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RawTherapeeでカリカリ像を楽しむのも良いのだが・・・

2017年07月31日 00:00

産業遺構

産業遺構


Sony α6000, EPZ16-50mmF3.5-5.6


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



ここでは「等倍鑑賞なんてしない」なんて人はおとといおいで。ただ、「こいつ、等倍マニアだぜ」と忌み嫌われるのも癪なので、まずは下のリンクを。

等倍鑑賞しない人間は信用出来ない

そう、私は「等倍鑑賞をしないとやたらに強調したがる人」を忌み嫌っている。そのように発言すればスマート、玄人っぽいと本人が思っていて、等倍鑑賞をしない人がカッコイイ、それを世の風潮にしようと企んでいる気がしてならない。

そんな輩が「このカメラは云々、あのレンズは云々・・・」って絶対に信用出来ねぇって。勿論、成果物も考えず等倍鑑賞だけを頼りに「このカメラは云々、あのレンズは云々・・・」、これも相当に気持悪い。

等倍鑑賞における大きな弊害

これを踏まえて・・・。

とその前に・・・。

RawTherapeeのバージョンが5.1から5.2に上がった。Ver5.1では何らかのバグが潜んでいるようでうちのパソコンの環境だと起動に3分以上掛かってしまうので丸で使い物にならない。3分の間、メモリを使っては開放して、その連続。ネットで検索しているとどうも日本語Windowsの環境においてのみ、この現象が起きている場合があるみたい。

Ver5.2になって期待していたのだが、変化が無かった。相変わらず起動に3分以上掛かるし、百歩譲って起動するのに時間が掛かるだけで・・・、と考えようともしたが、Ver5.1も5.2もちょっとした操作をすると落ちる時があり、丸で信頼性が無い。

海外のマルチプラットフォームのフリーソフトで日本語環境においてこう言った現象が出るなんて聞いた事がなく、RawTherapee特有の、日本語の環境にマッチしない何か変なプログラミングしているんじゃないかなぁ。

RawTherapeeのフォーラムではこの手の話が一切なされていないので、日本語Windows環境のみに妙な作用をするみたいだ。誰か英語が達者な人がこのエラーを報告してくれるのを待つのみ。それまではVer5.0を使うしかない。

では本題へ。

今ではセンサーにローパスフィルターがあろうがなかろうがどっちでも良い、シャープネスを損なわない程度のローパスフィルターだったら、ローパスフィルターレスよりも良いんじゃないか?、そう思っている。

しかし遠景ともなると若干ではあろうがローパスフィルターレスに軍配が上がる。同じ1600万画素でもローパスフィルターのあるPentax K-5、Lumix GX7と、ローパスフィルターレスのOlympus E-M1、E-M5 markIIとでは後者の方が精細な写真が出てくる時がある。特にローパスフィルターが分厚いとされているK-5の遠景はソフト的にシャープネスを加えないと眠い写真になる。

ローパスフィルターレスのカメラはLightroomのシャープネス量が最初から40くらいになっているくらいのイメージ。デフォルトが25だから+15、シャープネスが増している、そう考えて良いだろう。たかが15の差であるが、遠景やコントラストが失われやすい高感度域での撮影となると違いが判ってくる。

※勿論これは等倍鑑賞においてであり、等倍鑑賞をしないと執拗に意見する人は色モアレ、偽色を防げるローパスフィルター付きのセンサーしか使わないよな、2400万画素のAPS-Cセンサーでも色モアレは確実に出るのだから・・・

ローパスフィルター付きのカメラが弱いのが当たり前だが遠景の細かい草木の描写。K-5で撮影したその手の写真を見るとボヤッとしているし、1枚1枚の葉っぱが分離していないように見えてしまう。こうなると輪郭がほぼないに等しいからかなりシャープネスを足さないとクッキリしてくれない。

Lightroomなら50を大幅に超えて70くらいまで上げたくなってしまう。勿論そこまで上げてもノイズや変なテクスチャが出てこなければそれはそれで良いのだが、最近の超高画素でローパスフィルターレスの写真やSigmaのFoveonセンサーの像を見てしまうとなんだかなぁと思ってしまうのも事実。

また夕暮れ時や廃墟のような全体が薄暗い場所での撮影では高感度になるにつれて写真が軟調傾向になりがちで、加えてノイズリダクションが加わるので輪郭が甘くなる。シャープネスは輪郭のあるところを強調するので輪郭が弱いとシャープネスの効果も低くなり、ローパスフィルターのあるカメラとないカメラで大きな差が付いてしまう(特にレンズの性能が悪いと顕著)。

あれあれ、やっぱりローパスフィルターは悪の権化か?。でもご安心を。

まず冒頭での言葉。執拗に等倍鑑賞をしない人を忌み嫌っている私だが、同じく等倍鑑賞だけに言及してあーこーだ言う輩も気持ち悪い原理主義者に見えてしまう。

そこで「どのような状態でよそ様に写真を見せるのか?」、これを考える。A3~A2くらいのプリントならば多少輪郭が甘くてもどうにでもなるし、4Kテレビでもたかが800万画素なのだから余程の大画面で間近に迫って検証しない限り、ローパスフィルターの有り無しなんてほとんど見分けが付かないと思う。

