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ガラパゴス、これをキーワードに妄想する

2018年11月11日 00:00

カメラの撮って出しJPG、メーカーが提供する現像ソフト、そしてLightroomなどの市販の現像ソフト、恐らく全てと言って良いだろう。シャープネスに関しては意外と保守的で、言い換えるとフィルム写真っぽい控えめな解像感しか得られない。勿論シャープネスの値を強くすれば解像感は上がるが不自然な絵になってしまう。

ところが・・・。

フリーの現像ソフト、RawTherapeeとdarktableの2つは解像感命!、そんなアイテムが多々用意されている。これらは世界中の優秀な有志によって製作されており、当然彼らは写真好きだろう。写真が好きでなかったら一銭の儲けにもならないこんなプロジェクト、率先して参加しようとは思わない筈だ。

ふと思うんだ。日本ではシャープネスが強かったり、広いダイナミックレンジを持った写真、さらには色鮮やかな風景を毛嫌いする人が多いが、世界で考えると全て逆、それがトレンドを越えてトラディッショナルになっているのではなかろうか?。

RawTherapee、darktableは開発者とユーザーとで頻繁に意見交換をしている。そうやって細かい仕様が決定されるのだから、シャープネス等のアイテムが充実している、これの意味するところは世界ではそれを望んでいるカメラマンが多い、そう判断出来る。

それらが世界標準とは言わないものの、日本人のように真っ向から否定するのではなく、「そういう写真もあって然るべき」、そんな意識があるように感じる。世界は「人は人、各自が好き勝手にやるべきで、色々な選択肢があった方が良い!」、しかし日本では「僕の考えを否定する奴はけしからん!」、そうなってしまう。

日本の家電がガラパゴス化している。古くはNECがAT互換機に取って代わられ、携帯電話、スマホも各メーカーともに世界進出に失敗した。そして江戸時代、鎖国のDNAがまだ残っているのか、文化、思考においても世界から置き去りにされている気がしてならない。

一説によるとガラパゴス化してしまう原理は「競争心の欠如」なんだそうな。島国の農耕民族だからなのだろうか?、相手と競争したくない、そんな深層心理があり、村社会、閉ざされた村の中では競い合うが、外を向こうとしない、対外へは尻込みする、全て1つの社会の中で解決をしたがる。結果、ガラパゴス化し、独自の進化を遂げる。

パソコンの世界で言えばNECパソコンと共に一世を風靡したワープロソフトの一太郎、両者こそガラパゴス化の象徴ではなかろうか?。外に意識を向けなかったせいでNEC、一太郎はAT互換機、そしてWindowsと言う黒船に駆逐されてしまった。

独自の進化、それが悪いとは思わない。例の「おもてなし」。例えば食事処で頼んでもいないのに水とおしぼりが出てくる。冬にもなれば暖かいお茶を出してくれるお店だってある。こういうのは欧米では考えられないそうだ。そういう独自に進化したからこそ、日本のカメラは万人が納得する、高機能な機種を出し続け、世界一になった。しかし・・・。

NECやジャストシステム(一太郎の会社)は他社を阻害し、のし上ったが結果、敗北を喫した。日本のカメラメーカーは今も尚NEC、ジャストシステムと同じ道を歩んでいる。

m4/3、そして今秋話題になったLeica Lマウントだけは仕様を複数で共有し、世界に発信している。m4/3もLマウントもそれぞれもう一社賛同したら、加えてSigma、Tamron、Tokina、Cosinaと言ったレンズメーカーがNikon、Canonに対してそっぽを向いたら?。Nikon、Canonもウカウカしてられないと思う。Pentaxがそうでしょう?。レンズメーカーが見放してからの落ちっぷりはそりゃぁ見事だった。

また莫大な資産を持っている中華系企業が本腰を入れてカメラ業界に殴り込みを掛けたらどうなる?。2022年には北京で冬季オリンピックが開催される。これの機に中華企業主導のブランドが生まれてもおかしくはない。10月14日の記事で妄想したように防塵防滴に自信のあるPentaxが中華系に買収されたら?、「猛吹雪の中でもPentaxは選手に追従します!」なんてキャッチコピーで・・・。

これはロシアでも言える。ロシアの方が中国よりも極寒だ。世界一寒い村はロシアのシベリアにあり、冬の平均がマイナス50度近く、マイナス71度を記録した事があるらしい。ZenitがPentaxベースのカメラでどーのこーの、そんな話も出てきており、「マイナス50度でもZenitのカメラは動きます!」、その中身がPentaxになる可能性だってある。

