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今度はズームレンズを徹底的に否定しよう!

2022年07月15日 00:00

キューポラのある風景

2022-07-15_01

Pentax K-m
smc PENTAX-FA50mmF1.4



ズームレンズについて語りたい

上記事でズームレンズの利便性を説き、高倍率ズームこそが最適なレンズである!、と語った。そこでのトップ写真、「夕焼け烏」などまさにその通りで、烏さんが電柱のテッペンでじっとしていてくれる筈もなく、高倍率ズームレンズでなかったら撮れなかった風景だ。

でも肯定したら否定する、否定したら肯定すると言うとんでもないコンセプトを持つ本ブログ。よって今回はズームレンズを否定し、単焦点レンズにそれこそ焦点を当ててみよう!。

尚、本日、無茶苦茶長い!。超~長文!。

10数年前まで家でも常にジーンズやコッパンな人だった。だらしない性格だし、部屋だって綺麗とは言い難い私でも家でしか着ない家着、ジャージ系ですな、これをみすぼらしく感じていた。ジャージはパジャマ、寝る為のウェアであり、入浴後就寝するのならすぐジャージに着替えるが、大概、風呂って夕飯前か夕飯直後でしょう?。そうなると寝るまでに数時間。その数時間でさえジャージを着るのを憚っていた。

それに加えて特にジーンズ、これは育ててナンボなところがある。本格的なジーンズマニア程ではないものの上手く色落ちしてくれるとそれはもう宝物である。外出する際にのみ着用していたらエイジングに時間が掛かる。だから家でもずっと穿き続ける・・・。

今の若い世代はファストファッションを好んで取り入れているようだが、私の青春時代は良いものを長く着る、それが当たり前であり、ある種のブランド信仰を持っていた。信仰と言うくらいだからもはやファッションは宗教と同じ。異教徒は徹底的に糾弾される訳だな。

ジーンズの世界ではリーバイス、リー、ラングラーが三大ブランドだった。私の青春時代、日本ではリーバイスが勝利したんだ。若い頃からどちらかと言うとあまのじゃくな性格であったが、ジーンズだけはリーバイスの一択。と言うのもリーやラングラーを穿いていると女子からダサイだの古いだの言われてしまう。今も昔も女子が否定したらそのブランドは終わり・・・。

但し、あまのじゃくの性格は変わりなく、リーバイスでも当時は定番の501ではなく505、しかもアメリカ製の505ではなくフィリピン製の505(505-02が正式型番だったかな?)、それを穿いていた。この505はアメリカ製よりも超~細身のストレート。手前味噌、過去の栄光って訳ではないが、穿き手を選ぶジーンズだった。

ところが体育会系にずっと属していたので10代後半から筋トレに精進するんですな。プロテインなんてがぶ飲みですがな!。一気に太腿が太くなって505だときつくてきつくて!。それを機に501に変更し、以降501を穿き続け今に至る!。

そんな拘りを持つ私でも持病には勝てなかった。そう!、腰痛である!。なんたって中学2年生でぎっくり腰を経験し、それから数年に一度は地獄を味わう人生・・・。30代の初めだったかな、最大の腰痛が襲う。ハイハイしないとトイレに行けない、そんな状態が1ヶ月程続いたと思う。さすがにそんな状態でおうちでジーンズなんぞ穿いてられない。ジャージだったりパジャマだったりを一日中着ている。とにかく立てないのだから寝ているしかない。

人間ってすぐに環境に順応出来る生き物でしょう?。結果、腰痛が癒えてもジャージで過ごすようになっちまうんだな~。ある意味オッサン化であろう。若い頃はナルシシズムの塊だから誰も見ていなくてもお洒落が出来た。でもオッサンになると誰も見ていなかったらお洒落をしない!。

人間は楽を覚えると堕落する生き物でもある。車を持つとどこへ行くのも車だから体力を失う、パソコン(ワープロ)の普及で漢字が書けなくなる、化学調味料などの普及で料理の根本を知らない、ワークマンのエアロストレッチクライミングパンツが快適過ぎて(夏限定ではあるが)あれだけ愛した501を穿かなくなる等など・・・。

そしてズームレンズを使い出すと焦点距離の概念を無くし、今いる場所から一歩も動かなくなる・・・、ここでようやく本ネタの主旨である!。

写真撮影は効率優先、ズームレンズ以外に選択肢はない!、そう言い切っても良いくらい。勿論、ズームレンズは万能ではなく、大きなボケを得られなかったり、画質やスペックを優先すると大きく重くなり機動力に劣ったりするが、その欠点があっても尚、ズームレンズが最適だと信じて疑わない。

