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突然ですがPentax K-5IIsを使ってみた 序章

2013年11月23日 00:00

西新宿ゴーストタウン、解体が始まった

西新宿ゴーストタウン、解体が始まった

Pentax K-5IIs, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



世間ではPentax K-3の話題で持ちきりなんだろう。確かに凄い、ようやく先日、新宿のPentaxフォーラムで触ってきたが、K-5、K-5IIsから正当な進化をした優秀なカメラだと思う。

でも2400万画素はオーバースペックだし、画素数を増やした事でノイズ耐性の向上がさほど見られない、一部の使い勝手が不快(前々回の記事を参照されたし)、そんなこんなで、非常に微妙な存在。

そんな訳で、今更ながらK-5IIsをテストした訳だ。今日は序章、軽く読んで頂ければ幸いだ。

何故K-5IIsをテスト出来る?。夏から秋に掛けてうちのK-5一号機が2ヶ月も長期間入院しちゃって、メーカーさんからそれに対するお詫びのようなご褒美とでも言おうか?。

そのK-5一号機、結局、先日、再び入院し、基盤の全交換&再調整と相成り、中身半分が新品同様となって帰ってくる予定(笑)。通常では行わない改造を施していた(電気的にシャッタースピードを1/3段速め、強制的に1/3段アンダー露出になるように設定、知る限りもう1台同じ改造が施されているのがあるみたい)。結果的にそれが悪い方向へ行ってしまったようだ。

改造箇所は正常に動作しているものの(長期間の入院はそのテストで時間を食ったらしい)、やたらに電気を食うカメラと化してしまったのだ。ライブビューにするとそれが顕著で、20コマくらい撮ると、下手すると400枚でジ・エンドなカメラと化してしまっていた。流石にOVFカメラで500枚未満は・・・。

ご褒美で借りたと言ってもテストしたい項目が決まっていたので数時間。でも今までの疑問が取り除かれスッキリしている。ゴリ押しすれば数日借りられ、5つ、6つのレビューを書けるくらい堪能出来たのだろうが、流石にクレイマーではないので。

クレイマーで思い出した。今は改善されていると思うが、昔のDELLのサービスは最低だった。ある時、ノートPCがブルースクリーンで動かなくなった。保障期間内なのでピックアップサービスを利用、そして修理されて戻ってきた。でも・・・。

故障の原因が埃混入の熱暴走とかだった。なのに関わらず、液晶モニターやキーボード上についている埃が一切取り除かれていない。つまり部品交換をしただけで、その他の部分は一切触っていなかったようだ。

しかもピックアップサービスは佐川急便が担当していて、PCが返還された際、箱が邪魔だから「PCを取り出すから箱は処分して下さい」とお願いしたら、佐川のあんちゃん、「なんで、うちが箱を引き取るんですか?、そっちで捨ててください」と仏頂面。「そちら」じゃないよ、「そっち」って奴は言った。

これらには激怒したね。DELLにも佐川にも大説教を施した。佐川はそれ以前にもうちで大きな問題を起こしていて(内容を書くと長文になるので割愛するが)、その時は上司が詫びに来たからね。届けてやっている、そんな姿勢なんだ。勿論、多くはニコヤカな青年達。でも一人でもそういう人間がいたら企業として信頼を失う。

余談と経緯はここまでとして、ではK-5IIsで何をテストしたのか。言わずもがな、ローパスフィルターレスによる解像感がどれだけ向上しているか、超高感度域においてその解像感はプラスに働くのか否か・・・、この2つだけ。

本来、これを知るのだったらネット上でのプロのレビュー、ユーザーの声を広い、等倍の写真をダウンロードするだけで良い。

しかしPentax系のプロのレビュー(国内サイト)は何故か参考にならない写真が多く、またユーザーの声はまちまち。「明らかに違う、解像感は高くなった」と言う人と、「高くはなっているが、じっくり見ないと判らないレベルだ」と声を荒げるタイプに二分されちゃう。

