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抱き合わせ販売で手に入れたNikon New Nikkor 135mmF2.8 解像感&ボケ味

2019年08月29日 00:00

お花畑

お花畑

Sony α7II, Nikon New Nikkor 135mmF2.8


前々回の記事で、New Nikkor 135mmF2.8は開放から光の滲みが少なくF4で周辺部にも輪郭が出る、F5.6まで絞れば十分と書いた。

他のテスト写真を見ていて「おやっ?」と思ったのがさらに1段絞ったF8の像。今日はそこから話を進めて行きたい。

次の写真をご覧頂こう。絞りF8、Lightroomデフォルトのまま現像している。また切り出し画像はクリックで1000x1000ピクセルの等倍となっている。

全体像

2019-08-29_2-1

左上隅 右上隅
2019-08-29_2-2 2019-08-29_2-3



写っている木々まで15~20メートルくらいだろうか?。割愛するが、1段開けたF5.6の像は周辺部はこれほど良くない。と言うよりも等倍では一目で判るくらいの違いがある。F5.6でも周辺部は解像しているのだが、F8ではそれを超えてパッキパキ。

これはレンズの質と言うよりも「等倍での被写界深度」が影響している気がする。50メートル、100メートル先の風景ならば構図中の大半が被写界深度にあるが10数メートルと言った中途半端な距離だと等倍で見るとどんなレンズでも深度は浅い。

A3~A2程度のプリントで1メートル以上離れて鑑賞すればF5.6でもF8でもさほど気にならない筈だが、デジタル写真、特にRAWから現像しているとなんだかんだと等倍で様々なチェックをしちゃうので135センサークラスのカメラで四隅までビシッと!、そう考えると己が考える絞りよりもさらに1段絞った方が安心感が増す。

100mmを超えるレンズでF8、F11まで絞る事はほとんどない。でもこの手の距離感にある風景はガッチリと絞り込めば自分自身に納得の行く絵になるのが判った。

反対に少しでも遠近感を強調させたいのならこういう風景でもあえて開放のF2.8を使うのも悪い手じゃない。特にピントよりも手前の風景は絞りを開ければ後方よりもボケが大きく出る場合があり、後方も「なんとなくぼやけている?」くらいが遠近感を付けやすい気がする。

オールドレンズの多くは絞り開放での描写力は弱く、特に周辺部の劣化は著しい。しかしそんな事を考えてしまうタイプのカメラマンはそもそもオールドレンズなんて使っちゃならないのだろう。

ではボケ。毎度の事前解説。私は「ボケ味」と言うのを知らない。二線ボケが酷いレンズくらいならなんとなく「こいつはゴチャゴチャした背景で使っちゃいかんな」と思うのと、安レンズの絞り羽根の数、5枚、6枚クラスを中途半端に絞った時の点光源がウザったいと感じるくらいで、正直、ボケが綺麗、汚いにはあまり関心がなかったりする。

まずはいつもの木から。距離はどれくらいだろうか?。横位置でしゃがんでいる女性の全身が入るくらいの距離とでも言っておこう。背景は手前の木から5~6メートル先にある。

F2.8 F4
2019-08-29_3-1 2019-08-29_3-2
F5.6 F8
2019-08-29_3-3 2019-08-29_3-4



望遠レンズだからだろうか?、F8まで絞っても背景がウザウザする感じがしない。風景によってはこれくらい絞り込んで「背景も見せる」、そんな時もあるから135mmレンズで背景をボカす時もF8は「あり」だろう。

次は上の写真よりもピント位置がより近くなっている。

F2.8 F4
2019-08-29_4-1 2019-08-29_4-2
F5.6 F8
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そしてほぼ最短撮影距離の1.5メートルでのカット。これで前ボケの状態と背景の光源ボケ(このレンズの絞り羽根は7枚)を確認出来る。

F2.8 F4
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F5.6 F8
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どうだろう?、開放で撮ればそれなりに背景はボケてくれるし、F8まで絞り込んでも背景が雑然とし煩い訳でもない。可もなく不可もないと言ったところか?。

