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有言実行!、Olympus OM-D E-M1markII買ったぜ! その27
85mmソフトレンズを使う

2021年10月28日 00:00

どんな風景も幻想的に・・・

2021-10-28_01

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
1/4sec, ISO1600



今日は手持ちのソフトフォーカスレンズ、Kenko MC Soft 85mmF2.5を夜散歩で起用した写真を紹介したい。

まず痺れちゃうのが焦点距離が85mmだから画角が170mm相当でしょう?、望遠レンズである!。まぁエライコッチャ。この日はチャリンコで移動しており、望遠レンズを意識して位置取りしても170mm相当の画角ってのがチンプンカンプンだから「この辺か?」、これがことごとく外れる。

遠過ぎて前進する分には良いが、近過ぎると自転車だからUターンしないとならない。しかも面倒臭いからと自転車を降りないで撮っている時の方が多く、ほんのちょっと後ろへ行きたいって時はUターンではなく、そのままバックするでしょう?。

この時はまだ折畳式のミニベロチャリだったが、サドルの位置は高め、だから両足を地面に着いてもつま先立ち。それでチョコチョコと後ずさり。これって危ないね。こけはしなかったが、もしバランスを崩したと同時に後方から車がやってきていたら危険極まりのない行為だと思った。

さて!。今回の大ぽか。毎度の失態、m4/3規格以外のレンズを使う際に焦点距離のセットをし忘れパチパチしちゃう。そうなると前回セットした値が有効になっている。この日は50mmのままだったんだ。30枚くらい撮影してから「あっ!」と気付いて・・・。

背面のモニターでチェック。ほぼ全滅だな。むぅ~、最初からやり直しですがな!。自転車だったので1コマ目を撮影した場所に戻って振り出しからの再スタート。EVFでフォーカスエリア拡大でピント合わせしている時に「なんか見づらない」と思っていただけに悔やまれる。ちょっとでも怪しいと感じたら設定を見直す、カメラの鉄則ですな!。

難しいと感じたのはピント合わせだ。これはSony α7IIでの使用でも同じなのだが、日中ならEVF上でコントラストのある部分を拡大して割と楽なのだが、夜間は全体的にコントラストがなく、EVFを拡大しても合っているんだか合っていないんだか判らないんだ。

特にm4/3だと170mm相当なのでシャッタースピードを極端に遅くセット出来ない。手ブレ補正によって確実に止めてくれるのは1/8秒。1/6秒からは冒険域、カメラマンがちょっと頑張る域に入る。なんだかんだと1/4秒でも半数以上で止められていたので約5段分の補正はしてくれていたようだが、普段、25mmF1.7を使ってデフォルトが1秒、暗いと2秒、カメラマンが頑張って3秒、4秒のチャレンジもしていたので1/4秒~1/8秒となるとISO感度が上がり、ISO1600を超えてくるとEVFでフォーカスエリアを拡大しているとノイズも拡大されるので、まぁピントの芯ってものが判りません!。

ソフトフォーカスレンズの場合、遠景を撮っていればA3プリントくらいだと多少ピントがずれても何とかなってしまうのが、それでも自分の中でピンボケ、ピンズレってのは許せない訳で、そもそも夜間に170mm相当の画角のソフトフォーカスレンズを使うってのが冒険を通り越した無謀でしかないのだろうな。

そんなこんなで、まずは失敗作でもご覧頂こうか?。

ソフトフォーカスレンズは日中、順光で使っている分にはどんな風景でも綺麗に見えてしまう。しかしそれが逆光だったり、夜景でも強い光源、街灯が構図上にあり過ぎると強烈に煩い写真になってしまう。

次の写真、肉眼では街灯などの光が綺麗に見えたのでパチリしたら、まぁウザったい!。


2021-10-28_02

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
1/4sec, ISO2500



もうちょっと暖色掛かった光になるかなと思ったら真っ白!。ISO2500だからダイナミックレンジが狭くて完全に白飛び。これをLightroomでハイライトを補正するとこうなってしまう。


2021-10-28_03


ハイライト部に色が残っているところもあるが、その部分はエッジに強烈な輪郭が入ってしまうし、光芒も汚く放射状に伸びてしまっている。

あとこれはレンズ云々ではなく、、、

有言実行!、Olympus OM-D E-M1markII買ったぜ! その25

上記事で述べた未確認飛行物体、もとい、フィルターによるゴーストが三箇所、四箇所?、で写っている。

街灯が沢山あったらこんな下町の工場群を撮ってもメルヘンチックに写るだろうと思っていたら、そうじゃない!。ソフトフォーカスレンズは万能と思っていたが、駄目な風景は何をやっても駄目なんだな。

