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物知り顔でアウトドアネタその34 パタゴニアR(レギュレーター)シリーズのフリースを考察する

2024年01月31日 00:00

昨年秋頃から年末に掛けてアウトドアで使える古着を幾つか手に入れている。

2023年12月11日記事にてこう述べている。

「アウトドアウェアやギアに対する知識が豊富で、かつ飽きるくらい市場調査が出来る人、それを条件とすれば古着でも全く問題ない!」

今、パタゴニアのR、レギュレーターフリースシリーズ、これに興味を抱き、あくまでも妄想上ではあるが、「R1からR4まで全部買ったる!」などと考えてしまい、「だったら学ばねばならん!」、と言う事でAIを駆使して海外の情報まで色々と集めた結果をご報告したい。

例によって超~長文。二部構成になっているのでRシリーズの情報だけを知りたいって方は前半部分はすっ飛ばした方が良い。まぁせっかくなので前半部分はインターネットでの嘘、これについて割と突っ込んでいるので単なる情報提示のネタではなく、読み物としてご覧になって頂くと嬉しい。

とにかく現行モデルではなく、かつてのパタゴニアRシリーズに興味があるけれど古着だし何を買って良いか判らない、そんな方には必見のネタである!。多くの知識を蓄えられるだろう。勿論、100パーセント正しいとは限らない。見落とした情報もあるだろうし、誤った情報を鵜呑みにしている場合もあるかもしれない。あくまでも参考程度にとどめて欲しい。

AIを駆使して・・・(無料で使える4つのAIを使いまくった)、とは言っても出てくる情報の大部分は自分であ~だこ~だ検索したのと結局は同じ、いやむしろAI特有の嘘情報も含まれているかもしれないし、最終的には自分の目で確認しないとならず、自力検索と大して労力は変わらず・・・。むしろ時間を掛けて己の知恵だけで検索を掛けた方が正しい導きを得られるようでAIを使ってもあんまり意味が無かったのだが、勝手に海外のサイトを要約してくれちゃうので楽は楽かな?。

問題はAIを駆使したり、あ~だこ~だと検索を掛けても、有用な情報がほとんど見つからない点。インターネットの世界はマイノリティな情報もマニアックな人間によって公開されていたりする。AIが無かった頃でも幾つかのワードを組み合わせればだいたい知りたい情報を見つけられたものだ。

パタゴニアのRシリーズに関してはアウトドア系のサイトを見ていると大手が提供しているレビューサイト、個人サイト、YouTube動画を含めてRシリーズをべた褒めしている。だったらRシリーズの歴史、歴代のRシリーズの仕様や特徴を詳しく解説しているサイトも簡単に見つけられていると思ったらそうじゃなかった。海外のサイトもあれこれ訪ねてみたものの、有益な情報が見つからない。

「どういう事?」

先日、廃番になったR1フルジップの古着が市場に出てきても全てボロ布レベルであると書いた。何故だろうと考え、その中の一つに、、、

「ネットで称賛されている程売れてないんじゃねえの?」

インターネットの情報はメーカーに有利になるような嘘が多分に含まれている。メーカーの息が掛かったライター達はこぞって新作ウェアを褒め称える。それを見た消費者はあたかもそれが超~人気モデルで爆発的に売れていると勘違いをする。大した商品ではないのにそれがトレンドとして受け入れられてしまう、こういうパターンがおびただしい程にあるんじゃないか?。

最近けなしまくっているミレーのアルファライトスウェットIIなんてそれの最たるものかもしれないし、今回まな板に載せるパタゴニアRシリーズの中、特にR1とR2は「違いの判るアウトドアな人達」によって称賛されまくってはいるが、実は全アウトドア人口からすると極一部が勝手に、、、

「違いが判る」

と思い込んでいて、、、

「パタゴニア愛に溢れている痛い人々」

”パタゴニア”と耳にしただけで分別が付けられないような彼らの間だけでの評判ではなかろうか?。これ程ネームバリューのあるシリーズ、海外も含めればインターネット上に仰山情報がある筈でしょう?。それなのに幾ら探しても見つけられない、なるほどきっとそうに違いない!。そもそもパタゴニアのウェア&ギアがそれほどまでに日本で浸透しているのか?。ここから疑念を持つべきではなかろうか?。

「なんだかんだとガチなウェアではなく、街着として販売している商品しか売れてねえんじゃねえの?。人気があって売れているのはレトロXくらいでガチなウェアなんてちっとも売れていないんじゃねえの?」

