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VSCO Filmを導入! その1 まずは色々と比較してみようか

2018年03月04日 00:00

廃景

廃景


Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



取引先で仲の良いデザイナーさんが「VSCO Filmって興味ある?」と尋ねるので「あるけど1つに5千円くらい掛かるから馬鹿馬鹿しくて買う気にならん」と答えたところ、「なんだかんだと全セット揃えちゃったんだよね」・・・。

昨年の夏くらいにそんな会話をしていて、忘れた頃、その取引先に年末のご挨拶に訪れたところ「ほれっ!」とディスクを差し出す。「そこに全部入っているから」とデザイナーさん。

そして、、、

「もう使わないからあげるよ!、でも糞だぜ!」。

おお!、この人とは会社云々でなく、個人間で色々とやり取りがあり(私が買って使わなくなったソフトを譲渡したり)、くれるのは有り難いが、VSCOって糞なんか!?(笑)。

インストールは簡単だが、ここでちょいとミスってしまった。VSCOはLightroom用の固有のカメラプロファイル(DCPファイル)を持つものがあり、面倒なので全部にチェックを入れてインストールしてしまった。するとどうだろう、私には不要なCanon、Nikon、LeicaなどのDCPファイルをインストールしてくれちゃってLightroomの左枠に表示されるプリセットの項目が莫大に増えてやたらに使い辛い。

そこで不要なのは全部削除した。Lightroomのプリセットは一般にユーザーフォルダ内の「AppData/Roaming/Adobe/Lightroom/Develop Presets」に入っており、この中でVSCO関連のCanon、Nikon、Leicaと名の付くフォルダを問答無用で削除するだけ。

残念ながらDCPファイルが存在するのはCanon、Nikon、Leica、Sony、Olympus、Fujifilmだけで、悲しいかな、LumixとPentax用が存在しない。そんなメーカーのカメラはAdobe Standardを用いる事になるが、正直、専用のDCPとAdobe Standardでは多少発色に違いがあるものの、どんなカメラでもAdobe Standardのままで十分に感じる。

今はまだテスト段階なので手持ちメーカーのDCPファイルを残しているが、テストが終了したらプリセットの選択が面倒なので、Adobe Standardをそのまま利用するプリセット以外全部削除しようと思っている。

では早速見てみようか。

次の8枚、Fujifilm X-E2で撮影している。内容は次の通り。

  1. LightroomのAdobe Standardで現像し、Alien Skin Exposure 7のProvia 100Fをセット
  2. LightroomのAdobe Standardで現像し、Alien Skin Exposure 7のProvia 100 Genericをセット
  3. LightroomのX-E2用カラープロファイル、Proviaで現像
  4. LightroomでVSCOのX-E2用DCPファイル、そしてVSCO Provia 100Fを適用して現像
  5. RawTherapeeにて海外の有志が作成してX-Trans(X-E2)のProviaを模倣したフィルムシミュレーションで現像
  6. RawTherapeeにて、DCPにAdobe Standardをセットし、海外の有志が作成してX-Trans(X-E2)のProviaを模倣したフィルムシミュレーションで現像
  7. RawTherapeeにて、DCPにAdobe Standardをセットし、Provia 100 Genericを模倣したフィルムシミュレーションで現像
  8. Raw File Converter EXでフィルムシミュレーションにProviaをセットし現像
  9. 撮って出しJPGのProvia


    ※以下それぞれクリックで長編1200ピクセルになる


2018-03-04-01-01

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勿論、この8枚はランダムに配置した。見る限り、似ているのもあるし、全く違うのもある。どれがどれなのか?、恐らくピタリと当てられる人なんていない。Fujifilm信者で「FujifilmのJPGが一番綺麗だぜ!、LightroomやRaw File ConverterのフィルムシミュレーションはJPGと違うから嫌だ!」、そんなFufjilmのフィルムシミュレーションスペシャリストでも当たらないだろう。

どれが本物のProviaなんだ?。

答え。屁理屈かもしれないが、どれも本物じゃない。Fujifilmの撮って出しJPGのProviaでさえ本物のProviaではない(私が知っている1990年代~2005年くらいまでのProviaではない)。そう考えると結局は何を使おうかほとんど関係なく、この結果を元に現像の過程において、好き勝手に発色、コントラストなどをいじくり、自分が信じる「マイプロビア」を作れば良いだけ。

これを見る限り、知り合いのデザイナーの「糞」発言には疑問を持つが、様々なシチュエーションの風景を現像していると確かに糞だと表現しても間違いない発色に仕上がる時もある。

と言うのも風景によって強烈な、有り得ないくらいのコントラストが付くんだ。「どこぞの初心者が高コントラストの方が見栄えが良いからと何も考えずにガツンとコントラストを上げた写真を見て勝手に浮かれている」、そんな絵にしか見えない。外人好みの超高コントラスト、確かに滑らかなグラデーションを良しとする日本人には糞かもしれない。

