2023年02月10日 00:00
自宅でのテストは精神的にストレスがない。また5枚前後撮影したらパソコンで撮影したコマのブレ加減をチェックするのでカメラを構える上での細かな修正が可能になり、自ずと50コマ、100コマと撮影していくうちに歩留まり率はどんどんと上がっていく。
しかし実践ではコマ毎にブレを背面液晶を拡大しながらチェックするなんて煩わしく、右手と左手のバランスなどを修正する事は出来ない。家へ戻るまでどうなっているか判らず、全コマ失敗の可能性だってあり得る。そのストレスもあるし、自宅で裸足で撮影していると外で靴を履いている時の感覚も大きく違ってくるんだ。
またどんなカメラでも手ブレ補正の限界を攻めると撮影体勢、被写体は常に自分の目の高さにあるとは限らず、カメラを上下に向けたり、自分が背筋を丸めたり、中腰姿勢になったり、はたまた片膝を突いて座り込んだり(うんこ座りは体が大きく揺れるのでどんなカメラでも無理)。
そこで今回は手始めとして自分に極力ストレスを掛けない。つまり目高写真に徹した。カメラを傾けず、自身の体も真っ直ぐ突っ立っているだけ(一部、その誓いを破った風景もあるが)。これで50mmレンズ時に1/5秒がクリア出来れば万々歳である。但し、ひとつの被写体に対して消費するのは3コマと決めた。
と言うのも5コマだったら偶然1コマくらいは1/4秒でも1/3秒でも止められる時もあり、この偶然が不快なのと5コマでワンセットはカメラを構えてから撮影終了まで時間が掛かり過ぎ、それを何度も繰り返していると疲労し、それがやがてストレスになる。
そんなこんなで手ブレ補正云々を抜きにしても久々の夜散歩写真、高揚感は出るねえ!。
お散歩写真の際、今どこにいるかを気にしない。また今回は「観光旅行においてのレインジャケットの透湿度テスト」と題して写真を撮る他に長く歩く事も課せられており、とにかく適当にどんどんと歩いていく。そうなるとあっち曲がってこっち曲がってとなり、方角もすぐに見失うし、どこを辿ってきたかも覚えていない。つまり道に迷っている状況、でもお散歩写真ではこの状況を作り出してからこそが楽しいのだ。
今回は2日間に渡り、自転車を使ってある程度自宅から離れ、そこからのスタート。自転車を置いた場所さえ記録、覚えていればあとはどんなに道に迷っても最後はスマホで道案内して貰って戻るだけ!。
初日はいきなり迷った。自転車を置いた場所から1Kmくらいしか歩いていない筈なのにすでに「ここはどこ?」。すると見慣れたお店を見つけた。それがトップ写真である。「POPEYE」と言えば私の年代はまずアニメ、ほうれん草を食べると強くなる水兵さんなポパイだし、思春期からはポパイと言うトレンド雑誌をむさぼり読んだ。だからこのお店を見てすぐに判った。そう!、以前にも撮影していたんだな。
その周辺は去に頻繁に訪れていた場所。何しろ廃屋はあるわ、トタン板の古臭いお宅があるわ、あちこちが昭和していた場所だった。でもそれは「かつては」の話。直近ではCanon NewFD28-85mF4を購入直後に訪れており、それを使って撮影していた。それが2020年。この時すでに幾つかの廃屋は消え失せており、トップ写真のお店から少し歩いた先を左に曲がると昭和にタイムスリップしたかのような物凄い路地があったのだが、これも多くが新築物件になっていた。
「なるほど、こんなところに出るんだ!」
トップ写真と次の2枚は設定を間違えてなんと1/4秒で撮影していた。どれもかろうじて1枚のピタリ賞、それを今回掲載している。今回間違えて1/4秒で撮影しているコマが30あった(10の風景)。そのうちピタリ賞が12コマ。割と良い数字ではないか!。でも3コマ全滅の風景が2つあった。
しかし実践ではコマ毎にブレを背面液晶を拡大しながらチェックするなんて煩わしく、右手と左手のバランスなどを修正する事は出来ない。家へ戻るまでどうなっているか判らず、全コマ失敗の可能性だってあり得る。そのストレスもあるし、自宅で裸足で撮影していると外で靴を履いている時の感覚も大きく違ってくるんだ。
またどんなカメラでも手ブレ補正の限界を攻めると撮影体勢、被写体は常に自分の目の高さにあるとは限らず、カメラを上下に向けたり、自分が背筋を丸めたり、中腰姿勢になったり、はたまた片膝を突いて座り込んだり(うんこ座りは体が大きく揺れるのでどんなカメラでも無理)。
そこで今回は手始めとして自分に極力ストレスを掛けない。つまり目高写真に徹した。カメラを傾けず、自身の体も真っ直ぐ突っ立っているだけ(一部、その誓いを破った風景もあるが)。これで50mmレンズ時に1/5秒がクリア出来れば万々歳である。但し、ひとつの被写体に対して消費するのは3コマと決めた。
と言うのも5コマだったら偶然1コマくらいは1/4秒でも1/3秒でも止められる時もあり、この偶然が不快なのと5コマでワンセットはカメラを構えてから撮影終了まで時間が掛かり過ぎ、それを何度も繰り返していると疲労し、それがやがてストレスになる。
そんなこんなで手ブレ補正云々を抜きにしても久々の夜散歩写真、高揚感は出るねえ!。