そんな疑問を持つは至極当たり前の事。

ミリタリーウェア、化繊のフライトジャケットで言えばMA-1とかCWU-36P、CWU-45P、この辺の歴史なんて簡単に調べられる。CWU-36Pなんて不人気なのに情報はある。また最近はあんまり履いていないのだけど学生の頃から大好きなスニーカー、アディダスのスーパースター、これも歴史を紐解くのは容易だし、同じ定番商品としてスタン・スミスもまた同じ。ファッションの定番と呼ばれるウェアや靴の歴史を探るのは短時間で済む。そう考えるとパタゴニアのRシリーズは世間には全く浸透していないウェア、定番ではないウェアと結論付けても良いかも知れない。

アウトドアウェア、特に海外ブランドに興味を持って3年以上。街を歩いていても無意識に目の前を歩いている人、すれ違う人らのウェアチェック(他にリュックなどのバッグ類もチェック)をしてしまう。

あちこちで見掛けるのはノースフェイスとモンベル。ノースフェイスに至っては見た目ヤバそうな「こいつ公序良俗に絶対に反しているな」と思えちゃうような連中でさえ着用していたりするし、モンベルはインターネット上ではダサイと評判なのに実際にはかなりの率で見掛ける。しかも老若男女いずれも着用している。

外出時、常にウェアチェックしている訳でもなく、普段ウロついている地域は自分ち周辺の下町と仕事場、客先周辺の繁華街だけ。東京の極一部での市場調査でしかないし、パタゴニアはロゴが目立たないので見落としている率も多かろうが、嫌でも目立つボアフリース、これを着て歩いている人を見ると必ずブランドはチェックはする。でもパタゴニアのレトロXな人は少ない。どこにもロゴがないファストファッション系が多かったり、コロンビアも良く見掛ける。

古着市場ではレトロXは潤沢に出回っている。プライスも古着以上でも以下でもない割と良心的に設定されており、選び放題!。古着市場に豊富にあるって事は売れているのを意味する。でも実際には見掛けない。これはどういう訳だろうか?。

クラシックレトロXの古着は個人売買では買うべきではない。素人では見分けの付かないくらいの偽物が仰山出回っている。売る側も偽物だと知らずに販売している可能性もある。どうしても安価な古着を手に入れたかったら実店舗のある企業から買うべき。


レトロXってアウトドアウェアではないのだよね。街着、つまりブームになったら大量に消費されるけれど、ブームが去った瞬間に捨てられる運命にある商品ではなかろうか?。そしてもしかするとすでにレトロXなどのボア系、パイル系フリースのブームは去っているのでは?。

中古市場でキッズモデルのクラシックレトロXを頻繁に見掛ける。ガキにパタゴニアを着せる?。随分とブルジョワな一家だ事!。

そんな、「寿司の味も判らない子供に大トロを食わすような金持ち」もいるにはいるだろう。でも他にも理由があるそうだ。細身の女性がパタゴニアのキッズモデルを着用する事が多いそうな!。XSでも大きいとか袖が長いと感じる日本人女性がいるのと、、、

「キッズモデルの方が安い!」

本当は大人用のクラシックレトロXが欲しいけれど高いから手を出せない。だからキッズモデルを買う女性も多いそうな!。そして建前上、「キッズの方が色が可愛いから!」とか言うらしい。う~む、賢い!。

パタゴニアのS~Mサイズで比較的背の低い女性に限ってであるが、、、

「とにかくレトロXが欲しい!、安ければ安い程良い!」

ならば実店舗のある古着屋でキッズモデルのレトロXがオススメ!。大人用の半額程度で買えるブツもある。


それとネット上ではコロナ禍もあってキャンプブームからのアウトドアブーム到来なんて言われているけれど、街中でアウトドアウェアを着ている人ってそう多くないのだよね。アウトドアウェアに身を包んでいても要するにそれがトレンドだから「ほんの一部を」取り入れているだけ、もしくはアウトドアブランドでも街着カテゴリに属しているウェアを羽織っている、そんな人が多そう。

彼らにとっては機能的なアウトドアウェアだから着ているのではなく、ブームだからブランドバリューで一番人気を着込んでいる。またはどうせ流行中の1~2年しか着ないのだからとアウトドア風、ミリタリー風と言ったファストファッションブランドで揃えているパターンも多いのではなかろうか?。

さらにはここ数年、街ではワンサイズ、ツーサイズアップしたダボダボ風体なアウターやフリースを羽織るのがトレンドで、そうなると体にフィットするようなガチ系アウトドアウェアは着ないだろう。廃番になったR1無印ジャケット&フーディも晩年のR2もスリムフィットだからそれをファッションとして取り入れている人は数少ない筈。

