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VSCO Filmを導入! その10 Film06を語る前に・・・

2018年04月23日 00:00

Tokyo Snap

Tokyo Snap


Pentax K20D, smc PENTAX-FA28-70mmF4AL


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



今回、VSCO Film 06を紹介するつもりだったが、まず事前知識が必要だと感じた。まず、VSCOのサイトでFilm 06の解説は次の通り。

VSCO Film 06

うーん・・・。

今までのFilm 01~05の解説もそうだが、ネットの翻訳サイトで日本語にしているだけだからなのか、どれも抽象的で意味不明だ。単にリバーサルフィルムのクロスプロセス処理をシミュレートしたコレクションだろうが、クロスプロセス、これを知らないとならない。

クロスプロセス。この処理を行った事があるカメラマンはそうはいないだろう。私もやった事が無いし、クロスプロセスで実際に現像された写真プリントを見た事すらない。

ブログを始める以前だったと思う。あるブログで彩度が高く強烈なコントラストを持つ写真が掲載されていて、とんでもねぇレタッチをしているなぁと思ったらそれがフィルムで撮影されたものと知ってビックリ。それがクロスプロセスだった。

その頃、トイカメラ=LOMO=クロスプロセス、そんな図式が成立していた時代だったんだ。その後、それをデジタルで表現しようなる人々が出てきて、PentaxもK-7かK-5からクロスプロセスと言うカラープロファイルをカメラに搭載し始めた。

このPentaxのクロスプロセスは残念ながら単なる色転びごっこでしかない。次の写真はPentax K20Dで撮影した写真をRicohのDigital Camera Utilityで現像したもの。

カスタムイメージ 鮮やか クロスプロセス プリセット1
2018-04-23-2-1

2018-04-23-2-2

クロスプロセス プリセット2 クロスプロセス プリセット3
2018-04-23-2-3

2018-04-23-2-4



なんか単にホワイトバランスと色相を変えただけ、そんな写真にしかならず、これを作品作りに利用している人なんてほとんどいないだろう。どうもデジタルクロスプロセスはフィルムのそれとは全く異なる文化な気がしてならない。

本ブログをお読みの皆さんでもクロスプロセスで実際に現像した人なんてほとんどいらっしゃらないだろう。そこでまずは次のリンクをどうぞ。これぞクロスプロセス、なる写真が掲載されている。

雨樹一期のトイカメラの教科書 第13回 「クロスプロセスのフィルム別の発色」

Olympusにはアートフィルターの中にクロスプロセス処理がある。次はOlympus E-P3で撮影した写真をOlympus Viewerで現像した写真だ。アートフィルターは仕上がりの像に加工を掛けるのだが、i-Finishに限り、利用出来ないので、仕上がりをVividに変更している。よって今回はVividの像にアートフィルターのクロスプロセスを加えた事になる。

※以下クリックで長辺960、もしくは920ピクセルになる

仕上がり i-Finish(標準)
2018-04-23-3-1

アートフィルター クロスプロセス I アートフィルター クロスプロセス II
2018-04-23-3-2

2018-04-23-3-3



うーん、やっぱりフィルムのクロスプロセスとは根本的に違いがあるように感じる。

それではLightroom標準のクロスプロセスはどうだろう?。次に示そう。

Adobe Standardにプリセットをセットし、円形フィルターを利用してトイカメラ風に周辺光量を落とし、トンネル効果をシミュレートしてみた。写真は上の2枚を使っている。

Lightroom クロスプロセス1 Lightroom クロスプロセス1
2018-04-23-4-1

2018-04-23-4-2

Lightroom クロスプロセス2 Lightroom クロスプロセス2
2018-04-23-4-3

2018-04-23-4-4

Lightroom クロスプロセス3 Lightroom クロスプロセス3
2018-04-23-4-5

2018-04-23-4-6



トンネル効果が加わっているのもあるが、PentaxやOlympusのそれよりもクロスプロセスらしい雰囲気が出ているように思う。

ではFilm 06は?、これは次回紹介する事にして今回最後のサンプルは・・・。

無料のLightroomプリセット集で有名なInside Lightroomからクロスプロセスプリセットの幾つかをLightroomのAdobe Standardにセットしたもの以下に示したい。

Inside Lightroomには無料のLightroom用プリセットが大量にある。

ぶっちゃけいきなり有料のVSCO Filmを使うのなら、先ずはここに存在するプリセットを片っ端からダウンロードし、それをLightroomでテストする事をお勧めする。

