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テスト撮影程煩わしい事はない!

2018年07月02日 00:00

富士山麓にて

富士山麓にて


Sony α6000, Nikon Series E Zoom 36-72mmF3.5


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



新しいカメラ、レンズを得たら、テスト撮影する、これは当たり前。カメラなら本番前に使い方を熟知し、センサーやAFの性能を確かめる。中古品なら特に初期不良に注意しないとならない。

レンズはどの絞りでどんな描写をするか、それを掴まない限り、やはり本番では不安だ。だからテスト撮影はしなくちゃならない、通らなくちゃいけない道である。

しかし、それでも面倒臭い。適うならやりたくない作業!。今日はそんなお話を・・・。

Pentaxのデジタル一眼レフに対して「ノー」を突きつけたのは、購入直後に行うだけで良いテストを年に何度もしなくちゃならない、これも要因の1つ。

そう、本ブログでお馴染みの、AFの精度だ。微調整しないで(最初のテストで問題なしと判明した)済んだレンズもあったが、サードパーティのSigma、Tamronレンズは勿論の事、フィルム時代のFA28mmF2.8、FA50mmF1.4も微調整を必要としたレンズだ。

しかも微調整を必要とするレンズは気温や湿度、大気の影響なのだろうか?。年に何度か調整しないとバチピンを得られないんだ。しかも光源(色温度)でも変化してしまうらしい。朝方や夕方と太陽が真上にある日中とで違ってくるってんだから・・・。

※太陽の位置、または人工光などで大きくピント位置が変化する事はないとは思うが、これだけ微調整を必要とすると全てを疑ってしまう

純正レンズは面倒なので新宿に行くついでにRicohのサービスセンターで調整して貰うが、サードパーティレンズはそうも行かない。ズームレンズのAF微調整はホント大変なんだ。広角、標準、望遠域の全てでテストし、絞りによっても変わってくる。

この光源によって値が変わる、それを知ってからは撮影機会の多い日中にテストするしかない。となると休日でしょう?。休日の正午過ぎにベランダに出て広角から望遠まで主要な焦点距離を絞り毎にパチリし、パソコンで確認、ボディの微調整、これの繰り返し。1時間なんてあっと言う間。これを2本、3本やってみんしゃい!。地獄である。

しかもテスト撮影の対象は近所の家々だから、どこで人に見られているか判らない。こっちはテスト撮影しているだけだが、何度もベランダに出てはカメラを覗きながらパチパチしているのだから他人から見たら変質者だよね。だから周囲で人の気配があったらカメラすら構えられない。隣人が車の洗車や庭木の手入れなんか始めちゃったらもうアウト!。彼らが作業を終えるまでテスト出来ない。

Pentax KPにDA16-85mmF3.5-5.6のセットは今も旅行、廃墟用セットとして魅力的だと感じるが、純正レンズなのでメーカーに微調整をお願いすれば良いものの、時には自分でやらなくちゃならない時もあるだろう。それを考えると、Pentax云々ではなく、恐らく今後一眼レフに手を出す事はないと思う。

カメラをミラーレスにしてからこの不快な作業から解放されたものの、レンズそのもののテストは頻繁に行っている。と言うのもこの2年でオールドレンズが10本くらい増えているんだな。だからその都度テスト。MFのオールドレンズなのでテスト撮影の為にどこかへ出掛ける事はなく、お散歩写真中に幾つかテストをするのだが・・・。

普段なら「この風景なら絞りは幾つでこの構図でパチリだな」、1枚しか撮らない時も多い。でもレンズをテストするとなると遠景ならば開放からF8、F11までテストしないとならない。F1.4だったら大変だ。1.4、2、2.8、4、5.6、8、11と1つの被写体で7枚も費やす。

F1.4とF2、あとはF5.6とF8だけでいいんじゃないか?、と思うなかれ。現行のレンズならそれでも良いだろう。しかしちょいカビ、ちょいクモリと言う半ジャンクはたった1段で劇的に画質が変化する時がある。また被写体までの距離によってもF5.6で周辺部まで綺麗に描写されたり、F8、F11まで絞らないとならない、そんなシチュエーションもある。

しかもMFでの操作なので己のせいでピンボケしたり、Sony α6000でのテストなら手振れ補正がないのでブレも心配だ。そうなると2セット、時間が許せるのなら開放からF11までを3セット撮りたくなる。

加えて、これが自分だけの為のテストなら構図なんていい加減、水平垂直が取れてなくても平気。一度ピントを決めたら絞りを動かしながらパチパチするだけ。F1.4~F11まで撮っても10秒くらいで終わる。構図が大きくずれても気にしない。

しかしブログで記事にしようと思うと、多少のずれはしょ~がないにせよ、なるべく同じ構図を保持したいし、著しく曲がった写真も恥でしかない。そうなると1カットに30秒くらい、3セットやったら数分レベル。これを2時間のお散歩写真でテストに相応しい風景を見つける度に繰り返す。

さらに!。これがズームレンズだったら最悪!。最近手に入れたMFズームと言えば75-150mmを2本、36-72mm、35-70mmの都合4本。1本のズームレンズで最広角、真ん中、最望遠の3つでテストするのだからその場に5分以上留まる事になる。

ついこの前、手に入れたばかりのNikkor Ai35-70mmF3.5Sのテストをお散歩写真中に行った。ボケテストに具合の良い紫陽花を見つけ、ネタにするのなら単焦点と比較するのも良いかな?、そこでAi35mmF2SとCanonのFL50mmF1.4IIでもパチリ。なんとそこに30分近くも滞在していた。

