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MarkIIじゃないOlympus E-M1を買ってもぉた~レビューその27 まとめ

2017年08月22日 00:00

西洋の館

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Olympus OM-D E-M1, Lumix G14-45mmF3.5-5.6


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初代E-M1レビュー、「暫定的」な最終回とする。

おおよその機材のまとめレビューは良い点、悪い点を箇条書きにしていくだろう。今回は主旨を変えて、同じm4/3機のOlympus OM-D E-M5markIIとLumix GX7、そしてほんちょっとSonyのα6000とでを比較しながら気になった点を述べて行きたい。

1、防塵防滴

Lumix GX7に対してはこのアドバンテージは強い。E-M1を手に入れてから今まで二度の土砂降りを経験したが、M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3も含めて雨天時に安心して使えるカメラだと判った。

とは言え、E-M5markIIも防塵防滴仕様であり、これに対して上位機種のアドバンテージはない。

2、手振れ補正

「努力をした」、これを明言すると一般に恥ずかしい行為とされる。しかし敢えて!。

「E-M1で1秒で風景を止める為に努力をした」

と言いたい。本来、手振れ補正の補正効果は手振れを意識しないでカメラを構えた時でも止まる、それを数値に表すべきであり、それを考えると(25mm、135換算50mmの画角で距離2.5メートルの被写体に対して)E-M5markIIは1/2秒までは意識せずとも止められるが、E-M1は適当にカメラを構えると1/4秒が限界。

実はこれはLumixのG14-45mmF3.5-5.6のレンズ内補正と同じでしかない。仕様では4段の効果があるE-M1だが実際には4段もないと言いたい。

その仕様、注釈を見ると50mm(135換算100mm)に4段なんだ。これは135換算で画角が100mmの時に1/6秒で止まるのを意味する。確かにそれは止まる。楽勝で止まる。つまりである。画角は関係なしにそれよりも遅くなるとE-M1では止めるのは難しいんだ。

どんなカメラでもそうでしょう?。仕様が4段だった場合でも135換算24mmのレンズで2/3秒で止まるシステムは少ない。Sony α6500の最新の5軸手振れ補正でも止まらないと言う。

しかし、手振れに細心の注意を払うとE-M5markIIでは(135換算50mmでも)1秒で止まり、E-M1は1/2秒でも止まる。GX7に組み合わせる14-45mmレンズの手振れ補正は1/3秒が限界なのでGX7よりも半段優れている事になる。

E-M1markIIでは発売後すぐに「1秒、2秒、3秒で止まる!」、そんなレビューが見られたが、初代E-M1では幾ら探しても1秒で止まると断言している人はいなかった。唯一、「1.5秒でも止まった」なる記事を目にしただけ。やはり1秒の壁は初代E-M1では無理か?。

ところがカメラマンが涙ぐましい努力をすると(手振れしないカメラの構え方を習得すれば)1秒で止まるし、確かに1秒で止められれば目にした記事のように1.5秒でも止まってくれるのも判った。

※この記事を書いている今、1.5秒を実践では使ってはいないが・・・

ただ、私自身はそこに到達するのに1万枚くらい無駄にシャッターを切っており、楽に1秒で写真を止めたければ高価でもE-M1markIIを買うべきだし、連写機能、動体AFを無視すればE-M5markIIが良い。

どうやらE-M10markIIIは2000万画素になるようで、手振れ補正も最低でもE-M5markIIレベルのものを積んでくるだろうから、雨天時に使用しないのであれば今後はE-M10markIIIがお勧めってところか?。

3、EVF

スペック上、E-M1とE-M5markIIは同じ、そしてGX7はこの2機種に大いに劣る。E-M5markIIとGX7のコンビで使っていた時は、GX7のしょ~もないファインダーに辟易としたが、不思議だねぇ、こういうのは慣れちゃう!。今ではE-M1、E-M5markIIを使った直後にGX7のEVFを覗いても全く気にならない。

ひとつにE-M1もE-M5markIIも最大倍率でファインダーを使っていないんだ。両機種ともに表示形式によって50mmレンズ装着時に1.48倍になるが、私も連れも1.3倍で使っている。1.48倍は構図の隅々を見るのに目をぐるぐる回さなくちゃならないからだ。

AFだったらファインダー倍率なんて関係ないし、ミラーレスカメラだからMF使用時にはファインダーを部分拡大すりゃ良いだけ。

4、使い勝手

カメラマンが設定出来るファンクションボタンはE-M1はE-M5markIIより1つ多いのでE-M1の方が自由度は利くが、現状、増えた1つにはハイライトシャドー補正と言う普段は全く使わない機能を割り当てているので私にはあまり意味が無い。

