2011年10月30日 00:00

Pentax K-7, Sigma Zoom70-210mmF4-5.6
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このネタも今更と言う気もするが、現時点でK-7を買うかK-5を買うかで悩まれている方もきっといらっしゃる。またPentaxのカメラには今まで興味が無かったけど、うちのブログを読んで使ってみようかなと思われているカメラマンもいるかもしれず・・・。
このネタも今更と言う気もするが、現時点でK-7を買うかK-5を買うかで悩まれている方もきっといらっしゃる。またPentaxのカメラには今まで興味が無かったけど、うちのブログを読んで使ってみようかなと思われているカメラマンもいるかもしれず・・・。
スペックはPentaxのサイトを、実写レビューはその手のレビューサイトを、そして使い勝手に関してはうちの過去の記事を参考にして頂きたい。
Pentax K-5のFXボタンの妙
Pentax K-5の5つのユーザーモード
Pentax K-5のデジタルフィルタ
Pentax K-5のファインシャープネスとエクストラシャープネス
Pentax K-5のシャッター音
Pentax K-5の超高感度域
これらを踏まえて総合的に見ればいわずもがな、K-5の圧勝。大相撲にたとえればK-5が白鵬、K-7が日馬富士と言ったところか?。日馬富士も大関だから強いのだが、ここぞと言う時に必ず負けちゃう。古い世代の方なら北の湖がK-5で、貴ノ花がK-7と言った方が判りやすいかもしれない(K-7は輪島にもなれない)。
とは言え、値段の差がある。K-5は中古市場でも強気で1ヶ月で5千円も値下がった新品とほとんど変わらないから旨味がない。K-7はK-5の約半値で買えちゃう。価格.com等を見ていると「中古のK-7を狙い、新品のK-5との差額分でレンズを買う、それも1つの選択肢である」と言う方も多い。
確かにその通り。K-5の利点は超高感度域に強い、これに尽きる。だから自然風景やポートレート、その手の低感度ISOしか使わないようなカメラマンは特にK-5が必要ではない。また「K-7のISO100の画質はK-5に勝る」、これはPentaxカメラの開発者もサポートマンも言及している事。
どうも真相は、超高感度はISO12800くらいで十分、本当は最低感度をISO50、これを実現したかったらしいが、SonyのセンサーがISO50だとどうにもならず、ならばやってやれない事は無い!、ってんで、低感度の画質をある程度捨てて、超高感度のISO51200を実現したとか・・・。もしかすると今の技術ならK20D、K-7のセンサーの方がISO50を実現出来たのかも。
※個人差があるだろうが、K-7のISO100の画質が優れているのなら同じセンサーを使っているK20DのISO100の画質も優れている事になる(味付けが異なるので優れた素質を持っていると言うのが正しいだろうか)
K-5とK-7のISO100での画質を比較した事がないので何とも言えないが、大きくプリントした時にしかその差が現れないかもしれないし、お手頃のA4プリントでも違いが判るかも知れず・・・。これは価格.comの常連さんにテストして貰うしかないかもしれない。
ただ、感覚的にはK20DでもK-7でもK-5でもISO100、200で撮影した写真に関しては文句を付けるところはないと言って良いだろう。恐らく変わってくるのはISO400以上なんだと思う。
K-5で進化したと言えばもう1つ、AF性能。動体予測AFでは明らかにK-7が劣っている。これはK-5が優れているのではない。他社と比較したらようやく追いついたのがK-5、だからK-7が他社よりも著しく劣っているのだ。
もうすぐ駅、速度を落として向かってくるローカル線をK-7で狙っても3~4コマくらいしかシャッターが切れない。連写スピードはそこそこあるのに動いている被写体に対してピントが合ってくれないからシャッターが下りないのだ。しかもシャッターが切れても確実にピントが合っているとは限らず、AF速度に加え、精度の問題もある。
勿論、完全なピンボケ写真を量産する事はないのだが、A4サイズならオーケーだけどA3ノビまで伸ばすとちょっとピントが甘いのが判っちゃう、くらいのレベル。その程度のレベルと言うべきか、A3ノビが実現できないのか!、と嘆くべきか・・・。
つまりK-7は(これは昔からPentaxカメラ全体に言われている事でもあるが)静物を狙うのに適したカメラであるって事。ネイチャーや里山の風景、はたまた花選科や、動きの少ないポートレートに適していて、鉄道やモータースポーツ、鳥専科、この辺の撮影には不向きだ。