ネット上に転がっている等倍写真、特に海外ではRAWデータもダウンロード出来るサイトもあり、実際にJPG、RAWを含めて100枚くらいダウンロードしたと思う。

その写真を見て、ユーザーの声がどうして2つに分かれるのか納得した。一目見ただけで解像感が高い写真もあるが、首を傾げてしまう写真の方が実は多かったりする。

一番身近で風景として参考になるのが価格.com。ここはオリジナル写真が投稿されていたら等倍像を眺める事が出来る。しかし、K-5IIsの写真を見ておったまげちゃう。ローパスフィルターのあるK-5と同等、中には悪いのもあるぞ?。

そしてその写真に対してコメントを付けている人がその写真を褒めちゃっていたりする。えっ?、この像でどうして褒められた解像感なのだろうか?、と脳味噌中にクエスチョンマーク大量に発生しちゃう。

価格.comは等倍で掲載する際、データが圧縮されるようで、画質劣化は避けられない。しかし、圧縮による画質の劣化はディテールが崩れるのと階調が悪くなる程度で、解像感までも悪くなるとは考えにくい。

もしかすると価格.comは喧嘩しているか、気持ち悪い程に互いを褒めあっているだけ?、これは何もK-5IIsだけじゃない。他社のローパスフィルターレスのカメラでも「えっ?」と思う写真は仰山ある。Nikon D7100もFujifilmのX-E1も、ローパスフィルターレスの癖してどうしてここまで解像感がないのだろう?、と疑問に思う写真が多かった。

巷ではローパスフィルターレスが凄いと言われているし、もはやローパスフィルターのあるカメラなんてシーラカンス、使っちゃいけないような風潮さえある。

しかし、これこそがカメラメーカーの思惑に乗せられた人達による提灯持ち発言だったのか?。かつて本ブログでもローパスフィルターは悪の権化で、ない方が望ましいに決まっている!、と書いた事があるが、これもメーカーと一部の提灯持ちに踊らされちゃったのかもしれない。

ローパスフィルターが本当に悪の権化ならば、K-5IIsの撮って出しのJPGでも、RAWファイルならLightroomのデフォルトシャープのままでも等倍において「おっ!、やっぱりカリッとしているねぇ」と感じなくちゃおかしいのに、上述した通り、そうでない写真の方が多いんだ。

レビューサイトで利用されていたのは1000万画素時代に設計されたDA18-55mmF3.5-5.6IIと高倍率ズームのDA18-135mmF3.5-5.6の2本だからお世辞にも優秀とは言えない。しかし少なくともピントが合っている部分、構図中央部分の描写がボケボケなんて等倍表示でも絶対にあり得ない。

うちにはDA18-55mmのII型と光学系が同じであるDA-L18-55mmF3.5-5.6があり、それは実証済み。像面湾曲がひどいので周辺部はボケボケだが、中央はピントが来ていればおおよそが納得する像になる。

18-135mmは135換算で28-200mmの相当する高倍率ズームレンズだから、当然望遠側は弱い。Pentaxから2度に渡り借りる機会があり、結構な数を試写し、確かに135mm側で遠景を切り取ろうとすると解像感に物足りなさを感じる。とは言え100mm程度までならば風景によって適切な絞りを与えれば騒ぐ程のものではない。

世間では18-135mmの評価は低いが、135換算で28-200mm相当、フィルム時代のこの手のレンズの解像度なんて高が知れていた。CanonのEF28-135mmだって望遠側は大した描写をしない。でもその当時の描写よりも18-135mmの方が良いと感じるし、もしこのレンズだけで写真を撮れと命令されても大きな不満はない。

勿論、DA17-70mmF4ALやSigma 17-70mmF2.8-4HSMと比較したら駄目駄目レンズであるのは間違いない。解像度よりも周辺部の大きな流れやボヤ感はネイチャー系の方は気になるかもしれず、少しでも描写力に優れたレンズが欲しい方は17-70mm系やF2.8通しズームレンズをお勧めする。

それでも18-135mmは及第レベルには達している。ある山岳写真家の写真展で、K-5IIsと18-135mmのセットで全倍以上に大きくプリントされた写真を何枚も拝見したが、何の違和感も無かった。

