2014年04月26日 00:00

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM
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タモリと言えば今が旬?、3月をもって「笑っていいとも」が終了。お昼の顔がいなくなったと、業界、そして我々視聴者も戸惑っている?。今日はそんな旬なタモリが見た風景と題してネタをお送りしたい。
タモリと言えば今が旬?、3月をもって「笑っていいとも」が終了。お昼の顔がいなくなったと、業界、そして我々視聴者も戸惑っている?。今日はそんな旬なタモリが見た風景と題してネタをお送りしたい。
月~金を働くサラリーマンは「笑っていいとも」をまともに見た事はほとんどなかったろう。たまたま祝日だったり、せいぜい日曜に放映している「増刊号」を時折見るくらいで、私の世代ともなるとタモリは「夜の顔」のイメージが強い。
若い世代はご存じないだろう、タモリと言えば「今夜は最高!」。彼がアマチュアのトランペッター、ジャズメンだった、これもこの番組をご存じない方は初耳かもしれない。30分番組で毎週楽しみにし、何故これが「11PM」のような1時間枠を取れないのだろうと不思議に思っていた。
音楽がメインではなく、ゲストとのコントやトークの合間に生演奏が入る、そんな構成だった。そして、あのマイルス・デイヴィスもゲストとしてこの番組に出演しているのだ。
※「今夜は最高 動画」で検索すれば当時の映像を見る事が出来るのでご存じない方はどうぞ
最近で言えばNHKの「ブラタモリ」、これは歴史、文化を観点にタモリがお散歩する番組、本ブログをご覧の方でもファンは多いと思う。もしかすると今秋くらいから新シーズンが放映されるかもしれない。
今回紹介するタモリが見た風景はその「ブラタモリ」から・・・ではなく、「タモリ倶楽部」から。
半年くらい前だったろうか?。横須賀の隧道を巡る、そんな企画で、わざわざ横須賀まで行った1日ロケなのと、隧道の多さから前編、後編の2本立てで放送された。ナビゲーターは廃マニアならご存知であろう平沼義之氏。
山さ行がねが - 平沼義之氏の公式ホームページ
ねっ、この方、結構マニアックでしょう。実は動く平沼義之氏を見たのはこのタモリ倶楽部が初めてで、トンネルに興味の無い人までをも引き付けるくらいの饒舌さには感心した。
タモリ倶楽部はタモリのあのゆる~りな魅力で持っているとは言え、実はこの手の、タレントではない素人さんでかつマニアックなゲストの力に掛かっているのだった。素人ゲストがマニアックであればある程、面白い。
※「タモリ倶楽部 横須賀 隧道 動画」で検索すれば、運が良ければ海外の動画サイトで権利者の申し立てがされておらず削除されていないそれを見られる(笑)
神奈川県の三浦半島と言えば厨子、葉山、油壺と言った海関連を連想するが、この回では三浦半島の東側、横須賀周辺の隧道をひたすら通過する。
本ブログでは以前からずっと台地の際(きわ)は面白いと説いてきた。東京は幾つかの台地があり、だから坂が多く、平地と台地が重なり合う地点は今も尚、昭和風景を多く残していたりして、古い、ボロい物好きなら台地の際、高低さのある場所をウロつけば必ず美味しい風景に出会える。
三浦半島の場合、台地とは言わないらしい。一般にこの手のは谷戸とか谷津とか呼ばれている。山が侵食された地形、渓谷よりも遥かに規模が大きく侵食され、谷間に平地がある地形とでも良かろうか?。
そして三浦半島全体がそんな地形だから、谷(生活の場)から谷へ、昔なら隣の集落に行く為に隧道(トンネル)が多く掘られ、加えて、軍港があったので物資を運ぶ為に海軍が隧道を掘ったりで隧道だらけの土地となったよいだ。
また、三浦半島の多くは大昔、海だったから、地質的に柔らかい岩で出来ていてトンネルを掘り易い、そんな解説が平沼氏よりあったと記憶する。
では本日トップ写真。これだけ見るととんでもない山奥の廃隧道に見えるが、実は国道16号線沿いある。東京から車で行くと船越隧道をくぐったすぐ、下り線の横にポツンとあるので通り越してしまうので注意が必要。当然、次の写真のように上り線を走っていればすぐに判る。
若い世代はご存じないだろう、タモリと言えば「今夜は最高!」。彼がアマチュアのトランペッター、ジャズメンだった、これもこの番組をご存じない方は初耳かもしれない。30分番組で毎週楽しみにし、何故これが「11PM」のような1時間枠を取れないのだろうと不思議に思っていた。
音楽がメインではなく、ゲストとのコントやトークの合間に生演奏が入る、そんな構成だった。そして、あのマイルス・デイヴィスもゲストとしてこの番組に出演しているのだ。
※「今夜は最高 動画」で検索すれば当時の映像を見る事が出来るのでご存じない方はどうぞ
最近で言えばNHKの「ブラタモリ」、これは歴史、文化を観点にタモリがお散歩する番組、本ブログをご覧の方でもファンは多いと思う。もしかすると今秋くらいから新シーズンが放映されるかもしれない。
今回紹介するタモリが見た風景はその「ブラタモリ」から・・・ではなく、「タモリ倶楽部」から。
半年くらい前だったろうか?。横須賀の隧道を巡る、そんな企画で、わざわざ横須賀まで行った1日ロケなのと、隧道の多さから前編、後編の2本立てで放送された。ナビゲーターは廃マニアならご存知であろう平沼義之氏。
山さ行がねが - 平沼義之氏の公式ホームページ
ねっ、この方、結構マニアックでしょう。実は動く平沼義之氏を見たのはこのタモリ倶楽部が初めてで、トンネルに興味の無い人までをも引き付けるくらいの饒舌さには感心した。
タモリ倶楽部はタモリのあのゆる~りな魅力で持っているとは言え、実はこの手の、タレントではない素人さんでかつマニアックなゲストの力に掛かっているのだった。素人ゲストがマニアックであればある程、面白い。
※「タモリ倶楽部 横須賀 隧道 動画」で検索すれば、運が良ければ海外の動画サイトで権利者の申し立てがされておらず削除されていないそれを見られる(笑)
神奈川県の三浦半島と言えば厨子、葉山、油壺と言った海関連を連想するが、この回では三浦半島の東側、横須賀周辺の隧道をひたすら通過する。
本ブログでは以前からずっと台地の際(きわ)は面白いと説いてきた。東京は幾つかの台地があり、だから坂が多く、平地と台地が重なり合う地点は今も尚、昭和風景を多く残していたりして、古い、ボロい物好きなら台地の際、高低さのある場所をウロつけば必ず美味しい風景に出会える。
三浦半島の場合、台地とは言わないらしい。一般にこの手のは谷戸とか谷津とか呼ばれている。山が侵食された地形、渓谷よりも遥かに規模が大きく侵食され、谷間に平地がある地形とでも良かろうか?。
そして三浦半島全体がそんな地形だから、谷(生活の場)から谷へ、昔なら隣の集落に行く為に隧道(トンネル)が多く掘られ、加えて、軍港があったので物資を運ぶ為に海軍が隧道を掘ったりで隧道だらけの土地となったよいだ。
また、三浦半島の多くは大昔、海だったから、地質的に柔らかい岩で出来ていてトンネルを掘り易い、そんな解説が平沼氏よりあったと記憶する。
では本日トップ写真。これだけ見るととんでもない山奥の廃隧道に見えるが、実は国道16号線沿いある。東京から車で行くと船越隧道をくぐったすぐ、下り線の横にポツンとあるので通り越してしまうので注意が必要。当然、次の写真のように上り線を走っていればすぐに判る。

