2021年06月14日 00:00
「まな板に載せる素材を取っ替え引っ替えし、結果、同じ料理を作る」
これ、ネタが枯渇した際の本ブログの常套手段。今日の結論、先に述べてしまおう。
「今のレンズは高過ぎる!」
いつもの結論に至っている。これはは一ヶ月くらい前に下書きしていたネタ、途中まで書いて「結論同じかぁ」と一度は没にした。でもネタが枯渇している今、日の目を見せなくちゃならん!、と大幅に文章に変更を加え、今日の掲載に至る!。
これ、ネタが枯渇した際の本ブログの常套手段。今日の結論、先に述べてしまおう。
「今のレンズは高過ぎる!」
いつもの結論に至っている。これはは一ヶ月くらい前に下書きしていたネタ、途中まで書いて「結論同じかぁ」と一度は没にした。でもネタが枯渇している今、日の目を見せなくちゃならん!、と大幅に文章に変更を加え、今日の掲載に至る!。
Sonyから3本の単焦点レンズが発売された。スペック的には大した事はない。24mmF2.8、40mmF2.5、そして50mmF2.5だ。小型、軽量化してSony α7Cにマッチするレンズを造ったのだろう、α7Cを持っていない人間は不要だよな!、と全く関心が無かった。
これを書いている6月初旬現在、マップカメラ価格で3本とも約7.1万。確か発売前にどこかのソースに初期値が8万円と書かれていて、えっ!?、なんでそんなに高いの?、スペック的には全部5万以下だろっ!?、と疑問に思っていて、よく見ると商品名の最後に「G」。あぁ、高級レンズの証のGレンズなのね!。
「開放からキッチリ解像するレンズなんだね、そりゃスゲェ!、うん、納得だね!」 ・・・ってしねぇって!、納得なんて!。
α7Cが売れているようだから、それにマッチした小さくても描写力が優れているレンズ達、多分この3本もそこそこ売れているのだろう。
「何故35mm判カメラを使うのか?」
はい、またいつもの台詞ですな。
「大きなボケが欲しいから」
これしかないんだ。そして開放描写なんてピント面が薄いのだから別に四隅までバッチリ解像している必要はない。でもどのメーカーのレンズも近頃のレンズは開放からカリカリなんでしょう?。毎度のお話、政府とNHKが先導している8Kが悪さをしているんじゃないか?。Sonyのα7RIVは6100万画素、8Kを遥かに超えた画素数を持っており、その写真を等倍で見ても遜色ないレンズをメーカーは造らざるを得ない。
α7RIVなんてもはや学術研究の顕微鏡の代わりでしかない。確かにそんな用途であったらレンズも四隅までカッチリ見えてなくちゃならない。
人によっては、、、
「そんなカッチリ見えるレンズが1本7万円!、安いもんだよ!」
なのだろうな。でもそれは世間の金銭感覚と私の金銭感覚、そして世間が求めるレンズ性能と私が求めるレンズ性能に大幅なずれが生じている事になる。いやぁ、俺だったらスペック的にしょぼいレンズをそんな7万円でなんて絶対に買わない。だって大きくボケないじゃん!。35mm判レンズ交換カメラシステムを使う意味がない!。
これ、純正で出しちゃうの!? ヤバすぎるソニー単焦点レンズ3兄弟
レビュワーの落合憲弘はカメラマンである前に超~機材マニアで、この手のレビューも結構好き嫌いで物申したりするので面白かったりする。彼曰くα7Cの2台体制で一方にFE24mmF2.8G、一方にFE50mmF2.5Gを装着すると夢が広がる?・・・。
確かにそうしたい気持ちは判る。でも彼の結論はさほど面白味はなく、FE24mmF2.8Gの他には便利ズームのTamron 28-200mmf2.8-5.6、もしくは純正のFE28-60mmF4-5.6を装着するのが望ましいと書いている。そうなんだよね、50mmF2.5、これがマクロレンズならまだ判りもするが、50mmでF2.5ってあり得ねぇよ!。
