2011年10月25日 00:00

Pentax K-5, SMC DA18-135mmF3.5-5.6ED
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Pentaxの一眼レフにはユーザーモードがある。好みのカスタムイメージやISO感度、ドライブモード、ストロボ設定などを登録すればモードダイヤルをUserにセットするだけで瞬時でそれを呼び出せる・・・。
Pentaxの一眼レフにはユーザーモードがある。好みのカスタムイメージやISO感度、ドライブモード、ストロボ設定などを登録すればモードダイヤルをUserにセットするだけで瞬時でそれを呼び出せる・・・。
ところがK20Dまでのカメラは内部メモリの容量に余裕が無かったのだろう。登録出来る内容がほんの僅かしかなく、果たしてこれをしっかりと利用しているカメラマンがいるのか疑問だった。私も色々とやってみたが、結局はほとんど使用しなかった。
K-7になって登録出来る内容がK20Dと比較し、遥かに多くなった。なるほど、カタログスペックには現れない進化とはこういうもの。そう、カタログスペック、写真を撮る、それだけに言及すればK20DとK-7は大差ない。でもカタログスペックに現れない部分でK-7はK20Dを遥かに凌駕する力を持っている。K-7を残してK20DとK10Dを売ったのは正にそういう理由なのだ。
現在うちのK-7は通常のモードではカスタムイメージに「雅(みやび)」を利用し、その雅のセッティングは高コントラストになるようにしている。以前にも述べたがK-7はISO感度や風景によって、やたらにシャドー部が粘ってくれちゃって、肉眼で影で黒くなっている部分もかなり明るく写ってしまう。それがどうも嫌なのだ。
しかし、そうは言ってられない時もある。背景との輝度差がとってもある風景。逆光の路地裏とか、順光でもビルの陰に被写体があるような場合。撮りたい風景に露出を合わせたら空は真っ白く飛ぶ、反対に空に露出を合わせると被写体が黒く沈む・・・。
Pentax K-7ではハイライトのダイナミックレンジを1EV、シャドー部はシャドー補正と言う項目で暗部をぐっと持ち上げてくれる機能があり、それを使えば空もそこそこ青く、陰になっている部分もしっかりと風景として存在するような写真を撮れる(HDRとは別物)。
だからハイライトダイナミックレンジ拡大をオン、シャドー補正を設定し、それをユーザーモードに登録している。さらにコントラストがついちゃ元も子もないので、普段の高コントラストに設定している雅の設定をデフォルトに戻した状態で登録しているのだ。
これは非常に便利。普段は高コントラストにしている雅を使い、逆光や空を含めて暗い場所での撮影では低コントラストの雅、ハイライトとシャドー部のダイナミックレンジを広げた状態にしたユーザーモードを利用すればおおよその風景はそこそこ満足したものが保存される。
そしてこのK-7のユーザーモードの凄いところは1つのカスタムイメージだけが登録、設定されるのでなく、他の「鮮やか、ナチュラル、人物、風景、ほのか、リバーサルフィルム、モノクロ」、これもそれぞれの設定値を記憶してくれる。
つまりユーザーは通常のモードとユーザーモードの2つの切り替える事によって7種類のカスタムイメージx2、計14パターンを利用出来るようになる。私は通常モードではカスタムイメージ全てが高コントラストになるように、ユーザーモードではそれが全てダイナミックレンジを広げ低コントラストになるようにしている。
※ユーザーモードは単にカスタムイメージだけを設定するだけではなく、他にも使い方は色々ある
そしてK-5からはこのユーザーモードを5つ登録出来るようになった。実はこれ、購入して初めて知った機能、「へぇ!、5つも登録出来るのかよ!」とビックラこいた浦島太郎さん・・・。
そこでUser1にはK-7の通常モード同様に全てのカスタムイメージを高コントラスト、ローキーにした内容をセットしていて、普段はこれを使っている。
User2はK-7にセットしたUserモードと同じく、輝度差が大きく、どちらかの露出を優先するとハイライトが飛んだりシャドーが潰れたりする風景をどうにかしたい場合、例えば青い空に日陰になっている路地裏、そんな風景に使う為にダイナミックレンジ拡大に低コントラスト設定にしている。
