2023年10月19日 00:00
スロージョギングと言っても坂道を多く含むコースを走っているので夏、特に今年は無理!。体力云々以前に心がくじけた。はなからフルコースの8.25Kmは無理と判っていたので5Kmに短縮し、月15日を目標にしていたけれどそれすらも実現しなかった。結果的にお盆にステッパーが届いたのでダイエットはおおよそ納得出来る成果をを上げている。
そして今、一気に秋!。夜間にもなると20度を大きく下回る。ジョギングもアウトドアのひとつ、如何に快適なウェアで走れるか否か?。今日はそんなお話を・・・。また新たにプアマンズ系であるが、ベースレイヤーを導入したので後半でかんたんなレビューをしたい。
そして今、一気に秋!。夜間にもなると20度を大きく下回る。ジョギングもアウトドアのひとつ、如何に快適なウェアで走れるか否か?。今日はそんなお話を・・・。また新たにプアマンズ系であるが、ベースレイヤーを導入したので後半でかんたんなレビューをしたい。
スロージョギングはもう4年だか5年、坂道を取り入れるようになってからは2年?、が経過しており、1年を通して走っていたりする。だから夏は糞暑いから我慢するだけだけど他のシーズンでは気温をチェックし、どんなウェアが快適か、理解している筈なのにアホだから半年前の春の時期での快適ウェアをもう覚えていない。
10月1日からスロージョギングを再開し、その日は25度くらいだったかな?。それくらいだとウェアなんて化繊の半袖Tシャツ。この手の運動用に大量の購入したワークマン、肌面にミレーのアミアミなどで使用されている水を吸わないポリプロピレンが織り込まれており、ポリエステル100パーセント生地よりも肌触りが良いTシャツだ。
とは言え、汗掻き星人、25度の気温で坂道をエッチラホッチラ走っていたら大量の汗、生地がなんだろうが関係ない。ビショビショである!。それでも「暑くて走れない」、そんな状態にはさすがにならず・・・。
そして翌日は一気に冷えたのを覚えている。20度近かったんじゃなかろうか?。前日から5度も低いから肌寒い。風も少々あったような記憶があり、、、
「Tシャツ1枚だと向かい風だったら寒いんじゃないか?」
そう判断して購入したばかりのワークマンの「耐久撥水ベンチレーションウィンドフーディー」を重ね、下半身も短パンから秋冬時にスロージョギングで活用しているワークマンの(春夏用)エアロストレッチクライミングパンツを穿いた。
走って10分、後悔した。ウィンドフーディーは汗で生地が肌に張り付かないようにとメッシュの裏地があり、厳密にはTシャツの上に極薄メッシュシャツがあり、その上に風を通しにくいウィンドシェルを羽織っている事になり、20度程度の気温だと体が火照って火照って!。また下半身もまだまだ長ズボンは早かった。
良く考えれば皮下脂肪が全くないマラソン選手が真冬にランニングシャツ1枚で走っているのだから判りそうなものだけどおっさんの温度センサーなんていい加減な相対的なものから25度から20度に落ちると無茶苦茶寒い感覚になっちゃう。
その翌日も20度くらいだったのかな?。この日は前日の反省を踏まえ、プアマンズアミアミ(イオン製)の上からTシャツを着て走った。ところがそれでも暑い!。確かその日、無風だった。
アミアミの長所でもあり欠点なのは生地部分に嵩があるから網目部分が1つの部屋のようになり体から出た熱を溜め込む。だから真冬暖かく感じる。これは素っ裸の状態からアミアミを着るだけで判る。その瞬間に暖かさを感じるんだ。ウェアに温かい空気が溜まりやすいから汗冷えしにくいとも言われている。その反面、少しでも気温が高く、かつ無風状態だと溜め込んでいる熱を外に排出出来ないから熱がこもったまま。この日、それが起きた。
前日のウィンドフーディーを着ている時より暑さは感じなかったものの、見事に走りに影響が出ていたんだ。暑い時期のように坂道になり、心拍数が上がると同時にへこたれる。スロージョギング再開2日目だったのでステッパーでは脚力の維持が出来ない事により筋力不足でもあるのだが、空気の対流がない時点で蒸し暑くて精神的なダメージ。
4日目だったか5日目だったか雨上がりに走る。その日はずっと雨模様だったので気温も低かった。
「よし!、気温も低く肌寒い。今日こそアミアミだろう!」
ところがである!。確かに気温は低かった。17度くらいだった筈だ。ところが湿度は限りなく100パーセント。そしてこの日も無風だったんじゃないかな?。全く同じですがな!。シャツ内に熱がこもって暑いのなんのって!。坂道を駆け上がっている時、首から上がカァッと熱くなる。ところが平地でも蒸れていると感じていたから坂道に差し掛かった途端に体全体が火照り出す。真夏の熱中症になる一歩手前のような火照りとでも言おうか?。
ウィンドシェルを羽織って暑いと感じたら脱げば良い。でも下にピッチピチのアミアミを着ているとどうしようもないし、無風だったら万策尽きるどころか策そのものがない。だからこの日も体力、脚力以前に精神的にアップアップだったんだ。
「プアマンズアミアミだから駄目なんじゃねえの?。ケチらずに本家を着ろよ」