しかしこれは物は言いようで、静物を狙うのに適している・・・、こんなの当たり前。CanonでもNikonでもSonyでもOlympusでも静物だったら失敗は無い。失敗したらそれは世に出しちゃいけないカメラだ。他社から乗り換えようと思われている方はこれをどう考えるか。
Pentaxが考える色味、独特のカスタムイメージである雅(みやび)、リバーサルフィルム、ほのか、銀残し(銀残しはK-7では現像ソフトで実現させる)、これらを使いたいのであればK-5も含めて乗り換えには賛成だが、PhotoshopやLightroomで写真を仕上げる方には意味がない。
※ちなみにPentax関係者はK-7の場合、ISO100でリバーサルフィルム(ベルビアを模倣していると言われている)、ダイナミックレンジ拡大オフ、シャドー補正オフ、これが一番美しいと言い、K-5もその描写には勝てないと断言している
これはK-5、K-7以外のPentaxの旧タイプのデジタル一眼レフをお持ちの方にも同じ事が言え、動く被写体ばかりを狙うのだったら、K-7は止めた方が良いし、K-5に加えて他社のカメラも選択肢に加えるべきかもしれない。一応弁護すると、K-5の動体予測AFに関してのテストは行っていないが、海外のテストサイトを含め、様々なページを見る限り、Canon EOS60D, Nikon D7000と同等のようだ。
以下、他社のカメラに目もくれず、とにかくK-5かK-7のどちらかにするんだ!、と言う方へ。
先日も述べたがK-7とK-5はボディ筐体が同じなので兄弟機のように感じてしまうがこれは誤り。K-7はあくまでもK20Dをその時点でメーカーの開発陣が持てる力全てを注ぎ込んで最良になるように改造したカメラである。
確かに一部仕様は欠陥と言われても仕方がないが、K20Dと比較して劣っているのはISO2200からの超高感度ISOの画質だけ。他はK20Dを上回った性能を持っている。
だから現状、K10D、K20D、もしくはK-m、K-xなどでそこそこ満足されている方は価格.comでの意見、「中古のK-7を買って浮いたお金をレンズに回す」、これは非常に賢い。しかし、それらに不満を持っているのならK-7よりもK-5の方が良いだろう。
本日の写真、K-7を使っている。残念ながらリバーサルフィルムモードでの撮影ではないが、Lightroomのプリセット、ポジプリント風を利用して現像してみた。
勝手な理屈だが、この手の写真、本来はレンズを絞り込んで撮影すると思う。でも夕焼けを逆光で狙っており、フレームされていないが太陽が照っており、半逆光くらいか?。ボヤッとした雰囲気を出したかったのであえて絞り開放を使って撮影している。自己満足ではあるが、思惑通り。
Pentax K-5のFXボタンの妙
Pentax K-5の5つのユーザーモード
Pentax K-5のデジタルフィルタ
Pentax K-5のファインシャープネスとエクストラシャープネス
Pentax K-5のシャッター音
Pentax K-5の超高感度域
これらを踏まえて総合的に見ればいわずもがな、K-5の圧勝。大相撲にたとえればK-5が白鵬、K-7が日馬富士と言ったところか?。日馬富士も大関だから強いのだが、ここぞと言う時に必ず負けちゃう。古い世代の方なら北の湖がK-5で、貴ノ花がK-7と言った方が判りやすいかもしれない(K-7は輪島にもなれない)。
とは言え、値段の差がある。K-5は中古市場でも強気で1ヶ月で5千円も値下がった新品とほとんど変わらないから旨味がない。K-7はK-5の約半値で買えちゃう。価格.com等を見ていると「中古のK-7を狙い、新品のK-5との差額分でレンズを買う、それも1つの選択肢である」と言う方も多い。
確かにその通り。K-5の利点は超高感度域に強い、これに尽きる。だから自然風景やポートレート、その手の低感度ISOしか使わないようなカメラマンは特にK-5が必要ではない。また「K-7のISO100の画質はK-5に勝る」、これはPentaxカメラの開発者もサポートマンも言及している事。
どうも真相は、超高感度はISO12800くらいで十分、本当は最低感度をISO50、これを実現したかったらしいが、SonyのセンサーがISO50だとどうにもならず、ならばやってやれない事は無い!、ってんで、低感度の画質をある程度捨てて、超高感度のISO51200を実現したとか・・・。もしかすると今の技術ならK20D、K-7のセンサーの方がISO50を実現出来たのかも。
※個人差があるだろうが、K-7のISO100の画質が優れているのなら同じセンサーを使っているK20DのISO100の画質も優れている事になる(味付けが異なるので優れた素質を持っていると言うのが正しいだろうか)
