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でっ、でかいぞ! Nikon ZOOM Nikkor Ai-S 35-70mmF3.5 APS-Cで撮ってみるその5

2018年07月20日 00:00

下町スナップ

下町スナップ


Sony α6000, Ai Zoom Nikkor 35-70mmF3.5S


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回 の記事の続き。まとめだ。

そのまとめの前に歪曲具合ともう一度マクロ領域の像を検証したい。


35mm

2018-07-20-2-1


50mm

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70mm

2018-07-20-2-3



なるほど、APS-Cセンサー搭載カメラでで使う分には35mm側で若干樽型に歪んでいる気もしないでもないが、ほぼ修正不要と言って良いだろう。撮って出しJPG派には嬉しい情報だろうし、私のように常にRAWから現像し直すタイプでもいちいち歪曲補正しなくて済むので楽だ。

トップ写真は35mmで撮影していて、これも素のレンズ状態、Lightroomで歪曲補正を行っていない(発色はVSCO FilmのFuji Astia 100Fをセットした)。

Sereis E36-72mmも50mmくらいから先は特に補正する必要はないが、最広角の36mmはAPS-C搭載カメラでも風景によっては樽型が目立つ時があり、これにはLightroomでAi-S35mmF2用のレンズプロファイルをセットしていたりする。

次に70mm側のマクロ域について。限りなく最短の30センチに寄ってみた。多分32~3センチくらい。この日、風が強く構図はご勘弁を。とにかくピントを合わせるのに精一杯。さすがに開放では全滅だったのでF5.6の像。


全体像

2018-07-20-3-1


ピント位置

2018-07-20-3-2


このレンズの最大倍率は1/4倍との事。APS-C搭載カメラで使う場合はその1.5倍となるので約1/3倍だ。これくらいだと本格的なマクロ撮影は出来ないが、この花、何だろう、アザミに似た花。直径が3センチくらいかな?、それがここまで寄れるのだから色々と遊べる。

フィルム時代、ズームレンズに付属するマクロ域は経験のあるカメラマン程、周辺部が汚くなるから使い物にならないなんて言っていた。当時マクロレンズを持っていなかった私は「なるほど、そういうものか、マクロりたいのだったらマクロレンズを買わなくちゃならないんだな」と思い込んでいたが・・・。

学術用の主に平面を大きく拡大するような写真や警察が必要とするような証拠写真ともなると周辺部が乱れたから使いものにならないだろう。しかしほとんどのカメラマンで周辺部を気にするようなマクロ写真なんて撮らないでしょう?。上の写真でもF22まで絞り込んで云々なんて絶対にやらんでしょう。

それではまとめよう。

とにかく驚かされたのが解像感だ。絞り開放では隅、端っこまで行けば乱れは見えるものの、35mmから70mmまで隅の像が流れたりする事はなく、プリント前提ならば高周波の多いネイチャーフォトでも行けるくらいの絵になってくれる。そしてF5.6で被写界深度内に入っていれば隅まですっきりする。

反対にボケに関して。ボケ味には疎いし、厳密に他のレンズと比較した訳ではないが、見た目硬い、そんなイメージを持った。特に前ボケはボケ味に興味のない私でも「ちょっと汚いんじゃないか?」と思った程。古いレンズなので今のレンズのように解像度とボケ味を両立は無理と言う事か・・・。

勿論性能が両立していれば申し分ない事であるが、解像感とボケ味を天秤に掛ければ前者が優れていていれば良いと思っており、その点、自分にマッチしている。これはAPS-Cセンサー搭載カメラではなく是非135センサー搭載カメラで使ってみたい、そう感じさせるレンズだ。

では皆さんにこれをお勧め出来るか?。

微妙だな。オールドレンズに興味がある、現在のレンズにない描写に憧れを持っている、そんなマニアを除けば、やはり35mmから70mmと言うたったの2倍の焦点距離にきっと満足しないと思う。

135センサー搭載カメラを使用している場合、ある程度経験を積んだカメラなら50mmの単焦点レンズを1本で35-70mmの焦点距離をカバー出来るからだ。28mmスタートになるとさすがに28mmのパースペクティブを50mmレンズで表現するのは無理があるが、35mmならギリギリ50mmレンズで似たような表現が可能になる。また70mmの望遠側は被写体に近付くだけで良いし、遠い風景を切り取るのなら今の時代、好き勝手にトリミングしてしまえば済む。

私はネイチャーフォトを除けば広角側は35mm(APS-Cで52mm相当で使用しても大きな不満は無い)で十分と思っているので、今後Sony α7系を購入した頻繁に利用したいと感じるレンズである。しかし一般的には今は広角表現がブームなので35mmスタートは狭いと感じるだろう。

またオールドレンズらしいと言えばむしろSeries E36-72mmF3.5の方が「らしい」描写をする。しかも小さくて軽いのだから最短撮影距離に拘らない人ならば断然E36-72mmF3.5をお勧めする。

m4/3で使うと換算70-140mmの中望遠~望遠の大口径レンズになってくれるので勝手が良い筈だ。私も元々そのつもりで購入している。しかも140mm側では都合1/2倍のマクロレンズにもなってくれる。画角140mm相当でもm4/3の多くのカメラはボディ内手振れ補正の性能が良いので暗い場所でも本格的なマクロ撮影が可能だ(換算140mmで仮に30センチまで近付いたとしても初代E-M1でも1/30秒、頑張れば1/15秒でもシャッターを切れると思う)。

私自身はバランスと縦位置での撮影を容易にする意味で、このレンズを使う為だけにOlympsu E-M1用の縦位置グリップを買おうと思っている程。

まぁ経年劣化程度の品ならテンバイヤー、ボッタクラーの影響さえ受けていなければ(玉数そのものは絶滅危惧種並みではあるが)5千円に届かない額で見つけられるので財布に優しく、ちょっと気になるレンズだなぁ、と感じられたら買っても損はないだろう。


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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | es1fYYdE

    APS-Cカメラで使うなら広角端の広いAi Zoom Nikkor 25-50mm F4かAi Zoom Nikkor 28-45mm F4.5が良さげですが、価格が2万円を超えて玉が少なくて手に入れるのが難しいです。
    この二本も発売価格が10万円越えですからプロユースレンズだと思います、それに大きくて重いレンズです(笑)

  2. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    もう余程の事がない限り、古めのズームレンズは買わないでしょうね。特にSonyのAPS-Cはカメラがm4/3と同サイズですから大きいズームはどうしても足かせになりますよね。純正の16-70mmF4でもでかいと思うくらいですから(笑)。最広角の画質は最悪ですが、素直にキットレンズの16-50mmを使うのが精神衛生上一番良いと結論づけました。

    SonyはなんだかんだとAPS-Cには全く力を入れていないと考えざるを得ず、やはりステップアップし、α7IIが本命となるのでしょう。

    ぶっちゃけ135センサーが必要かと問われるとノーとなり、それを考えるとレンズラインナップはFujifilmが一番良いでしょうね。大口径から軽量小型のレンズとほぼ全て揃っています。残念なのはボディ内手振れ補正が現行では1機種しかない点です。

    NikonもCanonもミラーレスにはボディ内手振れ補正を入れてくるでしょうから、そうなりゃFujiflimも考えざるをえないでしょうから、本格的に機材を考慮するのはやっぱりNikon、Canonの本格的ミラーレス参入待ちでしょうね。繋ぎでα7II、それしかないでしょうね。

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