User3は暗がり、廃墟専用で彩度とシャープを通常よりも落とした内容をセットしている。彩度とシャープが弱ければ高感度時ノイズが出にくいので高感度~超高感度を使わざるを得ないシチュエーション用とでも言おうか。またここでは最高感度をISO4800に設定している(他のuser設定ではISO3200を上限にしている)。
User4はK-5から新たに加わった手持ちHDR撮影機能を登録。これはUser2の設定のまま、さらにHDRさせ、輝度差をほぼ人間の肉眼のようにしたような設定とでも言おうか。
今のところUser5は未登録だが、動体撮影に適した設定か、安レンズ、糞レンズ用にシャープを強烈に効かしたカスタムイメージを登録しようか、思案中・・・。
本日の写真、そのユーザーモードを利用した1枚・・・、と言いたいところだが、このところあんまり写真を撮っておらず、今回もまた昨年の借り物K-5でのコマを掲載している。
これは廃アパートだろうか?。建物そのものはまだしっかりとしているが、この界隈は空き地も多く、取り壊し、建替えを待っている、そんな雰囲気のアパートだった。数年後、また昭和アパートが一軒消える。
K-7になって登録出来る内容がK20Dと比較し、遥かに多くなった。なるほど、カタログスペックには現れない進化とはこういうもの。そう、カタログスペック、写真を撮る、それだけに言及すればK20DとK-7は大差ない。でもカタログスペックに現れない部分でK-7はK20Dを遥かに凌駕する力を持っている。K-7を残してK20DとK10Dを売ったのは正にそういう理由なのだ。
現在うちのK-7は通常のモードではカスタムイメージに「雅(みやび)」を利用し、その雅のセッティングは高コントラストになるようにしている。以前にも述べたがK-7はISO感度や風景によって、やたらにシャドー部が粘ってくれちゃって、肉眼で影で黒くなっている部分もかなり明るく写ってしまう。それがどうも嫌なのだ。
しかし、そうは言ってられない時もある。背景との輝度差がとってもある風景。逆光の路地裏とか、順光でもビルの陰に被写体があるような場合。撮りたい風景に露出を合わせたら空は真っ白く飛ぶ、反対に空に露出を合わせると被写体が黒く沈む・・・。
Pentax K-7ではハイライトのダイナミックレンジを1EV、シャドー部はシャドー補正と言う項目で暗部をぐっと持ち上げてくれる機能があり、それを使えば空もそこそこ青く、陰になっている部分もしっかりと風景として存在するような写真を撮れる(HDRとは別物)。
だからハイライトダイナミックレンジ拡大をオン、シャドー補正を設定し、それをユーザーモードに登録している。さらにコントラストがついちゃ元も子もないので、普段の高コントラストに設定している雅の設定をデフォルトに戻した状態で登録しているのだ。
これは非常に便利。普段は高コントラストにしている雅を使い、逆光や空を含めて暗い場所での撮影では低コントラストの雅、ハイライトとシャドー部のダイナミックレンジを広げた状態にしたユーザーモードを利用すればおおよその風景はそこそこ満足したものが保存される。
そしてこのK-7のユーザーモードの凄いところは1つのカスタムイメージだけが登録、設定されるのでなく、他の「鮮やか、ナチュラル、人物、風景、ほのか、リバーサルフィルム、モノクロ」、これもそれぞれの設定値を記憶してくれる。
つまりユーザーは通常のモードとユーザーモードの2つの切り替える事によって7種類のカスタムイメージx2、計14パターンを利用出来るようになる。私は通常モードではカスタムイメージ全てが高コントラストになるように、ユーザーモードではそれが全てダイナミックレンジを広げ低コントラストになるようにしている。
※ユーザーモードは単にカスタムイメージだけを設定するだけではなく、他にも使い方は色々ある
そしてK-5からはこのユーザーモードを5つ登録出来るようになった。実はこれ、購入して初めて知った機能、「へぇ!、5つも登録出来るのかよ!」とビックラこいた浦島太郎さん・・・。
そこでUser1にはK-7の通常モード同様に全てのカスタムイメージを高コントラスト、ローキーにした内容をセットしていて、普段はこれを使っている。
