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Pentaxのカメラは無事だった

2011年10月09日 00:00

トマトが食いたくなる図

トマトが食いたくなる図

Pentax K20D, Tamron 17-50mmF2.8 XR DiII

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ,プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



先日、オートフォーカス調節の為、PentaxにK-7、K20D、K10Dを持ち込んだ。そもそも9月11日の記事の通り、うちのカメラがTamron 17-50mmF2.8(A16)では前ピンになる、そんな現象があった。結局、A16は返品したのだが・・・。

その時、お店に在庫していたK-5とK20Dで返品したレンズをチェックして貰ったところ許容範囲であった。となると自分のカメラをちょっぴり疑っちゃう。お店の人は「いや、ボディじゃないですよ。他のレンズは大丈夫なのだから」と言ってはくれたが、カメラは疑ったら最後、徹底的に調査しないと精神衛生上悪い。

結論を書いちゃおう。

「K-7もK20Dも問題無し、11点の測距点全て社内規格のスペックを満たしている。K10Dは測距点によって若干のばらつきがあるが、特に故障と言う程ではない」

となるとどういう事が考えられるか?。あの返品したレンズでもちゃんと合焦してくれるPentaxのカメラがあると言う現実(お店在庫のK20Dではしっかりと合焦していた)・・・。

でもこれはやはりTamronの作るレンズが悪いんだと思う。我々はこの手の事を「個体差」、「相性」と言う2つの言葉で片付けちゃうが、要するに個体差だろうが相性だろうが欠陥品は欠陥品。しかもサードパーティメーカーであるのなら、各メーカーのカメラの規格にばっちり合わせられないのだったら製品として成立しないと思う。

勿論これはTamronだけでなくSigmaにも言える事。どうもSigmaのレンズも個体差やら相性やらでユーザーからの苦情が結構あるらしい。Sigmaに何度も調整を出しているのに精度が悪い、そんなカメラマンのブログを見る事もある。

うちのSigmaの3本のレンズは運が良かったのか、手持ちのPetnaxカメラと相性が良かったのか、オートフォーカスに関しては全く問題がなかったし、同じTamronでも高倍率ズームの18-200mmもAF機能はほぼ正常だ(レンズ微調整で-2かな?)。でもこう言った外の声を聞いているとかなり不安になってくる。

フィルムの厚み、これは光学レンズ設計者からすると無茶苦茶分厚いらしい。だからフィルムだと多少のピントの誤差であれば許容範囲。しかしCCDやCMOSと言ったデジタルカメラのセンサーは反対に無茶苦茶薄いらしい。だからフィルム時代は甘い精度でも問題がなかったのに、デジタル時代になって(像面湾曲含め)こう言った問題が多く起こるようになったようだ。

ではやはり純正に越した事はないのか?。それがそうも行かない。何度も借りているDA17-70mmF4AL。実は望遠側、60~70mmくらいで解像していない、これは解像度じゃなくピントが甘いんじゃなかろうか?、そう思って、レンズのオーナーさんに今度ちょうど新宿のPentaxに行くから見て貰うからねぇ~・・・。

結果どうだったか言うと、レンズを駆動するSDM(超音波モーター)の不具合。確実に70mm側でピントが甘くなると言う。あらっ、やっぱりそうじゃん!。ちなみにこのレンズ、Petnaxに持ち込んだのは9月初旬、購入して1ヶ月程度の新品である。そう、カメラメーカーの純正のレンズであってもそういう事がある。

今回はたまたまおかしいと気付いたが、もしかすると純正だろうがサードパーティ製だろうが、こんなもんだろうと気付かないで使っている人、相当数いると思う。

オートフォーカス機構はすでに30年近い歴史がある。日本のカメラのオートフォーカスがおかしい訳じゃない。ピンボケ写真を作ってしまうのは自分が測距方法、測距点を間違えたからに違いない、そう思っちゃう。でも実際には工業製品だからそうじゃない。

今後皆さんも1枚でも妙な写真が撮れたら、自分の腕を疑うのでなく、レンズ、もしくはカメラ本体を疑った方が良いと思う。Pentaxの場合、保証が切れたボディ、レンズでもその場で調整が効くものは無料~千円ちょっとで調節してくれる。うちのカメラ、K-7でさえ8月に保証が切れちゃったので、全機種保証無しであるが、先月、全カメラの点検、調整を無料で行って頂いている。

※実際のところK10Dは発売から5年経過で来年には欠品する部品も出てくる事もあるようで今後はどうなるか・・・。

Nikonは知らないが、その辺はCanonよりもユーザーに対して優しいのがPentax。Canonはやたらに金を取るからねぇ(笑)。少なくともフィルム時代のCanonはそうだった。

本日の写真、たったの2時間、枚数にして200枚ちょっと、それだけしか付き合いのなかったTamron 17-50mmF2.8(A16)でのコマ。焦点距離は34mm、APS-Cだからちょうど標準域、135換算で51mm相当。絞りはF4。これくらいだとばっちりピントは合うし、解像度も満足。

だからホントにあのレンズは勿体無い、惜しい!。うちのカメラと相性の良いA16を探す旅にでも出てみようかとふと思ったりもする(まぁ28-75mmF2.8の方が確実性はあろうが)。


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コメント

  1. ゆたか | URL | LkZag.iM

    こんにちは。

    私のK-7も一度点検に出しましたが、どうもAFよりも露出が怪しい感じです。

    暗いところに引っ張られると明るくなりすぎるようです。

    K-5より明らかに1段は明るいようです。アンダー目が好きなせいもあるのですが。

    露出は後で何とでもなるのですが、AFは困りますよね。

  2. ハンドル職人 | URL | Ko3VlV3g

    こんばんは!

    BigDaddyさん、こんばんは!

    だいぶご無沙汰をしてしまいました。
    私のブログのほうもなかなか更新できない毎日ですが、今後ともよろしくお願いします。

  3. BigDaddy | URL | -

    > ゆたかさん

    K-7とK-5が暗いところでオーバーになる現象、これは1つ原因があります。私もおかしいで!、と調整をお願いしたところ、うちで使っているレンズがpentaxの基準レンズ(50mmの絞りF8)よりも光を集められない。透過率とか濁りなのでしょうかね。

    受け売りですが、本来、絞りF8にするとF8の光が入るところ、例えばF11の光しか入らず、結果、多分割測光が、「うちの基準値よりも1段暗い光しか入って来ないじゃないか!」と言う事で、勝手に1段オーバーにしてしまうそうです。要するに大きなお世話をしてくれちゃうようで(笑)。

    ちなみにうちのsigma17-70mmはpentaxの基準レンズよりも半段ずれていて、結果、特に暗い場所では+半段オーバーになります。K20Dで-1EV補正するような場所だったらK-7やK-5では-1.5EVになるんです。DA17-70mmも基準レンズよりも1/3段ずれていて、やっぱりK20Dとは半段ずらした方が私は好みでしたね。

    それが不愉快なら、スポット測光か中央重点を使うしかないなんて言われています。

    勿論カメラ本体の露出が狂っている可能性もありますが、一度調整に出されている訳で、その辺もチェックもしていると思うので恐らくレンズなのではないでしょうか。



  4. BigDaddy | URL | -

    > ハンドル職人さん

    こちらこそ今後とも宜しくお願いします。

    私も最近は皆さんのところ、2日ないしは3日に1度くらいの割合でしか訪れる事が出来ません。お互い、頑張り過ぎても疲れるだけですから、気楽に行きましょう!。

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