東京のターミナル駅周辺を歩いている人をランダムに100人ピックアップしたとする。その中でガチなアウトドウェアに身を包んでいる人なんてせいぜい1割でしょ。そして2~3割でファッション要素を加味して「ワンポイントとして」アウトドアウェアを着用、残り6割は極普通のタウンウェアを着用しているに違いない。そうなるとパタゴニアのRシリーズを理解して着用している人、100人中1人2人くらいじゃないか?。

今年はまだまだミリタリー系が流行っているようだが、これも同じで本物、もしくは老舗のミリタリー系ブランドを理解して着ている人なんてほとんどいないと思う。ミリタリーウェアではなく各アパレルブランドが出しているミリタリー風ウェアを着込んでいる人が大半だ。

ここで覚えたての言葉を示そう。

「ゴープコア」

Good Old Raisins and Peanutsの頭文字を撮ってgorp、これにcore(ファッションでは~系を意味するらしい)がくっついた造語ならしい。直訳すると「古き良きレーズンとナッツ」となり、日本ではこれを一般的に「行動食」と言うし、ガチな人は「トレイルミックス」とも言う。この辺の話は別途ネタにしようと思う。

ここではコープコアを、、、

「機能的なアウトドアウェアを『アーバンミックス』させたファッションムーブメント」

とする。ミリタリーでも同じようなブームがあったでしょう?。

「今年もM65がトレンド!」

と言ったネット記事を見ても紹介されている商品、どこをど~見たらこれをM65と言うんだ?、と首を傾げちゃうようなものもあったりするし、単にシンプルなデザインでアースカラーなジャケットをミリタリーウェアと言い切っているような馬鹿げた記事も散見出来る。

それと同じでゴアテックスを使っているだけで「これからはゴアテックスを始めとするアウトドアウェアが大流行!」、だの、表地が撥水加工されているだけで「ちょっとした雨なら傘入らず!、アウトドアのアウターは機能的!」なんてお間抜けな表現をしちゃう知識不足のライターも多いんだと思う。

これらもゴープコアがトレンドだからアウトドアの知識がなくてもライター達はそれをネタに書かざるを得ない訳でインターネットの世界でも糞ったれな記事が多く出回る。

だとする「パタゴニアのRシリーズがうんたらかんたら!」と丸でこれを着ないと時代遅れ!、そんな書きっぷりのネット記事を見つけても鵜呑みにしちゃいけないのだよね。記事そのものはアウトドアな人に向けて発信しているから内容に間違いはないにせよ、それが一般の人々まで浸透している、そう勘違いしちゃいけないのだろう。

最近、スマホのGoogle Discoverに頻繁に掲載されるようになったとあるアウトドア系サイト。

「これを書いているライター、本当にアウトドアに精通しているのかな?」

そんな内容が散見出来る。誤った情報や古い情報を垂れ流しているんだ。確信がある訳ではないのでサイト名は伏せるけどあのサイト、ネタをAIに書かせているんじゃないかな?。それを確認、推敲を一切していないで掲載しちゃっているんじゃないかな?。そしてだいたいそう感じる記事の執筆者欄には”hogehoge編集部"と記載されている。個人名じゃない、推して知るべし、やっぱり中身はAIだろうな。

しかもこっちがアウトドア系の情報を得たくてAIに頼って情報を集めていると、そこから拾い出してくる時がある。そうなると嘘の情報を掴まされる可能性が高いからAIに質問をする際、そこのサイトの情報は一切拾ってくるな!、毎回そんな文章を加えなくちゃならない。ホント、面倒なサイトである。


そう言えば一昨年くらいまではやたらとマムートな人々を見掛けたが、今冬はめっきり減った。その代わりにアークテリクスな人を見掛けるようになった。アークテリクス!?、私はこのブランドはガチ過ぎて恐れ多くて欲しいと言う気さえ起こらない。でもゴープコアな人達はアークテリクスのアトムなんちゃらアルファなんちゃらベータなんちゃらを街着として羽織っている。

また、ここ何年か冬になるとブラックなダウンジャケットがやたらと目立つようになり、これはノースフェイスとモンベルが多い。あとは私の知らないブランド、恐らくアウトドア系ではないブランドな人々。アウトドア系ブランドではないけれどゴープコアがトレンドだからこぞってアウトドア風ウェアを商品化している。

街でダウンジャケットを着るのなら軽量化を計って生地が薄っぺらいアウトドアブランドのダウンジャケットよりも丈夫な生地を使ったダウンジャケットの方が有意義な筈なのと、東京で着用する場合、気温0度以上が前提、0度の寒さに耐えられれば良いだけなのでフィルパワーと言ったスペックも気にならないし、もっと言えばダウンは洗濯が面倒臭いから化繊中綿で十分。そんな人だって多い。