街灯、照明などの強い光が構図されているものとしては次の2枚くらいが限界か?。


2021-10-28_04

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
1/4sec, ISO2000




2021-10-28_05

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
1/4sec, ISO1250



夜景でソフトフォーカスレンズを使う際は街灯、照明からの強いストレート光よりも、なんだかんだと日中の写真でもそうなのだが、光が柔らかい、もしくは綺麗に回っている、そういうのがベストかも知れない。


2021-10-28_06

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
1/4sec, ISO1250




2021-10-28_07

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
1/20sec, ISO400




2021-10-28_08

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
2/10sec, ISO320



ソフトフォーカスレンズと言うとハイキーな写真をイメージするが、ローキーな写真も意外といける!。


2021-10-28_09

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
1/20sec, ISO400




2021-10-28_10

Olympus OM-D E-M1markII
Kenko MC SOFT 85mmF2.5
1/20sec, ISO400



う~ん・・・、結論を・・・。

ソフトフォーカスレンズの描写、夜景でも十分に楽しめると思う。このレンズは何しろm4/3だから35mm版換算で170mm相当、これがネックかな?。捉えられるのは遠景のみ。

開放がF2.5、これで最大のソフト効果が得られ、絞れば徐々に効果が薄れていく。今回はF2.5~F4まで使ったと思う。そうなると手ブレの関係なら上述の通り、頑張って1/4秒、そうなるとISO感度が上がってしまう。とは言え、どのみちソフト描写だからノイズリダクションを大きく掛けても問題はない。とにかく被写体をどうやって見つけるかである。


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コメント

  1. Kaz | URL | NSZPX.9E

    夜景のソフトフォーカス写真って希少なのではないでしょうか。私はお目にかかったのは初めてだと思います。
    失敗作とおっしゃるハイライト補正のお写真、雪が舞い散る夜景のようでとてもメルヘンです! 夜景って遠くの山の上とかによくわからない光が見えることがあり、個人的にはそれも好きなのでゴーストもいいなぁ〜と思って拝見しました。他のお写真も大変素晴らしいのですが、これも印象に残った一枚です。私も失敗と思った写真が面白く補正できないかやってみようと思いました。

  2. BigDaddy | URL | -

    > Kaz さん

    失敗作もお褒め頂きありがとうございます(笑)。

    そもそもソフトフォーカスレンズを使用する人が極端に少ないような気がします。今ではほぼ同じ絵をPhotoshopで1分で作れちゃいますからね。私も5年くらい前までは「はっ?、ソフトレンズ?、そんなもんデジタルの時代不要でしょ!」と思っていた口ですが、いざ使ってみると面白いんです。なんでもやってみたいと判りませんよね。Kazさんも失敗作が撮れたら?(笑)、とにかく色々と工夫する、それでユニークな絵に仕上がるかも知れません。

    「雪が舞い散る夜景のようでとてもメルヘンです!」、なるほど、その観点からアイデアが浮かびました。実際に雪が降ってくれないとならんのですが、ソフトフォーカスレンズでストロボを使用してスローシンクロで夜景を撮るとそれこそメルペンになるんじゃないかと。シャッタースピードが遅くてもストロボを炊くのでストロボ光が回っている部分だけは雪が止まる筈で、これは是非ともチャレンジしたいと思いました。

    m4/3で15~30mm(換算30~60mm)くらいのソフトフォーカスレンズがあるときっと面白いと思います。Pentaxに28mmソフトレンズがあり、マウントアダプターでm4/3で56mmソフトとして使えるのですが、るんですが、微妙に高いんですよね(笑)。


    夜景のソフトフォーカス写真って希少なのではないでしょうか。私はお目にかかったのは初めてだと思います。
    失敗作とおっしゃるハイライト補正のお写真、雪が舞い散る夜景のようでとてもメルヘンです! 夜景って遠くの山の上とかによくわからない光が見えることがあり、個人的にはそれも好きなのでゴーストもいいなぁ〜と思って拝見しました。他のお写真も大変素晴らしいのですが、これも印象に残った一枚です。私も失敗と思った写真が面白く補正できないかやってみようと思いました。