しかも最初は別の場所で紫陽花を撮っていた。ところが通りに面した公園でやたらと人が歩いてくる。その都度撮影を中止しなくちゃならず、そこでのテストを諦めて、わざわざテスト撮影に相応しい、人が通らない狭い路地の紫陽花を探したのだった。つくづく時間の無駄だなぁと・・・。

家に帰ったら帰ったで、その結果をブログ記事にするのならエライコッチャ。今回のような独り言なら30分。でもレビュー記事に仕上げようとすると1時間なんてざら。写真の掲載枚数が多ければ2時間近く掛かる時もある。写真を選定し、現像、レタッチ、トリミング、記事を書いて・・・。

写真ブログ、これが趣味と化しているから出来るようなもの。しかも運良く記事を見てくれる方が多いし、コメントもそこそこ頂ける。もしこれが強制的にやらされていたり、訪問者が激減、コメントも皆無、そんなだったら一切を放棄するだろうなぁ。

まぁブログ云々は置いといて冒頭で述べた通り、新たな機材を仕入れたらテストをする、面倒ではあるが、これにより以降の撮影が容易になるのは事実だ。

絞り開放からそこそこ描写していれば絞りの制御は被写界深度のコントロールだけだし(周辺光量は後の作業でどうにもなるので全く意識しない)、オールドレンズならば絞り開放での軟調度、光が大きく反射しているような場所でどうなるのか、その辺を見極めれば開放か半段絞るかも瞬時で判断出来る。わざわざ「保険で半段絞ろう」とか考えない。

トップ写真はNikonのSeries E36-72mmF3.5を使用している。ひょんな事からピンボケ小僧さんより頂いた代物。

このレンズは非常に珍しい造りをしており、35~50mmを少し超えたくらいまでは絞り開放でも絞りが全開せず半段程絞られている。背景に点光源があれば絞り開放でも七角形のボケになり、円、楕円の柔らかいボケが期待出来ない。その代わり50mmくらいまでは光の滲みが少なく絞り開放でも当時のズームレンズの割にはシャープな像を結ぶ。

絞り開放でシャープな像が欲しい時は50mmまでを利用し、反対に柔らかい描写が欲しかったらズーミングで構図を整えるのでなく、己の脚を使って数歩下がり、わざとそれよりも長い焦点距離で撮影する術を見つけられた。

もしテスト撮影しなかったら、オールドレンズなのでEXIFにデータは記録されず、「光が滲んだりシャープになったり不思議なレンズだ。ピント位置によってそうなるんか?、それとも素人目には見えないカビやクモリの影響だろうか?」、と常に首を捻りながらの撮影を強いられる。

また絞りによる画質の変化がほとんどないレンズ。勿論絞れば四隅が解像してくるのだが、酷い像面湾曲はないのでシャッタースピードやISO感度を最優先した絞り値の設定が出来る。

Sony α6000は手振れ補正がないのでシャッタースピードとISO感度の値には神経質になる。日中は(画質優先ならば)F8が最適なのは当然の事、暗くても感度を上げずに自信を持って開放~F5.6が使える。そしてAPS-Cセンサー搭載カメラで使用する限り、画質改善の為のF11は不要で、シャッタースピードを制御したい時だけ(スローシャッターで表現したい時)、F8を超えた絞りを使えば良い。

もしテスト撮影せずに何気なくこのレンズを使っていただけならば、性能、癖を正しく評価出来ていない状態で撮影しちゃっていたろう。

本日の写真、焦点距離は不明だが恐らく35~50mmの間で撮影している。絞りは開放だ。こんな明るい風景、本来ならばF8まで絞るところだが・・・。

ミラーレスカメラでのピント合わせはピント位置の像を拡大させて行う。この時、絞りは開放の方がピントの山がしっかり判る。F8で撮るべきとは思ってもピント合わせの為に絞りを開ける。つまり撮影するのはピント合わせ後、F8まで絞る込む作業が入る。

時折、チャッチャカ忙しなく写真を撮っているとそれが煩わしい時がある。そんな時、このレンズは50mmまでは開放でも中心部は良い像を結ぶのが判っていると開放のままパチリしておしまい。

この写真で欲しいのは中央近くの白いワゴン車と空に浮かぶ力強い白い雲、この2つがしっかり写っていれば他はボケようが流れていようがお構いなし。まぁ右周辺の電柱も綺麗に写ってほしいが、このレンズなら開放でも問題ない。


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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | es1fYYdE

    レンズのテスト大事ですけどここまで細かくはしていません。
    結構、購入後近所の定番撮ってチェックして、すぐ本番撮影なんかしています(W)
    オールレンズのピント合わせと露出の問題、古いプリセット絞りレンズだと楽なんですけど、あまり流通してませんし、60年前くらいのレンズなのでいい状態の個体が少ないです。






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  3. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    本文の通り、ブログ掲載をしないのなら適当にパチパチ撮るだけなのでさほど苦ではないんですけど、掲載するしないに関わらず、性格的に細かくはやりますねぇ。レンズの本来の性能のチェックと言うよりも古い個体なのでどの程度問題なく写るか、そんなテストになっていますよね。カメラは使う使わないは別にして動画以外の全ての性能を試しますし(笑)。

    デジカメinfoを見たらNikonのミラーレスは5軸手振れを内蔵してくる、そんな噂が掲載されていましたが、これが本当ならばNikkorのオールド、また値上がりするかもしれないですね。上がる前に50mmF1.4だけは買わないとならんですねぇ・・・。


  4. BigDaddy | URL | -

    > 鍵コメさん

    この夏は今まで手に入れたレンズを本格的に使ってやる期間に当てようと思っており、今回は遠慮致します。35-70mmはもうお腹一杯ですし(笑)。ご提案、ありがとうございました。

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