2010年11月16日 00:00

Canon EOS30D, EF-S17-55mmF2.8ISUSM
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すでに皆さんお気付きの事でしょうが、今月のテーマは「レタッチ」です。中には未だにレタッチは嫌いだとか、フォトコンテストではレタッチ不可、オリジナル画像しか受け付けないとか時代錯誤も甚だしい人や企画がありますが、そもそもデジタルカメラってのはカメラ内部で勝手にレタッチされているのですから、レタッチがNGってのはもはや有り得ないんですよね。
今日はその辺の事を、偉そ~に述べて行きます(笑)。
すでに皆さんお気付きの事でしょうが、今月のテーマは「レタッチ」です。中には未だにレタッチは嫌いだとか、フォトコンテストではレタッチ不可、オリジナル画像しか受け付けないとか時代錯誤も甚だしい人や企画がありますが、そもそもデジタルカメラってのはカメラ内部で勝手にレタッチされているのですから、レタッチがNGってのはもはや有り得ないんですよね。
今日はその辺の事を、偉そ~に述べて行きます(笑)。
コンパクトデジタルカメラにも当たり前のように付いているカラーモード。「ナチュラル」、「鮮やか」、「セピア」等、そう言った類いのものもカメラがやってくれているレタッチですし、ホワイトバランスを変更するのだってレタッチ。
写真をカラーからモノクロにする、これをカメラ内部で行なえば良くてレタッチソフトで行なったらNGなんて馬鹿馬鹿しいったりゃありゃしない。
Pentax K-7にはトイカメラ、レトロ、ハイコントラスト、色抽出、ソフトフォーカス、クロスプロセス、フィッシュアイ、モノトーン、ハイコントラスト、ソフト、色抽出、クロス、水彩画、フィッシュアイ、パステル、スリム、ミニチュア、HDR、ベースメイクと様々なフィルターがあります。
トイカメラやハイコントラストなんてかなり面白い絵柄になってくれますが、これらも全てK-7が提供しているレタッチですよね。K-7が提供しているツールか、photoshopが提供しているツールか、の違いしかありません。
どこまでを写真と呼び、どこからが絵やCGと呼ぶか、その辺が実に曖昧で、これこそが物議をかもす訳ですが、要は単純で、各自の思考、「良いものは良い、悪いものは悪い」って事だと思うんです。
カメラマンと見る側の感性が一致していれば、それがどんなレタッチであろうがそれは写真として成立するでしょうし、不一致ならば、見る側からは単なるCGにしか見えない・・・。
例えば私はHDRにはかな~り否定的なんですよ(笑)。ほんのちょっとダイナミックレンジを上げる為に使うのなら「あり」ですが、絵画タッチまでやっちゃうと、嘘っ八の絵画にしか見えないんですね。写真でもない、自分で絵筆を握っている訳じゃないから絵画でもない、実に中途半端な表現。何て言いましょうか、全て機械にお願いしちゃって作り上げた陳腐なアート・・・。
とは言え、これを否定しちゃいけない。上述した通り、見る側には「HDRって最高!」と思っている人もいらっしゃるし、そもそも有料のHDRに特化したレタッチソフトなるものが結構な人気のようで、頭から否定しちゃいけないんですよね。
自分だけのボーダーラインを持つと言う事でしょうか。「オレはここまではやる、あそここまではしないね!」と思っている事、これが大切だと感じました。
ただ1つ言えるのは、モノクロ、トイカメラ、HDR、ミニチュア風景などのレタッチ、これは、、、
「つまらない写真でもカッコ良く見せる事が出来るツール」
なんですよ。しょーもない風景でもモノクロにしただけで郷愁を誘ったり、アーティスティックになったりするでしょう?。
「デジタル写真はあくまでも素材、あとはそれをどう加工するか?、そこがセンスと言うものよ!」
私を含め、こんな台詞を吐いちゃう人(笑)、我々は常に原稿、オリジナルの画像をチェックし、反省せねばなりませんねぇ~。今月、色々なレタッチをしてみて痛感しました。
とは言え、ちょっとレタッチを施すだけで見栄えのある写真になってしまう、モノクロフィルムから現像、プリントを1人で行なってニヤニヤしていた頃を思い出すと、「つまらない写真」でもやれる事は全てやってみようと思ってしまうのでした。
カッコ良く言うと「失敗(つまらない写真)から生まれた成功」、即ち、失敗したからこそ(つまらない写真を撮ってしまったからこそ)、レタッチで生き返らせようとモチベーションが上がる訳で、悪い事じゃないなぁよねぇって。レタッチって楽しいなぁ~、でも絵画のようなHDRはやらんぞぉ~(笑)。
トップの写真。特に劇的なレタッチをしていないような普通な写真。でも実は・・・。
写真をカラーからモノクロにする、これをカメラ内部で行なえば良くてレタッチソフトで行なったらNGなんて馬鹿馬鹿しいったりゃありゃしない。
