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初志貫徹 Sony α7IIレビュー その18 smc PENTAX-A645 75mmF2.8を使う 後編

2018年11月19日 00:00

大正ロマン

大正ロマン


Sony α7II, smc PENTAX-A645 75mmF2.8


Sony α7IIとsmc PENTAX-A645 75mmF2.8での描写レビュー後編は「ボケ」を考えたい。

考えると言っても「ボケが綺麗、汚い」にはあんまり興味が無く、単に「この風景だったらこんな感じですよ~」、そんな内容となる。

このレンズは開放がF2.8だ。だから85mmF1.8クラスのレンズよりも焦点距離も短いし被写界深度は格段に深く、前回の記事のように四隅を除けば絞り開放でも問題なく使用出来るので、ボケを楽しむのに扱い易い、気楽に使えるレンズと言えるのではなかろうか?。

ボケは85mmレンズよりも弱いが被写界深度が深いので主になる被写体に対してピント位置に対して神経質になる必要が無いんだ。

勿論、近い距離にある被写体に対してはフォーカスエリアを拡大させてピント位置を探らなければならないが、割と適当でも何とかなる被写界深度を持っている。

しかもAPS-Cセンサー搭載カメラに50mmF1.4を使用すると換算約75mmのF2相当の被写界深度を持つレンズになり、オールドレンズの場合、開放は軟調描写なので意図がない限り1段は絞る、イコール、換算F2.8相当の被写界深度になる。それに使い慣れているので、Sony α7IIに開放から使えるこの75mmF2.8レンズは違和感なく使いこなせる。

トップ写真、被写体までの距離は1メートルくらいだろうか?、そして背景の建物が数十メートル先と言った風景。勿論絞り開放。

現像はLightroomでプロファイルにAdobeビビッドを使用し、他は写真が少し曲がっていたのを招請しただけで一切変更していない。次の写真はピント位置と背景のボケを切り出した。マウスクリックで1000x1000ピクセルの等倍となる。


ピント位置

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背景

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絞り込んだ写真と比較すれば若干軟調気味ではあるが、この程度なら気にする人はあまりいないだろう。もしこれでも「な超で嫌だ」と感じられたら現行の10万円くらいのレンズを買うしかない。

次の写真、ピント位置と背景の距離が近かった際の描写。上述の通り75mmF2.8なので開放で撮影してもこれくらいの距離ならばさほど背景はボケない。


2018-11-19-2


この75mmF2.8、m4/3用の42.5mmF1.8や45mmF1.8と同じくらいのボケ量と考えて良く、ボケ量ならばさらに1段明るい42.5mmF1.2や45mmF1.2レンズの方が大きいと思うし、m4/3の単焦点レンズは開放からシャキッとした像になってくれる。

また次の写真、F4もしくはF4.5で撮影しているのだが、古いレンズで円形絞りを採用していないので背景の点光源はすでに絞りの形が出てしまっている。私は気にならないが、ボケを楽しむ人にはたったのこれだけの理由で駄目レンズと感じる人もいるだろう。


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2018-11-19-3-2


ボケそのものは「とろけるような」と表現されるような無茶苦茶綺麗な訳でもないし、NikkorのAi35-70mmF3.5Sのようなザラザラな描写でもなく、ニ線ボケもさほど目立ちはしない。ボケだけを考えれば良くも悪くも無く「普通」と表現すれば良かろうか?。

ひとつ気になったのは・・・。

同条件で比較した訳ではないし、写真は露出が1/3段変わっただけでも、ホワイトバランスがほんの少し違っただけでも異なる印象を持ってしまうのであくまでも感覚的、話半分として頂きたいのだが、このレンズ、他のオールドレンズや純正のFE28-70mmF3.5-5.6と比べて発色が濃く出る気がしてならない。

以前、Pentax K-5に純正のDA17-70mmF4AL(DA18-135mmだったかな?)とSigma 17-70mmF2.8-4(旧型)で比較した際、純正はこってり、Sigmaはあっさりしていた。レンズによる発色の違いなんて丸で気に掛けない私でもブラインドテストであっても判るくらい。