市井の人々もダウンか化繊かの選択もあるだろうし、街着としてのダウンジャケットを考えるとブランドで選ぶ人はあんまりいないのではなかろうか?。うちの会社の連中や普段着オーケーの客先の皆さんも私が注目しているような本格的なアウトドアウェアを着込んで出勤、仕事している人、男子も女子もマイノリティ、と言うよりもほぼいない!。仕事関係で出会う人々の中ではやはりノースフェイス、モンベル率が多いかな?。

と言う事で、、、

「中間着、ミドルレイヤーの代表はパタゴニアのRシリーズである」

インターネット上でそんなセリフを見つけても鵜呑みにしちゃいけない。もう一度書こう。Rシリーズがその代表ならばRシリーズの歴史に着目した記事がこの世に沢山出回っている筈だ。なのに実際には見つけられない!。

パタゴニアの商品について売れ筋はなんだろうと調べてみると・・・これはAIにやらせているので嘘混じりもあるかもしれないが、色々と文言を変えたり、楽天ではどうだ?、yahooでは?、アマゾンでは?、と何度も質問を繰り返した結果が下。

クラシックレトロXジャケット
トレントシェル3Lジャケット
ナノパフジャケット
シンチラクラシックフーディー
イスマスジャケット
ラインドイスマスフーディ
フーディニジャケット
ライトウェイトシンチラスナップTプルオーバー

価格.comの人気ランキングページを見るとトレントシェル3LジャケットとクラシックレトロXがダントツっぽい。海外まで調べると、、、

フィッツロイダウンセーターフーディ
ダウンセーターフーディ
ナノパフジャケット
クラシックレトロXジャケット
トレントシェル3Lジャケット

こんな感じだ。Rシリーズは全く出てこないし、全世界のアウトドアな人がこぞって称賛、悪口を言う人間が全世界で私しかいないんじゃないかと思うウェインドシェルであるフーディニもランキング順位は低い。

結論として、、、

「パタゴニアRシリーズを含めガチ系ウェアは少なくとも日本ではゴープコアな人々も含め、一般には浸透していない」

しかもである!、現行品に関しては、、

「ガチ勢はすでにこの手の機能性行動着に関しては帝人のオクタ、ポーラテックのアルファないしはアルファダイレクト、プリマロフトのアクティブと言った生地を採用したしたウェアに着目しており、グリッド系フリースの現行のR1、R2のテックフェイスシリーズは時代遅れと見ている人が多い」

となるのではないかな?。そうなると今更過去のRシリーズを深堀りしても何の意味もなさない。Rシリーズを今でも愛用している人々は先に述べた通り、、、

「パタゴニア愛に溢れている痛い人々」

そんな結論に達してしまう。

またパタゴニアは少しでも売れないと判断したら定番モデルでもチャッチャと整理、廃番にしてしまう。レインシャドージャケットなんてまさにその扱い。3レイヤーモデルとしてモデルチェンジしたのにすぐに廃番。その地位をグラナイトクレスジャケットに譲っている。でもそのグラナイトクレストジャケットも年中アウトレットセールをしており、在庫処分の対象になっているようでこれも廃番になる日も近い?。

全天候型アウターでは他にゴアテックスパックライトプラスを使ったカルサイトジャケット、これも現行では見当たらない。恐らく廃番。R1エアシリーズは現行の他に少し前までR1エアヘンリーと言うモデルがあったそうな。これも売れなかったのだろうな。実質1年で廃番か?。

と言う事はR1フルジップもR2無印もR3もR4も売れなかったから廃番になったってだけでしょう?。仮にゴープコアな人々が現行、古着含めRシリーズを身に付けていてもそれはファッションでしかなく、そんな人々が機能、歴史について学ぶ筈もない。だからRシリーズについて歴史を紐解いているサイトも存在しない!。

私はR1エアジップネックやR2テックフェイスジャケットを前者は新品を、後者は古着を購入している。どちらも皆さんが驚かれるくらいリーズナブルだった。古着のR2テックフェイスジャケットは一箇所糸のほつれがあっただけで「これほぼ新品じゃん!」なる上物であった。

「そこらのフリースと変わらない程度の価格だから騙されてもまぁいいかな~。腐ってもパタゴニアだからアウトドアで使えないと判断したら街着にすりゃ良いだけ」

そんな気持ちからである。そして幸運にもこの2着、己の行動パターンや体質にマッチしていたようで十分にアウトドアで活用出来るのが判った。そうなりゃ嫌でも過去のシリーズにも目が行くってもんよ!。「パタゴニア愛に溢れている痛い人々」ではないけれど、、、

