2016年02月27日 00:00

Sony α6000, E PZ16-50mmF3.5-5.6OSS
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本ネタで撮影に利用しているSony機材はSony αアンバサダープログラムのモニター企画にてSonyからお借りしたものです。
凄いもんだなぁ。Sonyサンタさんから2ヶ月限定だが送られてきたα6000のレビューを書き始めた頃はα7のAPS-C版だから大して書く事がない、α7レビューは頑張って25個もネタを書いたけどα6000はその半分くらいしか書けないんじゃないか?、と思っていたのに(ネタを小出しにしている事もあるが)もう19ネタ目に突入。でもそろそろラストスパートか?。
本日の写真、2013年夏の青春18切符のポスターになったロケ地である。LightroomのAdobe Standardで現像し、Exposureを利用して郷愁ポスター風に色付けした。
ポスターでは縦位置で、駅にボーダーを来た青年が立っており、奥から気動車がやってきている。面白いと思ったのは列車関連のポスターなのに列車は上半身?、だけが見えている。何故そのようにしたか?。カメラマン曰く当時の久留里線のボディはこの手の風景に全くマッチしないとの事でわざと頭だけ見せたそうだ(笑)。
確かにそうなんだ。久留里線ってこの頃も現行車輌も在来線で見かけるような普通のアルミのボディデザインでこの手の牧歌的な風景とは不釣合いだったりする。
本当は列車がやってくるのを待ちたかったが、びっくり。時刻表を見たら3時間来ない!。
さて!。
ワタクシ、Sony α6000を借りて1週間以上が経過した頃までこのカメラ、ローパスフィルターレスセンサーだと思っていた!!!。なんと!、α6000はローパスフィルターがあるんだと!。
今日はそれを踏まえて解像感のお話でも・・・。
昨年借りたSony α7にはローパスフィルターが付いているのを知っていた。その割には解像感がないと言われていたFE28-70mmF3.5-5.6でさえも意外とクッキリハッキリしてんじゃねぇか!、と驚いたのを覚えている。
Zeissの55mmF1.8なんて本体のシャープネスを-1に落とした方が写真らしいんじゃないか!?、と感じる程にカリカリしていた。
それを見て大いに反省するんだ。
まず写真はセンサーありきではない。レンズありきである。フィルム時代の思考に戻るべきだ、そう感じた。また過去に本ブログで「ローパスフィルターは悪の権化である!」とローパスフィルター付きカメラを糾弾していたが、最近その発言を撤回している。
ローパスフィルターレス、無駄なフィルターを通さないから解像感が高くなる長所がある反面、時折色モアレ、偽色(以下「偽色」でまとめる)が出る欠点がある。ネイチャーフォトでは発生しにくいとされているが、鳥の羽などでは偽色が大いに出てしまったりもするそうだ。
そしてこの偽色は予想もしない部分で出てしまう時がある。ローパスフィルターレスのセンサーが出始めの頃、主にプロカメラマンらが「偽色は構図を変えたり、絞りを変更するだけで回避出来る」などと理屈を述べていたが本ブログではそれに対して、、、
「撮影中に偽色を考慮して構図や絞りを変えられるか?」
そんな疑問を投げ掛けた。確かにほぼ100%の確率で偽色が出る被写体があり、それを構図中に盛り込む場合、構図や絞りを考えるかもしれないが、それは妥協でしょう?。構図や絞り値を妥協するのはあり得ない行為ではないか?。
また上のプロカメラマンの発言は偽色が出る場所を100%特定出来ての話でしかなく、偽色はカメラマンが予期しない部分に出てしまう時だって多々あるのだからどのみち対応なんて出来ないんだ。だからその手のプロカメラマンの語りは屁理屈でしかない。
こんな事を言う人も多くいた。
「偽色は現像ソフトのモアレ除去で消えるから恐れる事はない」
確かにRAWから現像すれば大体除去出来るが、JPGからそれを取り除こうと思うと結構大変だったりする。と言う事は・・・?。撮って出しJPGを重要視している人はローパスフィルターレスカメラを使えない。しかし業界はローパスフィルターレスに走っている。明らかにおかしい、そんな疑問が浮かぶ。
更に!。
A3ノビプリントをするようになって「解像感ってなんぞや?」と思うようになった。600万、1000万画素時代と違って、今のセンサー画素数を考えると「たかがA3ノビ」なんだ。カメラ本体のシャープネスなんて変える必要が無いし、汎用現像ソフトでもデフォルトのままでほとんど問題がないんじゃなかろうか?。
Lightroomのシャープネスの適用量、デフォルトは25だ。それを50にしたA3ノビプリントと比較して誰が判別付くだろうか?。正直私は判らない。となるとローパスフィルターレスの効果はせいぜい10%~20%の解像感のアップでしかないのだからA3ノビプリントならローパスフィルターがあろうがなかろうがほとんど関係ない。そんな結論に達する。