そんな意見が出そう。でもワタクシ、本家ミレーも所持しているし、プアマンズもイオンの他TSデザインも所持しており、当然その3つでテストを重ねている。ミレーのアミアミは生地部分の嵩が一番高く、また網目が大きい。プアマンズの2つは嵩がミレーよりもほんの少し低く、網目は小さい。この違いがどの程度かなんだな。微妙な差しかないような気がする。あくまでも主観だが・・・。
暖かさは網目が小さいプアマンズの方がある筈。また網目が小さい分、汗は本家よりも吸ってくれそうなイメージがある。本家は笑っちゃう程汗が出ると特に背中に汗がタラリと流れているのが判るんだ。網目が大きい分、汗を吸い取れていない筈。反対にプアマンズは網目が小さい分、汗をしっかりと吸う筈。
これが互いの長所となり短所にもなっているようだ。プアマンズは熱がこもり易く、着用の判断が非常に難しい。本家は多少暑くてもなんとかなるレベルだが大汗時にはプアマンズよりも汗冷え率は高そうな気がする。そしてこの汗冷えに関しては、、、
「運動量が多過ぎると本家もプアマンズもドライレイヤーの上に羽織っているベースレイヤーですら汗を処理し切れずに停滞した瞬間から汗冷えが始まるし、適度な運動量であれば本家もプアマンズも性能的には大差ない」
そう結論付けている。だったら安い方が良いでしょう?。本家を1枚買う値段でプアマンズは3枚くらい買えるんじゃないか?。
少し前、栃木県の朝日岳だったかな?。4人が滑落と低体温症で亡くなった。そんな記事を見てふと思った。もし自分が山中で低体温症で死ぬ事になったら、死に際に「嗚呼、プアマンズではなく本家アミアミを着ていれば良かった」、そんな後悔はしたくない。
低体温症で死ぬくらいだからアミアミなどの装備云々以前に体力だったり登山計画そのものに大きな過ちがあるのだろう。それでも「嗚呼、ミレーを着ていれば・・・」、なんて思いながら死ぬのは嫌でしょう?。つまり本家アミアミを着用する理由は、、、
「何か不備があっても後悔しながら死ぬ事はない」
この一点に尽きないか?。ミレーのアミアミを着ていても低体温症で死ぬのならそれが己の運命だったと納得してあの世に行けるでしょう?。
これはアウトドアウェア全般に言える。近頃はワークマンのアウトドアウェアやギアが流行している。確かに素材を見る限り、余程劣悪な環境でない限り、登山ウェアとして十分に利用出来る。しかし全身ワークマンで万が一、登山中に死んだら地縛霊としてきっとずっとそこに留まっちゃうぜ!。プアマンズを着ていたから死ぬ、そういう話ではない。生きるか死ぬかじゃないんだ。「死んだ時」にあの世で後悔しない為にちゃんとしたアウトドアメーカーのウェアを揃えましょうって事。
また本家はノースリーブ、半袖に加え長袖のアミアミが用意されており、私はこの長袖を購入している。経験上、半袖のアミアミは汗を掻くと二の腕から先がないから風などで冷やされると腕が異常に冷たくなるんだ。腕が冷えると次に肩、そして肩が冷えたらもうおしまい。アミアミだからど~のではなく、寒い時期、下着は長袖に限る。プアマンズは何故か長袖がラインナップされていない(おたふく手袋には長袖アミアミがあったかな?)。
スロージョギングの話に戻ろう。プアマンズアミアミの効果を確認した日、その日の夜の気温は17度でカラカラな陽気で2~3メートルの風が吹いていた。走り始めは寒かった。でも数分で丁度良い塩梅。大量に汗が出てからは追い風では若干蒸れを感じたものの、向かい風で気持ち良く体が冷えてくれ、快適にスロージョギングを終えた。
現在走っている8Kmちょいのコースは直線500メートル程度を東西に行ったり来たりしているので数分追い風を受けたら数分向かい風を受ける。だから体が火照り出しても数分後には向かい風になる、真冬でも向かい風で寒さの限界が来る前にクルリと反転し追い風になるのでコースとして最高だったりする。この日、アミアミ効果を絶大に感じた瞬間だ。そんな瞬間は昨年の秋でも経験しているだろうがすでに忘れちまっている・・・。
但し、ドライウェアの話になると毎度否定的な考えになる。ドライウェアについて書かれているレビューを記事には、、、
「汗戻りしない、肌はサラサラ、生地もすぐにドライになる」
そんな文言のオンパレード。ホントにそうか?。
上述の通り、ミレーのアミアミは網目が広いから汗がタラリと流れるのが判るくらいだから肌の汗を全て吸い切って次のベースレイヤーに渡すなんて不可能である。仮に70パーセントの汗を吸い取ってくれても30パーセントの汗は肌に残るのだから真冬、動きを止めたら汗冷えを起こすでしょう?。
また幾らポリプロピレンが水を吸わない素材であったとしても糸1本1本の表面には水分が残っている。アミアミが吸い取った汗が瞬時でドライレイヤーに移るってのもおかしな話。そんな魔法みたいなウェアある筈もない。となると外気が冷たかったら生地そのものに水分が付着しているのだから徐々に冷えてくる。そして肌にも汗が残っているのだから当然汗冷えを起こすわな。
確かに体を動かしていれば体が熱を発しているので先程も述べたように網目部分にその温かい空気を溜め込むので寒さは感じにくい。運動中の暖かさだけを考えるともしかすると薄手メリノウールより高い気がする。ところが停滞して体が熱を出さなくなったら外気が一気にウェアを冷やしていくのだから汗冷えしないは絶対に嘘!。
「レインジャケットは蒸れないのではなく従来のビニールカッパよりも蒸れにくいだけ。それと同じく、アミアミなどのドライウェアも汗冷えしないのではなく、従来のウェアよりも汗冷えをほんの少し後にずらす事が出来る」
