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15年前のコンデジで夜徘徊した写真達

2022年05月26日 00:00

夜徘徊

2022-05-26_01

Lumix DMC-FX55


前回記事前々回記事では15年前の1/1.25型、800万画素程度のセンサーを搭載している15年前のコンデジで撮影した写真を掲載した。

この手の写真を見ると高価なレンズ交換式カメラなんて要らねえなと感じちまう。今日の写真、12枚と少々多めに掲載しており、むしろコンデジだから遊び心で撮れる風景とでも言おうか?。

「皆さんはA3、A3ノビを超える大きさでプリントした事がありますか?、もしくは日常的に8Kテレビ、モニターで写真を鑑賞していますか?」

プロのカメラマンならいざ知らず、アマチュアカメラマンでこの問いに「イエス」と答える人、5パーセントもいないんじゃなかろうか?。

定期的に写真展を開催するようなハイアマチュアでさえ、そこまで大きなプリントをする人なんて限られおり、今も尚、写真展でのプリントサイズはA3~A3ノビが一般的だろう。グループ展で1人1作品、そんなイベントならば奮発して全倍プリント、額装もしっかりと!、そう考えても良いかも知れないが、個展で全倍20作品、プリント代、そして額装代(ケチってレンタルしたとしても)幾ら掛かると思う?。

工業的にクオリティが高い写真、これがもてはやされるのは判る。映画でもそう、デジタルカメラで撮影された映像はそりゃぁ圧巻だ。綺麗だなぁと思う。しかし映画も写真もそれだけで評価されるのはおかしい。昔の映画は糞?、昔の写真は見るに堪えないのか?。またA4や四つ切プリントはもはや小さ過ぎて見るに値しない?。

※さすがに「Lサイズや2Lサイズで写真展をします」ってのはちょっとどうかと思うが・・・

フィルム写真の晩年、1990年代の後半はすでにデジタルプリントは当たり前だった。しかも家庭用カラープリンターで出力した写真を楽しんだり、写真展を開催する人も結構いたと思う。今も何枚か当時A4サイズにプリントした写真がうちにある。確かに目を近付けてくまなくチェックすると20年以上前のインクジェットプリンターだからどうしても滲みが出てしまい、全体に輪郭がメチャ甘。しかしそれは写真を鑑賞しているのではなく、プリンターが出力する質感を見定めているに過ぎないのでは?。

上の問いにイエスと答えられた人が優れているのか?。う~ん、きっとお金持ちなんだろうと羨ましくは思うが、別にその人の写真が優れている訳ではないでしょう?。優れているのはその人が使っている機材なのだから・・・。

「写真の優劣は写っている風景が好きか否かでしかない」

下町の昭和な風景やボロ屋、貧乏臭い風景に興味のない人なんてうちのブログに掲載している写真なんて、仮に超高級カメラ、レンズで撮影し、それを全倍プリントで写真展を開催しても見向きもされない。反対にその手の郷愁を誘うような風景が好きなら15年前の1/1.25型800万画素センサーで撮られた工業的にクオリティの低いA4プリント写真でもしっかりと鑑賞してくれる筈だ。むしろ工業的に曖昧な部分を「味」として高評価してくれるかも知れない。

写っている風景が好みでも嫌いな構図ってのがある。執筆活動や講演会など幅広く活躍しているプロカメラマンでも「こいつは本当にセンスがねえなぁ」と思う人、何人かいる。現役で活躍されている人の名は伏せるが・・・。

実はワタクシ、木村伊兵衛の東京を撮影した写真を良いと感じた事がない。これは本ブログで過去に数回に渡りはっきりと書いている。記録写真としても中途半端だし、作品としてはその写真で何を訴えたいのかさっぱり理解出来ない。一体この人の何が凄いのだろうか?、と脳味噌クエスチョンマーク。

木村伊兵衛は日本写真界のレジェンド。多くのカメラマンは氏を認めている。でも私は彼の街風景に対する切り取り方を理解出来ない。これが「好き嫌い」なんだな。まぁ写真好きでプロカメラマンの写真集を良くご覧になっておられるような方は木村伊兵衛が駄目、この時点で現役カメラマンならこの人とこの人が嫌いなのだろうなと多分推測出来ると思う・・・。「嫌い」と書くと語弊が生じる。写真の良さをちっとも理解出来ないって事。


レンズがそうでしょう?。オールドレンズは光学的には欠点だらけ。しかしそれをマニアは「味」と表現するし、マニアでない方がその手のレンズで撮影された写真を見て「なんかクオリティが低い描写をしているよね」なんて感想述べると思う?。

毎度のお話、カメラメーカーは一部を除き、35mm判に活路を見出しており、レンズも無茶苦茶高い。将来的に1億画素センサーでも対応出来る、それを目指しているのだろうが、鑑賞者がそれに左右される訳ではない。「1億画素のセンサーでも見応えあるレンズを使っているから凄いぞ!」などとは決して思わないだろう。左右されるのは撮り手、カメラマン側でしかない。そりゃぁ高価で良い機材を使っていればカメラマンは気分が良いさ。

ワークマンのアウトドアウェアは値段を考慮すると少なくとも低山ハイキングや里山巡りには十分な機能がある。しかしそれをを着て登山するよりも高価な物を身に纏う、全身マムートで挑んだ方が気持ち良いって。

またウェアはその人そのもの、内面すら表してしまう時もある。ボロを着ても心は錦?、他人はそう感じない。なんだかんだと人は外見で物事を判断してしまう。城郭考古学者の千田先生が全身ワークマンだったらその程度の人だと思っちまってもおかしくない。千田先生は全身マムートだから千田先生なんだ。



主になる被写体にピントが来ている、カメラマンの思惑通りの露出仕上げ、このふたつがしっかりしていれば上述の好き嫌いは別にして写真としては成立する。だからスマホのカメラアプリや背面液晶しか持たない風景コピー機のコンデジでも写真を撮れる。今の時代、「スマホで写した写真だから」、それだけで価値が下がりはしない。

何はともあれ、15年前の風景コピー機で撮影しているのにそれを写真として鑑賞すると、冒頭に書いた通り、無理に大きな機材を背負って写真を撮る必要性なんぞないなぁ~、と感じてしまう。ブログに掲載するなら工業的な品質もクリア出来るし、A4プリントも問題ない可能(風景によってはA3まで伸ばせる筈)。

うん?、次第に機材の話になってくる。機材については「Fujfilmのカメラ最強説」とか「1インチセンサー搭載コンデジ最強説」、そんな主旨で別途記事にするつもり。

そんなこんなで以下、写真を・・・。勿論、その15年前の風景コピー機であるFX55で撮影したものだ。今回の写真は「夜徘徊」と題し、むしろ風景コピー機でしかないコンデジだからこその実験的写真中心に構成した。

森山大道をちょっぴり意識して、フィルム時代からこういう写真は時折撮っていたが、デジタル写真は何枚撮っても、何コマ失敗してもお金が掛からないから良い。その場で確認も出来るし。


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