Pentax K-7にはトイカメラ、レトロ、ハイコントラスト、色抽出、ソフトフォーカス、クロスプロセス、フィッシュアイ、モノトーン、ハイコントラスト、ソフト、色抽出、クロス、水彩画、フィッシュアイ、パステル、スリム、ミニチュア、HDR、ベースメイクと様々なフィルターがあります。
トイカメラやハイコントラストなんてかなり面白い絵柄になってくれますが、これらも全てK-7が提供しているレタッチですよね。K-7が提供しているツールか、photoshopが提供しているツールか、の違いしかありません。
どこまでを写真と呼び、どこからが絵やCGと呼ぶか、その辺が実に曖昧で、これこそが物議をかもす訳ですが、要は単純で、各自の思考、「良いものは良い、悪いものは悪い」って事だと思うんです。
カメラマンと見る側の感性が一致していれば、それがどんなレタッチであろうがそれは写真として成立するでしょうし、不一致ならば、見る側からは単なるCGにしか見えない・・・。
例えば私はHDRにはかな~り否定的なんですよ(笑)。ほんのちょっとダイナミックレンジを上げる為に使うのなら「あり」ですが、絵画タッチまでやっちゃうと、嘘っ八の絵画にしか見えないんですね。写真でもない、自分で絵筆を握っている訳じゃないから絵画でもない、実に中途半端な表現。何て言いましょうか、全て機械にお願いしちゃって作り上げた陳腐なアート・・・。
とは言え、これを否定しちゃいけない。上述した通り、見る側には「HDRって最高!」と思っている人もいらっしゃるし、そもそも有料のHDRに特化したレタッチソフトなるものが結構な人気のようで、頭から否定しちゃいけないんですよね。
自分だけのボーダーラインを持つと言う事でしょうか。「オレはここまではやる、あそここまではしないね!」と思っている事、これが大切だと感じました。
ただ1つ言えるのは、モノクロ、トイカメラ、HDR、ミニチュア風景などのレタッチ、これは、、、
「つまらない写真でもカッコ良く見せる事が出来るツール」
なんですよ。しょーもない風景でもモノクロにしただけで郷愁を誘ったり、アーティスティックになったりするでしょう?。
「デジタル写真はあくまでも素材、あとはそれをどう加工するか?、そこがセンスと言うものよ!」
私を含め、こんな台詞を吐いちゃう人(笑)、我々は常に原稿、オリジナルの画像をチェックし、反省せねばなりませんねぇ~。今月、色々なレタッチをしてみて痛感しました。
とは言え、ちょっとレタッチを施すだけで見栄えのある写真になってしまう、モノクロフィルムから現像、プリントを1人で行なってニヤニヤしていた頃を思い出すと、「つまらない写真」でもやれる事は全てやってみようと思ってしまうのでした。
カッコ良く言うと「失敗(つまらない写真)から生まれた成功」、即ち、失敗したからこそ(つまらない写真を撮ってしまったからこそ)、レタッチで生き返らせようとモチベーションが上がる訳で、悪い事じゃないなぁよねぇって。レタッチって楽しいなぁ~、でも絵画のようなHDRはやらんぞぉ~(笑)。
トップの写真。特に劇的なレタッチをしていないような普通な写真。でも実は・・・。

これがオリジナルです。全く印象が異なりますでしょう?。露出ミス程ではありませんが、夏に撮影したものとは思えない程の暗~い写真(笑)。背景が背景だけにカメラの出た目の露出から+1.5EVくらいでも良かったなる風景。
そこで今回はPhotoshop CS5の新機能、似非HDRとも言える、1枚の写真でHDRを模倣しちゃう「HDRトーン」を使って全体を明るくなるように、そして彩度を上げています。こうやって解説をしない限り、これがHDRとは誰も思わないのではないでしょうか?。
※HDRは苦手ですが、このようなさりげないHDR効果はやる価値はあろうと思っていますし、実はこの程度の作業はレベル補正やトーンカーブで十分に出来ちゃうのです
さらに注目すべき点、本来、私自身はやらない作業ですが、これもレタッチの基本、「邪魔なものを消す」、そんな作業をしています。オリジナルの左端、中央に箱のようなもの、そして左下隅、ちょこっと何か写っています。これをPhotoshop CS5の新機能、スポイト修復ブラシの「コンテンツに応じる」と言うコマンドを使って綺麗さっぱり消し去っています(笑)。
スポイト修復ブラシは確かPhotoshop Ver7(CS5は言い換えるとPhotoshop Ver12)からのものです。本来はフィルムのゴミ取りや傷の修復に使うツールですが、本日時点で最新のPhotoshop CS5とPhotoshop Elements 9から「コンテンツに応じる」と言う機能が追加され、より強力に、自然に、簡単に写った物を消し去る事が出来ます。
そこで今回はPhotoshop CS5の新機能、似非HDRとも言える、1枚の写真でHDRを模倣しちゃう「HDRトーン」を使って全体を明るくなるように、そして彩度を上げています。こうやって解説をしない限り、これがHDRとは誰も思わないのではないでしょうか?。
