2016年03月08日 00:00

Sony α6000, SMC PENTAX-M 50mmF1.4
α6000にSMC PENTAX-M 50mmF1.4

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。
本ネタで撮影に利用しているSony機材はSony αアンバサダープログラムのモニター企画にてSonyからお借りしたものです。
このレンズ、2015年12月19日の記事の通り、絞り羽根の粘りと言う致命的な欠陥を持っている。そしてその記事内での儀式を行う事でなんとか使える代物だが・・・。
そんなレンズでもミラーレスカメラに装着すれば絞り羽根の粘りなんて全く気にしなくて良い。一眼レフはシャッターを押した際に絞りの開閉が行われるので絞り羽根に粘りがあるとシャッターが開いている間に絞り羽根が閉じないので幾ら絞り込んでも絞り開放になってしまう。
でもミラーレスカメラは本体に装着すれば実絞り状態になるから粘りがあっても正しい位置に絞り込まれていさえすれば全く問題はない。そんな訳でα6000とのセットではこいつをガンガンに使えてしまう。しかも絞り優先AE、ISOオートが使える。なんて楽チンなんだ!。
50mmレンズをAPS-Cセンサーで利用すると135換算で約75mm相当の画角になるので、狭い場所では全く使えないし、無意識にお散歩写真をしていると撮りたい風景を見つけてから画角が狭くて被写体から遠ざからなくちゃならず、50mmは50mmでやっぱり使いたいと常にα7系カメラに思いを馳せるようになるが・・・。
「ないものはしょ~がない、あるものだけでなんとかする」
下町、狭い路地を中心にウロチョロする、それが事前に判っていたら24mmレンズ(換算約36mm)も所持するが、そうでないお散歩写真ではわざと50mmレンズしか持って行かない。人の順応性は半端じゃなく、なんだかんだとワーキングディスタンスが身に付き、画角が75mmである、これを意識してさえすれば撮りたい被写体に近付き過ぎてしまうのも減っていく。
結果、マウントアダプターを入手してからカメラ返却までの1ヶ月の間、50mmレンズを使っての写真が800枚を超えた。
それとせっかく開放F1.4と言う大口径レンズなのだから絞りを開けた撮影を多く行った。昨年末から絞り開放隊が出動しているから、それ以前よりも浅い絞りで撮影する機会が増えたものの、2月のそれは半端じゃない。とにかくボカす!、これを課題にしていたと言っても良いくらい。
本日トップ写真は絞り開放隊から。クリックすると長辺1200ピクセルになり、下はピントを合わせた部分の切り出し。こちらはクリックで1000ピクセルの等倍だ。オールドレンズの絞り開放像はこんなもの。光の滲みが美しい。
でもミラーレスカメラは本体に装着すれば実絞り状態になるから粘りがあっても正しい位置に絞り込まれていさえすれば全く問題はない。そんな訳でα6000とのセットではこいつをガンガンに使えてしまう。しかも絞り優先AE、ISOオートが使える。なんて楽チンなんだ!。
50mmレンズをAPS-Cセンサーで利用すると135換算で約75mm相当の画角になるので、狭い場所では全く使えないし、無意識にお散歩写真をしていると撮りたい風景を見つけてから画角が狭くて被写体から遠ざからなくちゃならず、50mmは50mmでやっぱり使いたいと常にα7系カメラに思いを馳せるようになるが・・・。
「ないものはしょ~がない、あるものだけでなんとかする」
下町、狭い路地を中心にウロチョロする、それが事前に判っていたら24mmレンズ(換算約36mm)も所持するが、そうでないお散歩写真ではわざと50mmレンズしか持って行かない。人の順応性は半端じゃなく、なんだかんだとワーキングディスタンスが身に付き、画角が75mmである、これを意識してさえすれば撮りたい被写体に近付き過ぎてしまうのも減っていく。
結果、マウントアダプターを入手してからカメラ返却までの1ヶ月の間、50mmレンズを使っての写真が800枚を超えた。
それとせっかく開放F1.4と言う大口径レンズなのだから絞りを開けた撮影を多く行った。昨年末から絞り開放隊が出動しているから、それ以前よりも浅い絞りで撮影する機会が増えたものの、2月のそれは半端じゃない。とにかくボカす!、これを課題にしていたと言っても良いくらい。
本日トップ写真は絞り開放隊から。クリックすると長辺1200ピクセルになり、下はピントを合わせた部分の切り出し。こちらはクリックで1000ピクセルの等倍だ。オールドレンズの絞り開放像はこんなもの。光の滲みが美しい。

次の写真も絞り開放隊。同じくクリックで長辺1200ピクセル、ピント部分の分切り出しはクリックで1000ピクセル。