K-5とK-7のISO100での画質を比較した事がないので何とも言えないが、大きくプリントした時にしかその差が現れないかもしれないし、お手頃のA4プリントでも違いが判るかも知れず・・・。これは価格.comの常連さんにテストして貰うしかないかもしれない。
ただ、感覚的にはK20DでもK-7でもK-5でもISO100、200で撮影した写真に関しては文句を付けるところはないと言って良いだろう。恐らく変わってくるのはISO400以上なんだと思う。
K-5で進化したと言えばもう1つ、AF性能。動体予測AFでは明らかにK-7が劣っている。これはK-5が優れているのではない。他社と比較したらようやく追いついたのがK-5、だからK-7が他社よりも著しく劣っているのだ。
もうすぐ駅、速度を落として向かってくるローカル線をK-7で狙っても3~4コマくらいしかシャッターが切れない。連写スピードはそこそこあるのに動いている被写体に対してピントが合ってくれないからシャッターが下りないのだ。しかもシャッターが切れても確実にピントが合っているとは限らず、AF速度に加え、精度の問題もある。
勿論、完全なピンボケ写真を量産する事はないのだが、A4サイズならオーケーだけどA3ノビまで伸ばすとちょっとピントが甘いのが判っちゃう、くらいのレベル。その程度のレベルと言うべきか、A3ノビが実現できないのか!、と嘆くべきか・・・。
つまりK-7は(これは昔からPentaxカメラ全体に言われている事でもあるが)静物を狙うのに適したカメラであるって事。ネイチャーや里山の風景、はたまた花選科や、動きの少ないポートレートに適していて、鉄道やモータースポーツ、鳥専科、この辺の撮影には不向きだ。
しかしこれは物は言いようで、静物を狙うのに適している・・・、こんなの当たり前。CanonでもNikonでもSonyでもOlympusでも静物だったら失敗は無い。失敗したらそれは世に出しちゃいけないカメラだ。他社から乗り換えようと思われている方はこれをどう考えるか。
Pentaxが考える色味、独特のカスタムイメージである雅(みやび)、リバーサルフィルム、ほのか、銀残し(銀残しはK-7では現像ソフトで実現させる)、これらを使いたいのであればK-5も含めて乗り換えには賛成だが、PhotoshopやLightroomで写真を仕上げる方には意味がない。
※ちなみにPentax関係者はK-7の場合、ISO100でリバーサルフィルム(ベルビアを模倣していると言われている)、ダイナミックレンジ拡大オフ、シャドー補正オフ、これが一番美しいと言い、K-5もその描写には勝てないと断言している
これはK-5、K-7以外のPentaxの旧タイプのデジタル一眼レフをお持ちの方にも同じ事が言え、動く被写体ばかりを狙うのだったら、K-7は止めた方が良いし、K-5に加えて他社のカメラも選択肢に加えるべきかもしれない。一応弁護すると、K-5の動体予測AFに関してのテストは行っていないが、海外のテストサイトを含め、様々なページを見る限り、Canon EOS60D, Nikon D7000と同等のようだ。
以下、他社のカメラに目もくれず、とにかくK-5かK-7のどちらかにするんだ!、と言う方へ。
先日も述べたがK-7とK-5はボディ筐体が同じなので兄弟機のように感じてしまうがこれは誤り。K-7はあくまでもK20Dをその時点でメーカーの開発陣が持てる力全てを注ぎ込んで最良になるように改造したカメラである。
確かに一部仕様は欠陥と言われても仕方がないが、K20Dと比較して劣っているのはISO2200からの超高感度ISOの画質だけ。他はK20Dを上回った性能を持っている。
だから現状、K10D、K20D、もしくはK-m、K-xなどでそこそこ満足されている方は価格.comでの意見、「中古のK-7を買って浮いたお金をレンズに回す」、これは非常に賢い。しかし、それらに不満を持っているのならK-7よりもK-5の方が良いだろう。
本日の写真、K-7を使っている。残念ながらリバーサルフィルムモードでの撮影ではないが、Lightroomのプリセット、ポジプリント風を利用して現像してみた。
勝手な理屈だが、この手の写真、本来はレンズを絞り込んで撮影すると思う。でも夕焼けを逆光で狙っており、フレームされていないが太陽が照っており、半逆光くらいか?。ボヤッとした雰囲気を出したかったのであえて絞り開放を使って撮影している。自己満足ではあるが、思惑通り。

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