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「プチ面倒」、これが一番楽しい

2017年10月03日 00:00

ひっくりカエル

ひっくりカエル


Sony α6000, Ai Nikkor 35mmF2


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m4/3と言うシステム、、、

ミラーレスカメラなので露出に迷う事は無い。センサーが小さいのと大半のレンズの描写が良いので絞りもほとんど意識しない。しかも手持ちのOlympusのE-M1、E-M5markIIは手振れ補正も優秀だからスローシャッターを強いられても鼻歌交じりでパチリ・・・。

先日も似たような話を書いた。

写真はいつまで趣味として成立するのだろうか?

そうなると自分は何をするんだろう?、「写真を撮る為に風景を見つける」、ただそれだけしかないんじゃないか?。

写真を趣味として成立させる為にスマホのカメラは一切使わない。いや、一切と言ったら嘘になる。仕事上どうしてもパチリしなくちゃならない時や、ちょっとしたメモ代わりに時折使うが、通勤途中や客先に出向いている時に良い風景を見つけても決してスマホで記録しない。

今年の初めくらいだったか?、客先に出向いた際、道中で都内ではゴージャスな部類に入る廃屋を見つけた。この時も廃屋は撮らない。後に訪れた際に迷わないようにと廃屋のある周辺の住所看板を撮影しただけ。スマホで趣味の写真は決して撮らない、これを頑なに守り続けている。

だからこそ趣味で写真を撮っていて楽過ぎてもつまらなくなる時がある。勿論、初めて訪れる旅先などでは風景の美しさに頭が一杯だからそこまで考えはしないが、おうちに帰って思い起こすと「俺って楽をしているよねぇ」とついつい考えちゃう。

Nikkorレンズとマウントアダプターを手に入れたので久々にSony α6000とオールドレンズオンリーのお散歩写真をした。

レンズはsmc PENTAX 24mmF2.8、そしてNikonのAi35mmF2、E75-150mmF3.5だ。24mmF2.8と75-150mmF3.5はカビに侵食されていて、半逆光でも写真が眠たくなったりびっくりする程のフレアーを起こすし、α6000にはボディ内手振れ補正がないので、特に望遠レンズを使う際にはシャッタースピードとISO感度に注意を払う。そしてMFレンズなのでフォーカスエリア拡大機能の助けは借りるものの、自分の目でピントを合わせる。

暗い日陰部分や夕方になるにつれてレンズの絞りをどんどん開けて行く。本当はF8まで絞りたいけどここはF4で我慢だ、その代わりに構図を工夫する。やがて望遠ズームは使わず、最後の30分は画角が広く手振れしにくい24mmF2.8だけで写真を撮る。

おっ、これってフィルム時代のまんまじゃないか。Contaxを中心に使っていた頃、お散歩写真ではDistagon28mmF2.8、Planar50mmF1.4、これに加えてPlanar85mmF1.4ではなく、Vario sonner80-200mmF4を多用していた頃を思い出す(85mmF1.4はDistagon35mmF2.8とのセットで使う事が多かった)。

フィルム時代、普段使いはISO400のフィルムまで、α6000ではISO3200まで上げるのでフィルム時代のように常にシャッタースピード、手振れとの戦いを強いられる訳じゃないが、今後、画質重視でISO800やISO1600縛りにすれば、より一層フィルム時代の感覚に近くなっていくに違いない。

撮影中は面倒臭い。私はそこらのアマチュアカメラマンよりも構えてからシャッターを押すまでが早い。恐らく最近のデジタルカメラを使うカメラマンは電子水準器を睨めっこしているんだと思う。普段は電子水準器をオフにしているのでそれに相対する時間がないから早いんだろう。

それでもMFレンズでしっかりとピントを合わせようと思うとカメラはずっと構えたまま。特に手振れ補正のないα6000とMF望遠レンズの組み合わせは最悪だ。フォーカスエリア拡大でピントを合わせるとその倍率分、ファインダー上のブレも大きくなり、頭がおかしくなりそうになったりもする。ところがそんな苦労をしている自分が好きになってしまうものなんだ。

さらにはうちにあるオールドレンズの半分くらいはsmc PENTAX 24mmF2.8を含め、ガラス玉がカビやクモリに侵食されている。そんなレンズを使うと太陽の位置を常に気にしていなくちゃならない。これもまたエライコッチャ。でもこのエライコッチャも「病み付きになる」・・・、と言うと嘘になるが、1コマ撮影する毎に様々な思考をする、これが面白い訳だ。

しかもフィルム時代は滅多に使わなかった絞り開放、デジタルになってからはこの絞り開放時の収差による光の滲みが気に入り、そしてミラーレスカメラならフォーカスエリアを拡大してピントを合わせれば被写界深度が浅くてもジャスピンを得られる。そう、「絞り解放隊」が出動するんだ。

絞り解放隊のキャッチフレーズは、、、

「男は黙って絞り解放」

これは女にも適用され、連れが弱気になってレンズを絞っているのを見るや否や「男気ねぇなぁ!」と苦言を呈するのであった。男であれ女であれ絞り解放隊に属したら容赦はない。

現場を押さえられなくても写真を見れば一目で判る。彼女が愛用しているFA28mmF2.8ALもFA50mmF1.4も絞り開放でのみ光が滲むからだ。

しかし日陰では特にFA28mmF2.8ALは判断し辛い写真もあり、そんな時は背景の点光源ボケを見る。円形絞りでない為に少しでも絞っていれば点光源が多角形になるからだ。多角形の点光源を見つけるや否や「男気ねぇなぁ!」である。

