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フォトスローライフ、24mmレンズ1本勝負

2011年10月07日 00:00

昭和風景

昭和風景

Pentax K10D, SMC P24mmF2.8

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ,プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



9月末、持病の腰痛が悪化し、今はなんとか持ち直しているが、腰に疲れが溜まる状態で、夜も9時くらいになると、横になる生活。横になると眠っちゃう・・・、0時くらいに目が覚める・・・、3時まで起きている・・・、ちょっと生活を改めないと朝は辛いし、腰にも良くないと思うのだが、うーん・・・。

では本題へ!。

10月4日の記事、フォトスローライフなる話を踏まえ、その象徴とも言える30年以上も前のレンズ、SMC Pentax 24mmF2.8(SMCP24mmF2.8)を1本だけ持ってお散歩写真してみた。

この手の電子接点のないPentaxの古いマニュアルレンズを使う時には幾つかの儀式がある。それは以前、7月21日の記事に書いた通り。それも踏まえ・・・。

グリーンボタンで適切なシャッタースピードをセットしてくれるのは嬉しい限りだが、レンズによってその値が適切でなかったり、周囲の光量が不足していると100%嘘の値をセットしてくれちゃう。K-7の値は信じても良いが(カタログ、仕様からは判らない進化であろう)、K10D、K20Dになると信じる者は救われない。これがかなりネックだ。

今くらいの時期、晴天下の露出はISO100でF8、1/250sec、日陰では2段以上光量が落ちるのでF8の1/60sec、これが基準となる。カメラが算出したシャッター速度があまりにもこれから離れていたら100%疑わねばならない。

検証するには、その値でデジタルプレビュー(テスト的にシャッターが切られるがカメラ内のメモリに記録するだけで露出、ピントを確認出来る)を使う。

私はカスタムファンクションでデジタルプレビュー時、白飛び、黒潰れ警告サインをオンにしているので、それを確認しながら、もしカメラが算出したシャッター速度がおかしいと判断したら適切なシャッター速度をセットしてやる。

勿論、7月21日の記事の通り、事前にレンズの焦点距離、ISO感度をセットしなくちゃならない。

こうまでしないと電子接点のないレンズは使えない。だからこそフォトスローライフに使える。1枚撮るのにその場に立って上記のような露出を考えるから、場合によってはシャッターを切るまでに1分近く掛かる事もある。

でも10枚、20枚とシャッターを切っていると、晴天でF8の1/250sec、日陰でF8の1/60sec、ここから勘で半段くらいの上げ下げを出来るようになってくる。

対象物が白い、眩しいぞ、そう感じればF8の1/500sec、ここは日陰の中でも暗い、ならばF8の1/45、もしくは1/30secくらいが適当ではないか・・・。そんな勘がドンピシャで当たると、写真歴が長いのに関わらず嬉しくなってしまう。

その場ではカメラ背面の液晶画面では厳密な露出チェックは出来ないので、大きく浮かれるのはおうちに帰ってから。パソコンの画面でコマを見た時、「ほれっ!、やっぱりあそこは半段開けて正解だったぜ!」とドヤ顔になっていく。

天気の状況を見てISO感度をセットし、露出を算出し、構図を整え、マニュアルフォーカスでピントを合わせ、最後に右手の人差し指がピクリと動く。そして丸で現像が出来上がった後のフィルムからの写真を見る時のようにパソコンのモニターで一喜一憂する・・・。確かにフォトスローライフかもしれない。

この日は2時間の散歩で134枚シャッターを切っている。多くもなく少なくもなく、結構意外だった。露出調節に手間取るからもっと少ない、1時間で50枚くらいしかシャッターを切れないものだと思っていた。

でも良く考えれば、一度露出を決めちゃえば、その周辺の露出は同じであるから、上記の面倒な作業せずに2枚、3枚、4枚と切っていく事が出来る。つまり露出に掛かる作業は光が変わった時だけ、炎天下をずっと歩いていればF8の1/250secだし、路地裏を進んでいればF8の1/60secで十分なのだ。

勿論、曇り日じゃない限り、光が安定する事はなく、思った以上に明るかった、感じた以上に暗かった・・・、だから1段くらいの違いは出る時もあるが、デジタル画像はネガフィルムである、そう思えば、RAW現像時に1段の上げ下げくらいは気にならない。

気を付けるのは露出オーバー。オーバーで白飛びしちゃ元も子もないので、どちらかと言えばアンダー気味のに撮る事が多いかもしれない。暗部はディテールが残っていたらほぼ救えるから。

本日の写真、久々にPentax K10Dを出してみた。レンズは上述の通り、約35年前に製造されたSMCP24mmF2.8。K10Dのファインダースクリーンは決して優れているとは言えず、35mm相当のレンズではピントの山が判りづらい。そこでフォーカスエイド、合焦マークが頼り。こればかりは乱視の自分の目を信用出来ないでいる(笑)。


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コメント

  1. equinox | URL | mlDQ20Uo

    私の周りにも腰が痛いとしょっちゅう言ってる人が居ますが、
    なるべく負担をかけないようにするしかないようです。

    グリーンボタンですか・・MFレンズでしか使いませんが、確かにちょっと
    癖がありますよね。露出のバラツキは何故だろう、て思ってました。
    関係ないんですが、ボタンを押した時に「シャッ」て音がしますよね。
    あの音結構好きなんですよ。

  2. BigDaddy | URL | -

    > equinoxさん

    今回の腰痛は立てなくなるまでは行かなかったのでホッとしています。3年前の正月は腰痛で、本当に寝正月で過ごしましたから(笑)。

    equinoxさんはK20Dでしたっけ?、K10DとK20Dは確実に取り込む光量が落ちると誤動作しますね。だから暗くなると、まずはF4でグリーンボタンを押すようにしています。

    でもK-7からそれが解消され、K-5ではほとんど絞り優先AEと変わらんです。それとその「シャッ」もK-7からは小さな音で「カッ」と音がするだけです(笑)。

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