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E-M1が限界を超えて1.5秒で止まるんだから他のカメラでも限界を超えるんじゃね?

2017年08月28日 00:00

タイトルのまんま、Olympus E-M1がカメラの限界、メーカー仕様を超えて1秒、1.5秒で止まるのだから他の手持ちカメラでも行けるんじゃないか?、そんな疑問、いや希望が浮かぶ。やってみた。

テストしたのはLumix GX7とSony α6000だ。

E-M1の最終テストと同様に、、、

135換算50mmの焦点距離で2.5メートル先の被写体を10枚1セットを「単写」で撮影し、どの程度の確率で止められるか?。

Lumix GX7、このカメラのボディ内手振れ補正は2~3段しかなく、先ずはレンズ側の手振れ補正、14-45mmF3.5-5.6のセットでどの程度スローシャッターで踏ん張れるか。

MarkIIじゃないPanasonic Lumix GX7レビューその5 ブレ補正を検証する

昨年の検証では微ブレすらもNGとしているので25mm(135換算50mm)で1/6秒を限界としてるが、微ブレも含めると1/4秒までは止まるのを確認しており、そこからさらに記録を伸ばせるか否か・・・。

「微ブレ」
 一見等倍で確認してもブレているようには見えないが、解像感が若干失われている写真

「小ブレ」
 等倍で見るとブレているのが判るが、A3程度のプリントなら何とか使える写真

GX7には電子先幕シャッター機能がないので電子シャッターを利用した。1秒は経験から絶対に無理だと判っていたので1/2秒からスタート。うーん・・・。ちょっと無理があるかな。10枚1セットで数百枚枚撮影してもピタリ賞はほとんど出ない。20%未満。そして止まらない写真の大半が大きくぶれてしまう。

カメラを構えた瞬間に「E-M1で身に付けた方法はほとんど使えない」と判明。当たり前だ。ボディの形状が異なるのでE-M1で1.5秒で止めた際の力加減、バランスが全く通用しない。

とは言えゼロからのスタートではない。E-M5markIIとE-M1とでもカメラの構え方、力の加減は異なる。E-M5markIIの手振れ補正は優秀なので結構適当に構えても2/3秒までは止まってくれるが1秒はそれなりに整えないと止まらない。グリップのないE-M5markIIは自然にE-M1とは異なる構え、力加減で写真を撮る必要が出てくる。

GX7もα6000もそれと同じ。カメラ、ボディ形状に見合った構え方、力の入れ具合を見つけるしかない。しかしそれが判っているのでゼロ、手探りからのスタートじゃないんだ。それでもなんだかんだとほぼ毎日、1週間程テストをしていたけど・・・。

今回はその過程を幾つもの記事に小分けせずに結論だけ書く。

一番効果があったのは、、、

MarkIIじゃないOlympus E-M1を買ってもぉた~レビューその20 僕と手振れの150日戦争 ストラップを上手く使う?

E-M1で断念したストラップテンション作戦。ストラップをタスキ掛けにしてテンションを掛けただけで楽勝で止まる。E-M1のように張り具合の強さに神経質にならずとも、軽くカメラが後ろに引っ張られるくらい、いい加減にストラップの長さを調節しても止まってくれる。

1/4秒は80%以上でピタリ賞、1/3.2秒、1/2.5秒でもピタリ賞と微ブレを含めると60%以上で合格ライン。そして色々と試して駄目だった1/2秒でもピタリ賞こそ10~20%と少ないが、微ブレを含めれば40~50%の割合、ギリギリ合格ラインに達していると言えよう。

E-M1で1秒、1.5秒で止まるのも嬉しい誤算だったが、GX7+14-45mmF3.5-5.6で1/2秒が使えるとは誰が予想したか!。1/2.5秒までは確実に止まり、この時点ですでに補正効果は4段に達し、10枚写せば1/2秒でも止まるだからピタリ賞は少ないものの4.5段の効果となる。

滝や川の流れを雲のように表現する、その際には1/3~1/4秒を基本としており、今までGX7ではそういう写真は三脚を使わないと撮れないと思っていたが、1/2秒が使えるのだから、今後それらでもGX7+14-45mmF3.5-5.6のセットで向き合える目処が立った。

また廃墟等の暗がりにおいてもISO800、F5.6、1/2秒と言うEV3の風景が撮れる。廃墟だと比較的単純構成で近い被写体を撮影するのでLightroom等で再現像前提ではあるがISO1600でも十分に写真として成立する。そうなるとEV2の風景をゲット出来、広角側にシフトし絞りをF3.5~F4まで開ければEV1の風景ですら手持ちで記録出来るんだ。

ではE-M1で何故ストラップテンション作戦を断念したか?。

それは1秒で止める為。E-M1でも1/2秒までだったらストラップテンション作戦は大いに効果がある。何しろ経験上、E-M1は意識せずにカメラを構えてレリーズすると1/3秒ですら止まらない。ストラップテンション作戦は1段分の効果があり、言い換えると1段以上の効果は望めない。

GX7+14-45mmF3.5-5.6でも手振れを意識してカメラを構えても1/4秒が限界だった。そしてストラップテンション作戦によって1段分、1/2秒でも止まるようになった(確実に止めるには1/2.5秒であるが)。ストラップテンション作戦の効果はここまで。それ以上は無理。