事実、かつてPentax K-5IIsが発売された頃、PentaxのショールームにK-5IIsとK-5(他社のローパスフィルター付きカメラかな?、だったらNikon D7000か?)との比較写真がA3ノビプリント程度の大きさで展示されていたが、何度も見ても区別が付かなかった。何しろ老眼だから間近まで寄れないんだ(笑)。40を超えたらローパスフィルターレスなんて意味がないと言っても良いのかもしれない。
またRAW現像を覚えてくるとシャープネスよりもローカルコントラストを調整した方が見栄えが良いと判ってくる。Lightroomなら「明瞭度」だ。これを+20~+30に上げるだけで無駄にシャープネスを加えなくてもA3ノビならカリッとした像になってくれるし、RawTherpaeeなら「ディテールレベルのコントラスト」や「ウェーブレット」でLightroomより遥かに細かな調整が可能だ。
結果・・・。
「Pentaxカメラで一番のお勧めはローパスフィルターのあるK-5IIである!」
と述べちゃう。
Pentax K-3、K-3IIにはローパスセレクターがあり、あたかもローパスフィルターがあるような絵になるTYPE1、TYPE2を選べる。
恐らくTYPE1が薄型のローパスフィルターを搭載した程度の効き、TYPE2が従来のK-5のような分厚いローパスフィルターの効果を模倣しているんだと思う。
となるとPentax最強はK-3、K-3IIである、そんな見方もあるが・・・。Pentax K-3 レビュー その10 モアレにて偽色を検証していて、その結果、TYPE1は意味がないのが判る。結果、TYPE2に固定するしかないんだ。
人間って不思議なものでわざと画質を落とすのは非常に抵抗がある。ポートレートやテーブルフォト、服飾系のカメラマンを除けばローパスセレクターを使っている人なんていないんじゃなかろうか?。
そして消えるか消えないか判らないTYPE1を使うくらいならRAW現像を前提としてセレクターをオフにするし、JPG撮って出しのカメラマンはTYPE2固定じゃないと怖くて写真を撮れない。
輝度モアレは肉眼でも確認出来る現象だからそれが写真に写ったところで「そういうものだ」と納得出来るが、偽色、特に渦やうねりがはっきりしていると流石に気持ち悪い。APS-Cの2400万画素だと偽色に出逢う確率はかなり低いようだが、Pentax K-3 レビュー その10 モアレのように確実に出る風景だってある。
まぁ好みは人ぞれぞれであるからして「俺は解像感を最重視する、偽色が出てもローパスフィルターレスじゃないと嫌だ!」と言う意見があっても良い。とは言え私も解像感重視のタイプであるが「解像感を大きく損なわない程度の薄型のローパスフィルターが付いているカメラが最良であろう」と思っている。
手持ちのカメラで言えばOlympus E-P3だ。このカメラはキットのズームレンズであってもデフォルトのシャープネスだと強過ぎて-1にしているくらい。すぐに判るくらいの偽色は思い出す限り、2カットにしか出ていない。勿論それはRAW現像で綺麗に消えてくれる。
そしてSonyならばα7(α7II)、そして現在お借りしているα6000。ローパスフィルターがあるのを感じない程の解像感がある。
同じ時期の2400万画素センサーを搭載しているSony α6000とPentax K-3(K-3II)。前者はローパスフィルターがあり、後者はローパスフィルターレス。何故そうなったんだろうか?。すぐに裏を読みたがるあまのじゃく人間だから妙な思考をすると、、、
「Pentaxはレンズがショボいからセンサーで解像感を出すしかない。でもSonyはレンズに自信があるからあえて冒険をせずに(偽色を考慮して)ローパスフィルターを装着した」
600万画素時代のDA16-45mmF4ALがF5.6で綺麗に解像していたり、DFA100mmF2.8Macro(旧型)がカリカリ描写だっりするが、果たして2400万画素のK-3でそれらはK-5並みにクッキリするのか?。以前Pentaxから借りたK-3でテストした限り、、、
Pentax K-3 レビュー その13 K-3にDA17-70mmF4AL
Pentax K-3 レビュー その11 K-3にSigma 17-70mmF2.8-4(旧型)
上の通り、なんとか使えるレベルであるが決して満足出来る描写ではなかった。それは広角側に難があるんだ。どちらも24mm未満の焦点距離だと周辺部に不満が残る。
そして昨年はPentax最新のズームレンズであるDA16-85mmF3.5-5.6を試している。
DA16-85mmF3.5-5.6で試し撮り!
