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新たに発見したLightroom用Fujifilmカメラのフィルムシミュレーション

2018年05月09日 00:00

猫とこいのぼり

2018-05-09-1-1


Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事を踏まえ、今日はFujiflmカメラ以外で海外有志が制作したLightroom用プロファイルであるアスティア、プロビア、ベルビア、クラシッククロームを使ってみたい。

今回は全てPentax K-5で撮影された写真にLightroomのアスティア、プロビア、ベルビア、クラシッククロームをセットしている。

次の写真、多くの色があり、シャドー部のコントラストを見る為のものとして構図云々は無視して頂きたい。

K-5撮って出しJPGはカメラにてコントラスト(+2)、コントラストハイライト(+2)、コントラストシャドー(-2)している。また以下、海外有志が作成したFujiflmカメラのフィルムシミュレーションをシミュレーションしたLightroomのカメラプロファイルの事を面倒なので「プロビア風」「ベルビア風」などと記す。

K-5撮って出し 雅(miyabi) Lightroom アスティア風
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Lightroom プロビア風 Lightroom ベルビア風
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Lightroom クラシッククローム風
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K-5の撮って出しはデフォルトからコントラスト系を上げており、それと比較するととても判りやすい。発色云々よりもシャドーが一気に潰れるFujifilmカメラ独特の感覚は非常に似ている気がする。しかし何故かK-5撮って出しの方が青系の発色は半端じゃないほどクリアだ。

時に他社のカラープロファイルを使うと(dcpToolでカラープロファイルの中身を変更すると)、ほぼ必ずと言って良い程、ホワイトバランスが変更される。上の写真はデフォルトだと色温度5350、色かぶり補正+17であったのが、今回のプロファイルを使うと色温度5200、色かぶり補正+36となる。

以前「色温度が変更されるのでまともな発色にならない」などと書かれていたブログがあり、私も「なるほど!」と思ったものだが、Lightroom用のカラープロファイルを作成する際、カラーチェッカー(色サンプルのパレットのようなもの)を色温度固定(通常は5000Kかな?)で撮影したものを利用するので、大きくカラーバランスが変更されていない限り、全く気にする事はないだろう。

と言うのもメーカー、カメラ毎に基準露出(明るさ)、発色、コントラストは異なれどホワイトバランスに限っては5000Kで撮影したらどんなカメラでも5000Kになる筈なんだ。そうでなかったらホワイトバランスでの数値入力は全く意味を持たなくなる。

単純な話、ホワイトバランスはユーザーがしっかりと管理するもの。少しでも気になったら自分で変更すれば良い。

次にFujilm X-E2で撮影した写真と構図が似ているK-5の写真とで比較してみよう。X-E2写真はLightroomのX-E2用プロファイルを使用した。また露出は同じにしたつもりだが、メーカーの基準露出が異なるのだろう、どれもX-E2が明るく写ったので発色の比較をするのが目的なのでX-E2写真を-0.3EV補正している。

X-E2 Lightroom アスティア K-5 Lihgtroom アスティア風
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X-E2 Lightroom プロビア K-5 Lightroom プロビア風
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X-E2 Lightroom ベルビア K-5 Lightroom ベルビア風
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X-E2 Lightroom クラシッククローム K-5 Lightroom クラシッククローム風
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じっくり見ると異なる部分も見受けられるが、傾向はどれもかなり似ている。Fujiflmカメラのフィルムシミュレーションをシミュレーションしているプロファイルと言い切っても誰も文句は言わないと思う。

それではOlympus E-P3との比較ではどうだろう?。下のカットも露出値は同一であるが、やはりX-E2の方が明るく写し出されていたので、今度はE-P3側を+補正して明るさをイコールにしている。またE-P3側は比較しやすいように3:2にトリミングしている。

X-E2 Lightroom アスティア E-P3 Lihgtroom アスティア風
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X-E2 Lightroom プロビア E-P3 Lightroom プロビア風
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X-E2 Lightroom ベルビア E-P3 Lightroom ベルビア風
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X-E2 Lightroom クラシッククローム E-P3 Lightroom クラシッククローム風
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うん、K-5と同じく細かく見るときりがないが、おおむね傾向はマッチしていると思う。

となると問題はFujiflmカメラの適正だと考える露出とPentax、Olympusが考える適正な露出の差くらいだ。こればかりはLightroomのカメラプロファイルは修正は出来ない。