この隧道、旧田浦隧道と言うらしい。トップ写真を見ると(オールドフォト風にレタッチしたのも相まって)もっと古い、江戸時代を感じさせちゃうが、明治26年に掘られたとの事。それでも皆さん、よ~くお考えになって欲しい。
大政奉還が「いや虚しい」の1867年、ここまでが江戸時代、それからたった27年後にここが掘られた、それが今も尚、「廃」ではあるが現存する、これは凄い事だと思う。
トップページに見える供養塔は大正12年の関東大震災におけるこの隧道内で命を失った人々の慰霊するもの(三浦海岸には関東大震災の供養塔、慰霊碑が多い)。その時点で「廃」になったのだろうなぁ。
タモリ倶楽部では流石に中に入らず、カンニングの竹山が手前の藪まで進み、長竿の先端にビデオカメラを付けて隧道内部を撮影していた。そこには不思議な光景があった。トンネル内に建物があるのだ。へっ?、と思うのでしょう。
平沼氏の潜入レポートでは、崩れて上からドスンと落ちてきたのではないか?、なる推察があったが、定かではない。私も一脚を用意していれば同じ事をしたが、手持ちでは下の写真が限度。
※さすが平沼氏、テレビを知っていて、放送ではここに潜入した話など一切せず、穴の中に建物があるのか!?、と他の出演者と一緒に驚いていた(笑)
大政奉還が「いや虚しい」の1867年、ここまでが江戸時代、それからたった27年後にここが掘られた、それが今も尚、「廃」ではあるが現存する、これは凄い事だと思う。
トップページに見える供養塔は大正12年の関東大震災におけるこの隧道内で命を失った人々の慰霊するもの(三浦海岸には関東大震災の供養塔、慰霊碑が多い)。その時点で「廃」になったのだろうなぁ。
タモリ倶楽部では流石に中に入らず、カンニングの竹山が手前の藪まで進み、長竿の先端にビデオカメラを付けて隧道内部を撮影していた。そこには不思議な光景があった。トンネル内に建物があるのだ。へっ?、と思うのでしょう。
平沼氏の潜入レポートでは、崩れて上からドスンと落ちてきたのではないか?、なる推察があったが、定かではない。私も一脚を用意していれば同じ事をしたが、手持ちでは下の写真が限度。
※さすが平沼氏、テレビを知っていて、放送ではここに潜入した話など一切せず、穴の中に建物があるのか!?、と他の出演者と一緒に驚いていた(笑)