勿論、それくらいの大きさに伸ばす場合、LightroomやPhotoshopで色々と加工しているだろうから、純粋なK-5IIsと18-135mmのセットとは考えにくい。それでもレタッチをしっかりと施せばこのレンズでも全倍以上までプリント出来るのは確か。

またWRレンズだから通常の雨ならビクともしないオールラウンドプレイヤー。ここをもっと評価するべきだ。純正とSigmaの17-70mmは雨が降ったらタオルをレンズに巻いての撮影を強いられるが、18-135mmは雨の中、一日中撮影出来る。

そう考えるとレンズに難があり、Sony1600万画素センサーの性能に追い付かずしっかり解像していない、この考えは捨てるべきで、テストサイトでも価格.comな人達でも、カメラとレンズの相性、AF精度に問題があり、それに気付いていないんじゃなかろうか?、そんな結論に至ってしまう。

しかし、価格.comは置いといて、テストサイトでAF精度の怪しいカメラ、レンズを理解しないで使うものなのか?、今度はそんな疑問も沸く。普通はそんなのはあり得ないでしょう?。でも日本のレビューサイトでも結構そういうのを見つけられる。そんな人達を以下の記事で糾弾している。

2012年10月11日の記事
2013年4月1日の記事
2013年8月3日の記事

むしろ写真だけを見て、優劣を決めるのなら、2ちゃんねる系のアップローダに掲載されている等倍写真の方が適していたりする。でもK-5IIsに限っては解像感が高いと感じる写真と、K-5とさほど変わらないと感じる写真が混在しており、頭が混乱しちゃう。

今現在、K-5と主に使っているDA17-70mmF4AL、Simga 17-70mmF2.8-4HSM(旧タイプ)、Sigma APO70-300mmF4-5.6、この3本のレンズではエクストラシャープネスの-1設定で出てくるJPG画像に満足している。(Tamron 70-300mmF4-5.6だけは若干解像度が劣るので、エクストラシャープネスの0設定か、ファインシャープネスをガツンと上げたくなる)。

一般的な風景を狙うのであればローパスフィルターの有り無しなんて関係ない。ローパスフィルターのせいで解像感が悪くなるK-5もシャープネスを加えれば全く問題のない写真になる。それがエクストラシャープネスの0や-1設定なのだ。

Pentaxユーザーでシャープネスの数値を勘違いされている人がいらっしゃる。-4~+4の数値を与える事が出来るが、0位置がシャープ量0ではなく、シャープ量0に近いのが-4だ。だからシャープネスに関しては正の値で考えなくちゃならない。

-4が1になり、0は+5に該当し、+4で+9と思考する。だからノーマル、ファイン、エクストラシャープネスの0設定はそれぞれそこそこシャープが掛かっていると考える必要がある。


事実、LightroomのRAW現像にてシャープ量を50以上、もしくはシャープ40前後、ディテールを50まで上げて、ようやくエクストラシャープネスの-1~0設定のJPG画像のレベルに達する。

だからPentaxユーザーでエクストラシャープネスが強過ぎて嫌だと言う人は、-2に設定してやれば良いのではなかろうか?。勿論、嫌ならファインシャープネスやノーマルシャープネスを使っていれば良いのだろう。ノーマルシャープネスは+2まで上げないと甘いが、ファインシャープネスは0~+1で解像する。

DA17-70mmとSigma 17-70mmを使う限りはエクストラシャープネスは-1で十分と言っているのがそれで、撮影距離が近い被写体であれば-2でも良いくらいだ。

先日、笑っちゃったのが、恐らくRicohから突然の移動になったのだろうなぁ~、お客様相談センターでもこれを勘違いしている人がいた。シャープネスの0はシャープ量は0です、と言い放ってしまった。

えっ?、違うだろ!?、と問い質すと、ちょっとお待ちくださいの後に、「勘違いしておりました」・・・。お鼻が膨らんでしまった瞬間(笑)。

とにもかくにも私はPentaxのエクストラシャープネスの信奉者だ。しかしそれはISO400まで。それを超えると流石に掛かりが強過ぎ平面にノイズが乗るので、もしA2以上に大きく伸ばす時が来れば、ノーマル、ファインシャープネスのいずれかを使って再現像、もしくはLightroomでシャープネスを調整した方が良いかもと思っている(言い換えればA3ノビまでならISO800までは人物や動物主体でなければエクストラシャープネスは使える)。

