。
時に大阪駅周辺の大規模な再開発は終了したんでしょうかね。出張で良く訪れていた頃の町並みはもうないんでしょうねぇ。
( 2012年09月26日 23:05 )
i.Marks | URL | -
今想うと!
こんにちは、自分もよく小淵沢から清里、佐久平へ抜け(当時は本当に佐久の高速あたりは何もなかったですね)
軽井沢、草津へとの旅行をしてましたがこうしてBigDaddy さんの写真を見ると草津長野原口で大型ダンプが
繁盛に行き来して渋滞してたのはこの八ッ場ダムの工事車両が現因だったんですね!
( 2012年09月27日 12:09 )
BigDaddy | URL | -
> i.Marks さん
前原さんでしたっけ?、テレビニュースでここを訪れて中止と叫んでいたのは・・・。その時初めてダム名を知りましたからねぇ、当時はダンプが走っていても i.Marksさんをはじめ、皆さんなんのこっちゃ?、って感じだったのでしょう。
昔は軽井沢にも佐久周辺には高速が無かったんですよね。東京から軽井沢へは高崎で降りて、碓井の峠を登る・・・。だから一般道を走るしかなく、となると寄り道状態です(笑)。佐久平は牧歌的で良かったです。当時のロケハンの記憶を元に、一昨年訪れまして、里山撮り放題でしたよ。
( 2012年09月28日 00:05 )
コメントの投稿