そして放送では触れていないが、この手掘りの廃隧道の手前にも、塞がれた穴があった。何だろう、防空壕か、それとも海軍関係で海方面へ向かう隧道があるのか?。

この旧田浦隧道。反対側はどうなっているのか?。すでに塞がれているのか?。出発前にこれまたネットで情報を漁っていたところ、少なくとも7年前まではちゃんと貫通していたようだ。では反対側の入り口はどこにあるのか?。
興味ある方は航空写真、もしくはGoogle Earthで確認されると良い。16号線の船越隧道の北側に景徳寺がある。
景徳寺周辺 - Google Map
上、航空写真になっていなかったから切り替えて頂きたい。ブリブリと景徳寺を中心にズームアップして行くと、東側にコンクリの擁壁?、と言うのだろうか、それがあり、その右側、青っぽく四角い小さな屋根みたいのが見える。ここが北側の入り口だ。
お墓の敷地内であったら見学しようかと思ったが、景徳寺横の工場の敷地内にあるようで、今回は時間も無かった事だし、許可を取るのも面倒だったので望むのは諦めた。Googleの航空写真を見る限り、その工場の駐車場から望遠レンズなら切り取れそうなので興味ある方は許可を得て撮影すると良いだろう。
さて、次に紹介するのが盛福寺管路隧道。まずは手前の田浦山随道から盛福寺管路隧道を望んだ図。
興味ある方は航空写真、もしくはGoogle Earthで確認されると良い。16号線の船越隧道の北側に景徳寺がある。
景徳寺周辺 - Google Map
上、航空写真になっていなかったから切り替えて頂きたい。ブリブリと景徳寺を中心にズームアップして行くと、東側にコンクリの擁壁?、と言うのだろうか、それがあり、その右側、青っぽく四角い小さな屋根みたいのが見える。ここが北側の入り口だ。
お墓の敷地内であったら見学しようかと思ったが、景徳寺横の工場の敷地内にあるようで、今回は時間も無かった事だし、許可を取るのも面倒だったので望むのは諦めた。Googleの航空写真を見る限り、その工場の駐車場から望遠レンズなら切り取れそうなので興味ある方は許可を得て撮影すると良いだろう。
さて、次に紹介するのが盛福寺管路隧道。まずは手前の田浦山随道から盛福寺管路隧道を望んだ図。


