2017年08月08日 00:00
E-M1の手振れ補正ネタ5回目。
テストは25mm(135換算50mm)の焦点距離を使い、2.5メートル先の被写体に対して低振動Lドライブモードを利用し10枚を連写。1秒のシャッタースピードで何コマ止められるか・・・。
結論は「止まる」であった。今回は何故止まるようになったか、それを検証したい。
テストは25mm(135換算50mm)の焦点距離を使い、2.5メートル先の被写体に対して低振動Lドライブモードを利用し10枚を連写。1秒のシャッタースピードで何コマ止められるか・・・。
結論は「止まる」であった。今回は何故止まるようになったか、それを検証したい。
前回の手振れ記事での構え方の欠点は右目でファインダーを見ようとすると使えない点。
「おいおい!、E-M1、1秒でも止まるぜ!」
連れにそう自慢ぶっこいたところ「どぅれ、あたしもやってみる!」となったのだが、彼女は右目でファインダーを見る人だからあの構えが出来ない。そこで・・・。
E-M5でもE-M5markIIでもAEL/AFLボタンがファインダーの右側にある。その横にスライドレバーがあり、そこに親指の先を固定する。そうするとかろうじて親指の第一関節が右の頬骨の外側に当たる。そして右目の眉毛を上辺りをファインダー上部に「軽く」固定するとおおよそカメラが動かなくなる。これで彼女でも2/3秒はかなりの確率で止められるよううになった(さすがに1秒はきついみたい)。
面白いんだ。ファインダーを左目で見ようが右目で見ようが、右手の親指第一関節が右頬に点と点で固定されていないと確実に横ブレするんだ。頬骨に指の関節が当たってちょっと痛いかな?、そのくらい押し付けるとピタリ賞を生産出来る。かと言って力任せに押し当てるとプルプルと震えちゃって全滅コースへ至る。
E-M5markIIのグリップはE-M1のそれとは異なる。グリップはほとんどないと言っても良いくらい。だから右手の親指に力をこめられるサムレストが背面についている。そしてそれを最大限利用すると親指は外側に力を入れる事になり、必然的に第一関節が曲がり左目でファインダーを覗く私の右の頬骨に当たる。E-M5markIIはE-M1よりも楽に1秒でもピタリ賞を作れるが、無意識にぶれないカメラの構え方をしていたんだ。
この構え方がどんなカメラ、どんな人にもマッチするかは何とも言えないが、とにかくカメラの性能を超えてぶれない写真を撮るには考えられるありとあらゆる事をしないとならないだろう。
全ての人に効果があるとは断言出来ないものの「こうするとより上手くいく」、そんなヒントを・・・。
普段の私はファインダー上でチラチラするのがウザったいので水準器を表示していない。しかしスローシャッターを強いられる際にはこの水準器が役に立つ。シャッターを押す前にそれがチラチラしていたらカメラが動いており、手振れ補正機構がそれを抑えられていないのを意味する。
水準器がチラチラと動いていたらどんなに優れた構え方をしても失敗する確率が高い。ファインダーを覗いて構図を整えたら水準器を(縦横両方を)しっかりと見ながら数秒間、チラチラしないのを確認してからシャッターを押す。そしてその間に息を整える。
連写の1~2枚目がぶれていたらそれはカメラの構え方が悪いんだ。2枚目、3枚目と進むにつれてたたまたカメラが動かなくなっただけ。1~2枚目はピタリ賞で枚数を重ねる毎にぶれ始める、これが正しいカメラの構え方だと思っている。言い換えると水準器のチラチラしてなければ単写でもピタリ賞を量産出来るようになる。
実際に1秒のシャッタースピードでは単写を5枚1セットにしてもおおよそ2枚でピタリ賞を得られる。しかし水準器がチラチラしている中シャッターを押すと何枚撮影しても微ブレも小ブレも通り越してブレブレちゃう時も多い。
また「うん、チラチラしない!」と確認してもシャッターを押しちゃ駄目。その状態、カメラをしっかりと構えたまま敢えてわざとカメラを上下左右に動かしてみる。なんて言えば良いかな、カメラや構えている指と顔のどこかは必ず密着している筈で、その際に皮膚が少し左右上限に引っ張られる、数ミリ動かす感じ。その際に水準器がチラチラしたら1/2秒まではカメラがある程度頑張ってくれるが、2/3秒からは確実にぶれる。
