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欲しいレンズリスト再考

2020年09月13日 00:00

9月9日記事でFujifilmが今度出す50mmF1.0を知り、APS-Cセンサーの限界、そしてFujifilmの焦りみたいのが見えちゃったものの、こういうレンズがあるからこそ、妄想力が高まる訳であり・・・。

リンクした記事ではCanonのFD55mmF1.2S.S.C.、そしてヤシコンZeissのPlanar 85mmF1.4が欲しいと書いた。その記事だけじゃなく、以前から同じような事を書いているが、ちょっと修整。

FD55mmF1.2.S.S.C.は人気が落ちず、50年くらい前のレンズの癖して標準レンズ系で3万も4万も・・・、そう感じており、すでにこいつの収集は諦めていたんだ。それを忘れていた・・・。

ではそれの代替は?。マルチコーティングされていない初代無印のFD55mmF1.2?、いや、これも不当に高い。そして色々とその手のレンズを探しているとFD以前のFL系レンズで55mmF1.2と58mmF1.2ってのがあったんだ。

FLレンズは厄介。発売時期によって無印、I型、II型が存在し、原則、無印とI型はFDマウントアダプターが装着出来ない。しかもII型なのに無印だったり、II型がさらに改良されたりすると再び無印になったりもする。Nikonのようにシリアルナンバーでどの時代のどのレンズか判明しないし、とくかくFLレンズは厄介なんだ。

I型とI型以前の無印レンズをFDマウントアダプターに装着するにはレンズとアダプターを改造する必要がある。改造と言ってもネットで調べる限り、難しくはないようだが、自他共に認める不器用人間なので、その手の作業は極力避けたい。

結果、改造無しに装着出来るのはFL58mmF1.2IIとFL55mmF1.2が欲しいレンズとしてリストされる訳だ(後者は無印であるが58mmF1.2IIの後継モデルなので問題なく装着出来るようだ)。この2本で言えば古いFL58mmF1.2IIが一番安い。安いと言っても小カビ、小クモリの半ジャンク品で1.5万~、完動品となると2万~であり、気軽に買えるレンズではない。

1年くらい前かな?、フリマ系サイトで小カビ程度の半ジャンクの無印FL58mmF1.2が安価で出品されていて、販売者に「FDアダプター付く?」と問うたところ「改造が必要である」なる返事を頂き、購入を断念している、、、と言うよりも迷っている間に誰かに買われてしまった。

中古ボディは迷ったら「買うな!」であるが、中古レンズは迷ったら「買え!」、の鉄則を忘れていた。但し、どうしても欲しいレンズか?、と問われると「うーん???」なんだな。と言うのも焦点距離が50mm前後だと開放でのボケ量はF1.4モデルと大して違いは出ない。勿論、比較すれば「されど半段明るい」からこそのボケを得られるのだが、比較しなかったら最短撮影距離でパチリしない限りはF1.2だからゴージャスな絵が出る訳でもなく・・・。

同じ50mmレンズならF1.2とF1.4とでは半段の違いでしなく、比較すればそれなりに違いは出るだろうが、実写レベルだと大きな差は感じない筈。だから58mm、この8mmの焦点距離の差がどれくらいか?、実写時、体感出来る程違いが出るのか?、そんな疑問も沸き、無理に買う必要はない。掘り出し物が出てくるまで我慢、我慢と自分の言い聞かせているのだった。

FD55mmF1.2、FL55mmF1.2、FL58mmF1.2、これらのレンズは欠点もある。それは最短撮影距離が60センチな事。これがNewFD50mmF1.2となると50センチに縮まる。

しかし極一般的なNewFD50mmF1.4の最短撮影距離は45センチと最も短く、結果、被写体を大きく切り取り、かつ背景を大きくぼかすのだったらこの何の変哲もないNewFD50mmF1.4が最適なのだった。

だからこそ最短撮影距離が60センチと長いが、焦点距離も8mm長くなっているFL58mmF1.2IIが最大撮影倍率がNewFD50mmF1.4に次ぐ大きさになり、目の前の物に対して開放描写で遊ぶには理想レンズなんだ。

「倍率が小さくてもトリミングしちゃえば良いだけ」

そんな思考もあり、結果、買うか否かを迷うレンズと化す。


続いてPlanar 85mmF1.4について・・・。

無性に欲しいレンズだった。フィルム時代に愛用していたレンズで開放での描写は多くのオールドレンズ同様に収差による光の滲みが美しい。ところがCanonのFD85mmF1.8S.S.C.を手に入れてからは「あっ、FD85mmでも十分に滲みが美しいじゃないか!」、ってんでPlanar 85mmF1.4も「掘り出し物があれば欲しいが・・・」、に留まっている。