これが正しい解釈なのではなかろうか?。メリノウールでも同じ事が言える。従来の化繊ベースレイヤーと比較したら暖かいと言うだけで汗冷えしないウェアではない。
近頃、老舗スポーツシューズメーカーなどでアッパーにゴアテックスを装備したスニーカーが仰山売られている。私はこれに懐疑的で、スポーツシューズ、スニーカーは通気性が命、透湿性だけで通気性のないゴアテックスなんて蒸れるだけだと思うのだか?。雨の日でもコンバースを履きたいのなら買っても良いけれどそれを普段でも履こうなんて思考はアホ丸出し。ゴアテックスは蒸れるんですぜ!。通気性が全く無いゴム長靴よりもましってだけ。
だからドライレイヤーなるカテゴリの商品も常に肌をドライに保つなんて全くの嘘!。百名山、二百名山、三百名山一筆書きのあの田中陽希だって真冬の登山で普通に「ここで休んだりすると汗冷えする」とか言っているのだから!。ドライレイヤーが汗冷えしないのなら何故田中陽希がそう叫ぶ?。そしてその田中陽希が着用していたドライレイヤーが上の囲みで紹介しているドライハンドレッドシリーズだと思うんだな。
さて!、冒頭にてプアマンズなベースレイヤーを導入と書いた。購入したのはワークマンのメリノウールの半袖シャツだ。
ワークマンのメリノウールのインナーは長袖タイプ(100g/m2と150g/m2を2枚)、半袖も2枚(これは100g/m2かな?)を導入しており、この4枚はメリノウール100パーセント。今回手に入れたのは毎年買いそびれていたメリノウール、ポリエステルの50/50タイプの半袖シャツだ。
汗掻き星人なので100パーセントのメリノウールだと運動中(主に日帰り低山専科)、暖かさはしっかりと感じるものの、汗が全く乾いてくれず、最終的に下山時、ずっと下りの行程で汗が止まってからは体も熱を発しないので徐々に汗冷えを感じていた。
そこで半分化繊のこのモデルを昨年狙っていたのだが、売り切れ。そして今年も実は売り切れで買えなかったんだ。調べ方が悪いのは公式サイトでも見当たらない商品なんだな。ワークマンってサイトに載せずに店舗でしか買えない商品も多いようでこのハーフメリノシャツもその類なのか?。
ところが9月末、ジョギング用のウィンドシェルを買おうといつもの店舗を訪れたらなんとっと!、こいつが2枚残っていたではないか!。ワークマンの店舗ってメリノウールはメリノウール系でまとめてディスプレイされているのだが、何故かこいつはメリノコーナーではなく、下着コーナーにあったんだな。しかもですぞ!。通常1500円かな?、それが在庫処分との事で490円!。2枚買っても960円ですぜ!。連れが見つけてくれた。彼女に感謝である。彼女は私以上にケチケチセンサーが鋭く、こういうのを見つけるのが得意なんだ。
残念ながらLサイズ、自分にはちょっぴり小さいかなと思ったのだが、ほれっ!、9月は超~ダイエット期間だったでしょう?。ワークマンは何故か他のアウトドアブランドよりも多くのウェアでワンサイズ~ツーサイズ小さめに造られているが、これに関してはハーフサイズ小さいくらい。普段着のTシャツとして着るとピチピチであってもインナー、下着活用ならむしろこれくらいがピッタリ!。良い時期に体を絞った自分を褒めたい!。
早速着用。うん、やっぱりチクチクする。ワークマンのメリノインナーは100パーセントメリノでもチクチクするんだ。でも一回洗濯機を回せば大丈夫。ところがこのハーフタイプは一度洗濯機を回しただけではチクチクは取れなかった。まぁこのチクチクはほんのちょっと汗を掻けば糸がふやけるのだろう、気にならなくなるのと、2度目の洗濯以降は汗を掻かずともチクチクはゼロになった。
ちなみに連れは昨年、ワークマン女子でこれを手に入れており、本人曰く、一切チクチクしないとの事。鈍感肌が羨ましい。とりあえず肌に敏感な方は着用前に2~3度洗濯すりゃなんとかなるとは思う。ポリエステル50パーセント物であるが、かなりの薄手タイプだからネットに入れて回した方が良いかな?。
階段トレーニングをテストの場とした。距離5.2Kmの中、平均65段の階段の上り下りが32回。階段から階段への移動の平地では普段よりぐっと遅い超スロージョギング。初っ端から直線で50メートル程の距離に階段が5つあり、心拍数は一気に140を超えていく。1時間16分のトレーニング&テストで平均心拍数は136だった。かなりの運動量であるが、低山専科とは言え山登りでは5~10Kgくらいの荷物を背負っているのでこれくらいが適度なトレーニングだと思っている。
気温は14度、風は1~2m。メリノウール、ポリエステル半々のTシャツの上に同じワークマンのポリエステル100パーセントのロングTシャツを重ねてのテスト。
今も書いた通り、初っ端から複数の階段の上り下り、15分を過ぎた頃から汗ドバ。低山の多くは稜線に出るまで直登のような登山道があるでしょう?。登山口からの30分が一番きつかったりする山も多かったりする。だからこれも登山のシミュレーション、あえてそういう場所からスタートしている。