「今更ながらパタゴニアに興味を持ち始めた素人+αな人」

って事だ。加えてケチケチ星人だから、、、

「R1エアジップネックとR2テックフェイスは納得の行くウェアだけどこれを定価で買う気には全くならん!」

そこで注目したのが過去のレギュレーターフリースシリーズである。古着だったらケチでも買えるっしょ!?。しかもアウトドアでは手持ちの2着のRシリーズで間に合っている。古着として手に入れようと企んでいるのは街着中心でアウトドアでもまぁ使えるかな?、そんなブツ。

と言う事でパタゴニアのRシリーズを調べてみよう!。

まずひとつ!。パタゴニアはこのRシリーズを「レギュレーターインサレーションシステム」と呼んでいる。直訳すれば「調節機能のある断熱材(中綿)のあるウェア」となり、カテゴリ的には「フリース」に属しているけれど、今流行りの「アクティブインサレーション」、これをパタゴニアは2000年前後からRシリーズとして作っていた。生地屋さんのポーラテックと組んで米軍向けの寒冷地用ウェアが始まりなのだろう。

パタゴニアはフリースもアクティブインサレーションの一種、そう考えているようだ。だとすると今持て囃されているアクティブインサレーションとは従来のフリースや化繊中綿方式のウェアよりも多く空気を含み、かつ軽量化されているモデルと言う事になる。販売戦略上、アクティブインサレーションなるあたかも新しい分野のウェアが登場したように見せているだけで、単に時代を経て、従来モデルがほんの少し進化しただけ。


米軍が関係しているからアウトドアマニアに加えてミリタリーマニアからの情報もきっとあるだろうと思っていたのにないから困っちゃう。現行や一世代、二世代前(2015年くらいまで)のモデル情報は幾つか見つけられる。でも知りたいのはさらに遡っての初代モデルからの仕様の変化だ。古着を手に入れる場合、これがとっても重要。

おおよそ商品は新しければ新しい程、仕様、性能は向上するので予算の限り、新しいものを買えば良い。ところがどんなジャンルでも改良ではなく改悪されちゃう商品が存在する。R1シリーズがそうでしょう?。改悪とは言えないけれどメーカーの思惑とユーザーの思考がずれてしまったのがR1シリーズ。現行モデルは従来の無印、テックフェイス、エア、デイリーの4つあり、従来の無印タイプはフルジップタイプがすでに廃番になっており、その廃番を嘆いているアウトドアな人もいる。そんな人がフルジップを求めるなら古着枠で探さないとならない。

またR2も現在はテックフェイスシリーズとレギュレーターシリーズを街着化させたリツールシリーズしかなく(パタゴニアはリツールシリーズをR2からの派生モデルとしている様子)、旧R2の廃番を嘆く人も多いようだ。色々とアウトドア関連のサイトを巡っているとR1フルジップの廃番よりもR2廃番に心を痛めている人の方が多いように感じてしまう。

そしてR3とR4の二種はアウトドアとしては極寒地向けのウェアでかつ街着寄りなので少なくとも日本ではこれらが廃番なったところで哀しむアウトドアな人は少ないようだが、それでも気になるシリーズである。

細かく調べればきりがない。同じようなモデルに見えてもロゴのデザインが違っていたり、毛の質が異なっていたり、裾のドローコードがあったりなかったり・・・。だから大きく分類している。

注意!、冒頭にも書いたように見落としている情報や誤った情報をそのまま鵜呑みにしているかもしれず、100パーセント信じないよ~に!。あくまでも参考程度にとどめて欲しい。また今回はフルジップタイプに言及している。

何しろ実店舗を持つ業者さんやフリマ系サイトに古着を出品している商品の解説を見る限り、出品者自身も良く判っていない場合が多い。にわか知識の私でさえ判るような誤った情報を流している出品者、結構いるぜ!。R2がR1になっている、R2がR3になっている、R3がR2になっている、一番酷いのはR4がR1として販売されている(これは業者だったので単なる記述ミスだとは思うが)・・・、はたまたどのタイプか判っていないようで「Rシリーズ」としか書いていない古着だってある。レディースをメンズとして分類している出品者もいて一週間程チェックしただけで大きな過ちをかなり見つけられた。

では知り得た情報を以下に!。そう、ここからが本題である!。

まずはR1である。大きく分けて5つのモデルが存在するようだ。

このシリーズはいつぞやも述べた通り、ボロ布レベルの古着しか見つからず、アウトドアで使いたいと思わないし、街着としてもボロ布を着るなんぞ貧乏臭いから「欲しい物リスト」にはまず入ってこなかったので調べる気がなかったのだが、探し方をちょっと変更したところ、幾つか良質な古着に出会えている。となると調べないならないよね!。