Pentaxはすでに三流ブランドに成り下がってしまったが、防塵防滴に関しては今も尚、カメラ業界のトップにいると断言して良い。寒い暑いは別物ではあろうが、その辺も他社より一日の長がある筈で、それをうたい文句にすれば十分に商品価値はある。昔、バナナで釘を打っているエンジンオイルのテレビコマーシャルがあったが、バナナでカンカンやっている横でパチパチ写真を撮る、そんなコマーシャルがあったら世界で売れるに違いない。

Pentaxブランドが駄目になったのは親会社に恵まれていなかったからだけで、技術力は今も一流だ。中華系やロシア企業がRicohを援助、もしくはブランドを譲り受け、もしそれがLecia LマウントのPentaxブランドの完全防塵防滴ミラーレスカメラだったらどうすんのってお話(ミラーレスならPentaxが弱いと指摘されているAFも問題なくなる)。

さらにはLeicaがマウントをPanasonic、Sigmaと共有したのだからZeissだって黙っちゃいない。Sony、Cosina辺りと組んでSony Eマウントをユニバーサルマウントとした規格を誕生させるかもしれない。Sonyは過去にガラパゴス化して2度も失敗した経緯があるでしょう?、ベータ方式のビデオはVHSに、ウォークマンはiPodに負けた。さすがに3度目はないでしょう!。画質、音質共にベータ、ウォークマンが勝っていたのに結果的に世界戦略を見誤った。

まぁ美的センスが皆無のSonyがどーなろうが知ったこっちゃなく、ZeissはFujifilm、Cosina、Tokinaと組んでくれた方が面白いかもしれない。FujiflmのカメラはかつてのKyoceraのContaxカメラと瓜二つだし(デザイナーは相当意識している筈)、あとはZeissの盟友、Hasselbladを取り込むだけで良く、ZeissのAPS-Cは一眼レフデザインのFujifilm、135センサーはお弁当箱タイプのCosina、そして中判をHasselbladが担う。TamronとTokinaはLiecaにもZeissにもレンズを供給する、これでいいんじゃないの?。

Leica、Zeissと言ったドイツ系企業が一番美味しい?、それだと日本企業の立場は・・・。いやいや、ドイツが経済で活性化しないとEUは成り立たない。イギリスがEUを脱退するのだから、日本の各メーカーはイギリスからとっとと退散し、ドイツもしくはフランスに拠点を置き始めるだろう。だから世界的に見てもドイツが頑張らなくちゃならない、いや、ドイツを頑張らせる為に日本企業が率先しないとならない。日本企業が頑張ってフランスのFocaを蘇らせたって良い。

トランプが日本製品にも莫大な関税を掛けてもEUと中国とロシアと手を組めば良いだけ。ロシア、中国で売れればアジア、中東を取れるし、アフリカでも売れるんだ。アメリカにお伺いを立てる?、うーん、日本独自のOSであったTronがWindows、Unixに負けたのはアメリカの政治戦略と言う話が定説になっているし、日航機墜落事故はTron開発者の殺害が目的だった?、そんな妙な噂だってあった。あくまでもゴシップでしかないが、そんなゴシップが生まれる自体、今も昔もアメリカに弱い日本。

Canonは今後50年使えるマウントとしてRFマウントを開発したらしいが、それよりもこれから50年の間にお得意さんになってくれる国を見つけた方が遥かに将来を見据えている。商売においてはアメリカなんて無視すれば良い。


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コメント

  1. auf | URL | 3eyVfeeo

    そもそもレンズ製造とカメラ製造は別の技術なんだから違う会社がやればいいと
    思うのですがねぇ.ハッセルブラドみたいに.自社でタイヤを作る自動車メーカー
    はないですよね.タイヤの規格みたいにレンズの規格も統一すればカメラ屋はカ
    メラだけ,レンズ屋はレンズだけ作っていればいい・・・んだけど現実はそうなっ
    ていない.カメラだけ作っていちゃぁ儲からないですものね.