また、24mmと言う焦点距離をどう感じるかによるが私は広角レンズは28mmで十分と思っている人間であり、だとするとTamron 28-200mmF2.8-5.6に従来のFE50mmF1.8の2台体制の方が便利じゃん!、と思っちまうタイプ。なんたってTamronのそれは28mmで開放がF2.8であり、しかも普通に18センチまで寄れちゃう。
広角のボケはTamronズームで十分じゃないか。そして50mm辺りの開放がF3.5だったかF4だったかで、そこで大きなボケが欲しいから純正でお安いFE50mmF1.8じゃないのか?。
今回発売された三兄弟はどれもGレンズなのでスペック云々よりも逆光耐性、きっとそれが優れていると思っている。ぶっちゃけ24mmの広角レンズなんてF8まで絞っちゃえばフォーカス位置なんて適当で良く、MFのオールドレンズでも何ら不便を感じない。しかしオールドレンズの欠点は逆光に弱い事。ハレーションを起こってコントラストが弱まるのはRAWを再現像すればどうにでもなるが、問題はゴースト。こればかりは現像ソフトでも消せない。だから逆光でゴーストが起こりにくいレンズが優秀って事になる。
そしてゴーストはレンズを絞れば絞る程派手になるので、絞りを開けても四隅までしっかり解像するようなレンズは価値がある。また恐らくコマ収差も出づらい優秀なレンズなんだと思う。広角レンズはコマ収差が多く、点光源があるとすぐに判る。天体屋さんには大敵と言われているのがコマ収差。きっとこれも解消されているに違いない。
それを考慮するとFE24mmF2.8Gに限っては広角好きなら手に入れても良いかもしれないが、ではだいぶ以前に発売されたFE28mmF2はどうなんだ?。発売当初は「逆光にも強い良いレンズ」、と評判だった筈だ。少なくともフィルム時代の広角レンズよりは逆光に強いだろう。またコマ収差は一般に絞り込むと減少すると言われているので運用でカバー出来そう。ならば、より多くのボケを得られるFE28mmF2を私なら選ぶ。しかもすでに5万円を切っているし、中古なら3万ちょっとで手に入る。
私の中でSonyレンズ三兄弟、これは今回の3本ではなく、FE28mmF2、FE50mmF1.8、FE85mmF1.8。もう3年くらい前から言い続けているので耳タコであろうが、35mm判カメラを使う意味、「ボケを楽しむ」、私と同様な思考のカメラマンならば今回の三兄弟ではなく、従来の三兄弟を買うべきだ。
欲を言えば50mmも85mmのF1.4モデルをとなるが、これまたアホみたいに高い。F1.4とF1.8、2/3段の違い。大きいとも言えるし、微妙とも言える。いずれにせよケチケチ星人には買えないのが今のF1.4開放のレンズだから・・・。
本当は小さくて軽い135mmF3.5なんて出してくれちゃったりすると「Sonyさん、最高!、お散歩写真は昔ながらの28、50、135mmのセットで歩きます!」となるのだが・・・。そうそう、さらにTamronの28mmF2.8、これ安いし、ちょっとしたマクロレンズにもなるらしく良いよね。Sonyが135mmの安いレンズを造ってくれないのならTamronさんにお願いしたいところである。
人によってカメラやレンズに何を求めているかは異なる。でも8K以上のカメラとか開放でも四隅までバッチリ解像するレンズとか世間は何に注目しているのか不思議でならない。百歩譲ってボディもレンズも解像度、解像力命!、ならば大枚を叩いてでもFujifilmの似非中判を買うんじゃないのか?。そうじゃなきゃ理屈が通らないでしょう?。
OlympusのM.Zuiko17mmF2.8を所持している。パンケーキレンズでおもちゃですか?、ってくらいに小さく軽い。すでに生産が終了したが、今も尚、現役でバリバリに使っている。ところがこのレンズ、ネット上では評判が悪い。解像力が足りないんだと。