GX7はOlympus両機種よりも自由度は低く、物理的なファンクションボタンはE-M5markIIよりも1つ少ないが、私の使い方ならギリギリオーケー。

GX7が優れているのはタッチパネルだ。E-M5markIIもE-M1もタッチパネルの反応が悪過ぎるんだ。

Olympus OM-D EM-5markIIレビューその6 マニュアルの不備? Part 1

Olympusの両機はタッチパネルのカーソルを表示させるにはダブルタップをするが、この反応が悪い。結局トリプルタップをし、カーソルを表示させ、さらにダブルタップをして機能変更画面に遷移と言う腹立たしい使い方になり、両機では先ずOKボタンを押してカーソルを表示させてからタップする、そんな使い方しか出来ない。

GX7はワンタップで瞬時に機能変更画面に遷移する。これに慣れちゃうとOlympus両機では常にイラッとするし、タッチパネルのないSony α6000なんて糞カメラになってしまう。

但し、GX7は反応が良過ぎて困ってしまう。何かの拍子で背面パネルを触ってしまい、撮影時にびっくりする時がある。先日も・・・。

GX7の背面液晶の右下には通常、残り撮影枚数(SDカードの残量)が表示されているが、ふと見ると動画用の残り撮影時間が表示されている。ありゃ?、と思うでしょう。しかも咄嗟な事なので焦るよ!。「あれっ?、今、動画撮影モードになっているの?、えっ?、動画を撮影中???」と勘違いをしてしまった程。

勿論、それは単に表示の切り替えだけで、その右下部分をタップし、残り撮影枚数表示にセットし直すだけであるが、それが動画用の表示になっていたのだから、知らぬ間に二度もタップしていた事になる。こういう「ありゃ?」な瞬間が忘れた頃にやってくる。

以前もホワイトバランスがAWBからカスタムに変更されていて、それを知らずに丸一日過ごしていた時があった。幸い5500Kにセットしていたので事なきを得たし、大幅にホワイトバランスが崩れていたらすぐに気付くだろうから大きな問題にはならないものの、他にもAF関連やドライブ設定もタップで変更出来てしまうので、例えばAF-SのつもりがAF-Cになっていた、なんて可能性もある訳で・・・。

だからOlympusのダブルタップ方式がミスが少なく優れているのだが、いかんせん上述の通り、タッチパネルの反応が悪過ぎる!。指先の水分が豊かな若い世代ならまだしも、オッサンのカッサカサ指では反応しない!。宮崎あおいだってあと10年もしたら指先はカサカサするんだぜ、Olympusさんよ、ちょっと考えてくれよ。

Lumixも改善して欲しい。誤操作のないようにダブルタップ方式にするか、タッチパネルのオンオフを瞬時で切り替えられる仕組みを作るべきだろう。

5、ISOオート

使い勝手の部類に入るが、Pentaxカメラを使っていた身からすると3機種ともISOオートに関しては最低な仕様だ。OlympusもPansonicも是非ともPentaxを見習って欲しい。

Olympusの駄目なのはISOオートそのものは問題がないのだが、ISOオートの上限の変更はメニューを掘り下げないと出来ない点だ。非常に煩わしい。

PentaxカメラもISO感度上現設定はメニューから行うが、Pentaxの場合、ISOオートとISO感度選択との行き来がボタン1つで出来るので非常に操作が楽。

K-5では上限をISO6400にしていた。この上限値は一切いじらない。どんなメーカーのカメラでも、カメラの考える露出は手振れ補正効果をおおよそ無視するので広角レンズを使っていても1/60秒のISO6400になる時がある。また、真っ暗な廃墟でISO6400でも足りない時はISO12800まで感度を上げなくちゃならない。そんな時はISOオートを解除するしかないが、撮影後、それをISOオートに一発で戻せるんだ。

OlympusもLumixも、そしてSonyもISOオートを解除するとISOオートに一発で戻せない。AUTO位置まで前ダイヤルか後ダイヤルをクリクリと何度も回す必要がある。Pentaxユーザーはこれに慣れない。どうして3社ともこういう間抜けな仕様にしているのか不思議でならない。

GX7はボタン1つでISOオート設定画面に遷移し、そこからISO感度上限をセット出来る反面、拡張感度のISO125がISOオートに含まれない欠点がある。晴天時ともなると大口径レンズをF1.4~F2で使用時にはISO200だと適正露出にならないので、ISOオートを解除し、ISO125に設定せねばならない煩わしさがある。