  2. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    車の場合、命に関わる問題なのと、何かと世界一にならないとならないのでカメラよりもテストに掛かるコストが半端じゃないんでしょうね。ですから餅は餅屋なる分業制?、が一般化したのでしょうね。あと特許の問題もあるんじゃないでしょうかね。

    安かろう悪かろうのレンズ屋がカメラ屋よりも優れた、そして魅力的なレンズを造りだしちゃった時点でグローバルな規格を作れば良かったのかなぁと思います。

    まぁレンズもOEMが盛んですから、我々が知らないだけでSigma、Tamron、Cosinaは各カメラメーカーのレンズを造っているでしょうしね。Canonくらいじゃないんですかね、自社で全部やりたがるのは。ですから今回のネタで言えばCanonが一番危ないって事ですよね(笑)。

  3. マサカネ | URL | G2f.Jh/s

    冒頭の

    こんにちは。

    冒頭の、世界と日本とで写真の好みのトレンドが違ってる話。
    すごく共感します。

    今のインスタ映の流行りのクラシックな彩度の低い写真って、一昔前に欧米で流行っていたような気がします。
    なのでズレてもいるし、むしろ周回遅れだと思ってるんですよね(笑)

    フィルム写真の人気が出て、その写りがオシャレだったり味がある、ってんだったら、黙ってフィルムカメラを使えばいいのであって、デジタルで猫も杓子も同じことしてちゃなんだかなぁと。

    私はやっぱり高コントラストで色ノリの強い写真やモノクロが好みですけど、被写体によってはクラッシクやセピア調のものがありだと思うし、やはり画によって使い分けされるべきかなと。

    中半に出てくるPENTAXの話。
    色々と恨み節もありますけど、写真の、カメラの趣味の視野を広げてくれた良いシステムだと思うし、ピンズレ(レンズによる)以外はほんとにいいカメラだと思ってるんですよね。
    手ぶれ補正と強固な耐候性能、そして防塵防滴。
    さらにジャスピン時の遠景描写で、標準ズーム比で決してフルサイズに引けを取らない描写力(もちろんレンズでの差は生まれるでしょうが)。

    PENTAXは一眼レフで頑張って欲しいという声も理解出来ますが、そこに拘らなくてもミラーレスでも十分活路はある、と・・・まぁ、無責任な個人レベルの感想ですが思うのですよね(泣)

    PENTAXよカムバックプリーズ!

  4. BigDaddy | URL | -

    > マサカネ さん

    インスタの場合、スマホでVSCOを使って加工、これが欧米から伝わって日本にも来ているので周回遅れは確実でしょうね。トイカメラとかポラロイド風、この辺も日本で流行してと言うよりも誰かが欧米を真似て日本でも流行らせた、そんな気がします。

    これは写真だけじゃなく、音楽でもファッションでも欧米がスタートですから気にしなくても良いとは思うのですが、流行り以外は認めない、そんな風潮が多い気がしますねぇ。オンリーワンよりもみんなが同じ、これに安心するんでしょう。

    有名なブラックジョーク。沈みそうな船に救命ボートの数が足りず全員が乗れない。誰かが率先して海に飛び込んでくれたら(自殺してくれたら)助かる人は助かる。そんな時、、、

    ドイツ人には「命令だから海に飛び込んでください」
    アメリカ人には「海に飛び込めばヒーローになれます」
    イギリス人には「紳士は皆さん飛び込みます」
    日本人には「みんな飛び込んでいますよ」

    となる訳です(関西人には「阪神が優勝しましたよ」だそうです(笑))。言いえて妙で日本人はやっぱり集団が好き、みんなと同じが安心する民族なんだと思いますねぇ。

    Pentaxの話、Pentaxを良いシステムって言っちゃいけないんですよ(笑)。あれは明らかに悪いシステム、失敗したシステムです。ユーザーはそれを騙し騙し使っていたに過ぎません。唯一の長所は小型化に熱心だったって事ですが、ミラーレス全盛になる今、それも意味をなくしましたよねぇ。

  5. マサカネ | URL | G2f.Jh/s

    手厳しい(汗)

    そうですか・・・どうしてもK-mの写りに感動して、K-3IIのジャスピンの画や空気感に感動はしてたので、思い出補正もあってどうしても"クソ"と言い切れない私がいるのですよ(笑)
    (情にほだされ・・・みたいな)

    騙し騙し・・・確かにそうですよね・・・そうでした(泣)

  6. BigDaddy | URL | -

    > マサカネ さん

    来年100周年だそうですから、Olympusと共に起死回生の名機でも出してくれる事でしょう!。Lumix、Sigmaを含め、来年はカメラマニアには楽しい年になってくれそうですね。

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