またここだけでなく「lightroom preset free download」と言った文言で検索を掛ければ仰山、フリーのプリセットを見つけられる筈だ。

恐らく軽く数百のプリセットは見つけられる筈だ。ただ中にはプリセット集をダウンロードするのでなく、1個1個をダウンロードしないとならない時もあり、面倒なサイトもある。でもただで使えるのだから文句は言っちゃならない。

私もある時期に長い時間を掛けて無料のプリセットをダウンロードしており、500以上あるんじゃないかと思う。

勿論無料だからこそ箸にも棒にもかからない、作り手のセンスを疑うしょ~もないプリセットが大半を占める。しかしこれは有料のVSCO Filmにも言えるのだ。

有料、無料に関わらずLightroomのプリセットはただセットしただけでは使えない。そう思うべき。
Inside Lightroomにはクロスプロセス系のプリセットが(私が収集した時点で)16個ある。それを全て掲載するのは大変なのでその中で派手に変化するものを幾つかピックアップした。

COL Cross Process - Matrix Style COL Cross Process c
2018-04-23-5-1 2018-04-23-5-2
COL Cross Process red COL Dragan 1
2018-04-23-5-3 2018-04-23-5-4
COL Dragan 3 COL Dragan 5
2018-04-23-5-5 2018-04-23-5-6




COL Cross Process - Matrix Style COL Cross Process c
2018-04-23-6-1 2018-04-23-6-2
COL Cross Process red COL Dragan 1
2018-04-23-6-3 2018-04-23-6-4
COL Dragan 3 COL Dragan 5
2018-04-23-6-5 2018-04-23-6-6



さぁ、如何だったろうか?。

上で紹介した本当のクロスプロセスと比較して、デジタルクロスプロセスはどれも若干の大人しさを感じる。これらを踏まえ、次回のVSCOネタでFilm 06のクロスプロセスがどの程度のものか、調べていきたい。

そうそう、本日トップ写真、これはどのクロスプロセスプリセットを使っているのか?。勝手な意見としてこの手の「どんな色でもいける!」、そういう写真は好き勝手に色をいじった方が確実に「らしい」絵を作れる。そう、Adobe Standardから好き勝手にコントラストと色相、彩度、輝度を調節しただけの写真だ。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    included films

    クロスプロセスですよね。
    色が転んでしまう。しかも大胆に。
    私はクロスプロセスはやったことがありません。
    ネガフィルムをスキャンしてlightroomで反転させるくらいですね。
    福岡でも取り扱ってるラボがありますが、外注とのこと。
    一般的にはポジフィルムをネガフィルムのプロセスで処理なんでしょうが、フィルム名を見るとおや?という感じですね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    クロスプロセスってオリジナルフィルムそのものの発色が変化し、かつそれが想像とは異なる場合も多々あるようで、そうなると「いつでも行ける」ような撮影でないと恐くて使えませんよね。もしくはカメラ2台体制ですか。

    さて、仰る通りポジをネガ現像するのが一般的ですが、後で調べて判ったのがネガをポジ現像する手法もあるようですね。その後さらに色々と処理しないとならないようで本当の好きモノしかやらないっぽいですけど(笑)。

    どちらにせよ、もしフィルムに回帰しても私はクロスプロセスはやらんでしょうねぇ。ぶっちゃけ何が面白いのか良く判らないですもん(笑)。

  3. auf | URL | 3eyVfeeo

    写真はウィンドウ・ディスプレイですか? わけわかんなくて面白いです.
    クロスプロセスって元々は映画でやり始めたんじゃなかったかと思います.
    現在ではなく遠い過去のような不思議な感じ・・・なのかな.今,きちんと
    写りすぎる,その反動でしょうね.ただフィルムでやるのはわかるけどデジ
    タル処理でお手軽に,てぇのは安直に過ぎるかなと思うので僕はやりません.

  4. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    そうです、ショーウィンドウです。多重露光のようで面白いでしょう?。ローキーに写したのが良かったのでしょうね。

    銀残し(ブリーチバイパス)が映画と言うのでもしかするとクロスプロセスも元々は映画で活用されていたのかもしれませんね。

    今の流行?、はトイカメラマニア達が広めたんだと思います。私はトイカメラにも興味がないので、クロスプロセスにもドキドキ感がないんですよねぇ。銀残しは風景によって面白いなぁと思う時があるんですが、クロスプロセス、特にデジタルのそれは本文の通り、単なる色転びさせてコントラストを強くしただけじゃんかよって気がします。

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