私がこれまで失敗してきたのは秋冬は歩き始めが寒いから余計に着込んじまう。気温14度だったらアウターでウィンドシェルを羽織るか、行動着としてのロンTの代わりに薄手のソフトシェルジャケットを着込んでいると思う。気が付いたら汗ドバ、そしてそんな時に限って丁度稜線に出ちゃって風がピープー。ここで一気に汗冷えを起こす。毎回そのパターンだから自分がアホじゃないかと思う。そんなアホな自分のシミュレーションを階段トレーニングで行っている訳だ。
2.6Kmの中間地点、しばし休憩である。ここで汗冷えのテスト。土手上よりも風が走らない場所(それでも1mくらい吹いていたと思う)で7分の休憩で汗冷えが始まってきた。要は5分を経過したくらいから心拍数は平常に戻り、その時点で体が熱を発しなくなっているのだな。
予想では5分以内にブルブル震えるだろうと考えていたから薄手であってもハーフ&ハーフであってもメリノウール、割と頑張っている。本来なら休憩時は風除けの為、ウィンドシェルなどのアウターを羽織るけど今回はそのまま休憩していたから・・・。でも10分は無理だったな。あと3分休憩していたら体が冷え切って階段トレーニングを再開しても5分以上は寒いままだったろう。実際のハイキングでも運動再開後、体が発熱するまでの5分、この糞冷たさ!、超~不愉快なんですな!。
肌感覚はどうだろうか?。体に完全にフィットしたシャツなので汗が肌を伝うと言った気持ち悪さはない。ミレーのアミアミは網目が大きいから汗ドバ状態だと背中を伝う汗を何度も確認出来るから、それを考えるとメリノウール系のシャツの方が不快感はない。また、汗でシャツが張り付いているような感覚もさほどない。とにかく行動中は気持ち悪さは全く感じなかった。
ワークマンの100パーセントメリノウールシャツとの違いは?。多分ないと思う。あるとしたらサイズ感だ。100パーセントメリノウールシャツはXLを購入しているので体にピッタリフィットって訳じゃないんだ。その上にさらにシャツを羽織っても部分的にはほんの少し肌との間に隙間が出来る。だから汗ドバだとミレーアミアミと同じく背中の汗を感じられたりもする。
どうだろう?。生地の混毛率や機能云々ではなく、コンプレッションウェアのように上半身全体にピッタリフィットしているのがキーなのかもしれない。それでも着心地を含め、特に100パーセントメリノウールシャツとの大きな違いは見出だせなかった。
それとこれ重要かな!。
ジョギング後、就寝までの2時間、室温20度程度の部屋にびしょ濡れのそれを吊るした。残念ながらほとんど乾いていなかった。大量の汗が染みていたのもあるけれど2時間経過しても湿りっぱなし。全ての汗を吸っていたから化繊100パーセントのシャツでも半乾きくらいにしかならないとは思うが・・・。
「これってポリエステル50パーセントの効果があるの?」
少々首を捻っている次第だ。2時間も乾かなかったら実践的には100パーセントメリノウールと比較して用をなさない気がしているんだ。乾きが遅いのなら、より暖かく、より消臭効果が高いであろうメリノウール100パーセントの方が良くない?。
これが有名アウトドアメーカーで1枚1万円近いウェアなら「乾きやすい」なる理由ではなく、「少しでも長持ちさせたい」、そんな意図から丈夫であろう化繊混のメリノウールシャツを買うのは判る。でもワークマンのは100パーセントメリノウール、それも長袖タイプでも1900円。そしてポリ混50/50のシャツも同じく1900円。しかも半袖。あんまり意味がないのでは?。
着用時期と用途かな?。今回手に入れたポリ混メリノウールシャツはTシャツ1枚ではちょっと肌寒い春~初夏がベストなのだろう。用途もアウトドアアクティビティよりも街中での活用なら100パーセントメリノウールよりも(丈夫、縮みにくいと言う点において)使い勝手はありそう。但し、下着活用だと丸首ネック部分が締まりすぎているのともっと薄いグレーとかラインナップされていないと・・・。
あとはアウトドアアクティビティにおいてドライレイヤーのアミアミの上にベースレイヤーとしてこのポリエステル50パーセントメリノウールシャツが使えるか否かってところか?。
私個人は昨年、アミアミの上に100パーセントメリノウールシャツを着たりしていた。結局大量の汗を掻いたら何を着ていても一緒な人間なので効果の程はクエスチョンマーク。それでもポリエステル50パーセントメリノウールシャツは少しは100パーセント物よりは乾きやすい、かつ一気に乾く事もないので気化熱による冷えも少なだろうから、アミアミとの組み合わせに期待したいところだ。
今月末、そこそこ寒いところに出向くのでその時にでもテストしてみようかな?。欲を言えば長袖バーションもラインナップして頂きたいものだ。
10月1日からスロージョギングを再開し、その日は25度くらいだったかな?。それくらいだとウェアなんて化繊の半袖Tシャツ。この手の運動用に大量の購入したワークマン、肌面にミレーのアミアミなどで使用されている水を吸わないポリプロピレンが織り込まれており、ポリエステル100パーセント生地よりも肌触りが良いTシャツだ。
とは言え、汗掻き星人、25度の気温で坂道をエッチラホッチラ走っていたら大量の汗、生地がなんだろうが関係ない。ビショビショである!。それでも「暑くて走れない」、そんな状態にはさすがにならず・・・。
そして翌日は一気に冷えたのを覚えている。20度近かったんじゃなかろうか?。前日から5度も低いから肌寒い。風も少々あったような記憶があり、、、
「Tシャツ1枚だと向かい風だったら寒いんじゃないか?」