程々に解像し、小型軽量、かつ広角から望遠まで1本で賄える高倍率ズームレンズを推しており、大きなボケを得たい、そんな時の為に50mmか85mmの明るい単焦点レンズがありゃどんな風景にも対応出来る。

近頃のカメラ、レンズは馬鹿高いから本格的に写真を趣味にしようとするとお金が幾らあっても足りない?。いえいえ、それはカメラ、レンズメーカーと一部の金満カメラマンに騙されているだけです!。一部の特殊な被写体を撮るカメラマンを除けば高倍率ズームレンズにF1.4~F2クラスの50mmもしくは85mmレンズだけありゃどんな風景でも切り取れる!、だからお金なんて掛からないぜ!。

あとは各個人の好みに応じて広角系を広げたり、望遠系を加えたり。これも普及タイプのズームレンズならば機動力も失わず、都合2本のズームレンズと1本の単焦点レンズがあれば事足りる。カメラ、レンズメーカー、ひたすら忖度しまくる日本のメディア、カメラマン、そして金満野郎の口車の乗せられてあれもこれもとレンズを買う必要あんて全くない。

Tmaronに28-200mmF2.8-5.6なるレンズがある。Sonyの35mm判カメラを所有していたらこれの一択。28mmでF2.8、50mmでF3.5、100mmでF4.5、200mmでF5.6の開放を実現している。もっと細かく書くと43mmでF3.5、78mmでF4.5、113mmでF5、146mmからF5.6となっている。

この数字は割と凄い。高倍率ズームの癖してm4/3の単焦点並みのボケ表現が使え、大きくボカす事は出来ないまでも大概の風景では工夫すればそこそこのボケも得られる。また簡易的ではあるが、主要可動部にはシーリング処理がされており、土砂降りの中長時間・・・、そんな場合を除けばおおよそ雨天でも撮影が可能。これこそ万能レンズ!。

しかし!。屁理屈を言えば、、、

「m4/3の単焦点並みのボケ表現が使え、大きくボカす事は出来ないまでも大概の風景では工夫すればそこそこのボケも得られる」

この部分ですな!。

「うん?、だったらm4/3の単焦点レンズを使っていれば良いんでねえの?。F1.7(もしくはF1.8)クラスの単焦点レンズを使えば9mm(換算18mm)から75mm(150mm)の間で35mm判のF3.5のボケを表現出来るじゃないか!」

5本も単焦点レンズを揃えるのにお金が掛かるし、風景に応じて取っ替え引っ替えするのは効率が悪い。圧倒的にTamronの28-200mmが利便性に勝る。しかしカメラマン個々には心地良い撮影距離と言うのがある。近頃、お散歩写真で40mm、この焦点距離が具合が良さそうだと感じており、そうなるとLumixに20mmF1.7があるではないか!。つまり20mmF1.7だけでお散歩写真が出来る、そういう理屈になってくる。

交換レンズを持たず、単焦点レンズ1本だけで勝負する、そういうカメラマンが出てくるんだ。FujifilmのX100シリーズは23mmF2レンズ(35mm判換算35mm)が固定されているカメラ。これが何故売れるか?。これを使うカメラマンは23mmF2だけで表現出来る人達である。

勿論、Lumixの20mmF1.7は換算40mm、FujifilmのX100シリーズは換算35mmだから遠くに見える風景を意図した構図で撮るにはそこまで延々と歩かないとならないし、そもそも欲しい風景が川の対岸だったり山向こうだと先に進めないから、それだけで思い描いた風景は撮れない。必ず「見なかった事にする風景」が出てくる。

ここで再び人間の特性を述べよう。

「ハードルが高いと燃える!」

言い換えると簡単に成し遂げられる事に対して人間はお座なりになる。100ピースで完成するジグソーパズルよりも1000ピースのジグソーパズルにやりがいを感じ、また成し遂げた時の喜びは格段だ。ここに違いが出てくる。