今回、たまたま私がX-E2、K-5、E-P3とで比較出来る写真を持っていたのでX-E2がこの2機種よりも0.3~0.4EV明るめに仕上がるのが判ったのが、Fujifilmカメラを持っていない方はそこまで判断出来ない。しかし単なる露出の違いでしかないのだからものは考えようで、今回の内容を信じて頂き、他社のカメラを問答無用で+0.3EV補正を掛けるか、適正露出はそのカメラの性格だからとあえてもそこに言及しないのも良いだろう。

推測として・・・。

こいのぼりの写真をご覧になってお判りの通り、X-E2はPentax K-5よりもシャドーの落ち込み具合が激しい。つまりシャドーの潰れをある程度解消する為にFujifilmカメラは他社よりも少し明るく写るようにしているんじゃなかろうか?。

そう考えるのならば、今回のDCPファイルを利用して、アスティア、プロビア、ベルビア、クラシッククロームを他社カメラにセットして、シャドー部が潰れ過ぎ!、そう思ったら単純に+0.3~+0.5の露出補正をする、もしくはトーンカーブでミドル部を少しだけプッシュしてやれば限りなくFujifilmのカメラに近付ける事になる。
結論として私個人はこの海外有志が作成したアスティア、プロビア、ベルビア、クラシッククロームはFujiflmユーザー以外の表現を広げる優良なツール、プロファイルである、そう感じる。発色の傾向は似ており、それを元に自分流の「Myプロビア、Myベルビア」などをプリセットすればかなりご機嫌な発色になってくれる。

VSCO Film 04はFujifilmカメラのフィルムシミュレーションではなく、本物のフィルムのプロビア、ベルビアなどを模倣している為、発色は全く異なる。どちらを使うかはカメラマンのセンスだ。

但し、ローキー、ハイキーな写真にもほとんど修正する事無く使える今回のプロファイルは面倒が嫌いな人には非常に使い勝手があるだろう。何しろVSCO Filmは風景によってはただセットしただけでは使い物にならないコレクションがやたらと存在するからだ。

さて!。

このプロファイル、どこでダウンロード出来るか・・・。

GitHub - abpy/FujifilmCameraProfiles: dng / dcp camera profiles made to match film simulation profiles available for fujifilm x-series cameras

上のページを読み、理解した上で「Profile 2.0」部分をクリックして各ファイルをダウンロードしよう!。

尚、ダウンロード出来るDCPファイルはFujiflm X-T1用なので、カメラ名変更に伴うdcpToolの使い方などは他のブログを参考にされたし。

ちなみに!。

RawTherapeeに採用されているフィルムシミュレーションの中でFujifilmのX-TransIIIのそれを模倣しているアスティア、プロビア、ベルビア、クラシッククローム、プロネガスタンダード、プロネガハイ、モノクロ各種は(RawTherapee用はX-Trans、X-TransIIを模倣しているのもあるので注意が必要)カメラ毎の露出差もなかった事にしてくれる優れもの。

なのでセットするだけでFujfilmカメラに間違われるような写真にしたい、そんな方はRawTherapeeのX-TransIII用のフィルムシミュレーションを使う事をお勧めする(カラープロファイルはAdobe Standardをセットし、DCPトーンカーブ使用をチェックする)。

そうでなくLightroomの中だけで完結したかったり、露出の違いなんて気にしないなんて方は今回紹介したプロファイル、十分に使える。

最後にトップ写真からの比較。

X-E2 Lightroom アスティア(トップ写真) K-5 Lightroom アスティア風
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X-E2 Lightroom プロビア K-5 Lightroom プロビア風
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X-E2 Lightroom ベルビア K-5 Lightroom ベルビア風
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X-E2 Lightroom クラシッククローム K-5 Lightroom クラシッククローム風
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コメント

  1. マサカネ | URL | G2f.Jh/s

    こんにちは。

    私はフジのカメラで撮った写真の色味が好きでした。もちろんコンデジの古いFinePixだったので撮ってだしJPGでしたし、WBも変な時が多く、樽型の湾曲なんて当たり前の時代でしたが。
    カメラ・写真を趣味として始めようとした2012年頃(2013年だったかも。記憶が・・・(笑))、X100やX-E1とか欲しかったんですが、予算が無くて展示品で処分価格のE-PL3を購入しました。

    マイクロフォーサーズとの付き合いはそれからですね。以来m43機はオリンパス一筋(主にデザイン的な理由ですが(笑))です。

    1年ほど前までは「やっぱフジのカメラ欲しいなぁ」なんて思ってましたが、RAW現像に慣れ、自分の好みの色味やコントラストで現像出来るようになると、あまり「フジの色味」に拘る必要がなくなってきました。
    また、自分の好みが決して常に「フジの色味」ではないことにも気づきました。