そう判断して購入したばかりのワークマンの「耐久撥水ベンチレーションウィンドフーディー」を重ね、下半身も短パンから秋冬時にスロージョギングで活用しているワークマンの(春夏用)エアロストレッチクライミングパンツを穿いた。
走って10分、後悔した。ウィンドフーディーは汗で生地が肌に張り付かないようにとメッシュの裏地があり、厳密にはTシャツの上に極薄メッシュシャツがあり、その上に風を通しにくいウィンドシェルを羽織っている事になり、20度程度の気温だと体が火照って火照って!。また下半身もまだまだ長ズボンは早かった。
良く考えれば皮下脂肪が全くないマラソン選手が真冬にランニングシャツ1枚で走っているのだから判りそうなものだけどおっさんの温度センサーなんていい加減な相対的なものから25度から20度に落ちると無茶苦茶寒い感覚になっちゃう。
その翌日も20度くらいだったのかな?。この日は前日の反省を踏まえ、プアマンズアミアミ(イオン製)の上からTシャツを着て走った。ところがそれでも暑い!。確かその日、無風だった。
アミアミの長所でもあり欠点なのは生地部分に嵩があるから網目部分が1つの部屋のようになり体から出た熱を溜め込む。だから真冬暖かく感じる。これは素っ裸の状態からアミアミを着るだけで判る。その瞬間に暖かさを感じるんだ。ウェアに温かい空気が溜まりやすいから汗冷えしにくいとも言われている。その反面、少しでも気温が高く、かつ無風状態だと溜め込んでいる熱を外に排出出来ないから熱がこもったまま。この日、それが起きた。
前日のウィンドフーディーを着ている時より暑さは感じなかったものの、見事に走りに影響が出ていたんだ。暑い時期のように坂道になり、心拍数が上がると同時にへこたれる。スロージョギング再開2日目だったのでステッパーでは脚力の維持が出来ない事により筋力不足でもあるのだが、空気の対流がない時点で蒸し暑くて精神的なダメージ。
4日目だったか5日目だったか雨上がりに走る。その日はずっと雨模様だったので気温も低かった。
「よし!、気温も低く肌寒い。今日こそアミアミだろう!」
ところがである!。確かに気温は低かった。17度くらいだった筈だ。ところが湿度は限りなく100パーセント。そしてこの日も無風だったんじゃないかな?。全く同じですがな!。シャツ内に熱がこもって暑いのなんのって!。坂道を駆け上がっている時、首から上がカァッと熱くなる。ところが平地でも蒸れていると感じていたから坂道に差し掛かった途端に体全体が火照り出す。真夏の熱中症になる一歩手前のような火照りとでも言おうか?。
ウィンドシェルを羽織って暑いと感じたら脱げば良い。でも下にピッチピチのアミアミを着ているとどうしようもないし、無風だったら万策尽きるどころか策そのものがない。だからこの日も体力、脚力以前に精神的にアップアップだったんだ。
「プアマンズアミアミだから駄目なんじゃねえの?。ケチらずに本家を着ろよ」
そんな意見が出そう。でもワタクシ、本家ミレーも所持しているし、プアマンズもイオンの他TSデザインも所持しており、当然その3つでテストを重ねている。ミレーのアミアミは生地部分の嵩が一番高く、また網目が大きい。プアマンズの2つは嵩がミレーよりもほんの少し低く、網目は小さい。この違いがどの程度かなんだな。微妙な差しかないような気がする。あくまでも主観だが・・・。
暖かさは網目が小さいプアマンズの方がある筈。また網目が小さい分、汗は本家よりも吸ってくれそうなイメージがある。本家は笑っちゃう程汗が出ると特に背中に汗がタラリと流れているのが判るんだ。網目が大きい分、汗を吸い取れていない筈。反対にプアマンズは網目が小さい分、汗をしっかりと吸う筈。
これが互いの長所となり短所にもなっているようだ。プアマンズは熱がこもり易く、着用の判断が非常に難しい。本家は多少暑くてもなんとかなるレベルだが大汗時にはプアマンズよりも汗冷え率は高そうな気がする。そしてこの汗冷えに関しては、、、
「運動量が多過ぎると本家もプアマンズもドライレイヤーの上に羽織っているベースレイヤーですら汗を処理し切れずに停滞した瞬間から汗冷えが始まるし、適度な運動量であれば本家もプアマンズも性能的には大差ない」
そう結論付けている。だったら安い方が良いでしょう?。本家を1枚買う値段でプアマンズは3枚くらい買えるんじゃないか?。
少し前、栃木県の朝日岳だったかな?。4人が滑落と低体温症で亡くなった。そんな記事を見てふと思った。もし自分が山中で低体温症で死ぬ事になったら、死に際に「嗚呼、プアマンズではなく本家アミアミを着ていれば良かった」、そんな後悔はしたくない。
低体温症で死ぬくらいだからアミアミなどの装備云々以前に体力だったり登山計画そのものに大きな過ちがあるのだろう。それでも「嗚呼、ミレーを着ていれば・・・」、なんて思いながら死ぬのは嫌でしょう?。つまり本家アミアミを着用する理由は、、、
「何か不備があっても後悔しながら死ぬ事はない」
この一点に尽きないか?。ミレーのアミアミを着ていても低体温症で死ぬのならそれが己の運命だったと納得してあの世に行けるでしょう?。