恐らくDxO markの影響だと思う。かなり低い数値が出たんだ。つまり数値レベルでは性能が悪いとされちゃった。数字は嘘を吐かないし、お値段がお値段だけに及第点程度の性能しか無かったのだろう。しかし実際に使ってみて、1600万画素センサーにおいては絞り開放でもガンガン使えるレンズ。
当然、M.Zuiko 17mmF1.8やLumixの15mmF1.7と比較したら「確かに・・・」と感じるに違いない。でも17mmF2.8を今まで使って不満に感じた事は一度もなかったりする。
デジタルカメラの場合、数字マニアが跋扈(ばっこ)しちゃっているんだ。超高感度域のノイズでもそうでしょう?。私はLightroomやRawTherapeeでノイズ除去しつつシャープな像を作り出せるが、超高感度のノイズに煩い人々はそういう現像技術がないのと、実際にプリントした事がないに違いない。
Olympus E-P3、このカメラ、1200万画素しかない癖に確かに等倍で見ちゃうとISO800ですでに「う~ん・・・」と唸りたくなる画質。もっと言えばベース感度のISO200でさえ、シャドー部にはうっすらとノイズが出ていたりもする。色ノイズはさすがに気になるが、そんなものは簡単に消せるし、輝度ノイズは実はあった方が写真らしい絵に仕上がったりもするんだ。そういう事を知らない連中がギャーギャーと喚いちゃう。
但し、こうやってユーザーが喚く事になり、Panasonic(E-P3のセンサーはPanasonic製)は頑張って現行のm4/3センサー、そして35mm判センサーはSonyと同等の性能を持っているとされている。Sonyユーザーから馬鹿にし続けられていたCanonもユーザーの声をちゃんと拾ってこれまた現行の35mm判のセンサー性能はSonyと同一レベル。
そうやって技術は上がっていくものである。だからこそユーザーは細かい事でも声を大にしてメーカーに対して悪口をかまし、叩きまくらないとならない。さぁ、ここから恒例のPentaxへの悪口である!。
Pentax使いの多くは小さいが正義だった筈。だからみんな我慢して使ってきた。確かにK-3系までボディは小さい、レンズだって比較的小さい方だ。ところがユーザーが35mm版を出せ!、出せ!、と吠えた。Pentaxユーザーからするとレンズ交換式35mm判一眼レフシステムは夢だから騒ぐは判らなくはない。でも満を持してのK-1、何ですか?、バケペンですか!?。
小さいが正義の人間からすると幾ら待望の35m判レンズ交換式一眼レフが発売されたと言っても使っちゃいけないカメラ。しかもペンタ部があれだけでかいのにファインダー倍率が普通!。へっ?、である。ファインダーに拘りを持っていたのならせめて0.8倍はクリアしろよ!。しかもK-1に合わせたレンズもこれまた馬鹿でかい。
Pentax自身が「小さいは正義」と「ファインダー命」と言う拘りを捨ててしまったのが現在のPentax 35mm判システム。K-1開発時はまだRicohもお金があった筈なのにどうしてあの大きさにしちゃったのか・・・(APS-CのK-3IIIの開発でようやく理念を思い出したのか、ファインダーは良くなったらしいが)。
レンズの話に戻ろう。
何も性能を落としたレンズを出せとは言っていない。そりゃぁ開放からしっかり描写してくれた方が良いに決まっている。でも技術革新だかどうだか、今の高画質戦争は度を越している。7~8年前だろうか?。主にコンデジの分野でセンサーの高画素を争っていて、それと同じ臭いがする。いずれユーザーが「今のカメラ業界、おかしいんじゃね?」と気付くんじゃなかろうか?。