連れは「絞り開放隊に入隊した覚えは無い!」と言い張るが・・・。

ちなみに男気がなくレンズを絞ってしまう輩には「一段は絞り隊」への入隊を薦めている。私もそっちに籍を移している時が多々ある。
撮影中はフィルム時代の感覚を抱いているが、超高感度やフォーカスエリアの拡大などのデジタルならでは恩恵に与りもする。フィルム時代の思想とデジタル時代の技術・・・、ハイブリッドと表現するよりもここは「フュージョン」とするのが正しいだろう。これが面白い。

万能なm4/3カメラと楽チンのAFレンズとの組み合わせはデジタルの力に頼っているに過ぎない。デジタルなら小学生でも一夜漬けで写真入門書を読破させれば優れた写真を撮れちゃうし、これからフィルムカメラだけで趣味写真を撮るのも馬鹿らしい。

やっぱりフュージョンだ。フィルム時代の思想とデジタル時代の技術の融合、その反対だってあり得る。フィルム時代のテクニックにデジタル時代の思想・・・。

例えばだ。狭い路地を24mmレンズで撮り歩き大通りに出た。すぐさま隣にある路地に折れる予定が、ちょっと良い被写体を見つけちゃった。24mmだと画角が広過ぎる。ここは35mmの出番だとフィルム時代の感覚が語っていても、その1枚の為だけにレンズ交換をするか?、路地に折れたら再び24mmレンズに付け替えるんだぜ!。

フィルム時代は面倒でもどうしてもそれをものにしたいと思ったらその1枚の為にレンズ交換をしていたし、「うーん、この風景ならいつでも出会えるだろう」と思ったら「見なかった事にする」と言う抜群のテクニックがあった。

でも今はデジタル時代ならでは、あとで自在にトリミングしちゃえば良いじゃないか、α6000は2400万画素もあるのだから。そこで24mmレンズのままパチリ。これは写真を趣味とするのならば褒められる行為ではないが、デジタル時代だからこその思考であり間違ってもいない。

こういうのを撮り歩きながら被写体を見つける度に瞬時で考えるのが楽しいではないか。「いや、やっぱり35mmに交換しよう」、そういう結論になっても良いのだ。

フィルムでは「撮るか撮らないかを考える」、でもデジタルでは「まずは撮ってあとから考える」、それが可能となった。

少しでも視線が向いたら撮る、撮って撮って撮りまくる、しかしそればかりだと冒頭に書いた通り、最近のカメラシステムはあまりにも便利過ぎて、風景探しに明け暮れているだけの自分を発見する。

手振れ補正の無いカメラにオールドレンズはそれだけじゃなく写真を撮る行為にもしっかりと参加出来る、これを再認識した日だった。

ならばSonyのα7II or α6500貯金じゃなくα6000のまま、もしくは無印α7貯金でいいんじゃないか?。うん、ごもっとも。でも手振れ補正はあった方が良いに決まっている。その辺のポリシーは皆無な私であった・・・。

と言うよりも「面倒な作業」はやがて飽きる。上に記述した通り、α6000にMF望遠レンズを付けてエリア拡大で何十枚も強烈にブレている像を見ながらピント合わせを強いられたら本気でかったるくなる。

数枚だったら我慢も出来るし、多少構図を工夫して、周辺でレンズを固定出来る何かを探す。おっ、電柱があったぜ!、そうしたら電柱の左側に立ってレンズを電柱に押し当ててパチリ。

でもそれが数十枚に及んだら毎回電柱などを探す?、無理無理・・・。ようやく見つけた電柱に歩み寄ったら犬のウンチを踏んでしまった、なんて最悪の事態だって・・・。トップ写真のカエルのように果ててしまう。

でもα6500やα7IIのようにボディに手振れ補正があったら犬のウンチを踏む事無く、フォーカシング作業に専念すれば良く、面倒が「プチ面倒」になってくれる。この「プチ面倒」こそが趣味を長く続けるポイントなのだ。


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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | es1fYYdE

    AF望遠ズームでも手ぶれ補正がなければ、高速シャッター必須です。
    最近はそんなレンズは防湿庫で寝てますが。。。。
    街歩き撮影は2台持ちでレンズ交換はしないが原則でやってます。
    まあ、予備レンズは一本くらいはカバンの中に入れていますけど。
    fujiの単焦点なら18mm(135換算28mm)と27mm(135換算40.5mm)の組み合わせ多いです。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    AFの場合、像拡大しなくてAFそのものを信じてシャッターを押せば何とかなるんですが、望遠MFの場合はフォーカス合わせで四苦八苦、Sonyの手振れ補正内蔵ボディが欲しいところですねぇ。

    2台持ちはフィルム時代からほとんどやりませんねぇ。だからサブカメラが全く稼動しない状態に陥ります(笑)。でもSonyのカメラなら軽いから将来、α6500かα7IIを手に入れたら2台体制が普通になるかもしれないです。m4/3は通常ズームを使うので1台でも平気だったりします。

    換算40mmちょっとって意外としっくりきますよね。下町なんて50mmだとちょい狭いと思う時ありますが、APS-Cで28mmレンズを使っているとピッタリだったりします。

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