これはアウトドアウェア全般に言える。近頃はワークマンのアウトドアウェアやギアが流行している。確かに素材を見る限り、余程劣悪な環境でない限り、登山ウェアとして十分に利用出来る。しかし全身ワークマンで万が一、登山中に死んだら地縛霊としてきっとずっとそこに留まっちゃうぜ!。プアマンズを着ていたから死ぬ、そういう話ではない。生きるか死ぬかじゃないんだ。「死んだ時」にあの世で後悔しない為にちゃんとしたアウトドアメーカーのウェアを揃えましょうって事。
また本家はノースリーブ、半袖に加え長袖のアミアミが用意されており、私はこの長袖を購入している。経験上、半袖のアミアミは汗を掻くと二の腕から先がないから風などで冷やされると腕が異常に冷たくなるんだ。腕が冷えると次に肩、そして肩が冷えたらもうおしまい。アミアミだからど~のではなく、寒い時期、下着は長袖に限る。プアマンズは何故か長袖がラインナップされていない(おたふく手袋には長袖アミアミがあったかな?)。
本家ミレーのアミアミに対抗したのかノースフェイスに「ドライハンドレッドシリーズ」なるドライウェアがある。ミレー同様、ノースリーブ、半袖、長袖が用意されている。ミレーよりちょっと高いのとミレーは年に数回30パーセントオフをするからお得感はミレー(ノースフェイスはYahooショッピングや楽天市場などで時折激安で販売される時もあるが)。
でもノースフェイスのそれはミレーやプアマンズと違い、100パーセントポリプロピレン生地。本家が有名になり過ぎたのかイマイチ話題に上っていないようだが、「ポリプロピレンだけで作られている」、これにちょいと興味があったりするものの、機能的には同じな筈で買ってもまた後悔しそう・・・。
でもノースフェイスのそれはミレーやプアマンズと違い、100パーセントポリプロピレン生地。本家が有名になり過ぎたのかイマイチ話題に上っていないようだが、「ポリプロピレンだけで作られている」、これにちょいと興味があったりするものの、機能的には同じな筈で買ってもまた後悔しそう・・・。
スロージョギングの話に戻ろう。プアマンズアミアミの効果を確認した日、その日の夜の気温は17度でカラカラな陽気で2~3メートルの風が吹いていた。走り始めは寒かった。でも数分で丁度良い塩梅。大量に汗が出てからは追い風では若干蒸れを感じたものの、向かい風で気持ち良く体が冷えてくれ、快適にスロージョギングを終えた。
現在走っている8Kmちょいのコースは直線500メートル程度を東西に行ったり来たりしているので数分追い風を受けたら数分向かい風を受ける。だから体が火照り出しても数分後には向かい風になる、真冬でも向かい風で寒さの限界が来る前にクルリと反転し追い風になるのでコースとして最高だったりする。この日、アミアミ効果を絶大に感じた瞬間だ。そんな瞬間は昨年の秋でも経験しているだろうがすでに忘れちまっている・・・。
そうそう、忘れちまっていると言えば・・・。
少し前までCSのアクションチャンネル(旧AXNチャンネル)で「名探偵モンク」の最終シーズンを放映していた。この番組、好きでシーズン1から最終シーズンまでしっかりと鑑賞していたものの、何故か最終回を見忘れていた。だからちゃんと録画したさ!。
ようやく最後のピースがはまる。ワクワクしながらいざ鑑賞!。でも途中で気付く。
「あれっ?、これ見ているよね。結末知っているよ、トゥルーディを殺したのはあいつだよ!」
なんて事はない。過去に最終シーズンの最終回までちゃんと見ていたのだな。それを忘れているのだからアミアミの効果なんてとうの昔に忘れちまうのは当然である。
少し前までCSのアクションチャンネル(旧AXNチャンネル)で「名探偵モンク」の最終シーズンを放映していた。この番組、好きでシーズン1から最終シーズンまでしっかりと鑑賞していたものの、何故か最終回を見忘れていた。だからちゃんと録画したさ!。
ようやく最後のピースがはまる。ワクワクしながらいざ鑑賞!。でも途中で気付く。
「あれっ?、これ見ているよね。結末知っているよ、トゥルーディを殺したのはあいつだよ!」
なんて事はない。過去に最終シーズンの最終回までちゃんと見ていたのだな。それを忘れているのだからアミアミの効果なんてとうの昔に忘れちまうのは当然である。
但し、ドライウェアの話になると毎度否定的な考えになる。ドライウェアについて書かれているレビューを記事には、、、
「汗戻りしない、肌はサラサラ、生地もすぐにドライになる」
そんな文言のオンパレード。ホントにそうか?。
上述の通り、ミレーのアミアミは網目が広いから汗がタラリと流れるのが判るくらいだから肌の汗を全て吸い切って次のベースレイヤーに渡すなんて不可能である。仮に70パーセントの汗を吸い取ってくれても30パーセントの汗は肌に残るのだから真冬、動きを止めたら汗冷えを起こすでしょう?。
また幾らポリプロピレンが水を吸わない素材であったとしても糸1本1本の表面には水分が残っている。アミアミが吸い取った汗が瞬時でドライレイヤーに移るってのもおかしな話。そんな魔法みたいなウェアある筈もない。となると外気が冷たかったら生地そのものに水分が付着しているのだから徐々に冷えてくる。そして肌にも汗が残っているのだから当然汗冷えを起こすわな。
確かに体を動かしていれば体が熱を発しているので先程も述べたように網目部分にその温かい空気を溜め込むので寒さは感じにくい。運動中の暖かさだけを考えるともしかすると薄手メリノウールより高い気がする。ところが停滞して体が熱を出さなくなったら外気が一気にウェアを冷やしていくのだから汗冷えしないは絶対に嘘!。