    それでも「FUJIFILMのカメラは一度は所有して使ってみたい」病が定期的に発症してしまい、ネットの情報を漁っては、欲しい欲しいを連呼していました。

    ところが・・・BigDaddyさんのブログに出会ってしまい、フジのフィルムシミュレーションをRawTherapeeでも再現可能(限りなく近い模倣かも知れませんが)ということを知り、益々熱が沈静化。

    今に至っては、FUJIFILMのどの機種も、純粋に操作性やデザインなどで冷静に見ることが出来るようになって「しまいました」(笑)

    記事の比較写真を拝見すると、確かに若干色味が違うところも見受けられますが、正直ブラインドテストだと私の場合はまったく違いがわからない自信があります(笑)

    また繰り返しになりますが、フジの色味が常に良いとも限らないと思うようになったので、有志の作ってくれたFUJIFILMのフィルムシミュレーションを利用して、そこから好みの画に仕上げれば良いわけで。
    もっと言うと、最近の現像ではフィルムシミュレーションを使わないことも(笑)

    もともとは「撮ってだしJPG」の発色などに魅力を感じていたのに、今では「撮ってだしJPGなんて信用ならねぇー!」と思うようになりましたし。
    だって、以前ならISO800でも許せなかった色ノイズや解像感が、ISO1600ならまだ許せるようになったんですから・・・。
    (まぁ、それでもAUTO上限はISO800で1600は緊急用ですけどね(笑))

    こちらのサイトに出会えたことはほんとに幸運でした。ありがとうございます。

    あっ。E-M5 Mark IIですが、すこぶる快調ですよ♪
    以前のようにブレ写真を見ても首をひねること無く「犯人は俺だ」と確信出来るようになりましたし(笑)
    というか止まりますねぇ・・・。すでにE-M5 Mark IIで驚異的な手ブレ補正だと感じてます。
    相変わらず凡庸な写真を大量生産してますけど(笑)

  2. あっちゃん | URL | rbj6yZGk

    富士のカメラ設定で気になったことと言えば。
    内田ユキオというフォトグラファーもシャドーを切り落とす設定(シャドートーン +1)を好みとして公開していたと思います。
    確かにクラシッククロームにはラチチュードの狭いフィルム的な描写が合うのかも知れませんが。
    個人的にはシャドーのグラデーションは欲しいので「シャドートーン -1」と言う設定をデフォルトとして使っています。

  3. BigDaddy | URL | -

    > マサカネ さん

    Raw現像をされているのですからぶっちゃけFujiflm信奉者の「Fujifilmの色は最高!」、こんな台詞信じない方が良いです。なにしろ全世界のカメラマンの5%くらいの言葉でしかないのですから。Raw現像に慣れれば好みの発色を自在に作れますからカメラ側の発色はサンプルでしかないと思った方が良いでしょうね。

    とは言え、フィルム名そのものには魅力感じ、だからこそVSCOで遊んだり、Lightroomで他社カメラで使えるFujifilmのDCPファイルを探していたんです。この見つけたプロファイルの中ではアスティアが一番好みにマッチしていて、それを元に色々といじる事が多いですね。RawTherapeeだとコダクローム64をベースに調整する事が多いです。

    4/3のノイズですが、色ノイズはLightroomでもRawTherapeeで簡単に消せますし、輝度ノイズも実は多少残っていた方が見た目の解像感が良かったりもしますので、私自身は4/3センサーでも風景によってはISO3200までなら使っていますねぇ。

    E-M5markIIは歴代Olympusカメラの中でトップだと思います。勿論今はE-M1markIIが性能的にはトップですが、デザインなどを含めるとE-M5markIIですね。そうなると1年以内に出てくるであろうmarkIIIがどんなシステムになるのか興味津々ですねぇ。

  4. BigDaddy | URL | -

    > あっちゃん さん

    内田ユキオの各レシピを見ましたが、風景によってシャドーを落とした方が良い時とそうでない時があり、この方は目の前の風景によっていちいち変えるんですかね。私は撮影中にそういう操作はしないタイプなので、Fujifilm使いは意外と大変だなぁと(笑)。

    X-E2を使った限り、プロネガハイ以外、シャドーは-1が良いと私も感じます。恐らくアスティアでもポートレートに使おうと思うとシャドーの落ちが気になると思うんですよね。光と影で表現しようと思えばプロネガハイを使えば良いですしね。それにシャドー-1にしておけば、それ以上濃くしたい、シャドーを落としたいと思えば、JPGからレタッチするだけで良いので楽ですしね。


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