さて、GX7には手振れ補正機構が内蔵されており、手振れ補正を持たないレンズでも手振れを軽減してくれる。価格.com辺りでは「気休め程度」なんて馬鹿な発言をしている輩もいるようだが、十分に機能している。

テストには25mmF1.7を使った。今まで1/10秒を限度としていた(複数枚の保険を掛けずに1/10秒で止まる)。これでも2.3段の効果が得られている。2.3段を気休めとは言わないし、保険を掛ければ1/8秒でも止まるのだから最低でも2.5段の効果を見込んで良い。

ではストラップテンション作戦で何段分の効果となったか!。想像した通り。1/6秒なら70%以上で止まってくれる。1/5秒で50%。残念ながら1/4秒ともなるとピタリ賞は偶然、そんなレベルで微ブレで30%、これは止まるのは言えない。よって1/5秒が限界点と言え、3.3段の効果となった。

加えて今回の再テストでは望遠側、50mm、100mm(135換算100mm、200mm)でのテストでもストラップテンション作戦によって3~3.5段の補正効果を確認出来た。

勿論、最近のボディ内手振れ補正は4段以上の効果は当たり前であるから、GX7のそれは明らかに質の悪い手振れ補正機構と言えるが、それでも「気休め程度」なんて書いちゃ駄目だろ。

面白いのはGX7でのテストにバッテリー2本を費やしたが、その限りではE-M1はリラックスしてカメラを構えた方が止まる確率が上がるのに対してGX7はどちらかと言えばガシッ!、と力を込めてカメラを握り、またカメラの背面を顔にしっかりと押し付けた方が上手く行くのが判った。

※E-M1は1/4秒でも力を入れ過ぎると止まってくれない

続いてSony α6000。GX7が頑張ってくれたので期待した。このカメラは手振れ補正は内蔵していないのでEPZ16-50mmF3.5-5.6との組み合わせのテスト。撮影は電子先幕シャッターを利用した。

このセットも色々と試した結果、GX7+14-45mmF3.5-5.6と同じくストラップテンション作戦が一番効果が出た。この作戦は恐らくどんなカメラにも有効なのではあるまいか?。

しかしストラップテンション作戦をもってしても1/2秒は残念ながらお話しにならなかった。2.5メートル先のカレンダーの数字が全く判別出来ないくらいの大ブレ率100%である。33mm(135換算約50mm)の焦点距離では1/3秒が限界だった。これで微ブレを含めて50%の確率で止まった。ピタリ賞を多く出したいのなら1/4秒だろう。

それでも今までよりも最低でも1段分向上した。何しろこのレンズの手振れ補正の効果はLumixのボディ内手振れ補正と同レベル。135換算50mmでは今まで1/8秒を限界としていたくらいだ。

限界を超えたのは嬉しいが、所詮は1/3~1/4秒。APS-Cセンサーの有利性も被写界深度の差で相殺される。但し、α6000は手持ちのm4/3カメラより800万画素多い2400万画素カメラ。周辺の900万画素をトリミングし1500万画素とすると135換算50mmの焦点距離はm4/3と同じく25mmとなる。

暗がりでの撮影はトリミング前提でm4/3と同じ焦点距離で撮影しておけばEPZ16-50mmF3.5-5.6でも楽に1/3秒が使える。構図を二回りくらい広げなくちゃならないのでその感覚を掴むのが難しいかもしれないが、これさえクリア出来ればノイズ耐性の他にダイナミックレンジ等を考慮するとGX7の画質を上回る可能性がある。

いずれにせよ暗がり撮影ならE-M1(E-M5markII)の一人勝ち。しかもE-M1で撮影した写真の1秒でのピタリ賞は「これ以上ないくらい止まっている!」と呼べるもので、GX7もα6000の限界スピードでのピタリ賞は「微ブレに近いピタリ賞」の方が多く、これは「E-M1で1.5秒で撮影した時」と同レベル。

E-M1に対抗するのならボディにしっかりとした手振れ補正機構のあるLumix GX7markII、Sony α6500を手に入れないとならない。

「これ以上ないくらい止まっている!」

これはレンズの真の性能をダイレクトにセンサーが受け止めている事になる。

そして「微ブレに近いピタリ賞」や「微ブレ」はプリントで鑑賞する分には気にならないレベルであっても、レンズの性能をフルに発揮出来ていない写真だ。解像感だけで言えばワンランク、ツーランク下のクオリティしか出ない。

等倍鑑賞しないと執拗に発言するタイプのカメラマンは微ブレどころか小ブレでも見なかった事に出来る優れた感覚を持っているだろうから、それならばE-M1は『楽勝』で1.5秒でも止まると言えちゃうし、2秒でも常用シャッタースピードとなろう。

彼らはGX7でもα6000でも1秒で止まる!、なんて言い張るかもしれない。
さて、今回、2つのカメラでたった1週間の手振れテストだったのでストラップテンション作戦で最大の効果が認められたが、E-M1同様に数ヶ月に渡り、試行錯誤を繰り返せば、それぞれ理想のカメラの構え方を見つけられるかもしれない。しかし、もはやそこまで頑張る気力が無い・・・。


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