「レインジャケットは蒸れないのではなく従来のビニールカッパよりも蒸れにくいだけ。それと同じく、アミアミなどのドライウェアも汗冷えしないのではなく、従来のウェアよりも汗冷えをほんの少し後にずらす事が出来る」
これが正しい解釈なのではなかろうか?。メリノウールでも同じ事が言える。従来の化繊ベースレイヤーと比較したら暖かいと言うだけで汗冷えしないウェアではない。
近頃、老舗スポーツシューズメーカーなどでアッパーにゴアテックスを装備したスニーカーが仰山売られている。私はこれに懐疑的で、スポーツシューズ、スニーカーは通気性が命、透湿性だけで通気性のないゴアテックスなんて蒸れるだけだと思うのだか?。雨の日でもコンバースを履きたいのなら買っても良いけれどそれを普段でも履こうなんて思考はアホ丸出し。ゴアテックスは蒸れるんですぜ!。通気性が全く無いゴム長靴よりもましってだけ。
だからドライレイヤーなるカテゴリの商品も常に肌をドライに保つなんて全くの嘘!。百名山、二百名山、三百名山一筆書きのあの田中陽希だって真冬の登山で普通に「ここで休んだりすると汗冷えする」とか言っているのだから!。ドライレイヤーが汗冷えしないのなら何故田中陽希がそう叫ぶ?。そしてその田中陽希が着用していたドライレイヤーが上の囲みで紹介しているドライハンドレッドシリーズだと思うんだな。
さて!、冒頭にてプアマンズなベースレイヤーを導入と書いた。購入したのはワークマンのメリノウールの半袖シャツだ。
ワークマンのメリノウールのインナーは長袖タイプ(100g/m2と150g/m2を2枚)、半袖も2枚(これは100g/m2かな?)を導入しており、この4枚はメリノウール100パーセント。今回手に入れたのは毎年買いそびれていたメリノウール、ポリエステルの50/50タイプの半袖シャツだ。
汗掻き星人なので100パーセントのメリノウールだと運動中(主に日帰り低山専科)、暖かさはしっかりと感じるものの、汗が全く乾いてくれず、最終的に下山時、ずっと下りの行程で汗が止まってからは体も熱を発しないので徐々に汗冷えを感じていた。
化繊のアミアミ系は下山時ともなると半乾きしている場合が多いが、乾きが早い分、体から熱を奪うのも早く、乾きが中途半端な時に長い休憩を取ったりしたらそこで汗冷え状態完成。生地が完全に乾き切れば快適なものの、私自身は「完全に乾いちゃって快適!」、そんな体験をしていないので化繊アミアミ、メリノウール、どっちもどっち、どちらも着ないよりは「まし」って程度のレベル。
そこで半分化繊のこのモデルを昨年狙っていたのだが、売り切れ。そして今年も実は売り切れで買えなかったんだ。調べ方が悪いのは公式サイトでも見当たらない商品なんだな。ワークマンってサイトに載せずに店舗でしか買えない商品も多いようでこのハーフメリノシャツもその類なのか?。
ところが9月末、ジョギング用のウィンドシェルを買おうといつもの店舗を訪れたらなんとっと!、こいつが2枚残っていたではないか!。ワークマンの店舗ってメリノウールはメリノウール系でまとめてディスプレイされているのだが、何故かこいつはメリノコーナーではなく、下着コーナーにあったんだな。しかもですぞ!。通常1500円かな?、それが在庫処分との事で490円!。2枚買っても960円ですぜ!。連れが見つけてくれた。彼女に感謝である。彼女は私以上にケチケチセンサーが鋭く、こういうのを見つけるのが得意なんだ。
残念ながらLサイズ、自分にはちょっぴり小さいかなと思ったのだが、ほれっ!、9月は超~ダイエット期間だったでしょう?。ワークマンは何故か他のアウトドアブランドよりも多くのウェアでワンサイズ~ツーサイズ小さめに造られているが、これに関してはハーフサイズ小さいくらい。普段着のTシャツとして着るとピチピチであってもインナー、下着活用ならむしろこれくらいがピッタリ!。良い時期に体を絞った自分を褒めたい!。
早速着用。うん、やっぱりチクチクする。ワークマンのメリノインナーは100パーセントメリノでもチクチクするんだ。でも一回洗濯機を回せば大丈夫。ところがこのハーフタイプは一度洗濯機を回しただけではチクチクは取れなかった。まぁこのチクチクはほんのちょっと汗を掻けば糸がふやけるのだろう、気にならなくなるのと、2度目の洗濯以降は汗を掻かずともチクチクはゼロになった。
ちなみに連れは昨年、ワークマン女子でこれを手に入れており、本人曰く、一切チクチクしないとの事。鈍感肌が羨ましい。とりあえず肌に敏感な方は着用前に2~3度洗濯すりゃなんとかなるとは思う。ポリエステル50パーセント物であるが、かなりの薄手タイプだからネットに入れて回した方が良いかな?。
階段トレーニングをテストの場とした。距離5.2Kmの中、平均65段の階段の上り下りが32回。階段から階段への移動の平地では普段よりぐっと遅い超スロージョギング。初っ端から直線で50メートル程の距離に階段が5つあり、心拍数は一気に140を超えていく。1時間16分のトレーニング&テストで平均心拍数は136だった。かなりの運動量であるが、低山専科とは言え山登りでは5~10Kgくらいの荷物を背負っているのでこれくらいが適度なトレーニングだと思っている。