写真のように入り口が封鎖されていて、袋小路、行き止まりになっているでしょう?(実際には袋小路ではなく、田浦山隧道を抜けてすぎに右に折れる道がある)。
これは廃隧道ではなく、水道隧道なんだそうだ。上の田浦山随道も元々は海軍用の水道を通していたそうな。それがある時から(暗渠化されているのかな?)、一般人も通行出来るようになり、周辺の人々が迂回せずとも他の集落へ行けるようになったとても重宝されたトンネルなんだそうだ。
タモリ倶楽部では水道局の方と一緒に中を散策していたが、私は写真に見える隙間にカメラを突っ込んで内部を撮影。廃道でないのは奥、出口がちゃんとある。嗚呼、出口はどうなっているんだろ!。
こういう撮影、K-5は駄目。我が機ながら投げつけたくなる。PentaxカメラはK-5II系からEV-3までAFが動作するが、K-5は確かEV1くらいまでしかAFが機能しない。しかも実際にはEV3くらいの明るさがないと見事に嘘測距をしちゃう。平気で嘘吐くからねぇ。全く信用出来ない。当然、こんな隧道内でAFなんて効く筈もない。
隧道内はF5.6、1/4sec、ISO3200のEV2で撮影していて、実際にはもっと暗く、EV0くらいだろうか?。またライブビューでもそれは同じ、全くピントが合わず。結局、MFで距離を2メートルだか3メートルにセットし、ノーファインダー状態でパチリ。こういう風景を撮ろうとするともはやK-5では役不足。
これは廃隧道ではなく、水道隧道なんだそうだ。上の田浦山随道も元々は海軍用の水道を通していたそうな。それがある時から(暗渠化されているのかな?)、一般人も通行出来るようになり、周辺の人々が迂回せずとも他の集落へ行けるようになったとても重宝されたトンネルなんだそうだ。
タモリ倶楽部では水道局の方と一緒に中を散策していたが、私は写真に見える隙間にカメラを突っ込んで内部を撮影。廃道でないのは奥、出口がちゃんとある。嗚呼、出口はどうなっているんだろ!。
こういう撮影、K-5は駄目。我が機ながら投げつけたくなる。PentaxカメラはK-5II系からEV-3までAFが動作するが、K-5は確かEV1くらいまでしかAFが機能しない。しかも実際にはEV3くらいの明るさがないと見事に嘘測距をしちゃう。平気で嘘吐くからねぇ。全く信用出来ない。当然、こんな隧道内でAFなんて効く筈もない。
隧道内はF5.6、1/4sec、ISO3200のEV2で撮影していて、実際にはもっと暗く、EV0くらいだろうか?。またライブビューでもそれは同じ、全くピントが合わず。結局、MFで距離を2メートルだか3メートルにセットし、ノーファインダー状態でパチリ。こういう風景を撮ろうとするともはやK-5では役不足。

下は田浦山随道の手前の石垣?。
あくまでも勝手な想像だが、この岩1つ1つを見る限り、機械で切り出したようには見えない。もしかするとこの岩達も明治時代のもので、つるはし一本で切り出していたものが、今も尚残っているのではなかろうか?。
あくまでも勝手な想像だが、この岩1つ1つを見る限り、機械で切り出したようには見えない。もしかするとこの岩達も明治時代のもので、つるはし一本で切り出していたものが、今も尚残っているのではなかろうか?。


この他、タモリ倶楽部で紹介されていた隧道を幾つかウロついたが、実は・・・、隧道にはあんまり興味がなかったりする。道幅が狭く、車を止められず、「いいやぁ、もう面倒!」とか、「うーん?、ただのトンネルだよね」、そんな感じで、写真すら撮らなかった(笑)。
そう、通り過ぎただけ!。でもタモリ倶楽部のタモリ御一行もほとんどの隧道は車で通り過ぎただけなのだった。
そう、通り過ぎただけ!。でもタモリ倶楽部のタモリ御一行もほとんどの隧道は車で通り過ぎただけなのだった。

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コメント
たくあん | URL | HfMzn2gY
いいですね~レンガ造りのずい道。
僕が以前鎌倉で撮ったずい道と同じ流れのものですね
http://takuan21a.blog35.fc2.com/blog-entry-2872.html
いつかついでがあったら行こうと思ってますが、横須賀は遠くて中々(^_^;)
もちろん手掘りの穴にも潜りたいですね~
戦争遺跡調査をしていた頃、こんな穴にも潜っていたものです(^_^;)
田浦地区にはたくさんの地下壕があるんですよね。
( 2014年04月28日 23:52 [Edit] )
BigDaddy | URL | -
> たくあん さん
おっ、水道用の名越隧道、これ、造りが全く同じですね。鎌倉も三浦海岸の1つですし、当然、造られた時期も同じでしょうから、全く同じ設計と言うのも頷けます。地下壕があるのは知りませんでした。何せ、「田浦」と言う名を知ったのが今回が初めてでして・・・。
名越隧道は半地下になっていますが、盛福寺隧道はそうでない。でもこれは恐らく田浦近辺で土地全体を掘り下げたのでしょうね。
横須賀は鎌倉へ行くよりも遠いですが、それでも品川からJRでも京急でも1時間、またご存知かもしれませんが、京急はマグロ切符と言う得々切符があり、これが3千円ちょっとで(増税前は2980でした)、ホントに得々で、この前は、京急田浦で途中下車、最後は三崎口まで行って、バスも何本も乗って、さらに夕飯にマグロ定食、日帰り温泉と、まともに同じ事をしたら倍の6千円になり、ホント、得をしました(笑)。
一番は金曜日に有給を取り、午前中に田浦で隧道、廃線を楽しみ、昼飯だけ自腹で横須賀で海軍カレーを半額で頂き、その後、三崎口から城ヶ島、もしくは油壺を散策し、夕食にマグロ。バスをしっかり利用すればケチケチしつつ、豪勢な日帰りの旅となります。
( 2014年04月29日 08:19 )
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