近頃、135mmレンズは不人気だ。いや、近頃どころかフィルム時代晩年(2000年前後)においてもポートレーターがCanonやNikonの135mmF2レンズを使うくらいだったからメーカーのラインナップから135mmF2.8と言う仕様のレンズは消えていたと思う。その頃から我々は中望遠~望遠のF2.8ズームを代替としていたからだ。

でも50年くらい前の135mmF2.8が解像感は抜群だし、ボケも大きな欠点が無い。絞り羽根が7枚しかないので今の円形絞りに慣れてしまった方には違和感があるとは思うが、私は全く気にならない。だからこそ敢えて今の時代だからこそ、かつての135mm単焦点レンズを手にするのも一興だと思う。

フィルム時代の135mmレンズはF2、F2.8、F3.5と少なくともCanonとNikonはこの3つをラインナップしていた。F2は大きく重たい、F3.5は軽量で小さいのが多く、個々の用途に応じてミラーレスな人は1本は持っていても良いのではなかろうか?。

ポートレーターなら現行の開放でも全く欠点の無いレンズよりもNikon、Canonのフィルム時代のマニュアルレンズの135mmF2を買われてほんわりとした中に芯のある写真、それを目指しても良いと思う。

但し、私個人は今回のボケの大きさを見てポートレートでもF2.8モデルで十分だと感じている。良く睫毛の先にピントを合わせ、それ以外はアウトフォーカス!、そんな写真を目指している方がいらっしゃるが、そういう方は85mmF1.2の方が良い筈だ。

時に、瞳AFって睫毛の先にピントが合うのか目に合うのかどっちなんだろうか?。恐らくそこまでドアップで人物を狙う時は瞳AFよりもしっかりと像拡大とMFの組み合わせで数撃つべきなのだろうなぁ~。

トップ写真、この日は風がビュービュー!。MFで開放!、なんて到底無理なシチュエーションだったが、人間ねぇ、粘るべきだねぇ。そんな日でも気合でカメラをひたすら構えたまま我慢しているとピタリと風が治まる時があるんだ。それを狙ってシュート!。10分粘って数撃てば必ず使える写真が出てくる。

但し、中腰姿勢はかなり堪えるし、腰痛持ちの私には無理な話であり、まずは楽な姿勢で良い構図になるような花を探す。これに結構時間が掛かったりする。


2019-08-29_1-2

勿論開放での撮影で、これだけ花に近付いているとピントは数ミリ。等倍で見ると1枚めくれている花びらの先端にしか輪郭が無い。

この写真の場合、本来は花の中心にピントが合った方が良いのだろうが、まぁその辺は好みであり、何か言われたら「強風で云々・・・」そんな言い訳をせずに、、、

「馬鹿野郎!、このめくれた花びらに魅了されたからそこにピントを当てたんだよ!、それを察しないおまえの目は節穴だ!」

と断言しちまえば良い。


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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | es1fYYdE

    Nikkor 135mmF2.8やはり重いです。

    α6600がやっと発表になりましたね。
    これで6500が安くなるかなと思ったら、本体のみの価格が一斉に3万円上昇という不思議な現象が現れています。
    まあ、6600が発売されれば下がるでしょうけど。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    確かに重いです。ホント、Series Eの75-150mmF3.5で十分だし、より使い勝手があると思いますよ(笑)。それでもオールドレンズはそういう利便性を除いたところを追求せねばならないので(笑)・・・。

    α6600、発表されましたね。マップカメラでどーんと中古が出てきましたが、最近の中古の価格変動を全く気にしていなかったので安くなったのか横ばいなの不明です。でも仰る通り、6600の発売で確実に値が下がるでしょうから、中古α6500を買うのなら年末、もしくは来年の2月って感じでしょうかね。

    そうか、類似するネタばかりになりますが、α6600の発表があったのでいつもの妄想ネタ、α6500がようやく買えるぞ!、そんなネタでも書くしかないですね!(笑)。

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