どうしても全倍以上のプリントで写真を見せる必要があり、最高級の写真を表示させたい、そんな人は素直にローパスフィルターレスのカメラを使い、優れたレンズを用い、偽色が発生したらそれを現像ソフトで修正するしか術はないが、そんな人は多く見積もって数パーセントだろう。

それとRawTherapeeには一般的なアンマスクシャープの他にRLデコンボリューションがあり、さらにウェーブレットタブ内にはエッジ(輪郭)を強調するツールを幾つ見つけられる。それらを駆使するとピンボケ、ブレ写真を除けばどんな写真でもスーパーカリカリしちゃう。偽解像だと言われてもそれらを駆使すればSigmaのFoveonセンサーじゃなくても、目がチカチカするような写真を作れちまう。

ところがである!。

実際やってみたさ。RawTherapeeで単にアンシャープマスクをデフォルトの適用量で現像したものと、RLデコンボリューションを使い、さらにウェーブレットを利用してスーパーカリカリで現像したもの、この2枚をプリントしてみたんだ。

方法はA3サイズになるように解像度をセットし、それの中央部分をトリミングしてA4サイズにしておうちのちょっと古いインクジェットプリンターを使って印刷。要するにA3プリントされたものとクオリティは同じ。

予想通りかな?。違いなんてほとんど判りやしねぇ!。

思い出した。フィルム時代末期、アナログとデジタルのハイブリッド印刷。現像を終えたフィルムをフォトCDに焼き、600万画素でTIFF化。それをパソコンを用いて等倍で見ると今のデジタル写真とは比較にならない程に輪郭が弱い。プリントする際にはアンシャープマスクで輪郭を出すが、それでも今のデジタル写真の足元にも及ばない。それでも六つ切りワイドでプリントするとシャープに見えていた。

そう言えばPentax K-5が発売された時、新宿のフォーラムでK-5写真展が開催されていた。そこでは全ての写真が前場尾を越えた長辺1メートルくらいの特大プリントだった。そしてPentaxの方が「どうぞどうぞ近寄って見ちゃってください」と。しかもその写真展開催時、AdobeはまだK-5に対応しておらず、恐らく撮って出しJPGからのプリント。

m4/3カメラで言えば1600万画素カメラならOlympusもPanasonicもA2サイズのプリントまで「メーカー的に」問題ないと言う(OlympusはA3までを推奨しているがA2でも問題ないと)。A2とは長辺が約60センチで1600万画素のカメラなら200dpiの解像度でそこまでプリント出来る。当然、メーカーがA2行けるよ!、って事は小細工せずに撮って出しJPGで問題ないと言う事であるのだからA3プリントなんてへっちゃらな訳だ。

RawTherapeeがFujifilmのX-Transセンサーにちゃっかり対応しているぞ!

上は3年前に書いた記事。これが拡散し、FujifilmのX-Transセンサーの気持ち悪い絵に辟易としていたユーザーの間ではFujiflm、X-Transセンサー搭載のカメラでカリカリさせるのならRawTherapee、これが昨年辺りからかなり知られるようになってきた。

ところがX-Transeセンサー特有の絵は等倍で見た際に気持ち悪さを感じるだけで、写真はプリントだよ!、そんな方からするとRawTherapeeなんてどーでも良い現像ソフトであるのも事実。

もっと言えば、過去から現在まで全てにおいてSonyのセンサーに劣っているCanonセンサー、それを搭載しているCanonのカメラが世界で最も売れているのも事実。

将来、3300万画素を必要とする8K、それも100インチ程度のテレビで写真を鑑賞するのが当たり前になったら各自、至高な機材を手に入れる必要があるだろうが、4Kですらほとんど流行らないと言われており、2020年の東京オリンピックに向けて4Kテレビしか選択肢がなくなるので、かなりの家庭で普及するとは思うが、その上を行く8Kなんていつの話よって事。

それに1600万画素や2400万画素のカメラでも仮に8Kが10年後当たり前になったとしてもその頃には画像(画素)補完技術は今以上に進化しているだろうから、なんだかんだと細かい事に気にしなければ気にせず使える筈。

数年後を想定して機材を選ぶのは間違いじゃない(今なら東京オリンピック観戦を目的として動体撮影に強いカメラを選ぶとか)。しかしそれよりも先の話なんてその時になって考えれば良いだけのお話。

結果、本ブログ特有の結論。どーだっていいじゃん!(笑)。要するに本人がどこで満足感を得られるか、ただそれだけだろう。

本日の写真、Sony α6000にネット上で不評のEPZ16-50mmF3.5-5.6でのコマ。確かにこのレンズは2400万画素カメラには不釣合いだろう。しかし私は満足している。出てくる像、広角側はもうちょっと頑張って貰いたいし、フードを付けられない構造のレンズだから逆光に弱く時折溜息をついちゃう時もあるが、あの小ささでこの画質なら概ね満足。


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