F1.4とF1.8は2/3段の違いがある。これが微妙。50mmのF1.2とF1.4よりも焦点距離が長いし、より違いを理解出来るだろうが、このレンズ、本体がでかいのにさらに純正の金属フードを付けちゃうと馬鹿でかくなってしまうのが難点。純正フードはまだうちにあるのだが、そのフードを眺めているだけで「でっかくなるなぁ~、小型のカメラバッグに入らん!、要らんかなぁ」・・・。

と言う事で現時点で上述したレンズ達の中で一番興味があるのはCanon FL58mmF1.2IIになるだろう。ただFLレンズのデザインが気に食わない。ピントリングが波打っているタイプ?、これが好きじゃないんだ。また私だけかもしれないが、ピントリング部分が大きくデコボコしているから、無茶苦茶回しにくい。

FL50mmF1.4II、これは手持ちレンズの中で開放描写が一番美しいと感じている。収差が大きくPlanar 85mmF1.4並みの光の滲みを感じられる。でも使っているととにかくピントリングが回し辛く、イライラしてくるんだ。

同じタイプのレンズでNikkor Auto、Nikkor C Autoも苦手デザイン。中古市場でもボッタクリが横行しているNikonレンズで唯一安価なシリーズがこれ。でもそんな理由で1本も所持していない。

さて、妄想ネタは幾ら頑張っても買えないものを「欲しい!」とほざいても空しいだけ。SonyのDistagon 35mmF1.4やFE135mmF1.8を使ってみたい!、なんて書いても馬鹿馬鹿しいだけ。でもケチケチ星人を返上するだけで、もし手元にあったら最大限に活用するだろうな~、と感じるレンズが2本ある。

以前にもネタにした56mmのソフトフォーカスレンズ。詳細は下をどうぞ。

Lensbaby Velvet 56mmF1.6

オールドレンズの光の滲みが美しいのは開放だけ。その開放を利用したい!、それだけでプレミアのついた半世紀程前のオールドレンズを買えるか?。少なくとも手元にはFL50mmF1.4IIと言う開放でゴージャスに滲むレンズを所持している訳で・・・。

だったら開放からF2.8くらいまでソフト量を選べるソフトフォーカスレンズの方が面白いんじゃないか?。Velvet 56mmF1.5はF4くらいからソフト効果が消えるので普通のレンズとしても使えるし、最短撮影距離が短く、ハーフマクロとしても使える利点がある。

35mm判カメラよりもAPS-Cで85mm相当、m4/3で112mm相当の中望遠ソフトフォーカスマクロレンズとして使ってみたかったりする。

そして35mm判で使いたいソフトフォーカスレンズと言えば、、、

これも過去にネタにしたと思う。Pentaxのフィルム時代にラインナップされていたソフトフォーカスレンズであるsmc PENTAX-FA28mmF2.8 Softだ。広角ソフトフォーカスレンズの代表と言える。妄想を通り越して、いつか手に入れたいと真剣に思っていたりする。広い画角を持つソフトフォーカスレンズ、必ずオンリーワンの絵を作ってくれるに違いない。

話をm4/3に向けよう。

m4/3で欲しいレンズは以前から申し上げている通り、廃墟(暗所)専用レンズとしてLumixの15mmF1.7。廃墟では換算34mmになってくれるOlympusの17mmF1.7の方が適しているのだが、17mmはF2.8モデルを所持しており、このレンズ、やたらに不評だが、開放でも全く問題なく使用出来る。だから同じ焦点距離は不要って事で15mmF1.7が欲しい訳だが・・・。

ふと、そう言えばE-M1markIIを買っちゃえば焦点距離が短ければ2秒でもピタリと止まるのだからF値が暗くても広角ズームレンズの方が便利だし、普通のお散歩写真にも使えるよねぇ~、なんてネタにした気がする。そう!、OlympusのM.Zuiko 9-18mmF4-5.6である。

思い出した。換算18-36mmで手持ちの35m版のTokinaの19-35mmと全く同じ感覚で使えるし、しかも安価、それでいつだったか欲しいレンズのナンバーワンになっていたんだっけ!。そうだ、そうだ!、E-M1markIIを買う時にこのレンズも手に入れようと考えていたんだ。

※スペックだけを考えれば理想はLumixの10-25mmF1.7だが、馬鹿高く馬鹿でかい、そんな妄想はしません!

最新の欲しいレンズリスト、欲しい順に、、、

smc PENTAX-FA28mmF2.8soft
Olympus M.Zuiko 9-18mmF4-5.6
Canon FL58mmF1.2II
Lumix 15mmF1.7
Lensbaby Velvet 56mmF1.6
Planar 85mmF1.4

勿論、定番中の定番、SonyのFE28mmF2、FE50mmF1.8、FE85mmF1.8、この3本は常にリストされていたが、Nikon Z5、これに興味を持ち始め、もしかしたら将来SonyからNikonに移行するかもしれず、幾ら妄想は言え、現実味がないとつまらん。そんな状態でリストするレンズではない。


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