「ズームレンズを使えば誰でも優れた写真を撮れる!」

多少語弊があるものの、ある場所に放り出されて一方は単焦点レンズを1本、一方は高倍率ズーム。

「さぁゲームスタートです!、どちらが優れた写真を『多く』撮れるでしょうか!?」

優れた写真、誰が判別するかによるかもしれないので、こう良い改めよう。

「さぁゲームスタートです!、どちらが意図通りの写真を『多く』撮れるでしょうか!?」

多くのカメラマンはファインダーを覗く前におおよその構図を脳内で描いている筈だ。となるとそりゃぁ見なかった事にする風景が出てくる単焦点レンズの敗北は濃厚だ。

ここで上述した「ハードルが高いと燃える!」が出てくる。ある種のゲームである。撮影にゲーム性を持たせてやる。一人遊びとでも言おうか?。それを我々カメラマンは、、、

「足かせ」

と表現する。被写体制限(テーマ)、モノクロ表現限定、縦位置縛りなどが代表例。AF全盛のフィルム時代はMFレンズ縛りなんてのもあった。また本ブログで時折ネタにする絞り開放隊もそのひとつであるし、中には難度が物凄く高いローアングル縛り、ハイアングル縛り、そんな足かせを撮影に設ける人だっているかもしれない。

そしてレンズマニア等が頻繁に掛ける足かせが「単焦点1本勝負」である。これがズームレンズ野郎とのマッチメイクだとすると負けると判っていても少しでもズームレンズ野郎にギャフンと言わせたい、敗北しても自分自身が納得したい、と言うよりも「俺の方がセンスがある」、つまり「ゲームに負けても単焦点レンズでこれだけ撮れるのだからズームレンズ野郎よりも俺は上!」、そう思い込んでいる。だからこその単焦点レンズである!。

「写真は結果」

普段行けない場所を旅をする、この場合、目指すのは結果のみ、効率優先であり、どんな風景にも対応出来るズームレンズを使うべき。そんな時に「いや!、俺は単焦点レンズ派だから!」、それはただの強がり。しかし日常の延長のようなお散歩写真ではカメラマンは結果だけでは満足しない時がある。私がEVFやOVFを持たないカメラを風景コピー機と揶揄、毛嫌いしているのも同じ理由。

「ファインダーを覗いて撮るのが写真である!、それ以外は風景をデジタルスキャンでコピーしているに過ぎず、糞つまんねえ!」

そう、この「糞つまんねえ」、結果優先はもとより、同時に写真を撮る過程をも楽しみたい。どうもズームレンズも目の前の風景をデジタルスキャンでコピーしている感覚があるんだ。自分が脳内で描いた構図にする為にズーミングで画角を整えるだけでしょう?。左手でズームリングをクルリを回すだけ。

単焦点レンズはそうではないんだ。自分が脳内で描いた構図に如何に近付けるか、その為に前へ出たり後に下がったりと足を使う。はたまた今装着している単焦点レンズの特徴を理解した上で脳内で構図を組み立てる。複数の単焦点レンズを所持していたらどのレンズが己の思い描いた絵に相応しいか?、そんな作業をしており、明らかにズームレンズ使用時と脳の使い方が異なる。ズームレンズは画角を整えるだけ、単焦点レンズは脳内でしっかりと作画している。

またズームレンズは脳内で構図をイメージすらしない時がある。イメージする前にファインダーを覗き、ワイド、テレとズーミングして「あっ、これだね!、俺が欲しい絵は!」。脳みそが空っぽでも写真を撮れるのがズームレンズであり、それは利点でもあり、欠点でもあるんだ。そう、、、

「馬鹿でも撮れる!」

馬鹿でも撮れるから馬鹿じゃないカメラマンは糞つまんねえと吐き捨てお座なりな撮影をしてしまい、何も考えていない馬鹿なカメラマンに黒星を喫する時だってある。単焦点レンズはお座なりにカメラを構えられない。撮影に単焦点レンズを選択した時点で脳みそがあ~だこ~だと考えたくてウズウズしている訳だ。そこに面白さを見出すカメラマンも多いと思う。

今ひとつ!。足かせに単焦点1本勝負を挑む人種にレンズマニアがいる。そのレンズの全てを知ったつもりになりたいのがレンズマニアだ。4群6枚のダブルガウスだの5群7枚の変形ダブルガウスだの写真を撮るのに一切必要のない知識。だけれど4群6枚と5群7枚では何が違うか!?、これを見つけたくてしょ~がないし、それぞれのレンズの特徴を活かした写真をどう撮るかを日々研究している。

私?、いやぁ、4群6枚と5群7枚、6群7枚の違いは正直さっぱり判らない。ベースであるダブルガウスレンズに1枚付け足したのだからそれはダブルガウスタイプの欠点を埋める為の何らかの補正レンズ。

