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でっ、でかいぞ! Nikon ZOOM Nikkor Ai-S 35-70mmF3.5 APS-Cで撮ってみるその2

2018年07月12日 00:00

Tokyo Snap

Tokyo Snap


Sony α6000, Ai Zoom Nikkor 35-70mmF3.5S


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



7月8日の記事からの続き。今回は近景でのピント位置のシャープネスと背景のボケを検証したい。文章で解説するよりも写真、切り出し像を見て頂いた方が判りやすいだろう。今日は文章少な目。

撮影距離は80センチくらいだろう。

現像はLightroomのデフォルト。一切を触っていない。マウスクリックで全体像は1200x800ピクセル、切り出し像は1000x1000ピクセルの等倍表示となる。


35mm絞り開放

2018-07-10-2-1

ピント位置 背景のボケ
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しつこいようだが、これは絞り開放だ。当時の幾つかのNikonのズームレンズは焦点距離によって開放絞りでも半段程絞られた造りをしていて、これにより点光源でいきなり絞り羽根の形状が出てしまう。その代わり被写界深度内の像はオールドレンズ絞り開放特有の光の滲みが少ない。


50mm絞り開放

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ピント位置 背景のボケ
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レンズを前面から見ると50mmではまだ絞り羽根がほんの少し見えているが、写真を見ると背景の点光源のボケは円になっている。35mm時は半段程絞られていたのが50mm時には1/4段くらい絞られているのだろう。その程度だからこそピント位置をご覧の通り、やや軟調になっている。

その割にはこの50mmでの背景ボケは汚い!。なんだろうねぇ、設計そのものが硬い描写をするのか、コントラストが強く出てしまうレンズなのか・・・。


70mm絞り開放

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ピント位置 背景のボケ
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70mm側の描写は50mmの描写とほとんど同じだろう。ピント位置はやや軟調で、点光源は円になっている。

さて、その点光源を見ると50mm時で特に円の輪郭に太い線が入り明るく写っている。これは二線ボケで現れるもの。かなり太い輪郭になっている。

35mmと70mmではさほど二線ボケが強いとは感じず、50mm時に二線ボケの強いレンズと言えるかもしれないが、背景までの距離がたまたま二線ボケが発生しやすかったとも言える。

ボケ味に関してはうとい方なのであくまでも感覚的ではるが、このレンズ、シャープネスなレンズである典型として前ボケも後ボケも汚い(もしく硬いと表現しようか?)レンズに感じてる。いずれにせよ強い二線ボケが出る時もあるレンズと思って良いだろう。

続いて70mm側のマクロ領域。


ピント位置までおおよそ70センチ

2018-07-10-5-1

ピント位置

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そこから寄ってみた

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ピント位置

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さらに寄ってみた、ほぼ最短の35センチ

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ピント位置

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最初のピント位置まで70センチの写真、これの右下の花にズームアップしたもの。絞り開放像なのでピント位置は軟調で、ここまで大きく写ると等倍では若干輪郭が弱い気もするが、それはあくまでも等倍で鑑賞した際。これくらいならA2ノビプリントでも鑑賞に堪えられるんじゃなかろうか?。勿論1段絞ればシャープになる。

50mm単焦点レンズの最短撮影距離は45センチ、100mm単焦点も1メートルだから、70mm(換算105mm)で35センチまで寄れるのは非常に有り難い。花選科や昆虫選科な人間じゃないのでそこまで寄る事はほとんどないとは思うが、50センチ、60センチくらいは頻繁に出会う風景だ。

ただ手振れ補正のないα6000とのセットだとピント合わせの際、ピント位置を拡大している最中に画面がぷるぷる震え、ジャスピンを得ようと思うと結構大変だと思う。まぁ数撃つしかないが、手振れ補正内蔵のα6500やα7IIを母艦にするのが相応しいだろう。

以下、撮影距離がAi-S35-70mmF3.5時と異なるので厳密な比較じゃないが、Ai35mmF2とCanonのFL50mmF1.4IIの絞り開放像をどうぞ。


Ai35mmF2 絞り開放

2018-07-10-6-

ピント位置 背景のボケ
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FL50mmF1.4II 絞り開放

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ピント位置 背景のボケ
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Ai35mmF2は開放からピント位置は非常にシャープだが、二線ボケがそこそこある。反対にFL50mmF1.4IIはオールドレンズらしくF1.4の開放はかなりの軟調。勿論このレンズも二線ボケしているが、その傾向は弱いと思う。

ふと思い出した。フィルム時代、Nikonのレンズはボケが硬く、Canonのそれは柔らかいと言われていた。この頃、Nikonのカメラ、レンズを使っていなかったのでその先人達の言葉を信じるしかなかったが、今回の検証に限っては確かにその傾向はあるのかもしれない。

さて、ボケのみを考えると前述の通り、とても硬い、、そんなイメージが強くこのAi-S35-70mmF3.5は微妙な存在だ。

24mmF2.8と50mmF1.4、もしくは35mmF2と100mmF2.8のセット。ボケだけに言及したら単焦点レンズの2本セットの方が遥かに良い。

次の2枚はどちらもCanon NewFD24mmF2.8の絞り開放で撮影している。


2018-07-10-7-1


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24mmF2.8でも被写体に近付く事さえ出来ればこれだけボケてくれるんだ。勿論、広角レンズなのでボケ味は多少汚いかもしれないが(NewFD24mmF2.8の絞り羽根は6枚)、意外と何とかなっちゃったりもする。

そして当然50mmF1.4はさすがF1.4、この手の紫陽花写真ならば背景が溶けてしまう。なだらかなボケが欲しければF2~F2.8を使えば良い。

Ai-S35-70mmF3.5、APS-Cで使うとこのF3.5開放のボケはm4/3のF2.5のボケとほぼ同じだ。だとするとm4/3センサー搭載カメラでm4/3用レンズの15mmF1.7、17mmF1.8、25mmF1.7、45mmF1.8、これくらいの明るさのレンズの絞り開放を使うと、Ai-S35-70mmF3.5よりもボケ量は大きくなる。

でもいいんだ。このレンズは元々m4/3カメラにセットして、70-140mmとして使う予定なので。それとα7系を買ったら今以上に活躍出来るレンズになると思っている。まぁα7系を買ったら買ったで古いMFの28-70mmF2.8を安く見つけて手にしちゃう気もしないでもないが・・・。


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