結果、この間抜けな仕様が嫌で、Olympus、Lumix、Sonyカメラでは通常のAモードやSモードはISOオートのまま使用し、Pentaxで言うところのユーザーモードにISOオートを解除したAモードを設定している。これならモードダイヤルを回すだけでISOオートとISOオート解除の両方を楽に使える。

でもそれだけの為にユーザーモードの1つを使ってしまうのはちょっと痛い。特にSonyのα6000はユーザーモードが3つしかないから・・・。

6、電子シャッター

E-M5markIIの電子シャッターは60秒~1/16000秒と幅広いが、E-M1は低速が使えない。1/8秒~1/16000秒なんだ。勿論電子先幕シャッターがあるのでぶれにくいとは思うが、シャッターショックがE-M5markIIよりも遥かに大きいE-M1はシャッターが閉じる際のショックも多少なりともブレに影響しているんじゃないかと思う。

GX7もちょっと残念なカメラで電子シャッターはあるものの、電子先幕シャッターがない。よってメカシャッター利用時には1/250秒くらいまでは微ブレする。その微ブレはE-M1よりも遥かに少ないので気にしなくても良いのかもしれないが、私個人は静物に関しては電子シャッターしか使っていない。

7、微ブレ

その微ブレであるが、E-M1は1/250秒まではメカシャッターは使えないと考えるべきだ。微ブレを通り越してすぐに判るくらいにぶれてしまう。常に電子先幕シャッターを利用する事。動体撮影の場合、ハイスピード連写を設定するとメカシャッターしか使えないので、ISO感度が上がってもシャッタースピードを必ず1/320秒以上に速くセットしなくちゃならない。

※流し撮りともなれば一般に1/60秒よりも遅いシャッターを切るが、これは一種のブレなので気にしなくて良い

8、出てくる絵

これはSony製センサーのE-M5markIIと、Panasonic製センサーのE-M1、GX7に違いがあるのは当然だし、E-M1とGX7とでもローパスフィルターのありなしで異なるので厳密には3機種とも異なる絵を出力するのだが・・・。

「どんぐりの背比べ!」

たとえ1枚撮影毎にカメラを替えても全く気にならない。ISO1600以上の超高感度で若干Pansonic製センサーが劣っているようにも思えるが、Lightroom等の汎用現像ソフトのノイズリダクションは強力なのでその差はゼロと言い切っても良い。




これにてひとまずE-M1レビューは終了だ。

動体に対してのAF追従、これがまだ未知。何しろ動体を撮影する機会が皆無だったりする。近くの幹線道路で車でも撮れば良いのかもしれないが、それすらも面倒くさい。いずれローカル線を撮りに行くだろうし、その時は千葉県をウロつく予定で、ローカル線や漁港で飛んでいる鳥でテストしてみたい。その時は追加レビューとなる。

いずれにせE-M1は今まで使っていたPentax K-5の代替であり、レンズも含め防塵防滴、カメラマンが頑張れば1秒でも風景が止まる、この2点で十分に使えるカメラだ。

まぁ所詮はm4/3カメラなのでダイナミックレンジはK-5やα6000のAPS-Cカメラに劣るが、そこは再現像前提で撮影すれば何とかなる。


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コメント

  1. auf | URL | 3eyVfeeo

    レンズ交換式デジカメがどんどん性能向上して,それは結構なことでは
    あるんですが機器ごとの差がなくなってくると,それはそれでつまらな
    いですね.みんな手ブレ補正優秀,防塵防滴優秀,高感度優秀・・・.

    オールドレンズ市場は当分活性化が続くかも.僕はそろそろ飽きてきて
    ますが.(笑)

  2. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    現時点を考えると、フィルム時代にやりたくても出来なかったこと、手持ちスローシャッター撮影、雨天時撮影、超高感度撮影、加えて自宅での現像処理が可能だったり、MFレンズでもミラーレスならフォーカスエリア拡大を用いてバチピン写真が誰でも撮れるようになった、これらのおかげで表現の範囲が大きく広がり、そこに楽しみを見出せています。

    しかし便利過ぎると工夫しなくなりますから、各々が工夫する事で成立する趣味が成立しなくなりますよね。あっ、現像処理も含め、これネタになりそうです(笑)。

    オールドレンズ市場、フィルムを知らない若い世代が今後もどんどんと求めるでしょうからまだまだ衰えないでしょうね。

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