上は2000万画素のK-S2でテストをしている(K-3IIでも遠景テストを行っている)。この記事では「さすが最新!、このレンズ良いね、欲しい!」そんな感じで纏めているが、先ほどK-S2、K-3IIで撮影されたコマをさらりと眺めたところなんだかんだとF8まで絞らないと周辺部までキッチリ解像しない(特に2400万画素のK-3II)。
そしてその程度だったらネット上では良い評判をあまり見られなかったSony E PZ 16-50mmF3.5-5.6だってF8まで絞れば十分に解像しているぜ。しかもこ~んなに小さくて、α6000にはローパスフィルターが付いているんだぜ!、ってなるでしょう?。
「所詮A3ノビプリント、将来もしかしたらA2ノビプリントをするにせよ、それでも所詮はA2ノビ」
そう思うとDA16-85mmF3.5-5.6の描写が多少悪かろうが、E16-50mmが世間で酷評を受けていようが、ど~でも良かったりする。
勿論、デジタルカメラは等倍で写真を眺められる。等倍で周辺部までクッキリしていたらそりゃぁ小躍りする。だから小躍り出来ないレンズは駄目レンズのレッテルを貼っても良い。
経験した中ではZeissの55mmF1.8と最近入手したDFA100mmF2.8Macroの2本は涎が出るくらい優れた描写をする。解像感、ボケなんて・・・、そうは思っていてもそういうレンズは手元に置きたいと思うのは仕方がない。
そして再び・・・。
「写真はセンサーありきではない。レンズありきである!」
これを強調したい。
ポスターでは縦位置で、駅にボーダーを来た青年が立っており、奥から気動車がやってきている。面白いと思ったのは列車関連のポスターなのに列車は上半身?、だけが見えている。何故そのようにしたか?。カメラマン曰く当時の久留里線のボディはこの手の風景に全くマッチしないとの事でわざと頭だけ見せたそうだ(笑)。
確かにそうなんだ。久留里線ってこの頃も現行車輌も在来線で見かけるような普通のアルミのボディデザインでこの手の牧歌的な風景とは不釣合いだったりする。
本当は列車がやってくるのを待ちたかったが、びっくり。時刻表を見たら3時間来ない!。
さて!。
ワタクシ、Sony α6000を借りて1週間以上が経過した頃までこのカメラ、ローパスフィルターレスセンサーだと思っていた!!!。なんと!、α6000はローパスフィルターがあるんだと!。
今日はそれを踏まえて解像感のお話でも・・・。
昨年借りたSony α7にはローパスフィルターが付いているのを知っていた。その割には解像感がないと言われていたFE28-70mmF3.5-5.6でさえも意外とクッキリハッキリしてんじゃねぇか!、と驚いたのを覚えている。
Zeissの55mmF1.8なんて本体のシャープネスを-1に落とした方が写真らしいんじゃないか!?、と感じる程にカリカリしていた。
それを見て大いに反省するんだ。
まず写真はセンサーありきではない。レンズありきである。フィルム時代の思考に戻るべきだ、そう感じた。また過去に本ブログで「ローパスフィルターは悪の権化である!」とローパスフィルター付きカメラを糾弾していたが、最近その発言を撤回している。
ローパスフィルターレス、無駄なフィルターを通さないから解像感が高くなる長所がある反面、時折色モアレ、偽色(以下「偽色」でまとめる)が出る欠点がある。ネイチャーフォトでは発生しにくいとされているが、鳥の羽などでは偽色が大いに出てしまったりもするそうだ。
そしてこの偽色は予想もしない部分で出てしまう時がある。ローパスフィルターレスのセンサーが出始めの頃、主にプロカメラマンらが「偽色は構図を変えたり、絞りを変更するだけで回避出来る」などと理屈を述べていたが本ブログではそれに対して、、、
「撮影中に偽色を考慮して構図や絞りを変えられるか?」
そんな疑問を投げ掛けた。確かにほぼ100%の確率で偽色が出る被写体があり、それを構図中に盛り込む場合、構図や絞りを考えるかもしれないが、それは妥協でしょう?。構図や絞り値を妥協するのはあり得ない行為ではないか?。
また上のプロカメラマンの発言は偽色が出る場所を100%特定出来ての話でしかなく、偽色はカメラマンが予期しない部分に出てしまう時だって多々あるのだからどのみち対応なんて出来ないんだ。だからその手のプロカメラマンの語りは屁理屈でしかない。