お散歩写真の際、今どこにいるかを気にしない。また今回は「観光旅行においてのレインジャケットの透湿度テスト」と題して写真を撮る他に長く歩く事も課せられており、とにかく適当にどんどんと歩いていく。そうなるとあっち曲がってこっち曲がってとなり、方角もすぐに見失うし、どこを辿ってきたかも覚えていない。つまり道に迷っている状況、でもお散歩写真ではこの状況を作り出してからこそが楽しいのだ。
今回は2日間に渡り、自転車を使ってある程度自宅から離れ、そこからのスタート。自転車を置いた場所さえ記録、覚えていればあとはどんなに道に迷っても最後はスマホで道案内して貰って戻るだけ!。
初日はいきなり迷った。自転車を置いた場所から1Kmくらいしか歩いていない筈なのにすでに「ここはどこ?」。すると見慣れたお店を見つけた。それがトップ写真である。「POPEYE」と言えば私の年代はまずアニメ、ほうれん草を食べると強くなる水兵さんなポパイだし、思春期からはポパイと言うトレンド雑誌をむさぼり読んだ。だからこのお店を見てすぐに判った。そう!、以前にも撮影していたんだな。
その周辺は去に頻繁に訪れていた場所。何しろ廃屋はあるわ、トタン板の古臭いお宅があるわ、あちこちが昭和していた場所だった。でもそれは「かつては」の話。直近ではCanon NewFD28-85mF4を購入直後に訪れており、それを使って撮影していた。それが2020年。この時すでに幾つかの廃屋は消え失せており、トップ写真のお店から少し歩いた先を左に曲がると昭和にタイムスリップしたかのような物凄い路地があったのだが、これも多くが新築物件になっていた。
「なるほど、こんなところに出るんだ!」
トップ写真と次の2枚は設定を間違えてなんと1/4秒で撮影していた。どれもかろうじて1枚のピタリ賞、それを今回掲載している。今回間違えて1/4秒で撮影しているコマが30あった(10の風景)。そのうちピタリ賞が12コマ。割と良い数字ではないか!。でも3コマ全滅の風景が2つあった。
尚、本日の写真は全てsmc PENTAX-M50mmF1.4で撮影している。このレンズ、日中は割と良い描写をするのだが、やはり古いレンズなのだろう。夜になると風景そのもののコントラストが低くなる事もあろう、絞ってもボンヤリした絵になってしまう時がある。ブレている?、違うんだ。レンズの描写なんだな。だから可能な限り絞りたい。最低でも2段、F2.8の描写が欲しい。
今回最高ISO感度を800に設定しており(勿論それで1/5秒で撮れなければISO1600まで上げた)、その中で絞りたいから1/4秒、1/5秒が使えるってのは非常に嬉しい。場所によってF5.6まで絞り込めたりする。さすがにオールドレンズでもそこまで絞れば割とシャープな像を提供してくれる。
次の写真、一帯がトランクルームになっている。確かここに古いサザエさんちのような廃屋があったと記憶している。厳重に封鎖されていたので塀の外から何枚かパチリした事がある。これも無くなってしまったのだなぁ。
今回最高ISO感度を800に設定しており(勿論それで1/5秒で撮れなければISO1600まで上げた)、その中で絞りたいから1/4秒、1/5秒が使えるってのは非常に嬉しい。場所によってF5.6まで絞り込めたりする。さすがにオールドレンズでもそこまで絞れば割とシャープな像を提供してくれる。
次の写真、一帯がトランクルームになっている。確かここに古いサザエさんちのような廃屋があったと記憶している。厳重に封鎖されていたので塀の外から何枚かパチリした事がある。これも無くなってしまったのだなぁ。
そうそう!、こんな神社あったよね!。今回はあまりにも暗く、絞り開放で撮影しているが、ここは日中、ひとつひとつを絞りを変えて撮っても面白いと思った。
そして昭和な団地も、、、
「わぉっ!、進入禁止されちまっている!」
ここも近々取り壊されるのだろうな。またひとつ、昭和な団地がなくなる・・・。
「わぉっ!、進入禁止されちまっている!」
ここも近々取り壊されるのだろうな。またひとつ、昭和な団地がなくなる・・・。
そしてパンダさんと象さんも壁画も覚えているぞ!。これは恐らくまだデジタル一眼レフを手に入れる以前、SonyのCybershot DSC-H50でも撮っていた風景なんじゃないかなぁ。これは小学校の卒業記念で生徒さんが描いたものらしいが、これも消えてなくなっちゃうのかなぁ~。
本日最後の写真。これは私が曲がっているんじゃない。自販機が曲がっている!。おやっ!、これも1/4秒だね。
今日は写真的に切りが良いのでここまで!。夜散歩写真はあと2回くらい続くかな?。

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コメント
suwa | URL | HuBhO90w
ものにもよりますが、古くて、風化したようなものには惹かれますね。ものの過ぎた時間でしょうか。子供の描いた絵や車止めのコンクリートの動物たちは、出来た当時に見ても目を留めることは無かったかもしれないのに、今ならつい見てしまいます。自らの過ぎた時間に重ねて哀愁を感じるのでしょうかね。人間も年を重ねて魅力的になれると良いですけれど、自らの衰えは残念なことが多いです。
