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RawTehrapeeのノイズリダクション m4/3のISO3200、ISO6400ではどうか?

2018年02月22日 00:00

夜の公園

夜の公園


Olympus E-M1, Lumix G25mmF1.7


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



RawTehrapeeのノイズリダクション 前編
RawTehrapeeのノイズリダクション 後編

せっかくなので上記2つのネタを踏まえ、m4/3カメラのISO3200の像をRawTherapeeで現像してノイズ処理をしたらどうなるか?。Lightroomはおおよそどんな写真でもノイズを消しまくってくれる。RawTherapeeのノイズリダクションがどの程度そのLightroomに肉薄出来るか、やってみようではないか!。

トップ写真、Olympus E-M1を使い1/8sec、F2.8、ISO3200で撮影している。初代E-M1はPanasonicのセンサーを使っており、Sony製のE-M5markIIと比較するとほんのちょっとであるが高感度域が弱い。恐らくE-M1はLumixのGX7と同じくらい性能だろう。

今回、焦点距離は135換算50mmなのでE-M1の実力ならばISO800でも撮れる風景であるが、それでもm4/3、しかもSony製センサーよりも(しつこいようだがほんちょっと)高感度が弱いのでISO3200と言う一般的にはお勧め出来ない写真をRawTherapeeがどう処理してくれるだろうか?。

今回もLightroomと比較する為に同一のFujifilmのクラシッククロームを模倣をしたカラープロファイル(DCPファイル)を利用している。これにより上手くシャドー部が落ち込んでくれる。

ではRawTherapeeのディテール関連の変更点を見ていこう。


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ミソは2つ。

E-M1はローパスフィルターレスで、レンズの描写力が高いので「シャープネス」はオフにし、ディテールの確保は「Local Contrast」と「ディテールレベルのコントラスト」だけで行っている。

また今回、新たな処理として「ウェーブレット」をオンにし、その中の「ノイズ低減とリファイン」、これのレベル3のノイズを低減させている。

ノイズを取る際にこの「ノイズ低減とリファイン」は使いどころを間違うとのっぺりとした絵画写真を通り越してピンボケしてしまうが、あえて利用している。

今回は右上にちょっと夜空が写っているでしょう?。このような平面で全くディテールのない部分に関しての処理などにこの2つのノイズ処理が使えるんだ。

また、美しい系の女性ポートレートでシミが1つもない美肌に出来る。要するにひたすらぼかしまくるツールなんだ(「ノイズ低減とリファイン」ではレベル3とレベル4は大きくボケる)。

だから構図全体でディテール重視の写真、複雑で細かい輪郭ばかりのネイチャーフォトなどには向かないし、反対に直線だけで構成されている都市風景だったり、浅い深度でピントの範囲が狭いボケを活かした写真にはかなり使え、使いどころはメディアンフィルターとほぼイコールと言ったところ。

今回はメディアンフィルターもオンにして使っており、メディアンフィルターで消せなかった空に浮かんだボツボツを「ノイズ低減とリファイン」でボカしまくっている。

次の等倍切り出し像は左がLightroom、右がRawTherapeeでマウスクリックで等倍1000x1000ピクセルになる。またRawTherapee像では一部、JPGブロックノイズのようなものが出ているが、これは圧縮時のミスっぽい。実際の16ビットTIFFではブロックノイズはない。

2018-02-22-LR1

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2018-02-22-LR2

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2018-02-22-LR4

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いかがだろうか?。m4/3のISO3200でこれくらいの夜景ならばLightroomもRawTherapeeも全く問題なくノイズを取り去れる。

さすがに両現像ソフトとも手持ちのm4/3カメラのISO6400の写真は等倍で鑑賞するには見苦しい絵になる。でもそれは仕方がない。m4/3カメラのISO6400写真は等倍写真には全く向いていないからだ。しかし風景によってはA3プリントくらいは平気で行けそうな気がする。

次の写真はLumix GX7でF5、1/13sec、ISO6400で撮影されている。さらに全体に暗過ぎたのでRawTherapeeで+0.5の露出補正を行っているのでISO9000相当、一般的には「有り得ない状況」だろう。

※手振れ補正のあるレンズを使っていたのでシャッタースピードを1段落とし、絞りを半段開ければISO3200で撮れる写真ではある


2018-02-22-02


Lumix GX7, G14-45mmF3.5-5.6


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このような風景は何が何でもしっかりとしたディテールは不要だし、等倍で見て「うーん、ちょっと・・・」と思ってもA3プリントならこれで十分鑑賞出来るレベルになっている。

但し、ここまでRawTherpaeeを褒めてきたが・・・。

ここまで仕上げるにはあっちこっちの数値を変えて、等倍表示にして様々な部分をチェック。風景によって数値も大幅に変わるし、今回のミソであるウェーブレットを使うと笑っちゃうくらい駄目になってしまう写真もある。1枚を仕上げるのに時間が掛かるんだ。m4/3のISO3200、6400ともなれば数分は掛かる。

それでいてLightroomとイコールの像にはなっても決して超える像にはならない。LightroomとイコールならばLightroomを使うでしょ。だってLightroomだったらここまで仕上げるのに20秒以内で済む。


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コメント

  1. マサカネ | URL | G2f.Jh/s

    こんにちは。いつも楽しく拝読させて頂いております。
    今回もコメント長くなりますがご容赦ください。

    前回、前々回に続き私も愛用しているRawTherapeeでの実例、大変参考になります。
    「Lightroomだったらここまで仕上げるのに20秒以内で済む」
    最後のこの言葉にはショックを隠せません(笑)