こんな事を言う人も多くいた。
「偽色は現像ソフトのモアレ除去で消えるから恐れる事はない」
確かにRAWから現像すれば大体除去出来るが、JPGからそれを取り除こうと思うと結構大変だったりする。と言う事は・・・?。撮って出しJPGを重要視している人はローパスフィルターレスカメラを使えない。しかし業界はローパスフィルターレスに走っている。明らかにおかしい、そんな疑問が浮かぶ。
更に!。
A3ノビプリントをするようになって「解像感ってなんぞや?」と思うようになった。600万、1000万画素時代と違って、今のセンサー画素数を考えると「たかがA3ノビ」なんだ。カメラ本体のシャープネスなんて変える必要が無いし、汎用現像ソフトでもデフォルトのままでほとんど問題がないんじゃなかろうか?。
Lightroomのシャープネスの適用量、デフォルトは25だ。それを50にしたA3ノビプリントと比較して誰が判別付くだろうか?。正直私は判らない。となるとローパスフィルターレスの効果はせいぜい10%~20%の解像感のアップでしかないのだからA3ノビプリントならローパスフィルターがあろうがなかろうがほとんど関係ない。そんな結論に達する。
事実、かつてPentax K-5IIsが発売された頃、PentaxのショールームにK-5IIsとK-5(他社のローパスフィルター付きカメラかな?、だったらNikon D7000か?)との比較写真がA3ノビプリント程度の大きさで展示されていたが、何度も見ても区別が付かなかった。何しろ老眼だから間近まで寄れないんだ(笑)。40を超えたらローパスフィルターレスなんて意味がないと言っても良いのかもしれない。
またRAW現像を覚えてくるとシャープネスよりもローカルコントラストを調整した方が見栄えが良いと判ってくる。Lightroomなら「明瞭度」だ。これを+20~+30に上げるだけで無駄にシャープネスを加えなくてもA3ノビならカリッとした像になってくれるし、RawTherpaeeなら「ディテールレベルのコントラスト」や「ウェーブレット」でLightroomより遥かに細かな調整が可能だ。
結果・・・。
「Pentaxカメラで一番のお勧めはローパスフィルターのあるK-5IIである!」
と述べちゃう。
Pentax K-3、K-3IIにはローパスセレクターがあり、あたかもローパスフィルターがあるような絵になるTYPE1、TYPE2を選べる。
恐らくTYPE1が薄型のローパスフィルターを搭載した程度の効き、TYPE2が従来のK-5のような分厚いローパスフィルターの効果を模倣しているんだと思う。
となるとPentax最強はK-3、K-3IIである、そんな見方もあるが・・・。Pentax K-3 レビュー その10 モアレにて偽色を検証していて、その結果、TYPE1は意味がないのが判る。結果、TYPE2に固定するしかないんだ。
人間って不思議なものでわざと画質を落とすのは非常に抵抗がある。ポートレートやテーブルフォト、服飾系のカメラマンを除けばローパスセレクターを使っている人なんていないんじゃなかろうか?。
そして消えるか消えないか判らないTYPE1を使うくらいならRAW現像を前提としてセレクターをオフにするし、JPG撮って出しのカメラマンはTYPE2固定じゃないと怖くて写真を撮れない。
輝度モアレは肉眼でも確認出来る現象だからそれが写真に写ったところで「そういうものだ」と納得出来るが、偽色、特に渦やうねりがはっきりしていると流石に気持ち悪い。APS-Cの2400万画素だと偽色に出逢う確率はかなり低いようだが、Pentax K-3 レビュー その10 モアレのように確実に出る風景だってある。
まぁ好みは人ぞれぞれであるからして「俺は解像感を最重視する、偽色が出てもローパスフィルターレスじゃないと嫌だ!」と言う意見があっても良い。とは言え私も解像感重視のタイプであるが「解像感を大きく損なわない程度の薄型のローパスフィルターが付いているカメラが最良であろう」と思っている。