上下左右にカメラを動かしても水準器が一切動かない、これが「体全体が静止している状態」で、それを確認して初めてシャッターを押す事。それでぶれない写真になる可能性が広がる。
勿論、これだけで1秒で止まる写真は撮れない。単にぶれる要因の1つを取り除いたに過ぎず、あとは己の構えを各自工夫するしかない。自分の写真が横にぶれるのか、縦にぶれるのか、縦横両方か、小さなぶれなのか被写体の形が判らなくなる程の大きなぶれなのか、さらには回転ぶれを起こしているのか(ヨーも含む)。微ブレの多くは回転ブレだったりする。
私はとにかく今までの記事の通り、連写していると写真がどんどんと右下がりになるのと(カメラが左に傾く)、ぶれた写真のほとんどが横ぶれだった。これをどう解決するか、それに長期間悩んだ。
そして2ヶ月以上に渡り、スローシャッターで日々数百枚の写真を撮り、なんとか解決策を見出した。ぶっちゃけ最初の数週間は1秒でのブレブレの写真ばかりを見てE-M1markIIが物凄く欲しくなってしまった程。
何しろE-M1markIIは多くの人が2秒で止まると言っているのだから、何故ここまで頑張らなくちゃならないんだ!、正直馬鹿馬鹿しいとさえ思った。「初代E-M1なら1/2秒が止まれば良いじゃん、どうしても1秒で止めたいのならα7II貯金をE-M1markII貯金に変更するか?」、そんな悪魔の囁きが常に聞こえていた。
それでも春先にはおおよそ1秒で止められるようになり、これは己のスキルアップでもあると判った。と言うのも1秒で止めるのが難しいE-M1で1秒で止めたのだから、他のカメラでもその経験は活かせるんだ。Olympusカメラ以外でも手振れ補正の仕様よりも半段、1段スローシャッターが使えるようになったのは嬉しい(その話は後日!)。
しかし敵は黙っちゃいなかった。5月の終りくらいだったろうか?。手振れテストを10日以上さぼっていて、久しぶりで1秒テストをしたら・・・。えっ!?、いやぁ、ビックリですがな。1枚も止まらない!。1/2秒はどうだ?、えっ!?、これも止まっていない、万事休す!。
どうやら10日間、カメラを触っていなかったせいで、どこかのバランスが崩れてしまったようだ・・・。これをどう修正して行ったか、次回お楽しみあれ!。
「おいおい!、E-M1、1秒でも止まるぜ!」
連れにそう自慢ぶっこいたところ「どぅれ、あたしもやってみる!」となったのだが、彼女は右目でファインダーを見る人だからあの構えが出来ない。そこで・・・。
E-M5でもE-M5markIIでもAEL/AFLボタンがファインダーの右側にある。その横にスライドレバーがあり、そこに親指の先を固定する。そうするとかろうじて親指の第一関節が右の頬骨の外側に当たる。そして右目の眉毛を上辺りをファインダー上部に「軽く」固定するとおおよそカメラが動かなくなる。これで彼女でも2/3秒はかなりの確率で止められるよううになった(さすがに1秒はきついみたい)。
面白いんだ。ファインダーを左目で見ようが右目で見ようが、右手の親指第一関節が右頬に点と点で固定されていないと確実に横ブレするんだ。頬骨に指の関節が当たってちょっと痛いかな?、そのくらい押し付けるとピタリ賞を生産出来る。かと言って力任せに押し当てるとプルプルと震えちゃって全滅コースへ至る。
E-M5markIIのグリップはE-M1のそれとは異なる。グリップはほとんどないと言っても良いくらい。だから右手の親指に力をこめられるサムレストが背面についている。そしてそれを最大限利用すると親指は外側に力を入れる事になり、必然的に第一関節が曲がり左目でファインダーを覗く私の右の頬骨に当たる。E-M5markIIはE-M1よりも楽に1秒でもピタリ賞を作れるが、無意識にぶれないカメラの構え方をしていたんだ。
この構え方がどんなカメラ、どんな人にもマッチするかは何とも言えないが、とにかくカメラの性能を超えてぶれない写真を撮るには考えられるありとあらゆる事をしないとならないだろう。