初期型と思われるのがグリッドタイプではないポーラテックのパワードライが採用されているモデル。かなり珍しいようでほとんどお目に掛かれない。もしくは・・・・、それはR1じゃない可能性もある。お目に掛かれないのもこれがR1と言う名称で出回っていないからかもしれない。

非グリッドタイプのR1が存在していたのか?、これに関しては疑問ばかりだ。AIに調べさせた結果では初代からR1はグリッドタイプであると自信を持って回答していたけれど、パタゴニアラブなユーザーサイトでは「初代はグリッドではない」なる書き込みも見られる。この辺り、興味ある方は追求して欲しい。いずれにせよグリッドタイプじゃないR1なんて眼中ないので気にせず話を進めよう。

グリッドタイプには前期型、後期型に分かれるとでも言えば良かろうか?。機能的には一般的な袖口かサムホールタイプの違い。恐らく年代が新しい後期型がサムホールタイプになっていると思われる。また身頃部分の裁断方法が前期型と大きく異なっていたり、脇下部分はストレッチタイプの生地が採用されているようだ。動きやすさの面で改良されたのだろう。

他にはジャケットタイプとフーディータイプで仕様がちょこっと変化しているようで前者はジッパー付きのハンドポケットが2つ、後者はジッパー付きの胸ポケットが1つにジッパー無しのハンドポケットが2つ。

R1ではないものの旧R2に対する現行リツールジャケットのように旧R1にもタウン用が存在した。アップスロープジャケット(or フーディ)なる名称で短い期間販売されていたようだ。裏地がグリッドタイプで袖口と裾がリブ編みになっているのですぐに判る。但し、正式にはR1ではないし、レギュレーターシリーズでもない。リツールジャケット同様にあくまでもタウン用だ(タウン用でもグリッドフリースなので機能的にはR1と一緒)。ただでさえ流通量が少ないR1なのでほんの数年だけ販売されたこれは貴重と言えば貴重。R1が欲しい、かつリブ編みの裾や袖がお好きな方は見つけたら即買うべき!。

もし私がR1を買うとしたらサムホールの有無は気にならないけれど、ハンドポケットにジッパーがないのは不便でしかない。R1を羽織っている時は低山専科人間なので春か秋に限られる。そんな時、薄手の手袋やハンドウォーマー(ハンドゲーター)を使用する機会もあり、そうなると収納スペースはハンドポケットになり、だとすると胸ポケット大好き人間であってもハンドポケットにジッパーのあるタイプかな?。

いずれにせ、このポケットの仕様の違いがジャケットとフーディの差であったらどのみちこの手の行動着にフードは邪魔臭いと考えているから胸ポケット無しのジャケットタイプしか選択肢はない。R1と同様にガチ系な人がこぞって褒めているフーディニ、パタゴニアの中でも安価で入手しやすい。でも何故手を出さないか?。それはハンドポケットがないからだ。ハンドポケットを持たないアウターなんてあり得ない。

次にR2について。大きく4つに分かれているのを確認した。

初代のR2は極普通の中厚手タイプのフリースだ。ネットに上がっている写真を見る限り、何の変哲もない、単にポーラテックのサーマルプロが使われているだけのフリース。さすがに魅力を感じない。

それがある時からよりレギュレーター機能を強化する為に通気性と運動性能を重視したのだろう、フリース生地の風合いが変化し(通気性向上?)、さらに手首から脇下、そして脇下から腰に掛けての部分にストレッチ素材が使われるようになっている。

その後、両サイドの生地がR1で使われているグリッドタイプに変更されている。この頃からより一層アウトドアに特化し、レギュラーフィットからスリムフィットに変更されているみたいだ。

このモデルは数年後、両サイドのグリッド生地がへそ下まで前身頃全体に使われているようになっている。裁断が上述した後期型のR1と似ており、機能的には何故前後身頃のへそ下にグリッドパターンを設けたのか不明なのと、写真で見る限り、微妙にカッチョ悪い。

何故前身頃の臍下部分までグリッドタイプの生地に変更したのか?。もしかするとへそ周辺ってリュックの腰ベルトが巻かれる事が多いでしょう?。だからその部分が毛先のある生地よりもR1のように表地部分には毛のないタイプにした方が都合が良かったんじゃなかろうか?。でもそのせいでデザイン性がかなり微妙・・・。