User2はK-7にセットしたUserモードと同じく、輝度差が大きく、どちらかの露出を優先するとハイライトが飛んだりシャドーが潰れたりする風景をどうにかしたい場合、例えば青い空に日陰になっている路地裏、そんな風景に使う為にダイナミックレンジ拡大に低コントラスト設定にしている。
User3は暗がり、廃墟専用で彩度とシャープを通常よりも落とした内容をセットしている。彩度とシャープが弱ければ高感度時ノイズが出にくいので高感度~超高感度を使わざるを得ないシチュエーション用とでも言おうか。またここでは最高感度をISO4800に設定している(他のuser設定ではISO3200を上限にしている)。
User4はK-5から新たに加わった手持ちHDR撮影機能を登録。これはUser2の設定のまま、さらにHDRさせ、輝度差をほぼ人間の肉眼のようにしたような設定とでも言おうか。
今のところUser5は未登録だが、動体撮影に適した設定か、安レンズ、糞レンズ用にシャープを強烈に効かしたカスタムイメージを登録しようか、思案中・・・。
本日の写真、そのユーザーモードを利用した1枚・・・、と言いたいところだが、このところあんまり写真を撮っておらず、今回もまた昨年の借り物K-5でのコマを掲載している。
これは廃アパートだろうか?。建物そのものはまだしっかりとしているが、この界隈は空き地も多く、取り壊し、建替えを待っている、そんな雰囲気のアパートだった。数年後、また昭和アパートが一軒消える。

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コメント
ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc
管理物件な様ですね。
鍵だけでは不法侵入が心配なのか、テープまで貼ってますね。 これで安心!(^^)
( 2011年10月25日 11:22 [Edit] )
マーク | URL | -
BigDaddyさんはK-5を導入しても、大きいグリップのK20Dは使い続けるのかな?
なんて勝手に思っていたんですが、そういう訳なんですね(笑)
しかし、K-5を一気に2台というのは驚きました^^
僕が難しいと常々感じているのが、白とびとの格闘です^^;
フォーサーズはセンサーが小さいからよけいなのかな?と思ってるんですが、
気に入っているカメラなので、まぁ仕方がないかな~と思ってます。
あと今更なんですが、暫く前になって、K20DのD-Rangeという機能を知り使い始めました。
( 2011年10月25日 21:32 )
BigDaddy | URL | -
> ハッセルじいちゃんさん
あっ、確かにテープがちょこんと貼られていますね(笑)。
この手のアパートって家主さんが取り壊すお金を払うのが嫌という事で、わざと1人、2人だけ住まわせて、固定資産税だけを家賃で賄うなんてパターンが多いようですが、ここは完全に誰も住んでいないのでしょうね。
となるとやがて壊される時が来ると言う事になるんだと思います。
( 2011年10月26日 00:41 )
BigDaddy | URL | -
> マークさん
K20Dの欠点は2つあります。1つはK-5、K-7と使い勝手が全く異なる点で、K-5やK-7をメインにするとサブとして使い辛いってのがあります。またもう1つは先日も書いた通り、電子接点のない古いレンズ使用時のハイパーマニュアルの連動範囲が狭く、その手のレンズを使う際、誤った露出をセットしてしまい使い辛い点です。
その辺ですね。またK20Dを残したら来年はほぼ下取り額なんてないでしょうから、売らざるを得ませんでした。
白飛びは何もolympusだけでなくどんなメーカーにも言えると思います。白飛びは何をやっても救えませんが、黒潰れは現像、レタッチソフトで救える事が多いので、やはり撮影中に気をつけるしかないですよね。
私は輝度差の多い風景では、明るい部分だけの露出を計り、それで+1~+1.5EVにしてそのまま構図を整えて写真を撮ります。当然、暗い部分は潰れますが、それは現像で救っていますねぇ。
( 2011年10月26日 00:49 )
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