全ての人に効果があるとは断言出来ないものの「こうするとより上手くいく」、そんなヒントを・・・。
普段の私はファインダー上でチラチラするのがウザったいので水準器を表示していない。しかしスローシャッターを強いられる際にはこの水準器が役に立つ。シャッターを押す前にそれがチラチラしていたらカメラが動いており、手振れ補正機構がそれを抑えられていないのを意味する。
水準器がチラチラと動いていたらどんなに優れた構え方をしても失敗する確率が高い。ファインダーを覗いて構図を整えたら水準器を(縦横両方を)しっかりと見ながら数秒間、チラチラしないのを確認してからシャッターを押す。そしてその間に息を整える。
連写の1~2枚目がぶれていたらそれはカメラの構え方が悪いんだ。2枚目、3枚目と進むにつれてたたまたカメラが動かなくなっただけ。1~2枚目はピタリ賞で枚数を重ねる毎にぶれ始める、これが正しいカメラの構え方だと思っている。言い換えると水準器のチラチラしてなければ単写でもピタリ賞を量産出来るようになる。
実際に1秒のシャッタースピードでは単写を5枚1セットにしてもおおよそ2枚でピタリ賞を得られる。しかし水準器がチラチラしている中シャッターを押すと何枚撮影しても微ブレも小ブレも通り越してブレブレちゃう時も多い。
また「うん、チラチラしない!」と確認してもシャッターを押しちゃ駄目。その状態、カメラをしっかりと構えたまま敢えてわざとカメラを上下左右に動かしてみる。なんて言えば良いかな、カメラや構えている指と顔のどこかは必ず密着している筈で、その際に皮膚が少し左右上限に引っ張られる、数ミリ動かす感じ。その際に水準器がチラチラしたら1/2秒まではカメラがある程度頑張ってくれるが、2/3秒からは確実にぶれる。
上下左右にカメラを動かしても水準器が一切動かない、これが「体全体が静止している状態」で、それを確認して初めてシャッターを押す事。それでぶれない写真になる可能性が広がる。
勿論、これだけで1秒で止まる写真は撮れない。単にぶれる要因の1つを取り除いたに過ぎず、あとは己の構えを各自工夫するしかない。自分の写真が横にぶれるのか、縦にぶれるのか、縦横両方か、小さなぶれなのか被写体の形が判らなくなる程の大きなぶれなのか、さらには回転ぶれを起こしているのか(ヨーも含む)。微ブレの多くは回転ブレだったりする。
私はとにかく今までの記事の通り、連写していると写真がどんどんと右下がりになるのと(カメラが左に傾く)、ぶれた写真のほとんどが横ぶれだった。これをどう解決するか、それに長期間悩んだ。
そして2ヶ月以上に渡り、スローシャッターで日々数百枚の写真を撮り、なんとか解決策を見出した。ぶっちゃけ最初の数週間は1秒でのブレブレの写真ばかりを見てE-M1markIIが物凄く欲しくなってしまった程。
何しろE-M1markIIは多くの人が2秒で止まると言っているのだから、何故ここまで頑張らなくちゃならないんだ!、正直馬鹿馬鹿しいとさえ思った。「初代E-M1なら1/2秒が止まれば良いじゃん、どうしても1秒で止めたいのならα7II貯金をE-M1markII貯金に変更するか?」、そんな悪魔の囁きが常に聞こえていた。
それでも春先にはおおよそ1秒で止められるようになり、これは己のスキルアップでもあると判った。と言うのも1秒で止めるのが難しいE-M1で1秒で止めたのだから、他のカメラでもその経験は活かせるんだ。Olympusカメラ以外でも手振れ補正の仕様よりも半段、1段スローシャッターが使えるようになったのは嬉しい(その話は後日!)。
しかし敵は黙っちゃいなかった。5月の終りくらいだったろうか?。手振れテストを10日以上さぼっていて、久しぶりで1秒テストをしたら・・・。えっ!?、いやぁ、ビックリですがな。1枚も止まらない!。1/2秒はどうだ?、えっ!?、これも止まっていない、万事休す!。
どうやら10日間、カメラを触っていなかったせいで、どこかのバランスが崩れてしまったようだ・・・。これをどう修正して行ったか、次回お楽しみあれ!。

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