今のスマホもちょっと可笑し過ぎて・・・。シャープが1インチのセンサー、7枚構成のレンズを持つカメラ機能を搭載したスマホを発表したでしょう?。さすが!、目の付け所がシャープ!、と言いたいところだが、お値段が10数万でしょう?。う~ん、これもどこまで妙な方向に進むのか・・・。
それだったら最低限の機能を持つスマホ(ぶっちゃけ、電話、GPS、そして4K程度で記録写真を撮れれば良い)、これに操作がし易い画面の広いタブレット端末、もしくはモバイルPC、加えて中古のSony RX100M3、そんなセットの方が遥かに勝手が良い気がするのだが・・・。
とにかく世間の常識とワタクシ、ケチケチ星人の常識が大きくずれていると感じる昨今である。
本日の写真、42年前に発表された24mmF2.8で撮影している。シャッタースピードが1/250secなのでF8で撮っていると思う。手前は被写界深度から外れているが、それ以外は端っこまで綺麗に解像している。勿論、センサーが8Kを超えてくるとどうなるかは不明だが、少なくとも2400万画素のセンサーならこんなレンズで十分!。
ふと思うんだ。もし中華製のレンズが電子接点とAF機能を持ったら日本のレンズ、確実に負けると思う。勿論、性能は日本メーカーの方が優れているだろうが、いずれ判るって。大きく重く馬鹿高いレンズなんて要らない。そこそこ描写してりゃいいと・・・。
さて、この団地の風景、すでに存在しない。これを撮ってすぐに周辺の再開発が始まってしまったからだ。2018年の撮影なので、すでにこの辺り、綺麗な新しい団地に建て替えられいるだろう。ただ、団地に公園はつきもの、この写真のまま残っているとは思えないが、近々再訪しようと思う。
これを書いている6月初旬現在、マップカメラ価格で3本とも約7.1万。確か発売前にどこかのソースに初期値が8万円と書かれていて、えっ!?、なんでそんなに高いの?、スペック的には全部5万以下だろっ!?、と疑問に思っていて、よく見ると商品名の最後に「G」。あぁ、高級レンズの証のGレンズなのね!。
「開放からキッチリ解像するレンズなんだね、そりゃスゲェ!、うん、納得だね!」 ・・・ってしねぇって!、納得なんて!。
α7Cが売れているようだから、それにマッチした小さくても描写力が優れているレンズ達、多分この3本もそこそこ売れているのだろう。
「何故35mm判カメラを使うのか?」
はい、またいつもの台詞ですな。
「大きなボケが欲しいから」
これしかないんだ。そして開放描写なんてピント面が薄いのだから別に四隅までバッチリ解像している必要はない。でもどのメーカーのレンズも近頃のレンズは開放からカリカリなんでしょう?。毎度のお話、政府とNHKが先導している8Kが悪さをしているんじゃないか?。Sonyのα7RIVは6100万画素、8Kを遥かに超えた画素数を持っており、その写真を等倍で見ても遜色ないレンズをメーカーは造らざるを得ない。
α7RIVなんてもはや学術研究の顕微鏡の代わりでしかない。確かにそんな用途であったらレンズも四隅までカッチリ見えてなくちゃならない。
画素数が多いと防犯カメラとして非常に有効。東京オリンピックが開催されるのだからテロ対策の一環でこの手の超高画素デジタル機器に需要がある。自衛隊だの警視庁だの民間セキュリティー関連企業だのこの手の8K以上のデジタル機器は当たり前かもしれない。でも学術研究も含め、超高画素デジタル機器は業務用製品として発展すれば良いだけで一般消費者用には8Kなんて不要だって!。
人によっては、、、
「そんなカッチリ見えるレンズが1本7万円!、安いもんだよ!」
なのだろうな。でもそれは世間の金銭感覚と私の金銭感覚、そして世間が求めるレンズ性能と私が求めるレンズ性能に大幅なずれが生じている事になる。いやぁ、俺だったらスペック的にしょぼいレンズをそんな7万円でなんて絶対に買わない。だって大きくボケないじゃん!。35mm判レンズ交換カメラシステムを使う意味がない!。