つまりVSCO Filmはそのプリセットを適用するだけでは完成しないんだ。

先ずはどのフィルムをセットするか、最初はこれに迷う。特にフィルムを使ったことのないカメラマンはフィルム名だけではイメージ出来ないのでインストールされている全てのプリセットを試さないとならない。

私はスライドフィルム(ポジフィルム)に関してはおおよその知識があるが、ネイチャーフォトだからVelviaだ!、これが正解じゃないんだ。上に述べたように笑っちゃうくらいの発色になる風景がある。結果、今はどんな写真でもFilm 04内の「Astia 100F -」を基準にしている。

フィルム名の次に「+」や「-」が付くのは幾つかのブログではそのフィルムの別バージョンなんて書かれているが、「+」は増感、「-」は減感を模倣したものだろう。だからAstia 100Fで「++」はISO400に増感した絵、「--」はISO25へ減感を模倣していると思われる。結果、増感処理されたものはコントラストがきつくなり(もしくは色転びしたり)、減感処理された方がコントラストは低くなる。

そして全ての風景にマッチするのが「Astia 100F -」、だからこれを基準にしている。Lightroomのデフォルト像よりもコントラストが増し、発色も鮮やかさが増す。カメラの撮って出しJPGのスタンダードとヴィヴィッドの間くらいの発色とでも言おうか?。

それでもコントラストが高い風景もあり、そんな時は「Astia 100F --」をセット。これらを写っている風景によってFilm 04のパッケージならProvia、Velvia、Fortia SP、E100VS、E100G、E200 etc・・・、と1つ1つ試しながら好みを見つけるのだから大変ったりゃありゃしない。

また好みのフィルムを見つけてもそれで満足出来ない事も多い。正直、Alien SkinのExposureやDxOのFilm Pack、はたまたRawTherapeeのフィルムシミュレーション(特に海外の有志が作成したFujifilmカメラのフィルムシミュレーションのシミュレーション)の方がそれをセットするだけでほぼ完成するので、VSCOは作業工程が多くなって非常に面倒だ。

なるほど、冒頭のデザイナーさんはこれを仕事に使おうとしていた。そうなると時間の無駄、彼がこれを「糞」と表現したのは大いに理解出来る。好みのプリセットを見つけても風景によって何故かマッチしない、これが時間を無駄に費やすようになり、大きな欠点となる。

何かのカタログに写真を何枚、何十枚も掲載するとする。全て同じような発色、コントラストであるべきなのにVSCO Filmは写っている風景によって同じプリセットでもコントラストが高くなったり低くなったりとバラツキがあり過ぎるんだ。そんな面倒な事をするのならRAWではなく、撮って出しJPGを使い、気になる部分だけ修正した方が遥かに効率が良い。

とは言え、趣味で写真をやっている人間からすると作業工程が多くてもそれが楽しみになる時もある。得てして趣味は「時短」でなく「時長」の方がやりがいがあったりもする。時間を掛けてでも1枚を仕上げる楽しみ。

Film04パッケージでAstiaを除き使い勝手が良いのは「Provia 400X -」、「Velvia 100 --」、「Kodak E100VS --」。まぁどのフィルムでも減感処理を模倣しているものがコントラストが弱くなるのでそこからの調整がしやすい。あとは写っている風景の発色の具合でどれを採用するか・・・。

昨年の12月以降の写真の大半は「VSCO Film04のAstia 100F -」をベースに現像していて、また正月休み中に全てを理解するつもりだったが、何しろインフルエンザで死んでいたからこれから本格的な運用に入るつもり。

今後、他にネタがなかったらVSCOネタが大量に投稿されるかもしれない。

トップ写真は敢えてLightroomからクラシッククロームを使っているが、実はこれも海外の有志がFujifilmのフィルムシミュレーションのクラシッククロームをシミュレーションしたクラシッククロームだ。見た目はほぼ一緒。

わざわざX-E2に使用する意味はないが、これはDCPファイルとして提供されているのでdcptoolを利用してどんなカメラにも採用出来る優れもの。Lightroomユーザーは是非揃えておきたいプロファイルだ。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    VSCO Film 01と04を使ってます。
    Astia 100 F は娘の写真に適用してることが多いです。
    他にはPortra 160, Fuji 400 H が好みですかね。
    確かにいろいろなプリセットを試してみないといけないので、面倒と言えば面倒ですが、だいたい上記3種に落ち着くことが多いので、まずAstia, Portra を見てからって手順になっています。
    フィルムシミュレーション、フィルターってVSCOしか使ってませんが、特に不満はないです。ただ、やっぱりお値段が高いので、全部買い揃えるってのは無理ですね(笑)

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    おお!、お使いでしたか!。

    今、VSCOネタをガンガン書いている途中ですが(多分10回くらいのシリーズになるかと)、それでようやく01~07までの全容が判ってきました。すでに自分の中で結論は出ているのですが、今ここで「これがいいですよ!」とは言えないものの、04はやはり押さえておきたいコレクションでしたね。いずれにせよ全てを使おうとは思わず、好みを見つけたらまずはそれを元に色々とやってみるってのが正しい使い方なんだと思いました。

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