手持ちのカメラで言えばOlympus E-P3だ。このカメラはキットのズームレンズであってもデフォルトのシャープネスだと強過ぎて-1にしているくらい。すぐに判るくらいの偽色は思い出す限り、2カットにしか出ていない。勿論それはRAW現像で綺麗に消えてくれる。
そしてSonyならばα7(α7II)、そして現在お借りしているα6000。ローパスフィルターがあるのを感じない程の解像感がある。
同じ時期の2400万画素センサーを搭載しているSony α6000とPentax K-3(K-3II)。前者はローパスフィルターがあり、後者はローパスフィルターレス。何故そうなったんだろうか?。すぐに裏を読みたがるあまのじゃく人間だから妙な思考をすると、、、
「Pentaxはレンズがショボいからセンサーで解像感を出すしかない。でもSonyはレンズに自信があるからあえて冒険をせずに(偽色を考慮して)ローパスフィルターを装着した」
600万画素時代のDA16-45mmF4ALがF5.6で綺麗に解像していたり、DFA100mmF2.8Macro(旧型)がカリカリ描写だっりするが、果たして2400万画素のK-3でそれらはK-5並みにクッキリするのか?。以前Pentaxから借りたK-3でテストした限り、、、
Pentax K-3 レビュー その13 K-3にDA17-70mmF4AL
Pentax K-3 レビュー その11 K-3にSigma 17-70mmF2.8-4(旧型)
上の通り、なんとか使えるレベルであるが決して満足出来る描写ではなかった。それは広角側に難があるんだ。どちらも24mm未満の焦点距離だと周辺部に不満が残る。
そして昨年はPentax最新のズームレンズであるDA16-85mmF3.5-5.6を試している。
DA16-85mmF3.5-5.6で試し撮り!
上は2000万画素のK-S2でテストをしている(K-3IIでも遠景テストを行っている)。この記事では「さすが最新!、このレンズ良いね、欲しい!」そんな感じで纏めているが、先ほどK-S2、K-3IIで撮影されたコマをさらりと眺めたところなんだかんだとF8まで絞らないと周辺部までキッチリ解像しない(特に2400万画素のK-3II)。
そしてその程度だったらネット上では良い評判をあまり見られなかったSony E PZ 16-50mmF3.5-5.6だってF8まで絞れば十分に解像しているぜ。しかもこ~んなに小さくて、α6000にはローパスフィルターが付いているんだぜ!、ってなるでしょう?。
どうもネット上ではSonyのレンズ、Zeissブランドを除けば大した評価を受けていないようだ。それが正しいかはかなり疑問。Sonyのレンズが評価を受けていないのなら、Pentaxのレンズはそれ未満の描写しかしないとPentaxユーザーである私は思っちゃう。
今回の主旨に戻る・・・。「所詮A3ノビプリント、将来もしかしたらA2ノビプリントをするにせよ、それでも所詮はA2ノビ」
そう思うとDA16-85mmF3.5-5.6の描写が多少悪かろうが、E16-50mmが世間で酷評を受けていようが、ど~でも良かったりする。
勿論、デジタルカメラは等倍で写真を眺められる。等倍で周辺部までクッキリしていたらそりゃぁ小躍りする。だから小躍り出来ないレンズは駄目レンズのレッテルを貼っても良い。
経験した中ではZeissの55mmF1.8と最近入手したDFA100mmF2.8Macroの2本は涎が出るくらい優れた描写をする。解像感、ボケなんて・・・、そうは思っていてもそういうレンズは手元に置きたいと思うのは仕方がない。
そして再び・・・。
「写真はセンサーありきではない。レンズありきである!」
これを強調したい。

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コメント
ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA
CP+は週末の混雑を避けて、昨日行ってきました。
平日の午前中オープンと同時に入場しましたが、Nikon D500、pentax K-1、fujifilm X-pro2、olympus pen-Fという今回の目玉の新製品のところはすぐに行列ができておりました。