これ、純正で出しちゃうの!? ヤバすぎるソニー単焦点レンズ3兄弟
レビュワーの落合憲弘はカメラマンである前に超~機材マニアで、この手のレビューも結構好き嫌いで物申したりするので面白かったりする。彼曰くα7Cの2台体制で一方にFE24mmF2.8G、一方にFE50mmF2.5Gを装着すると夢が広がる?・・・。
確かにそうしたい気持ちは判る。でも彼の結論はさほど面白味はなく、FE24mmF2.8Gの他には便利ズームのTamron 28-200mmf2.8-5.6、もしくは純正のFE28-60mmF4-5.6を装着するのが望ましいと書いている。そうなんだよね、50mmF2.5、これがマクロレンズならまだ判りもするが、50mmでF2.5ってあり得ねぇよ!。
また、24mmと言う焦点距離をどう感じるかによるが私は広角レンズは28mmで十分と思っている人間であり、だとするとTamron 28-200mmF2.8-5.6に従来のFE50mmF1.8の2台体制の方が便利じゃん!、と思っちまうタイプ。なんたってTamronのそれは28mmで開放がF2.8であり、しかも普通に18センチまで寄れちゃう。
広角のボケはTamronズームで十分じゃないか。そして50mm辺りの開放がF3.5だったかF4だったかで、そこで大きなボケが欲しいから純正でお安いFE50mmF1.8じゃないのか?。
今回発売された三兄弟はどれもGレンズなのでスペック云々よりも逆光耐性、きっとそれが優れていると思っている。ぶっちゃけ24mmの広角レンズなんてF8まで絞っちゃえばフォーカス位置なんて適当で良く、MFのオールドレンズでも何ら不便を感じない。しかしオールドレンズの欠点は逆光に弱い事。ハレーションを起こってコントラストが弱まるのはRAWを再現像すればどうにでもなるが、問題はゴースト。こればかりは現像ソフトでも消せない。だから逆光でゴーストが起こりにくいレンズが優秀って事になる。
そしてゴーストはレンズを絞れば絞る程派手になるので、絞りを開けても四隅までしっかり解像するようなレンズは価値がある。また恐らくコマ収差も出づらい優秀なレンズなんだと思う。広角レンズはコマ収差が多く、点光源があるとすぐに判る。天体屋さんには大敵と言われているのがコマ収差。きっとこれも解消されているに違いない。
それを考慮するとFE24mmF2.8Gに限っては広角好きなら手に入れても良いかもしれないが、ではだいぶ以前に発売されたFE28mmF2はどうなんだ?。発売当初は「逆光にも強い良いレンズ」、と評判だった筈だ。少なくともフィルム時代の広角レンズよりは逆光に強いだろう。またコマ収差は一般に絞り込むと減少すると言われているので運用でカバー出来そう。ならば、より多くのボケを得られるFE28mmF2を私なら選ぶ。しかもすでに5万円を切っているし、中古なら3万ちょっとで手に入る。
私の中でSonyレンズ三兄弟、これは今回の3本ではなく、FE28mmF2、FE50mmF1.8、FE85mmF1.8。もう3年くらい前から言い続けているので耳タコであろうが、35mm判カメラを使う意味、「ボケを楽しむ」、私と同様な思考のカメラマンならば今回の三兄弟ではなく、従来の三兄弟を買うべきだ。
欲を言えば50mmも85mmのF1.4モデルをとなるが、これまたアホみたいに高い。F1.4とF1.8、2/3段の違い。大きいとも言えるし、微妙とも言える。いずれにせよケチケチ星人には買えないのが今のF1.4開放のレンズだから・・・。