気温は14度、風は1~2m。メリノウール、ポリエステル半々のTシャツの上に同じワークマンのポリエステル100パーセントのロングTシャツを重ねてのテスト。
今も書いた通り、初っ端から複数の階段の上り下り、15分を過ぎた頃から汗ドバ。低山の多くは稜線に出るまで直登のような登山道があるでしょう?。登山口からの30分が一番きつかったりする山も多かったりする。だからこれも登山のシミュレーション、あえてそういう場所からスタートしている。
私がこれまで失敗してきたのは秋冬は歩き始めが寒いから余計に着込んじまう。気温14度だったらアウターでウィンドシェルを羽織るか、行動着としてのロンTの代わりに薄手のソフトシェルジャケットを着込んでいると思う。気が付いたら汗ドバ、そしてそんな時に限って丁度稜線に出ちゃって風がピープー。ここで一気に汗冷えを起こす。毎回そのパターンだから自分がアホじゃないかと思う。そんなアホな自分のシミュレーションを階段トレーニングで行っている訳だ。
2.6Kmの中間地点、しばし休憩である。ここで汗冷えのテスト。土手上よりも風が走らない場所(それでも1mくらい吹いていたと思う)で7分の休憩で汗冷えが始まってきた。要は5分を経過したくらいから心拍数は平常に戻り、その時点で体が熱を発しなくなっているのだな。
予想では5分以内にブルブル震えるだろうと考えていたから薄手であってもハーフ&ハーフであってもメリノウール、割と頑張っている。本来なら休憩時は風除けの為、ウィンドシェルなどのアウターを羽織るけど今回はそのまま休憩していたから・・・。でも10分は無理だったな。あと3分休憩していたら体が冷え切って階段トレーニングを再開しても5分以上は寒いままだったろう。実際のハイキングでも運動再開後、体が発熱するまでの5分、この糞冷たさ!、超~不愉快なんですな!。
肌感覚はどうだろうか?。体に完全にフィットしたシャツなので汗が肌を伝うと言った気持ち悪さはない。ミレーのアミアミは網目が大きいから汗ドバ状態だと背中を伝う汗を何度も確認出来るから、それを考えるとメリノウール系のシャツの方が不快感はない。また、汗でシャツが張り付いているような感覚もさほどない。とにかく行動中は気持ち悪さは全く感じなかった。
ワークマンの100パーセントメリノウールシャツとの違いは?。多分ないと思う。あるとしたらサイズ感だ。100パーセントメリノウールシャツはXLを購入しているので体にピッタリフィットって訳じゃないんだ。その上にさらにシャツを羽織っても部分的にはほんの少し肌との間に隙間が出来る。だから汗ドバだとミレーアミアミと同じく背中の汗を感じられたりもする。
どうだろう?。生地の混毛率や機能云々ではなく、コンプレッションウェアのように上半身全体にピッタリフィットしているのがキーなのかもしれない。それでも着心地を含め、特に100パーセントメリノウールシャツとの大きな違いは見出だせなかった。
それとこれ重要かな!。
ジョギング後、就寝までの2時間、室温20度程度の部屋にびしょ濡れのそれを吊るした。残念ながらほとんど乾いていなかった。大量の汗が染みていたのもあるけれど2時間経過しても湿りっぱなし。全ての汗を吸っていたから化繊100パーセントのシャツでも半乾きくらいにしかならないとは思うが・・・。
「これってポリエステル50パーセントの効果があるの?」
少々首を捻っている次第だ。2時間も乾かなかったら実践的には100パーセントメリノウールと比較して用をなさない気がしているんだ。乾きが遅いのなら、より暖かく、より消臭効果が高いであろうメリノウール100パーセントの方が良くない?。
これが有名アウトドアメーカーで1枚1万円近いウェアなら「乾きやすい」なる理由ではなく、「少しでも長持ちさせたい」、そんな意図から丈夫であろう化繊混のメリノウールシャツを買うのは判る。でもワークマンのは100パーセントメリノウール、それも長袖タイプでも1900円。そしてポリ混50/50のシャツも同じく1900円。しかも半袖。あんまり意味がないのでは?。
着用時期と用途かな?。今回手に入れたポリ混メリノウールシャツはTシャツ1枚ではちょっと肌寒い春~初夏がベストなのだろう。用途もアウトドアアクティビティよりも街中での活用なら100パーセントメリノウールよりも(丈夫、縮みにくいと言う点において)使い勝手はありそう。但し、下着活用だと丸首ネック部分が締まりすぎているのともっと薄いグレーとかラインナップされていないと・・・。
あとはアウトドアアクティビティにおいてドライレイヤーのアミアミの上にベースレイヤーとしてこのポリエステル50パーセントメリノウールシャツが使えるか否かってところか?。
私個人は昨年、アミアミの上に100パーセントメリノウールシャツを着たりしていた。結局大量の汗を掻いたら何を着ていても一緒な人間なので効果の程はクエスチョンマーク。それでもポリエステル50パーセントメリノウールシャツは少しは100パーセント物よりは乾きやすい、かつ一気に乾く事もないので気化熱による冷えも少なだろうから、アミアミとの組み合わせに期待したいところだ。
今月末、そこそこ寒いところに出向くのでその時にでもテストしてみようかな?。欲を言えば長袖バーションもラインナップして頂きたいものだ。

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