Pentaxの各シャープネスはカスタムイメージの一項目でしかなく、ノイズリダクションのようにISO感度毎の設定が出来ない
問題はISO400を超える感度域。当然エクストラシャープネスを使っていると0設定でもノイズは多くなる。だからK-5IIsでローパスフィルターレスになり解像感が上がった事により、K-5IIsのエクストラシャープネス設定をマイナスにガツン落とせればそれだけノイズも減る。

廃虚じゃなくともレンズを絞る時の方が多いので、ISO800~ISO3200は常用域。また暗い廃虚ではISO6400からは複数枚撮影し、それを合成してノイズを消しているが、いずれにせよシャープネスを掛けた事によるノイズの劣化は避けたい。

つまり、K-5IIsで従来のK-5からどれだけシャープ量を減らせるかである。多く減らせるのであればK-5IIsはK-5よりも夕方の路地裏や廃虚撮影には適している事になる。そう、欲しいのは暗がり、廃虚撮影に適したカメラ。一般的な風景を撮るのだったら(単にシャープネスを上げれば良いのだから)どんなカメラだって良い。

マイクロフォーサーズで糞センサーと言われたOlympus E-P3も(シャドー部のモヤモヤだけは不満だが)、ISO800までの画質のレベルはそこそこだし、コンデジだって背景をボカしたい、そんな思惑が無ければ私の撮る風景では戦力になってくれる。

K-5からローパスフィルターを取り除けばセンサーとレンズの性能そのものが記録される(保護ガラスがあったり、赤外線フィルターは従来通りだからそのものズバリではないのだろうが)。となると、本来ならば描写力に優れたレンズを使っていれば-4(画像処理エンジンでシャープがほとんど掛かっていない状態)でも綺麗に解像する筈。

だから単焦点レンズよりは劣るDA17-70mmやSigma 17-70mmではシャープネスが-2~-3、上述したDA18-55mmやDA18-135mmは-1~-2でK-5の0設定と同じになると推測出来る。推測と言うよりも希望的観測とでも言おうか?。この通りの値になってくれているのであれば、K-5からK-5IIsへの進化は正しく、移行しても良いとも思っちゃう。

と・・・、そんな訳でなんと、な~んも検証せずに今日はおしまい。まぁ読み物、序章としては程好く纏まっている気はする(笑)。

一応、本日の写真の中央やや左を切り取ったものを下に示す(クリックで等倍)。F5.6半、ISO160のエクストラシャープネス-2設定。

実際のピントは手前の電線に合っているようだが、ピントから外れた位置で(一般的な被写界深度内にあるが)、電柱や中央のビルを這っているツタ類の葉は1枚1枚しっかりしている。-2設定でここまで解像してりゃ文句無し。クロップ右下の葉がボケているのはレンズのせい。


K-5IIs参考1


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コメント

  1. LTA | URL | bKQRleYY

    どうも~
    っていうか本当っ詳しいですよね~
    あそことかビル街の奥の方であまり行く理由とかないと
    思うんですけどね~。
    何というか寂れた商店街行っても、どうしてまだ残ってるんだろう??と
    店で食べてみても・・・大して美味くも無く。。。w

  2. BigDaddy | URL | -

    > LTA さん

    廃虚もそうですが、ほとんど偶然ですね。たまたま通りがかったらゴーストタウンだった。家に帰って調べたら再開発地域だった・・・。路地裏好きって未知が分岐してたら必ず狭い方へ進むので、それをやっていたら、ゴーストタウンを発見したんですよ(笑)。工事が始まる以前の写真もまだ仰山ありますので、いずれ、ネタとして書こうと思っています。

    古びた商店街の昭和な食堂、さぞ昭和らしい懐かしい味が出てくるのだろう、これって期待し過ぎなんですよね。仰る通り、大して美味くもない、そんな店の方が遥かに多いですよね(笑)。店は古いままでいいけど、料理人は自分の腕を磨けよ!、って。


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