本当は小さくて軽い135mmF3.5なんて出してくれちゃったりすると「Sonyさん、最高!、お散歩写真は昔ながらの28、50、135mmのセットで歩きます!」となるのだが・・・。そうそう、さらにTamronの28mmF2.8、これ安いし、ちょっとしたマクロレンズにもなるらしく良いよね。Sonyが135mmの安いレンズを造ってくれないのならTamronさんにお願いしたいところである。
人によってカメラやレンズに何を求めているかは異なる。でも8K以上のカメラとか開放でも四隅までバッチリ解像するレンズとか世間は何に注目しているのか不思議でならない。百歩譲ってボディもレンズも解像度、解像力命!、ならば大枚を叩いてでもFujifilmの似非中判を買うんじゃないのか?。そうじゃなきゃ理屈が通らないでしょう?。
OlympusのM.Zuiko17mmF2.8を所持している。パンケーキレンズでおもちゃですか?、ってくらいに小さく軽い。すでに生産が終了したが、今も尚、現役でバリバリに使っている。ところがこのレンズ、ネット上では評判が悪い。解像力が足りないんだと。
恐らくDxO markの影響だと思う。かなり低い数値が出たんだ。つまり数値レベルでは性能が悪いとされちゃった。数字は嘘を吐かないし、お値段がお値段だけに及第点程度の性能しか無かったのだろう。しかし実際に使ってみて、1600万画素センサーにおいては絞り開放でもガンガン使えるレンズ。
当然、M.Zuiko 17mmF1.8やLumixの15mmF1.7と比較したら「確かに・・・」と感じるに違いない。でも17mmF2.8を今まで使って不満に感じた事は一度もなかったりする。
デジタルカメラの場合、数字マニアが跋扈(ばっこ)しちゃっているんだ。超高感度域のノイズでもそうでしょう?。私はLightroomやRawTherapeeでノイズ除去しつつシャープな像を作り出せるが、超高感度のノイズに煩い人々はそういう現像技術がないのと、実際にプリントした事がないに違いない。
Olympus E-P3、このカメラ、1200万画素しかない癖に確かに等倍で見ちゃうとISO800ですでに「う~ん・・・」と唸りたくなる画質。もっと言えばベース感度のISO200でさえ、シャドー部にはうっすらとノイズが出ていたりもする。色ノイズはさすがに気になるが、そんなものは簡単に消せるし、輝度ノイズは実はあった方が写真らしい絵に仕上がったりもするんだ。そういう事を知らない連中がギャーギャーと喚いちゃう。
但し、こうやってユーザーが喚く事になり、Panasonic(E-P3のセンサーはPanasonic製)は頑張って現行のm4/3センサー、そして35mm判センサーはSonyと同等の性能を持っているとされている。Sonyユーザーから馬鹿にし続けられていたCanonもユーザーの声をちゃんと拾ってこれまた現行の35mm判のセンサー性能はSonyと同一レベル。
そうやって技術は上がっていくものである。だからこそユーザーは細かい事でも声を大にしてメーカーに対して悪口をかまし、叩きまくらないとならない。さぁ、ここから恒例のPentaxへの悪口である!。
Pentax使いの多くは小さいが正義だった筈。だからみんな我慢して使ってきた。確かにK-3系までボディは小さい、レンズだって比較的小さい方だ。ところがユーザーが35mm版を出せ!、出せ!、と吠えた。Pentaxユーザーからするとレンズ交換式35mm判一眼レフシステムは夢だから騒ぐは判らなくはない。でも満を持してのK-1、何ですか?、バケペンですか!?。
小さいが正義の人間からすると幾ら待望の35m判レンズ交換式一眼レフが発売されたと言っても使っちゃいけないカメラ。しかもペンタ部があれだけでかいのにファインダー倍率が普通!。へっ?、である。ファインダーに拘りを持っていたのならせめて0.8倍はクリアしろよ!。しかもK-1に合わせたレンズもこれまた馬鹿でかい。
