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2022年秋の旅第二弾その8 八丁池トレッキング Part 2

2023年03月10日 00:00

旧天城トンネル

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Olympus OM-D E-M1markII
M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3



前回記事からの続き・・・。

天城トンネルと言えば2つの作品がすぐに思い浮かぶ。川端康成の「伊豆の踊り子」、そして松本清張の「天城越え」だ。川端康成のそれは実家に作者別になっている日本文学全集のようなシリーズがあり、初めて読んだのが中学生の頃だったと思う。その後、1974年公開の山口百恵と三浦友和が主演した映画をテレビで見ている。またCSの日本映画チャンネルだったかなぁ、何年か前に1963年公開の吉永小百合、高橋英樹バージョンを鑑賞している。

そして「天城越え」は小説を読んだ記憶が乏しいのだが、一時、松本清張にはまって図書館でアホみたいに借りていたからきっと読んでいるに違いない。記憶にあるのは映画の方。なんたったこれは極最近、数年前にBSのNHKだったか、1978年にNHKで放映されたテレビドラマを見ている。

伊豆は若い頃からもう何度も訪れているが、旧天城トンネルだけは何故か行っていなかったのだな。だから一度はこのトンネルを見ないとと思い、ようやくそれが昨年に実現したんだ。


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Olympus OM-D E-M1markII
M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3



「天城山隧道」と書いてある。

そして時間がない中、ほんちょっと中に入ってみた。だってせっかくこれを見たくて訪れたのだから(これを見なければ別のハイキングコース入口から八丁池を目指せ、そうすれば貧脚の我々でも5時間程度で戻って来れる)。


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Olympus OM-D E-M1markII
M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3



そしてこの旧天城トンネル入口の右手から登山道となる。


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Olympus OM-D E-M1markII
M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3



ここにお手洗いと東屋の休憩所がある。貧脚の我々は休憩所があったら必ず座る!。トイレがあったら必ず用を足す!。そんなこんなでここを出発したのがなんと9時50分である。この時点で下山時ヘッデン使用可能性が80パーセントを超えた。

事前に観光協会の方から「天城峠までは急登だから気楽なハイキングと思わない方が良い」との情報を得ていたが、それほど急な道ではなかったかな。


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Olympus OM-D E-M1markII
M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3



それでも旧天城トンネルの標高が710メートル、分岐のある天城峠が830メートルと一気に120メートルも上がるので当然貧脚の我々は「ひ~こら」している・・・。

そうそう!、旧天城トンネルの東屋でアウターにしていたモンベルのライトシェルパーカだと暑いと感じ、この時点でアウターを同じくモンベルのウィンドシェルであるウィンドブラスターに変更している。当然、ミレーのティフォン50000ウォームストレッチジャケットはリュックの中、この時点ではまだデビューしていない。


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Olympus OM-D E-M1markII
M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3



倒木を見ると必ずカメラを構える。また生命力を感じる枝ぶりや根っこ、これも被写体として大好きだったりする。


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Olympus OM-D E-M1markII
M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3



天城峠の分岐にようやく到着である。


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Olympus OM-D E-M1markII
M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3



天城峠の到着が10時18分。通常ここまでは20分で上れるそうだが、我々は28分、やはり標準コースタイムの1.5倍掛かっている事になる。ここまでに二組に抜かれている。ただ、抜かれる際、上っているスピードはさほど変わらない。ほんのちょっと遅い程度。写真撮影と言う休憩が我々の山行を酷く長くしているのだった。

天城峠を抜けてからは稜線の脇を通るトラバース的な道が続くので体力的には辛くはないが、何しろ距離が長い。とにかくコースタイムの1.5倍は掛かるのだから天城峠にて、ヘッデン確定を理解した。写真を撮らずにせっせと上っていれば日没前に楽に下山出来そう。でもそうも行かず。何しろ私の趣味は登山ではない。あくまでも「写真」なんだ。歩いていて抜かされると「糞!」と思うが、写真撮影で立ち止まっていて抜かされる分には一向に構わない。

さて本日の写真、幾つかデジタル写真ではありえないような発色や色転びになっている。これは私の知る1990年代のベルビア50、これを相当意識している。硬調のリバーサルフィルムだから色は濃く、コントラストも高い。そして当時のベルビアは紫~赤に色転びしたり、日陰ではかなりの青被りをしていたと記憶しており、それを再現している。

勿論、再現と言っても「確かこんなだった気がする・・・」、と言う私個人のベルビア50のイメージでしかなく、これがホンモノに近いかと問われるとイエスとは自信を持って言えない。

今日はここまで!。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | mQop/nM.

    樹の根に生命力と時の流れを感じます。
    奇を衒って、超広角で根っこの広がり具合を撮ってみたいなと思ったりしてます。

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    そうなんですよ、根っこの張り出しとか豪快だとついついカメラを構えちゃいます。
    超広角で広がり具合、なるほど、そういう手がありますね。カメラを地面スレスレにして虫の目目線の根っこ、良いかもしれません!。

  3. Kaz | URL | NSZPX.9E

    根っこの写真は、日陰だとより、うごめいている感が強まります。上から7枚目の写真、奥の方が白飛びに近いほど眩しく、その分、青みがかった日陰が印象深いです。13,14,15枚目も胸に迫るものがあります。

    かたや、八丁池トレッキング Part 1 での日なた写真は、何枚か、ちょっとアニメの世界も彷彿とするような現像と感じました。自分らしい現像、そして風景に応じた臨機応変の現像を追求したいと思います。年末年始にこのブログのRawTherapee記事をじっくり拝読いたしまして、全体像が見えてきた気がしています。

    なるほど、ライトシェルで暑い時はウインドシェルですか! 寒暖差の激しいこの季節、朝晩にライトシェル、日中はウインドシェルといった使い分けが有効かもしれませんね。今度ちょっと試してみようと思います。

  4. BigDaddy | URL | -

    > Kaz さん

    ありがとうございます。せっかく自ら現像出来るデジタルカメラを使っているので「見たままの風景」なんぞ糞食らえ!、って感じで楽しんで発色を色々といじっています(笑)。そろそろ春めいてきたので今後の旅ではより一層、アニメの世界?、のような幻想的な新緑な写真も撮っていきたいです。

    私の場合、中、ベースレイヤーやミドルレイヤーを着脱するのが面倒なのでアウターで体温調節したいタイプでして、朝や動き始めはちょい寒いのでライトシェル、本格的な上りになったらウィンドシェル、この選択は悪くはないと表地ます。勿論両方を持ち込む、これって無駄と言えば無駄ですが、春~秋に掛けての日帰りハイクなら荷物が少ないですから何を積んでも良いですし、今回はこの他にミレーのティフォン50000もリュックに入れており、例によってのファッションショー状態でしたよ。

    モンベルのウィンドブラスター、次か次のネタで詳細を書く予定ですが、これ2023年春モデルからようやく胸ポケットが付いて私の理想とするウィンドシェルになってくれています。私は2021年のモデルを持っていますが、胸ポケットが付いたってだけで2023年モデルを買おうと思います。かなり高くなったので不愉快ではありますが、それでもパタゴニアやノースフェイスと比較したら安いです。旧モデルはアウトレットで無茶苦茶安いですね。

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