最近のミラーレスカメラの大半はマニュアルフォーカスするに当たっての補助機能がある。ピーキング(輪郭がはっきりしている部分に色付けるをする機能)とピント位置拡大だ。
様々な風景で試してみたところ、ピーキングは微妙だった。F8くらいまで絞り込んでいると被写界深度が深いのでわざわざピント位置を拡大せずにピーキング機能だけでも大きな失敗はないが、絞り込んでいても被写体が極端に近かったり、浅い絞りでの撮影ではピント位置を拡大しないとピンボケ写真を量産する。
※A3ノビプリントならギリギリバレないだろうが等倍で見るとピンボケ・・・
今回はこのピント位置拡大機能を十字キーの下キーに割り付けた。下キーを押すと拡大する位置を示す枠が表示され、上下左右キーを用いて任意の位置にセットし、中央ボタンを押下すると5.9倍に拡大表示(もう一度中央ボタンを押すと11倍に拡大)、そして拡大表示はシャッター半押しで解除される。
この5.9倍と11倍と言う倍率が意味不明・・・、と言うよりも50mmレンズに限っては3倍くらいがあっても良い気がしてならない。
SonyのカメラってマルチショットNRでもそうだが、押し付けがましい部分が多々ある。α6000のマルチショットNRは4枚合成しか出来ない。何故これが4枚、6枚、8枚から選べないのか?。同じく5.9倍と11倍の2つを選べるのだからもう1つ選択肢、3倍があってもいいんじゃないか?。
3倍と5.9倍、もしくは5.9倍と11倍から選択出来る、そんなシステムになると使い勝手が上がる筈だし、拡大率をユーザー任意に設定出来るべきだろう。
このピント位置拡大機能、本当はシャッターボタン横のC1ボタンこの機能を割り当てたかったが、この一等地はやはり露出補正ボタンに使いたい。露出補正はAV、TVモードだとホイールを回すだけで数値を変化させられるが、Mモードだとホイールはシャッタースピード変更に割り当てられるので頻繁に行う露出補正はどうしてもC1ボタンになってしまうんだ。
その十字キーの下ボタンにセットしたピント位置拡大によるピント合わせ、失敗は無いとは言い切れない。特にF1.4、F2くらいで撮影していると被写界深度が浅いのでほんのちょっとレンズのピントリングを回しただけでピンボケする。夕方の日陰部分ともなるとコントラストが低いので拡大させてもピントが合っているのか判断が付かない時もある。
それでも自分の目で確かめてシャッターを押したのだからピンボケても恨み節は出ない。これが一眼レフだったら「フォーカスエイド機能が馬鹿だから!」、「ファインダースクリーンがもうちょっとピントの山をハッキリさせてくれたら・・・」、そんな愚痴しか出ない。
だからミラーレスカメラでMFレンズを扱うのは精神衛生上とっても良かったりする。そりゃぁそうだ。5.9倍、11倍に拡大して失敗したらそれは自分のせいでしかないのだから。
当然、ピント位置を拡大させてあーだこーだとピントリングを回しているのだからAFレンズよりも撮影には時間が掛かる。キットレンズのE16-50mmならカメラを構えてからシャッター押下まで数秒のところ、MFレンズだとその倍、時には10秒以上掛かる。
そうなると心配なのが撮影可能枚数だ。ミラーレスカメラの場合、撮影可能枚数はカメラの駆動時間によって決まる。1コマ撮影するのに10秒も掛かっていたら当然その分、撮影可能枚数は減る。
しかし実際にはE16-50mmを使うのとほとんど変わらないんだ。MFレンズだけでお散歩写真をすると350枚以上も撮れてしまう。となるとバッテリーライフに優しくないのはE16-50mmのパワーズームなんだな。レンズのズームレバーを使わず、手動でリングを回しても電気を使っているから撮影中は常に電気がレンズに流れている。こいつが悪さをしていたんだ!。
だから同じスペックならばE16-50mmよりもパワーズームを搭載していないE18-55mmF3.5-5.6の方が恐らくE16-50mmよりもバッテリーライフは長持ちする筈。
話を戻し・・・。この手の50mmレンズをα6000で使う場合、注意点として本体にブレ補正を持っていないので常にシャッタースピードをチェックする事。
一般にブレないシャッタースピードは(135換算)焦点距離分の1秒。135換算75mm相当のこのレンズは1/125secを確保しておけば良い(半段設定なら1/90sec)。実際には1/60secを確保しておけば8~9割くらいの確率でブレない写真を撮れる。
それ以下でもカメラマン次第で2400万画素の等倍で見てもブレない写真も撮れるが、私の場合、1/30secでは2枚に1枚はブレていたからやはり1/60sec以上は確保するべきなのだろう。
もし50mm前後のレンズに描写が完璧なものを利用していたら・・・。