Pentax自身が「小さいは正義」と「ファインダー命」と言う拘りを捨ててしまったのが現在のPentax 35mm判システム。K-1開発時はまだRicohもお金があった筈なのにどうしてあの大きさにしちゃったのか・・・(APS-CのK-3IIIの開発でようやく理念を思い出したのか、ファインダーは良くなったらしいが)。
レンズの話に戻ろう。
何も性能を落としたレンズを出せとは言っていない。そりゃぁ開放からしっかり描写してくれた方が良いに決まっている。でも技術革新だかどうだか、今の高画質戦争は度を越している。7~8年前だろうか?。主にコンデジの分野でセンサーの高画素を争っていて、それと同じ臭いがする。いずれユーザーが「今のカメラ業界、おかしいんじゃね?」と気付くんじゃなかろうか?。
今のスマホもちょっと可笑し過ぎて・・・。シャープが1インチのセンサー、7枚構成のレンズを持つカメラ機能を搭載したスマホを発表したでしょう?。さすが!、目の付け所がシャープ!、と言いたいところだが、お値段が10数万でしょう?。う~ん、これもどこまで妙な方向に進むのか・・・。
それだったら最低限の機能を持つスマホ(ぶっちゃけ、電話、GPS、そして4K程度で記録写真を撮れれば良い)、これに操作がし易い画面の広いタブレット端末、もしくはモバイルPC、加えて中古のSony RX100M3、そんなセットの方が遥かに勝手が良い気がするのだが・・・。
とにかく世間の常識とワタクシ、ケチケチ星人の常識が大きくずれていると感じる昨今である。
本日の写真、42年前に発表された24mmF2.8で撮影している。シャッタースピードが1/250secなのでF8で撮っていると思う。手前は被写界深度から外れているが、それ以外は端っこまで綺麗に解像している。勿論、センサーが8Kを超えてくるとどうなるかは不明だが、少なくとも2400万画素のセンサーならこんなレンズで十分!。
ふと思うんだ。もし中華製のレンズが電子接点とAF機能を持ったら日本のレンズ、確実に負けると思う。勿論、性能は日本メーカーの方が優れているだろうが、いずれ判るって。大きく重く馬鹿高いレンズなんて要らない。そこそこ描写してりゃいいと・・・。
さて、この団地の風景、すでに存在しない。これを撮ってすぐに周辺の再開発が始まってしまったからだ。2018年の撮影なので、すでにこの辺り、綺麗な新しい団地に建て替えられいるだろう。ただ、団地に公園はつきもの、この写真のまま残っているとは思えないが、近々再訪しようと思う。

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コメント
名ばかりの名探偵 | URL | qZ/R2g12
何故お高いのかと言えば経済学の基本、需要と供給の一致する均衡価格と言う事でしょう。
お高いレンズの購買層は金持ちの比較的年配の男性と決まってますからねえ。
もう風景撮るのも飽きたしスナップ写真もこのご時世じゃ犯罪者みたいな目で見られますよ。
( 2021年06月14日 07:38 [Edit] )
ハッセルぶらっと | URL | b/3v8zPU
昨年末までSONYでしたが低価格のマクロレンズが全くなくて、カメラレンズとも売却しました。
現在はX-E4がメインで手ごろな価格のフォクトレンダー数本を売却せずに使っています。
文中にもありましたが、広角はざっくりで事が済み、かえって使いやすく思います。
お写真はスターハウスですね。
近年、宝塚市仁川の団地へ行ってきましたが、全てが塀で囲まれ、解体かと思ったのですが、地元の方に聞くと「この状態ですでに5年が過ぎました」だそうです。
その時の写真は一度も投稿していませんので、近く投稿予定です。
( 2021年06月14日 10:29 [Edit] )
tsunomagari | URL | mQop/nM.