ではもし私がR2を着たい!、となったら?。そうだなぁ~、両サイドの生地がストレッチ素材からR1用のグリッドが付けられた最初のモデルが該当するかな?。このモデルが一番格好良く見えるし、まだ身幅がレギュラー寄りのスリムフィットなので私でも着られる。

ネット上で良く見掛けるのは一番スリムになったとされているモデル。これはUS XLで身幅が物によっては56センチ程度だったりとモンベルのLサイズ並に細くなっている。そりゃぁ当時のユーザーから文句が出るわな~。R2の最終モデルは結局レギュラーフィットに近いスリムフィットに戻されたみたい(現行R2テックフェイスくらいのサイズ感だろう)。

R2は詳細を解説しているサイトは見掛けないけれど、R1と違い、幾つかの古着関連のサイトを巡って製品番号を理解すればおおよその歴史は簡単に辿れる(5桁の数字の末尾が違うだけ)。そういう情報も見られる事から推測でしかないもののR1よりも当時は売れていたのではなかろうか?。

続いてR3。5つのモデルを見つけている。

初期のタイプ、R3ラディアントジャケットと言うらしい。R1のジャケットタイプと同じく表側に胸ポケットが装備されておらず(その代わりR3ラディアントジャケットには裏側に隠しポケットがある)、腰ポケットはリュックのヒップベルトなどに干渉しないように少し上部に配置されている。またこのジャケットにはR2ジャケットのように両サイトがストレッチ素材になっているモデルも存在する。

このR3ラディアントモデルがその後、無印なR3になり、ここで初めて表側に胸ポケットを採用したバージョンが出てくる。この初代無印R3ジャケットはほとんど市場に出回っていない。写真で見る限り、裏のグリッド1つ1つがやたらにでかい印象を受ける。

R3ハイロフトジャケットはその名の通り、グリッドタイプではなく表も裏も毛先の長い生地が採用されており、肌触りは抜群だろうし極暖でもあろう。また襟、胸ポケット、手首から脇下、両サイドの脇下から腰に掛けてストレッチタイプになっており、その部分は目立つ色が採用されいる。デザイン的にレトロ感があってファッション重視で選ぶとなるとこれの一択だろう。

最終モデルはR3フーディー、これが商品名なのかな?。生地はグリッドタイプ。しかもリバーシブル仕様になっている。色で遊ぶのでなく、裏返すとグリッドの凸凹が逆になり、より暖かくなるそうだ(フーディータイプしかない?)。表側を使うと胸ポケットはひとつ、裏側を使うと胸ポケットが2つになる仕様みたい。

そしてもう一つのR3。この情報が皆無と言って良い程で商品名すら不明。R3の最終モデルのリバーシブル時と同様に胸ポケットとハンドポケットが2つずつ、生地は表地短毛凝縮で裏地が長毛タイプ。しかも唯一見つけた裏地の写真を見る限り、ポーラテックのウィンドプロと言う生地が使われているようだ。と言う事は防風タイプのR3なのか?。

R3シリーズは最終モデルのリバーシブルになるヘンテコモデルを除けば全部欲しい!。街着として優秀なのは断然R3ハイロフトジャケットだろう。これは割と豊富に市場にある。ポーラテックウィンドプロが使用されているらしい詳細不明のR3も街着アウターとしてガンガン使えそうだが情報もないし、イコール古着も見つからない。これを書いている現時点で日本の古着店、フリマ系サイトと合わせても2着しか見当たらない(私がマッチするサイズにて)。何しろ最初は「偽モン?」と思った程。

アウトドアで使うのなら初代のR3ラディアントジャケット、もしくは無印R3ジャケットで両サイドがストレッチタイプになっているタイプになるだろう。ラディアントジャケットは表に胸ポケットがないのがちょいとネックであるが、現行のR2テックフェイスのグリッドタイプに近い生地が採用されているようで、R2系よりも暖かいだろうけれど、グリッドタイプで通気性が良い筈なので、アウトドア優先ならこれの一択。20年以上前のフリースとなるので並品が多いが、美品に巡り会える可能性は高い。しかもラディアントジャケットはR3の中では安い部類に入る。初代の無印R3を見つけられれば一番なのかな?。

最後にR1よりもウェアとしてそそられないので真剣に調べていないって事もあるけれどR4も情報が少ない。

どの世代のR4でも明確なのはレギュレーターシリーズの中で一番暖かく、表地は短毛凝縮系の生地、裏地にはR2のグリッドタイプが使われており、中には防風生地が挟まれているから風にも滅法強いって事。

またそれの派生モデルとしてR4を短毛タイプに変更したのがR4ライトウェイトジャケットがある。写真を見る限り、裏地もR2のものと言うよりはR1のグリッドに近いものが採用されているみたいだ。これは極寒地に住んでいないものとしては使い勝手が良さそうだ。しかしそうなると上述したR3の商品名不明でポーラテックのウィンドプロを使用しているモデルと一体何が違うのだろうか?。