  3. NOBUNOBU | URL | -

    ソフトフォーカス、
    自分もDC-NIKKORや、1群2枚レンズのルーペ改造自作ソフトレンズとか、
    随分と長い時間、遊んでもらっているんですが、未だに思い通りには行かず…

    >光が柔らかい、もしくは綺麗に回っている、そういうのがベストかも知れない

    おっしゃる通りと思います。
    輝度差が高すぎると、仕様的に、色ズレが目だったりして、ロクなことがありません…

    適度な輝度差で、光の滲み出しを、事前にどうイメージ出来るかが、成否にかかわる気がします。

    ただ、これが予想通りでなかったり、思い通りにならないのが、
    実は、ソフトフォーカスの面白さの本質かもしれません。

    もう一つ自分的に大切だと思っているのは、
    微妙なピントの調節。

    ソフト感は、ピントのハズレ方にも影響されるので、
    意図したものに、一番ピントが合った状態がベストとは限らなかったり…

    光の滲み出しの様子を見ながら、微妙に前ピン、後ピン… 調整してみたり。


    >とにかく被写体をどうやって見つけるかである


    細々したことはありますが、結局、最後に記された、この記述に、大いに同意なのでした。

    なんでも、思い通りに行かないのが、これが楽しいですね。

  4. BigDaddy | URL | -

    > NOBUNOBU さん

    ルーペ改造ソフトレンズはなんとなくそちらのブログに掲載されているのを覚えているのですが、DC-Niikorを改造されたのですか!(笑)。

    輝度差が高い場合は今回の最後の2枚、ローキー、黒い写真として撮ると上手くいくのかなと思っていますが、被写体を選びますねぇ。

    一眼レフでも光学ファインダーでソフトフォーカスの効果は見られますし、特にミラーレスカメラはEVFの見たままが保存される筈ですが、それでも「あれ?、ちょっと違うな」ってのがあるのは何故なんでしょうかね?(笑)。

    確かにそこらの物を写してもソフト効果、光の滲み効果でフォトジェニックな描写にはなるのですが、それだとただ写しているだけで、やはり被写体ありき、自然、人工の光をどう利用するかをしっかりと理解する、それがカメラマンにとって必要なのでしょうね。

    ピント調節は難しいですね。仰る通り、どこに芯を当て、どこに最大に光の滲みを入れるかによって位置が変わるかと思います。私はまだその辺の事は深く考えておらず、肉眼で見て、キラリ!、と光っているところ中心に合わせていますけど(笑)。

    今のカメラはただシャッターを押すだけ、特にスマホは逆光だろうが輝度差があろうが至れり尽くせりですが、己が介在しないと撮っている気分になれませんよね。その点、α7IIなどをオールドレンズや特殊レンズの母艦するのは最適だと思っています。

  5. tsunomagari | URL | mQop/nM.

    85mmでソフトフォーカスレンズだとポートレイト用ですよね。
    ソフト効果もいろいろ幅があるようで扱いが難しそうです。
    天体用にプロソフトンAを一枚買おうかと思いましたが、ベトナムでは手に入りません。
    Kenkoのサイトを覗いていたら、ブラックミストNO.05が扱いやすそうなので、Z50mm用に62mm径を帰国時の購入対象物にしています。
    僕の場合は中望遠でも望遠は苦手なので、得意な焦点距離にフィルターをと考えています。

  6. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    フィルム時代はポートレートと花専用レンズだったでしょうね。秋山庄太郎とか使っていたんじゃないかなと思う程です(笑)。

    特設サイトを見ると「映画のようにな・・・」とありますが、ちっとも映画のようにとは思わないのですが、ブラックミストNO.05、これ面白そうですね。気になるのは前枠に付けるフィルターなので夜景で強い街灯がポツンとある場合、例の未確認飛行物体が出てきそうな予感がするんですよねぇ(笑)。

    LensBabyが28、56、85mmとソフトフォーカスレンズを出しているんですよ。28mmいいなぁと思ったのですが、6万もするんですよね~(笑)。Pentaxのフィルム時代の28mmF2.8ソフトはブツが見つかれば3万程の半額ですから、やっぱりそっちかなぁと思ったりします。ただ数年前はそこそこブツがあったのですが、困ったもので近頃とんと見ないのですよ。

    安原製作所の28mmソフトは2万くらいと安いのですが、1群2枚で開放F6.4のレンズで2万は高えなと・・・。ですからブラックミスト、良いかもしれませんよ!。これでこの描写が大好き!、ってなったらまた新たにVelvet28mmとか考慮されてはいかがでしょうか?。



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