若いころは車を乗り換えても意識する間も無く直ぐに慣れましたが、50を過ぎたあたりから、慣れるまでの走行距離がやたらに長くなってきました。車の個性が強かったからだけではなくて、明らかに歳をとって感覚や筋力が衰えたからでしょう。それなりに頑張っていても衰えのスピードには敵わないです。カメラを使っても、無理な体制は利かず、目はしょぼつくし、息も続かない。手振れ補正に頑張ってもらうしかないんです。先日RX100M5の光学手振れ補正の効きを試したら、50㎜、1/5秒はほぼ問題なく、1/4秒も結構な確率でした。私のX-H1とXF18-55mmF2.8-4よりも効く感じでした。X-H1とXF35mmF1.4 Rの組み合わせと同等程度かもしれないです。ただし、高感度を使わなくてもノイズはかなりありますし、ボケも期待できませんので夜散歩向きではないです。
Bigdaddyさんのテスト結果を読ませて頂いて1/5秒できれば1/4秒が手振れ補正の使える基準ではないかなと思うのですがどうでしょうかね。
次の夜散歩写真も期待しております。
( 2023年02月11日 16:34 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> suwa さん
古くて風化、その究極が廃墟、産業遺構であり、フィルム時代からそういう風景が大好きでした。近頃はそう言った場所を簡単に撮れなくなり、また昭和を感じるような地域も都内では一気に減少し、昭和大好き人間としてはつまらない世界になりつつありますねぇ。
歳を取って感じたのは同じく体力の無さ、瞬発力の衰え。これは今、必死にジョギングしたり、低山ですが山歩きしたりで維持しようとしていますが、他に感覚、思考的なもの、感動する事が大きく減りましたねぇ。学びでも遊びでも経験すればする程、感動がなくなるんですよねぇ。昭和風景がなくなった事もあり、写真を撮っていてもあんまり感動しないんです(笑)。
これは結局未経験を体験するしかないと思っています。アウトドアを楽しんだり、夜散歩写真、これが未経験を体験しており、コロナ禍であんまり出歩けませんでしたが、それでも割と楽しい日々を送っているかもしれません。次なる目標は雪国と雲海ですね。このふたつは年内にはクリアし感動したいと考えています。
いいなぁ~、RX100M5をお持ちですか!。センサーが小さいので手ブレ補正はある程度しっかりと効くのでしょうね。またレンズも明るいので夜散歩向きではないとの事ですが、多くの風景でISO800までで収まるであろう、また私個人は1インチーセンサーでもISO1600までのノイズは許容出来るので魅力あるカメラに映ります。
手ブレ補正の基準、そうですね、35mm判換算50mm以下の焦点距離で1/4秒が止まればおおよその風景は写せるかと思います。但し、ネイチャーフォトで滝や川の流れを雲のようなフワッとした感じに仕上げるには1/3秒、1/2秒の方が遥かに美しく仕上がるのと50mmレンズで1/4秒で止められないカメラって24mmや28mmでも1/4秒で止まる筈もなく、ネイチャーを含めて総合的に優秀なカメラ、そう考えると私個人はOlympusのm4/3カメラ、これが一番だと感じています。
( 2023年02月12日 14:27 )
のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.
夜散歩良いです
先日夜間の火祭りで高ISOで 僕にしては珍しく1500枚ほど撮ってきました。51200めいっぱいあげて撮ったのでシャッター速度も早く絞りもバッチリ手振れも少なく、ざらつき感が迫力があって気に入っています。
結局今のカメラは高ISOに耐えれるようになって、ザラザラ感も綺麗です。だからこんな僕でもそこそこの写真が撮れるのですネ。ありがたいことです。
全然ブログアップしていないのでお見せできませんが。(爆笑)
( 2023年02月17日 21:19 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> のっぽ親父 さん
のっぽ親父さんが所持されているのはα7IVでしたっけ?。IV型ではかなり高感度が強いようですね。海外のレビューサイトを見る限り、ISO12800でもかなり具合の良い絵を出していました。勿論、ノイズはありますが、フィルムから写真をやっている人間からするとノイズがあった方が立体感とかその場所の空気感とでも言うのでしょうか?、ヌルヌル写真よりも優れていると思っています。α7IIも等倍で見るとISO3200が限界ですが、A3サイズ程度のプリントと考えるとISO6400でも十分綺麗ですもん。
( 2023年02月19日 22:37 )
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