やっぱり日本のデフレが30年続いて、日本の購買層が貧しくなり、
世界のカメラ購買層の所得はどんどん上がってるんだと思います。
なので、αやEOSはカメラ価格を高く設定しても売れてるんじゃないですかね?
グローバル価格はいくらかなと思って、アメリカのサイトを覗いてきました。
3本とも公式サイトで $599.99、B&Hで $598ですね。
日本で購入すると若干割高というところでしょうか。
デザインは、40mmのフード以外、悪くないと思っています。
絞りリングが付いてるのも時代を逆行してて良いかな。
ということで、フルサイズミラーレスでは、Nikonがコスパの良い立ち位置になっていると自虐気味に喜んでいます。
きっと、Z 40mm F2、Z 28mm F2.8は低価格で発売されるでしょう!(笑)
( 2021年06月14日 18:30 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> 名ばかりの名探偵 さん
仰る通りでしょうね。でもそうだとオーディオと同じ道を辿って行きそうです。オーディオはもはやマニアと一部のレトロブームで若い世代でレコードプレーヤーに関心を示すくらいですよね。音楽は廃れていませんが、昔ながらオーディオ機器は廃れ、写真も同じく文化としてずっと残るでしょうが、機材は富裕層しか買わない・・・。
だだメーカーはそれで良いと思っていない筈なんですよ。若い世代をターゲットに出来ないか模索している筈なのですが・・・。
( 2021年06月15日 19:00 )
BigDaddy | URL | -
> ハッセルぶらっと さん
Sonyを全部売却されたんですか!。確かに最近、Fujifilmを良く使われているなぁと思っていました。マクロレンズ、Tamronにあるのでは?、と思ったらあの定番の90mmF2.8はEマウント用に造っていないんですね!。ちょっとびっくりしました。
スターハウス、独身貴族の昭和なお洒落なアパート、そんなイメージがあります。これぞ文化住宅って感じがするんです。東京は仕事が早いと言うか塀で囲われた瞬間にぶっ壊していますよ(笑)。ちょっと気になったので今度この写っているスターハウス見てきます。もしかしたらリフォーム?、リノベーション?、だかで残しているかもしれませんもんね。
( 2021年06月15日 19:01 )
BigDaddy | URL | -
> tsunomagari さん
安いのは安いままだったりしません?。代物家電なんて最高級品は別にして、売れ筋は安いと思います。珈琲とラーメンも平均すれば昭平成の初めくらいから2倍までは行っていませんよね。コンビニ珈琲はそこそこ美味くてLサイズで200円しませんしね。
10年前までカメラはみんなが持つものだったのが、スマホの台頭もありましょうが、結局、フィルム時代に逆戻り。機材マニアが買う代物と化してきたように感じます。
EOSのボディ価格は強気ですよねぇ。私は今度出るEOS-R3、噂スペックにぞっこんなのですが、絶対に買える値段でなんて出てこないでしょうね。5年後の中古でも買えない価格だろうなと。
日本のレンズは絞りリングを排除した事で退化しましたねぇ。今、Fujifilmなど一部のレンズで復活していますが、ボディ側で絞りを制御する煩わしさってないですねぇ。今のカメラの多くは前後にダイヤルを持ちますが、絞りリングなないので必ずひとつは絞り、もうひとつは露出補正になり、レンズに絞りがあればダイヤルのひとつが空き、ISO感度だの他の機能を触れますからねぇ。
NikonはXQDカードを持っていれば初代のZ6なんてα7IIIよりも遥かに安く中古市場に出回っていますよね。ただ、レンズ資産に関して、Nikonがフルレンジを備えるにはあと3年以上掛かるでしょうから、総合的に見ると今はSonyかなぁと感じています。とにかくNikonはTamronですよ。TamronがZマウントを造ってくれれば盛り上がると思うですが・・・。
( 2021年06月15日 19:01 )
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