色々とテストした事がある。開放の光の滲み(ハロ)の出具合、歪曲、周辺光量など・・・。でも5群7枚になったからと言って開放からハロのないカリカリなレンズではないし、歪曲や周辺光量に関しても物凄い修正がされている訳でもない。4群6枚レンズには開放F値がF1.4やF1.2クラスが少ない事から1枚レンズを加える事で明るいレンズを作れるのかな?、そんな推測しか出来ない似非なレンズマニアである。

「PENTAX交換レンズ」についての能書きあれこれ - 「1:1.8/55の変遷」編

上にリンクしたページで4群6枚から5群7枚、6群7枚へと変貌した理由が書かれている。なるほどね!。

そもそも本気で4群6枚と5群7枚、6群7枚の違いを検証したいのなら同じメーカーのレンズを使わなくちゃならない。唯一所持している4群6枚レンズはNew Nikkor 50mmF2。でも5群7枚のNew Nikkor 50mmF1.4、6群7枚のNew Nikkor 50mmF1.4Sは持っておらず、また一世代新しくなるとAi Nikkor 50mmF2が4群6枚、50mmF1.8が5群7枚、50mmF1.4が6群7枚がある。真のマニアはこれらをちゃんとコレクトしているんだ。

私が比較したのは5群7枚のsmc PENTAX 55mmF1.8と6群7枚のCanon FL50mmF1.4II、一応ほぼ同時代のレンズであるが、メーカーが異なるのだからコーティング技術も違うだろうし、実は比較テストの意味はてんでなかったりする。でもこのテストは有意義だった。と言うのも5群7枚になろうが6群7枚になろうが、4群6枚と大差ない!。だったら開放がF2と1段暗いけれど、一番小さくて軽いnew Nikkor 50mmF2は旅には便利、正真正銘のダブルガウスレンズだし!、そんな結論に至る。

手持ち50mmレンズで一番小さいのはsmc PENTAX-M50mmF2。パンケーキ程ではないが、無茶苦茶小さい。また恐らくXR Rikenon 50mmF2が一番軽いと思う。

では何故どちらもあまり使わないのか?。残念、状態が悪いんですなぁ~。Pentaxのは前玉に傷があり、逆光だと少々影響が出てしまい、Ricohは無限遠が出ていないので遠景を写す際はある程度絞らないとならない。

オールドレンズはスペックよりも状態である。状態が良ければ当時安価であったレンズでも十分通用する。うちにある中ではそのひとつにNew Nikkor 50mmF2がある。


ここでひとつ!。

「レンズは構成枚数が少なければ少ない程、光の透過率は高いので優れたレンズである」

現代ではコーティング技術が発達し、枚数なんてど~でも良いのだが、今も尚、そう考えているカメラマンも結構いると思うんだ。Tamronの現行28-75mmF2.8 Di IIIは15群17枚であり(普及タイプのズームレンズとなるとマックス10枚構成、そんなのが多いが)、17回も光が屈折してセンサーに届く、なんか嫌だよね!、と感覚で毛嫌いしたりもする。

私も15群17枚よりも3群4枚のテッサータイプのレンズへの憧れ、興味の方が遥かに強い。変形ダブルガウスよりも正真正銘のダブルガウスタイプが良いと感じるのも一緒。5群7枚よりも4群6枚だろっ!。

そしてスペック。ズームレンズは高価なものでもF2.8が開放だ(F2開放のズームレンズもあるにはあるが・・・)。単焦点レンズとなると焦点距離にもよるけれどF1.4~F2クラスが多い。中にはF0.95開放なるレンズもある。F値が小さければ小さい程(明るいレンズ程)、大きなボケを得られ、それにより表現の幅が広がる。これはm4/3、APS-Cカメラでも同じ。単焦点レンズの方が大きなボケを得られる。だからどのメーカーでも不便極まりない単焦点レンズを未だに多くラインナップしている。

表現の幅が広がる一方、自分の足で稼がないと描いた通りの構図を作れないし、見なかった事にするしかない風景も出てくる。本記事では「ズームレンズは馬鹿が使う」、即ち「脳みそをフル回転させる単焦点レンズ万歳」、そんな主旨で書いており、風景の取捨選択、これを常に迫られるのが単焦点レンズ、スリル満点ではないか!。そこが面白い!。

