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Canon NewFD80-200mmF4をSony α7IIで使う 画質は如何に? 後編

2019年03月06日 00:00

河川敷草野球コートにて

河川敷草野球コートにて


Sony α7II, Canon NewFD80-200mmF4


前回の記事からの続き・・・。

このレンズ、最短撮影距離が1メートル、これは特筆すべき点かもしれない。と言うのもCanonの現行EFレンズ、70-200mmF2.8も70-200mmF4も最短撮影距離は1.2メートルなんだ。現行レンズよりも20センチ寄れる!。マクロレンズの代替にはなれないものの、かなり近寄って写真を撮れるのはあり難い。

※手持ちのNikon Series E75-150mmF3.5も最短が1メートルと寄れるレンズでこれをm4/3で使うとズームマクロ的な使い方が出来る

次の写真は80mm、120mm近辺、200mmで最短の1メートルに近い距離から撮影している。被写体はネコ車の車輪。直径30センチくらいだろう。


80mm F4

2019-03-06-2-1


120mm近辺 F4

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200mm F4

2019-03-06-2-3


続いてボケ。

このレンズは絞り羽根が8枚あり、背景に点光源があっても距離によっては絞り込んでもさほど気にならない。

勿論、カメラから被写体までの距離、カメラから背景までの距離によってボケ描写は大きく変化するので今回のサンプルだけで「このレンズのボケは云々!」、と言った結論は出ないものの、経験値からズームレンズの割には優しいボケをしている気がする。

ある程度引いた構図と近付いた構図の2パターンを80mmと200mmで撮ってみた。引いた構図では絞り開放、80mmで最短まで近付いた写真は敢えてF8まで絞った像を掲載する。200mm像は引いた像は同じくF4だが、80mmの構図に近付けた構図ではF11まで絞り、ボケ切り出し像は等倍で切り出すとただの模様にしか見えないのでので2000x2000ピクセルを切り出し、掲載に当たって1000x1000ピクセルに縮小している。

※ボケの切り出しでザラザラした質感があるのは夕方撮影で感度が上がっており、ノイズリダクション処理をしていないから


引き構図 80mm F4

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ボケ部分切り出し1

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ボケ部分切り出し2

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寄り構図 80mm F8

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ボケ部分切り出し1

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ボケ部分切り出し2

2019-03-06-3-6



引き構図 200mm F4

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ボケ部分切り出し1

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ボケ部分切り出し2

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寄り構図 200mm F11

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ボケ部分切り出し1

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ボケ部分切り出し2

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この風景だけの可能性もあるが、点光源のボケを見ると円形絞りではないのにF8、F11まで絞っても玉ボケがあまりカクカクしていない。これがちょっと不思議。あくまでも憶測であるが、ズームレンズの割には柔らかいボケと言えるのではなかろうか?。

但し、所詮はF4から始まるレンズ、ボケ量はそれなりであり、例えば85mmのF1.4~2クラスのレンズのF1.4~F2.8辺りの描写と比較したらボケは汚いだろうし、固いのは言うまでもないだろう。

トップ写真、135mmか200mm、開放で撮っている筈。この構図だとピント位置のスコップまで結構離れている筈で、そうなると背景は数百メートル先でも「あれっ?、意外とボケねぇなぁ」、これが率直な感想である。これが135mmF2クラスのレンズだったら・・・。

それでもこのレンズは価値がある。解像力は大満足だし、ボケもそれなり。これが野口英世さん3人で手に入ったのだから!。欠点は全長がちょいと長く、マウントアダプター込みで小型のバッグに収まらない点くらい。都内のお散歩写真には使わないだろうけど、郊外、ネイチャーフォトや里山の風景には大活躍しそう!。

TokinaのRMC 70-210mmF3.5は開放F値を半段明るくした事もあるのか、実にオールドレンズらしい描写をする。

初志貫徹 Sony α7IIレビュー その25 Tokina RMC 70-210mmF3.5を使う!

反対にこのNewFD80-200mmF4はオールドレンズの味は一切感じず、少し大げさかもしれないが、現代のレンズかと勘違いしてしまう程。

この2本の中~望遠ズーム、性格、描写が大きく異なるので使い分けが結構出来るんじゃないかな。どちらか一方しか使わなくなるなんて事はないと思う。

さて・・・。

CanonはこのNewFD80-200mmF4を1979年に発売したが、前々回の記事の通り、これはFD80-200mmF4S.S.C.のNFDマウント版でしかなく、光学的には変化はないと思われる。そしてその6年後、このレンズの上位版のNewFD80-200mmF4Lが発売される。

New FD80-200mm F4L - Canon Museum

蛍石レンズにUDレンズとやらを使用し、色収差を抑えてくれるらしい。無印のNewFD80-200mmF4から描写される絵だけでも結構感動しているのだから(今のところ目立つ色収差やフリンジは確認出来ていないし)、Lレンズともなるとこれを超えている訳でしょう?。ちょっと興味がある。

ただ不思議とこのLレンズはピントリングとズームリングが一体化した直進式ズームなんだ。Lレンズの癖に退化した?、いやいや、当時はマニュアルフォーカスだし、手ブレ補正なんてある筈もなく、特にモータードライブを利用してカシャカシャと連写するのなら直進式ズームレンズの方が遥かに使い勝手が良かったのだろう。

むしろこの時代、FD80-200mmF4S.S.C.とこのNewFD80-200mmF4が何故ピントリングとズームリングを独立させたのか、そこに疑問を持つべきなのかもしれない。wikipediaで調べた限り、同時期のNikon、Pentaxの中~望遠ズームはどれも直進式だ。

尚、オートフォーカス創成期、ピントリングとズームリングが独立した2リングの回転式であってもズームリングのみ直進式、そんなレンズも存在した。


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