街着のレトロXがトレンド過ぎて着たくない。でも同じような機能を持つフリースをパタゴニアで見つけたい!、となったらR4、もしくはR4ライトウェイトジャケットの古着を探すのもひとつの手かもしれない。R4で色の淡いのを見つけっれればどことなくレトロXに似ているけど一味違うぞ?、そんなウェアになる。それこそ「違いの判る男(女)」になれちゃう。

万が一、心代わりでR4が欲しいぜ!、となったらロフト、毛の長さで暖かさが欲しいのならR3ハイロフトジャケットで十分だろうから、R4の魅力は風に滅法強いと言うだけ、私だったらR4ライトウェイトジャケットを街着用として選ぶ。当然寒い地方にお住まいの方は素直にノーマルタイプのR4を選択するべきだ。

「さぁ、私は何を買ったでしょうか!?」

おっと間違えた。急いてしまった。何しろ妄想上ではR1~R4まで全部揃えちゃっているからして・・・。もとい!、、、

「私は何を買おうとしているのでしょうか!?」

古着は出会いが大切。何度もここで述べている通り、人気モデルであってもボロ布レベルの商品を欲しいとは決して思わない。特にアウトドアウェアのように機能を重視するような分野では古着であっても妥協は許されない。反面、美品に巡り会えたら多少高くても(プレミアボッタクリプライスを除き)手に入れるべき。

これを書いている時点でR1~R4まで並以上の(私の中では)美品に分類出来るウェアを11点見つけている。しかもどれも適正な価格、中には相場よりも安価な商品もある。このまま放置し続けていればいつか11点全て私のようなちょいマニアの他人に買われてしまう。ではすぐにでも買う?、う~ん・・・。

さすがに幾ら物好きでも現実の世界では複数のRシリーズを大人買いするには財政面で無理があり、買うとしたら1~2着。う~ん、まじに悩んでいるのだよね~。どれも捨てがたい!。並品だったら今回全てを逃したとしてもすぐに同じようなブツが湧いて出る。でも美品をまた見つけられるかと言うと・・・。

「何も買わない!」

そんな選択肢もある。パタゴニアの廃番R1~R4が是が非でも必要な環境に置かれていない。春秋は手持ちのR1エアジップネックがあるし、冬季でも雪山には技術不足で登れる筈もなく、せいぜい残雪期でチェーンスパイクがど~にでもなるような日帰り低山専科なハイキング&里山散策だからして・・・。

そうなるとこの手のフリース、インサレーションウェアは手持ちのパタゴニアR2テックフェイスジャケットにL.L.ビーンのストレッチプリマロフトパッカウェイジャケット、先日サラリーマンのランチ2日分プライスで入手したプロストレッチフリースジャケット、さらにはモンベルのシャミースジャケットもある。これだけありゃ十分でしょ!。他に何を望む?。

パタゴニア以外に目を向けるとR1無印の代替としてマウンテンハードウェアのポーラテックパワーグリッドフルジップフーディがある。フードタイプだから欲しい度はさほど上がっていないものの、現行で「理想のR1」を手に入れられる魅力は高い。R3ハイロフトジャケットの代替なら同じくマウンテンハードウェアのポーラテックハイロフトジャケットやL.L.ビーンにはマウンテンプロポーラテックフリース、古着よりも現行品を買った方が良いのは当然である。

R4だって代替ウェアは仰山ある。防風性のあるフリースを求めるのならモンベルにウィンドストッパーを用いたリバーシブルなクリマエアリバーシブルジャケットやL.L.ビーンのマウンテンクラシックウィンドプルーフフリースジャケット、この辺も見据える必要がある。

「古着でも良いからパタゴニアブランドのウェアが欲しいのか、フリースとして優秀であろう機能を持つウェアが欲しいのか?」

そういう事になるのだろうな。今回は街着として(アウトドアでも使えたら儲けもん)手に入れようと考えているけれど、だったら正月を過ぎたら必ず30~50パーセント割引セールをしてくれるL.L.ビーンのフリースを買った方が遥かに費用対効果が高いから、何も買わない、これに至る可能性もかなりあったりする。

このネタを書いているのは成人式前後、上記の調査は昨年12月下旬~正月に掛けて行っていて、記事として1月下旬に掲載予定。そうだなぁ、丁度その頃には答えを出していると思う。何か買い物をしたり、はたまた何も買わなかったり・・・、2月に入ったら結果をご報告したい。


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