スマホに付いているカメラみたいな風景コピー機&風景コピーアプリ。特に女子の写真はハイアマ、プロ顔負けの写真を撮っている時がある。広角、標準、望遠とか、ボケコントルール用レンズとか最新のスマホはレンズが3つも4つも付いているが、少し前までは35mm判換算で25mm前後のレンズが多かった。

35mm判のカメラなら24mmレンズ、APS-Cなら17mm、m4/3なら12mm、それ1本だけでお散歩写真してみそ!。スンゲェ面倒臭い。当然スマホなカメラマンも風景によっては見なかった事にする場面にも出くわす。それでも良い写真を撮る。しっかりとレンズの特性を理解して撮っているからでしょう?、そこですよ、そこ!。

しかも笑っちゃったのか会社の女の子に聞いた話。記念写真、特にセルフィフォトにて自分が如何に綺麗に写るか、そういうのも熟知しているそうで、言い換えると自分以外をブスに写す術も知っているんだ。わざと友達をブスに撮る時もあるってんだから!。我々男子カメラマンはそこまで考えて写真を撮っているかい?。

スマホで撮影された写真に優れたのが多いと感じる理由にはとことん写真関連のアプリを使いこなす能力もあろう。人にもよるのだろうが、加工、レタッチ前提でしょう?。少し前までは広角レンズしか持っていないスマホ、デジタルズームや撮影後のトリミング、さらにはVSCOなどを用いて大胆な発色を施したり・・・。

成果物が大プリントでも大画面のテレビでもない。スマホで撮ってスマホで見る・・・。我々、写真を趣味としているものはプリントならA3~A3ノビ、そして最低でも4Kの画面で見られる大きさを維持するだろうから大胆なトリミングはしないし、私個人は発色に関してはかなり自由にいじくっているが、未だにJPG派が大多数だったりするでしょう?。

Fujifilmの製品を持っていないし、今後も恐らく手を出す事はないのにこのところFujifilm推しをしている本ブログであるが、フィルムシミュレーション(一種のカラープロファイル)を喜んでいるようじゃ女子のスマホ写真には到底勝てないと思う。Fujifilmカメラだけじゃない。メーカーお仕着せのカラープロファイルで満足しちゃならない。

いずれにせよスマホの風景コピー機を操っている彼女達は写真に対する思考回路が異なる。思えばOlympusのアートフィルターを流行らせたのも写真にどっぷり浸かっているような我々ではなく、写真素人の女子である。だから写真に対する固定概念がなく、自由な発想が可能となる。

そんなスマホな人達が足で稼いだり、レンズ特性を熟知し、さらには写真加工技術も持っているのだから、我々がズームレンズで楽をしてどうする!?。

間違っちゃいけないのは「馬鹿が使うのがズームレンズ」ではない。

「馬鹿でもそれなりの写真を撮れてしまうのがズームレンズ」

言い換えると、、、

「馬鹿じゃなくても安易にシャッターを押してしまうのがズームレンズ」

そして単焦点レンズはと言うと・・・。

「馬鹿でも工夫して写真を撮るようになる単焦点レンズ」

我々はまず自分を馬鹿だと思う事だな。馬鹿なんだから工夫して写真を撮らなくちゃいけない。それには単焦点レンズが最高さ!。

本日の写真はデジタルカメラになって初めての一眼レフのPentax K-mで撮影した写真。当初はキットレンズの18-55mmF3.5-5.6と言うズームレンズで撮影していたが、やがてズームレンズに飽きてしまい、28mmF2.8と50mmF1.4を手に入れてパチリするようになった。

トップ写真も次の2枚も全て開放のF1.4で撮影している。レンズには二通りあって絞りに応じてなだらかにボケていくタイプと一気にボケが強くなるタイプがあり、どうもこのFA50mmF1.4は後者のように感じる。じゃじゃ馬的とでも言おうか?。だから絞りには結構気を使うのだが、一眼レフはファインダーで見えている絵は開放像なので、ボケ具合を予測して絞りを決定しちゃくちゃならない(K-mってレンズの絞りを反映するプレビューボタンってあったのかな?、忘れた・・・)。


2022-07-15_02


2022-07-15_03


Pentax K-m
smc PENTAX-FA50mmF1.4



トップ写真の背景ボケとなっているキューポラ。この工場はすでに現在ではマンションに変化している。2009年から2012年くらいに掛けて埼玉県は川口市の現存しているキューポラを撮影していた。今も尚、川口市には鋳物工場は多数あるが、大半は電気やガス式に変化しており、キューポラを見つけるのは困難。

どうやら21世紀になってから電気式やガス式に変更したり、廃業したりとその数を一気に減らしたようで、撮影を始めた2009年には絶滅危惧種。それでも調べに調べて2009~2012年に川口市内に存在していたキューポラは全て撮影している筈。そして昨年かな?。その時見落とした1つを偶然見つけてパチリ。いずれ記事にしたいと思っている。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | mQop/nM.