例えばZeissブランドの55mmF1.8。このレンズは絞り開放でも周辺部までキッチリ解像するスーパーレンズなので絞りの制御は被写界深度の浅く、深くするだけの為に利用する。よって被写界深度を無視出来る風景ならF1.8~F2.8くらいで十分だったりする。
だから光の弱い時間帯、場所でもISO感度をあまり上げる必要が無い。1/90sec、F2、ISO1600でもEV4.5の風景(日没直後くらいか?)を撮れる。
ところが今回使用したようなオールドレンズを使っている場合は、なんだかんだと絞り込まないと周辺部までカリッとしてくれない。適うならF5.6以上絞りたい。となるとEV4.5の風景はISO12800まで感度を上げなくちゃならない。
そうなるともはやオールドレンズを使う意味がない。エンスーを気取り過ぎて画質の劣るしょ~もない写真を撮るよりも素直にE16-50mmの50mm側でレンズ内ブレ補正の力を使って1/20sec、F5.6、ISO3200で撮影した方が良好な絵を得られるし、単焦点の力が欲しかったら純正やSigma等の現行レンズを使うべきだ。
勿論オールドレンズの醍醐味は浅い絞りでの表現なので浅い絞りでも通用する写真を撮れれば良いのだが・・・。下の写真はどうかなぁ~?(笑)。
様々な風景で試してみたところ、ピーキングは微妙だった。F8くらいまで絞り込んでいると被写界深度が深いのでわざわざピント位置を拡大せずにピーキング機能だけでも大きな失敗はないが、絞り込んでいても被写体が極端に近かったり、浅い絞りでの撮影ではピント位置を拡大しないとピンボケ写真を量産する。
※A3ノビプリントならギリギリバレないだろうが等倍で見るとピンボケ・・・
今回はこのピント位置拡大機能を十字キーの下キーに割り付けた。下キーを押すと拡大する位置を示す枠が表示され、上下左右キーを用いて任意の位置にセットし、中央ボタンを押下すると5.9倍に拡大表示(もう一度中央ボタンを押すと11倍に拡大)、そして拡大表示はシャッター半押しで解除される。
この5.9倍と11倍と言う倍率が意味不明・・・、と言うよりも50mmレンズに限っては3倍くらいがあっても良い気がしてならない。
SonyのカメラってマルチショットNRでもそうだが、押し付けがましい部分が多々ある。α6000のマルチショットNRは4枚合成しか出来ない。何故これが4枚、6枚、8枚から選べないのか?。同じく5.9倍と11倍の2つを選べるのだからもう1つ選択肢、3倍があってもいいんじゃないか?。
3倍と5.9倍、もしくは5.9倍と11倍から選択出来る、そんなシステムになると使い勝手が上がる筈だし、拡大率をユーザー任意に設定出来るべきだろう。
このピント位置拡大機能、本当はシャッターボタン横のC1ボタンこの機能を割り当てたかったが、この一等地はやはり露出補正ボタンに使いたい。露出補正はAV、TVモードだとホイールを回すだけで数値を変化させられるが、Mモードだとホイールはシャッタースピード変更に割り当てられるので頻繁に行う露出補正はどうしてもC1ボタンになってしまうんだ。
Mモードを何故使うのか?。
それはα7でもα6000でも暗い場所だとシャッタースピードを下げずにISO感度を上げる傾向にあるからだ。16mm(135換算約24mm)を使っているのに1/60secから下がらない時もある。
E16-50mmはブレ補正機能があり、その機能は1段半程度の効果があり、16mmなら1/15secではほとんどブレないんだ。それを1/60secにしてくれちゃうから無駄に2段も感度が上がる。
だからそんな時はMモード&ISOオートにして任意の絞りとシャッタースピードをセットし、ISO感度をカメラが決定する撮影法しかないんだ。
それはα7でもα6000でも暗い場所だとシャッタースピードを下げずにISO感度を上げる傾向にあるからだ。16mm(135換算約24mm)を使っているのに1/60secから下がらない時もある。
E16-50mmはブレ補正機能があり、その機能は1段半程度の効果があり、16mmなら1/15secではほとんどブレないんだ。それを1/60secにしてくれちゃうから無駄に2段も感度が上がる。
だからそんな時はMモード&ISOオートにして任意の絞りとシャッタースピードをセットし、ISO感度をカメラが決定する撮影法しかないんだ。
その十字キーの下ボタンにセットしたピント位置拡大によるピント合わせ、失敗は無いとは言い切れない。特にF1.4、F2くらいで撮影していると被写界深度が浅いのでほんのちょっとレンズのピントリングを回しただけでピンボケする。夕方の日陰部分ともなるとコントラストが低いので拡大させてもピントが合っているのか判断が付かない時もある。