しかしこの頃のSigmaレンズは「描写が淡い、あっさりしている」、これが定説だったので、Pentaxレンズが濃いのではなく、Sigmaが淡いんだと思っていた。

ところがこのsmc PENTAX-A645 75mmF2.8を使っていると、どうもやたらに濃い写真が撮れる気がしてしょ~がない。もしかするとPentaxのレンズはネイチャーフォトに適したこってりとした発色をするように設計されているのかもしれない。メリットなのかデメリットなのか?。RAWからの現像を考えると実はレンズによる発色はあっさりの方が扱いやすかったりする。


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コメント

  1. ハッセルぶらっと | URL | b/3v8zPU

    昔、描写力を追い求めてどんどん大きなフォーマット(フィルム)カメラを選んだのですが、それらは全てレンズシャッターでした。
    絞り羽根は5枚で、そこには汚いボケが潜んでいたんだと近年思うようになりました。
    フォーカルプレーンのライカは10枚ほどもあり、それこそ今で言う円形絞りです。
    6×6のハッセルは濁りのないレンズですが5枚の絞りなのでボケは期待できませんでした。
    最近のデジカメレンズはほとんどが8枚以上の円形絞りなのでボケがきれいに感じます。と、私は思うのですがいかがでしょうか。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルぶらっと さん

    本文の通り、ボケの綺麗、汚い関してあまり意識していないのですが、確か絞り羽根が少ないと1段絞っただけでも点光源がカクカクしますので、確かにボケは汚いと判断しても良いのでしょうね。

    5枚となると昔の映画とかテレビドラマってそういうのが多く、背景をボカして人物に焦点を当てていても点光源がでかいとそっちに目が行ってしまう時があり、それが写真となると静止画なので余計目立つのだろうと想像しています。

    ボケに関しては絞った際にどうなるか、それを考えるとツァイスだからとか、古いレンズだから柔らかいとかではなく、最新のレンズってF4~5.6くらいまでは円形を保ちますし、古いロシアレンズの中には9枚とか10枚の羽根がありますので絞ってもカクカクが目立った無かったりするので、絞り羽根の数で判断するのもひとつの手段かなと。

  3. マサカネ | URL | G2f.Jh/s

    PENTAXの色

    こんにちは。

    なるほど。
    私がK-mで試写した時に感じた色ノリはむしろレンズのせいもあったのかも知れませんね。
    どれもピンズレで使い物にはなりませんでしたが、K-3IIと☆16-50mmの組み合わせでの発色はこってりとした色ノリをしてたように思います(特に晴天時の青や、夜景の色ノリで感じました)。
    オカルト的に言うと空気の密度を感じるような?(笑)←
    (写真全体から受ける印象なんでしょうけども(笑))

    対してSIGMA 18-200mmはスキッとしたクリアな印象で、発色も足らないわけではないけど若干控えめ。
    ピンズレや片ボケのせいもあって☆16-50mmよりも、SIGMA 18-200mmの方が断然お気に入りのレンズになってました。

    実はSIGMA 18-200mmはマウント交換サービスでEFマウント化しようと思ってます。
    CommliteのEF→m4/3とEF→Eのアダプタも合わせて購入して、自分へのクリスマスプレゼントに・・・と画策してます。
    (マウント交換は時間かかりそうなので間に合わないと思いますが(汗))

  4. BigDaddy | URL | -

    > マサカネ さん

    私もCCDセンサー搭載のK-m、K10Dを使用歴があり、CCDとCMOSではCCDの方が発色が豊かと良く言われていましたが、これに関しては、その後、CMOSセンサーのK20D、K-7、K-5と使ってきて、幾ら比較してもさっぱり判らないんですよ。そんな私の感じた事なのであくまでも話半分って事でお願いします(笑)。

    高倍率ズームの場合、歪曲が半端じゃなく、Commliteの電子接点付きアダプターが正しい情報を本体に渡してなければ現像時、処理プロファイルが使えない訳で、1枚1枚それを処理をするのはかなり大変だと思います。うちにはTamronの18-200mm、28-300mmがありますが、どちらも酷いもんです。ですからCommliteの電子アダプターがSigma 18-200mm装着時、正しい情報を渡してくれているのか、その辺をチェックされてからマウント交換された方が良いと思います。

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