    以前はUbuntuで作業してた関係上&無償ということもあり、現在もWindows上でRawTherapeeを使い続けてます。
    (でもセールで買った「RACFiI 2 Powered by SILKYPIX」は持ってたりします)
    ただ、BigDaddyさんの投稿を読むにつけ「RawTherapeeでも十分戦える!」と思う反面「RAW現像にかける手間を減らして、もっと写真撮影や選別を楽しみたい」という気持ちがふつふつと(笑)

    しかし、今のクラウド版になったLightroomに課金するほどヘビーユーザーでもハイアマチュアでも無いし、かといってLightroom 6では将来不満が出てこないか・・・という悩みで悶絶しております。

    さて、話は突然変わりますが「PENTAX K-1 Mark II」が発表されましたね!(この話題を一番お話したかったです←)
    いやーびっくりしました(笑)

    私も正直RICOHはペンタを捨てちゃうんじゃないか・・・と危惧してたので朗報というべきなのでしょうか。
    ただ、やはりBigDaddyさんも常日頃仰られてるようにレンズのラインナップと価格ですよ。
    これが解決されない限り安心できませんよね・・・。

    まぁ、Kマウントを離れる予定の私が気にすることではないですけれど←
    前ピン、後ピンや片ボケに悩まされて(主に★16-50)、ISO3200のノイズに幻滅(m4/3と比して)してしまったのでK-3IIは高い勉強代でしたが、「フラッグシップ機を買えば良いというものではない」「スペックはあくまで指標」ということがよくわかりました。
    でもSIGMAの18-200MACROは手元に残します。いつかKマウントにAPS-Cのミラーレスが来ることを夢見て(遠い眼
    m4/3でマウントアダプタで遊べないかなとも期待しますし。

    K-3IIはとても良い機種だと思いますよ。私が使いこなせなかっただけで・・・;
    今でもKPやK-70も欲しいと思いますし、財力があればK-1だって・・・。
    でも大きく重い事とレンズライナップと価格、あとはm4/3のフォーカスピーキングのピント合わせに慣れてしまうともう一眼レフには戻れないですね(笑)

    今回も長文・駄文失礼しました。
    Lightroom 6・・・買おうかな・・・

  2. BigDaddy | URL | -

    > マサカネ さん

    Lightroomのノイズリダクションは通常使う項目は2つだけなので20秒で仕上がるんですよ。このカメラのISO3200ならこれくらいの数値、それを覚えちゃえば10秒で完了で、そこからシャープネスや明瞭度と言ったローカルコントラストをいじると30秒以上掛かりますけど(笑)。例えばISO3200で撮影された写真が100枚あったら最初の1枚を30秒で作り上げ現像設定をコピーし、残り99枚にセットするだけなので非常に楽です。

    今のLightroom Classic CCとLightroom 6とでは大きな変化はないですね。勿論LightroomがCCになってから発売されたカメラはサポートされていないのでRAWファイルをdngコンバーターで変換する必要があります。

    Ubuntuをご存知との事、ならばLightroomのカラープロファイルであるDCPファイルをdcptoolで改んし再コンパイルする方法もすぐにご理解出来ましょうから、Fujifilm以外のどんなカメラのカラープロファイルが手持ちのカメラ全てで適用出来ますし。

    手持ちリアレゾが可能のK-1markII、そしてK-1ユーザーに有償でハードウェア交換でmarkII化、これは素敵な事ですが、所詮レンズメーカーが見放したメーカーですから私は欲しいとは思わないです。レンズの選択肢がないシステムなんて恐ろしいです。Tmaron OEMのぼったくりレンズも許せませんし、今度のDFA50mmF1.4も「どうせどこかのメーカーで作ったOEMでしょう?、それにまた価格を上乗せするんでしょ?」なる疑問もあるので(笑)。

    いずれにせよ一眼レフには戻る気はないのでK-1markIIが安価で優れていようがとにかくとっととミラーレス作ってくれないかなぁと心底願いますねぇ。K-1markIIのAPS-CバージョンでK-3IIの後継機種が新マウントでのミラーレス化、そして従来のレンズも純正マウントアダプターで使える、そんなカメラが理想です。

    とは言え、現状はOlympus E-M1markII(LumixのG9 proでも良いかも)にSony α7II(α6500でも良いかも)があれば私が求める全ての写真に対応出来るのでそれを2020年まで揃えるとしてPentax云々はその先の話ですねぇ。

  3. ピンぼけ小僧 | URL | es1fYYdE

    ricoh/pentax、親会社が海外事業不振で体力がかなり弱っているので今後の展開が心配です。
    当面、GR3が出せるか出せないかが試金石です。
    K-1MK2は所詮、画像処理ロジックボード改造しただけで、価格維持だけが目的でしょう。
    ユーザーからはK-3MK3が望まれていますが、どうなるんでしょうか。
    究極はricohの持つpentax部門をtamronに譲渡が一番pentaxユーザーを幸福にします。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    現状一眼レフには戻る気ないのでどうでも良いのですが、元ユーザーとしては仰る通りK-3の後継機種ですね。K-1はやっぱり大柄だし、なんだかんだとレンズを出せないメーカー、レンズメーカーから見放されたマウントはもう駄目な気がするんですけどねぇ。

    APS-CならとりあえずDAレンズは豊富だし、中古ならSigmaのレンズも揃いますからそこにPentaxの良さがあると思っています。

    Tamronに譲渡、なるほど面白い案ですね。Tamronは最近色々なブランドを取得していますからもしかすると力があるかもしれませんね。ただTamronも欲しいって思いますかねぇ。今、ミラーレスが台頭し、今後はミラーレス中心になるでしょうから、レンズメーカーも含め今のPentaxに価値を見出すか、その辺どうなんでしょうね。

    Ricohが頑張ってすぐにでもK-3の後継機種をミラーレスにしちゃうのが一番だと思うんですけどねぇ(笑)。

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