私の一番お目当てはRicohブースで配布されたトートバックで昨日のデザインはpentaxの目玉マークでした。それにカメラと双眼鏡それぞれのシールもゲットしてきました。
そうそう今回の新製品もローパスフィルターレスのものが多いのですが、カタログを見てももはやそれが製品の売りの目玉にはなっていませんね。
メーカーのショールームに行けば簡単にレンズが借られるので、いろいろ試せるのもいい時代です。ただ、オールドレンズは出会いですから難しいです。
( 2016年02月27日 19:06 [Edit] )
auf | URL | 3eyVfeeo
4000万画素クラスになるとLPFは不要って説もあるのですがどうなん
だろう(未確認).
僕はα7で解像力にほとんど不満はありませんが,優秀なレンズだと
まだまだレンズが勝ってると感じるので4000万画素クラスでどうなる
のか?っていう興味はありますね.当分買えませんけど.
( 2016年02月27日 23:30 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> ピンぼけ小僧 さん
私はいまいちこの手のお祭り、見本市って面倒で行かないんですよ(笑)。とは言え、Ricohブース、毎日異なるトートバッグをくれたようですね。目玉マークのは私も欲しかったかもです。
すでに業界がローパスフィルターレスは当たり前。保守的だったCamonのとうとうそっちに舵を切り始めましたよね。いずれにせよJPG絶対主義者の人達はほんとにそれで良いのか、疑問を持ちます。
( 2016年02月28日 21:19 )
BigDaddy | URL | -
> auf さん
APS-Cの2400万画素センサーが出始めの頃、一部のプロがそれくらいの画素数だと偽色は出にくいと言っていましたが、確かに出にくいにせよ出る時は出るんですよね。そして2400万画素をそのピッチのまま135にすると5560万画素ですから4000万画素オーバーでローパスフィルターが不要論ってのは嘘っぽいと思っています。
結局、本文にも書いていますが、RAWで撮って自分で現像する人はどっちでも良い話でJPG派の人達がどう感じるかなんですが、肝心のJPG派の人達から「偽色が!!!」なんて話がネットではあまり聞かれず不思議だなぁと(笑)。
( 2016年02月28日 21:23 )
のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.
表紙の写真良いです。雰囲気のある駅というかプラットホームです。
本当カメラはレンズですね。。最近良いレンズを作っているシグマレンズで変態ボディの組み合わせに Eマウント α7 の組み合わせがベストの気がしてしょうがない。マウントを整理しなくてはとさかんに思ってます。
( 2016年02月29日 23:56 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> のっぽ親父 さん
おっと、たった今、のっぽ親父さんの2つのブログをウロついていました(笑)。兄弟店を出されるそうで、おめでとうございます。
表紙の写真、ありがとうございます。本当は是非とも青春18切符とそっくりの写真をと思ったのですが、本文の通り、列車が3時間来ないもので、どーでもいいやと意外と適当に撮っていたんですよ。
http://homepage3.nifty.com/nakatetsu/sub20-79.html
上のサイトでそのポスター見られます。
私もすぐにでもα7が欲しいのですが、可能ならば7IIをと思っており、そうなると資金が・・・。まぁさすがにK-5だけだと飽きてきたので近々何かは必ず買いますので(笑)。今は毎日、価格.comと中古サイトでプライスチェックしています。これだ!、と思ったのを見つけたら即買いますので。
Sigmaのsd Quattroは幾らくらいで出てくるのでしょうね。それと高感度耐性がどれだけ上げられたか、各サイトのレビューが楽しみです。
( 2016年03月01日 00:18 )
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