それでも自分の目で確かめてシャッターを押したのだからピンボケても恨み節は出ない。これが一眼レフだったら「フォーカスエイド機能が馬鹿だから!」、「ファインダースクリーンがもうちょっとピントの山をハッキリさせてくれたら・・・」、そんな愚痴しか出ない。
だからミラーレスカメラでMFレンズを扱うのは精神衛生上とっても良かったりする。そりゃぁそうだ。5.9倍、11倍に拡大して失敗したらそれは自分のせいでしかないのだから。
当然、ピント位置を拡大させてあーだこーだとピントリングを回しているのだからAFレンズよりも撮影には時間が掛かる。キットレンズのE16-50mmならカメラを構えてからシャッター押下まで数秒のところ、MFレンズだとその倍、時には10秒以上掛かる。
そうなると心配なのが撮影可能枚数だ。ミラーレスカメラの場合、撮影可能枚数はカメラの駆動時間によって決まる。1コマ撮影するのに10秒も掛かっていたら当然その分、撮影可能枚数は減る。
しかし実際にはE16-50mmを使うのとほとんど変わらないんだ。MFレンズだけでお散歩写真をすると350枚以上も撮れてしまう。となるとバッテリーライフに優しくないのはE16-50mmのパワーズームなんだな。レンズのズームレバーを使わず、手動でリングを回しても電気を使っているから撮影中は常に電気がレンズに流れている。こいつが悪さをしていたんだ!。
だから同じスペックならばE16-50mmよりもパワーズームを搭載していないE18-55mmF3.5-5.6の方が恐らくE16-50mmよりもバッテリーライフは長持ちする筈。
話を戻し・・・。この手の50mmレンズをα6000で使う場合、注意点として本体にブレ補正を持っていないので常にシャッタースピードをチェックする事。
一般にブレないシャッタースピードは(135換算)焦点距離分の1秒。135換算75mm相当のこのレンズは1/125secを確保しておけば良い(半段設定なら1/90sec)。実際には1/60secを確保しておけば8~9割くらいの確率でブレない写真を撮れる。
それ以下でもカメラマン次第で2400万画素の等倍で見てもブレない写真も撮れるが、私の場合、1/30secでは2枚に1枚はブレていたからやはり1/60sec以上は確保するべきなのだろう。
もし50mm前後のレンズに描写が完璧なものを利用していたら・・・。
例えばZeissブランドの55mmF1.8。このレンズは絞り開放でも周辺部までキッチリ解像するスーパーレンズなので絞りの制御は被写界深度の浅く、深くするだけの為に利用する。よって被写界深度を無視出来る風景ならF1.8~F2.8くらいで十分だったりする。
だから光の弱い時間帯、場所でもISO感度をあまり上げる必要が無い。1/90sec、F2、ISO1600でもEV4.5の風景(日没直後くらいか?)を撮れる。
ところが今回使用したようなオールドレンズを使っている場合は、なんだかんだと絞り込まないと周辺部までカリッとしてくれない。適うならF5.6以上絞りたい。となるとEV4.5の風景はISO12800まで感度を上げなくちゃならない。
そうなるともはやオールドレンズを使う意味がない。エンスーを気取り過ぎて画質の劣るしょ~もない写真を撮るよりも素直にE16-50mmの50mm側でレンズ内ブレ補正の力を使って1/20sec、F5.6、ISO3200で撮影した方が良好な絵を得られるし、単焦点の力が欲しかったら純正やSigma等の現行レンズを使うべきだ。
勿論オールドレンズの醍醐味は浅い絞りでの表現なので浅い絞りでも通用する写真を撮れれば良いのだが・・・。下の写真はどうかなぁ~?(笑)。


にほんブログ村のランキングに参加中です
コメント
auf | URL | 3eyVfeeo
α7も拡大は5倍と10倍ですが,10倍を使うことはありそうもなく,3倍と
7倍でいいんじゃないかと思ってます.
ふと思ったんだけどSONYって新製品の試作機をプロに貸し出して意見を聞くって
過程がないのかもしれないですね.
( 2016年03月08日 13:57 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> auf さん
そうですね、3倍と7倍くらいが丁度良いかもしれません。あとは本文での述べたように倍率数値を自分でカスタマイズ出来れば越した事はないですよね。
プロの意見・・・、むしろ反対に三脚を使ってマクロ撮影をするようなプロの意見を聞き過ぎたって事はないでしょうかね?(笑)。自分の撮影法が凝り固まっているようなアホなプロの意見を聞き過ぎてもアマチュアには使いづらいしょ~もない商品が出来る気がします。
( 2016年03月09日 00:09 )
コメントの投稿