※HDRは苦手ですが、このようなさりげないHDR効果はやる価値はあろうと思っていますし、実はこの程度の作業はレベル補正やトーンカーブで十分に出来ちゃうのです
さらに注目すべき点、本来、私自身はやらない作業ですが、これもレタッチの基本、「邪魔なものを消す」、そんな作業をしています。オリジナルの左端、中央に箱のようなもの、そして左下隅、ちょこっと何か写っています。これをPhotoshop CS5の新機能、スポイト修復ブラシの「コンテンツに応じる」と言うコマンドを使って綺麗さっぱり消し去っています(笑)。
スポイト修復ブラシは確かPhotoshop Ver7(CS5は言い換えるとPhotoshop Ver12)からのものです。本来はフィルムのゴミ取りや傷の修復に使うツールですが、本日時点で最新のPhotoshop CS5とPhotoshop Elements 9から「コンテンツに応じる」と言う機能が追加され、より強力に、自然に、簡単に写った物を消し去る事が出来ます。

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コメント
ケンケン | URL | rolxWucI
麦わら帽子欲しくなりますね(笑)
タイトル通り初夏のイメージが伝わってきます
( 2010年11月16日 00:46 [Edit] )
まりす | URL | Fu/cmvJM
BigDaddyさん、こんばんは♪
わたしもフォトショップは使っていますが、こんなに色んな使い方があるんですね。
消すなんてちょっと勇気が出ませんが、最終の作品にそれが邪魔であればありなんですかね・・
この写真、可愛くって好きです♪
( 2010年11月16日 01:34 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
>ケンケンさん
晩秋の今に初夏の写真もおかしい気もしますが、良い写真は季節に関係ないとも言えるのではなかろうかと思ったりもします。田舎の初夏らしさが伝わって嬉しいです。
( 2010年11月16日 01:40 )
BigDaddy | URL | -
>まりすさん
商業写真だったら何をやっても許されるでしょうが、ブログにせよ、個展をやるにせよ、自分の写真、作品として発表するのだったら、あるものを消すと言うレタッチをして、それを写真である、なんて言うカメラマンは私は軽蔑しますねぇ。
ただ、街を撮っていて常に消し去りたいと思うものが1つあるんです。それは政党のポスター。ホント、うざっったいです。あれは街の景観を壊していますよね。
( 2010年11月16日 01:48 )
vivid | URL | -
おはようございます。
私はCanonユーザーなのでDPPを使用してます。
RAW撮影の後このDPPを使用して現像していますが
やはり場合によってはピクチャースタイルを使用してます。
明暗やコントラストさらにシャープ度合いまでこの時
に調整してますのでまさにレタッチなのですね。
( 2010年11月16日 09:54 )
min | URL | XYNXzXgQ
おはようございます。
色調を変えるとイキイキとしてきて
写真が冴えますね!
レタッチに否定的な方々も多いですが、
考えてみるとフィルムでも現像・露光時間、色調を変えたり
被い焼きなんてテクニックも立派なレタッチだとおもいます。
今はあまりしませんが、
学生の時、ぼくも引き伸ばししていた時は
トリミングなんて日常茶飯事でした(´ヘ`;)
( 2010年11月16日 10:41 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
>vividさん
そう言えばEOS30Dをずっと借りていますが、EOS用の現像ソフトは使った事がないです。そもそも30Dでは一度もRAWで撮影していません(笑)。今度やってみようかな。
EOSカメラの良いところってピクチャースタイルがユーザーに幾つか公開されていて、それを新旧のカメラにセットする事が出来るんですよね。Pentaxの場合は、新しいスタイルが作られると、現像ソフトだけアップデートされて、そこからしか利用出来ないようになっています。
( 2010年11月16日 10:51 )
BigDaddy | URL | -
>minさん
レタッチに否定的な方ってフィルム時代、モノクロもカラーネガも嫌いで、ポジフィルムオンリー、トリミング否定派、そんな人達もいらっしゃるのでしょうね。それはそれでポリシーとして認めるべきですが、何かなら何まで反対と言う頑固な人とは、お友達にはなれないですね(笑)。
この前、EXIFデータが付いていない写真は写真じゃないとか言う不思議な人いましたが、じゃぁEXIFデータが付いている写真はレタッチしていない?、そんなのデジタルの今、どうにもで出来ますからね。
( 2010年11月16日 11:00 )
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