    コメント頂いてから、拙ブログの放置に気付き、更新してからお邪魔したら、何とズームレンズ否定ですか!?
    更新記事で僕はやっぱりズームレンズだなと主張しています(笑)

    初めての場所や被写体だと24(28) - 200(300)mmをカバーできるレンズは便利です。
    事前に撮る像がイメージ出来ていないからです。
    今回、蓮畑だったので、望遠ズームだけで良いと思いきや、標準ズームも持って行けば良かったと後悔。

    コロナで生活がすっかり変わってしまい、自ら被写体を探しに行くこともなく、しばらくはこちらのサークルの撮影会に頼ろうかなという感じです。
    40mm、50mm、55mm、58mmとそれぞれに合う被写体と写欲が湧いたら単焦点生活に戻りますが、しばらくはズーム+50mmで撮影会に参加しようと思っています。

    ジーンズは綿なんで汗で気持ちが悪くなり、夏場は履かなくなりました。
    化繊ズボン万歳状態です!
    当時、EDWINやLee、Wranglerはリーバイスより1000円くらい安かったので、EDWINを履いてました。
    お尻の形の良い女の子が、Somethingを履いてるという僕独自の調査結果があります(笑)

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    あはは、うちは一人ディベートブログとでも言いましょうか?(笑)。人それぞれ正解がありますもんね。

    旅行になると機材を減らしたいのもありますが、初めての場所は予測不可能なのでズームですよね。Pentaxを使っていた頃、特にK-5を得てからは17-70mm、換算で25-105mm相当のレンズを得て、これが楽チン過ぎて単焦点をほとんど使わなくなりました。しかしα7IIにしてからはほぼオール単焦点だけで撮っており、まぁ単焦点だけでもなんとかなるなぁと。

    コロナもそうですし、どうも歳を重ねる毎に厚さに弱くなった自分がいて仮に明日にコロナがこの世から消えても日中のお散歩写真は厳しいです。秋までは今後も夜散歩ですねぇ(笑)。いずれにせよコロナがまた復活してきたようなので人の多い日中は出歩けなくなりそうです。

    撮影会も「今日はこれを撮ります」と言う被写体縛りのひとつですよね。フィルム時代は撮影会と言うと機材自慢大会でもあり、デジタルになった今も日本では変わりないのでしょうね。

    ジーンズ、5年くらい前までは化繊ズボンの良さを知らなかった事もありますが、上に書いたように突然暑さに弱くなったので夏に本物のデニムは厳しいです。薄手のストレッチジーンズがあるのでなんとか踏ん張っている次第ですよ(笑)。

    ラングラーのジーンズは個人的は好きでした。でも若い頃、特に10代では周囲がとにかくファッションで人格が決まる、そんな思考の奴らばかりでそうなるとリーバイスの一択だったんですよねぇ。

    サムシング、そんなブランドがあるんですね。ファッション魂は今もありますが、イタカジが流行りだした頃から新興ブランドにはうとくなり、困ったものでそれがずっと続いているんですよね(笑)。今度チェックせねば!。

  3. tsunomagari | URL | mQop/nM.

    単焦点だけの時に撮れなかったら諦めるか、撮れるものだけ撮るですね(笑)

    Somethingは、僕が学生時代の話で、EDWINの女性ブランドだったと思います。
    ジーンズにヘインズのTシャツって時代でした。

  4. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    滅多に行けないような旅では諦めたくないのでズーム優先、いつでも行けるようなところは単焦点、そんな選び方になるのでしょうね。とは言え、なんだかんだと単焦点数本持っていったのに50mmレンズ1本だけで旅している時、多いです(笑)。

    ヘインズとフルーズオブザルームのTシャツは流行りましたよね。いわゆる白の下着用Tシャツですが、極普通に着ていました。今じゃ白いTシャツなんて恥ずかしくて外じゃ着れません、と言うより飯食うとすぐに汚すので・・・。

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