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コンポジット、再び・・・

2013年04月27日 00:00

診療所跡

診療所跡

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



昨年末にコンポジット(加算平均合成)をする事で、超高感度撮影でのノイズが消えてくれるぞ!、なるネタを幾つか書いたのだが、あれれっ?、イマイチ反応がない・・・、何故じゃ?。

コンポジット法でノイズを消しちゃおう!
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その2 Ricoh GX100編
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その3 Pentax K-7編
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その4 Pentax K-5編
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その5 まとめ
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その6 Fusionを使う

これらはレタッチに入るので、Lightroomでは出来ないし、Photoshop Elements、はたまたフリーのレタッチソフトのGimpでも難しいが(気合と根性でやれない事はないが)、フリーソフトのFusionならばPhotoshop CSシリーズとほぼ同じ事が可能なので、コンポジットをご存じない方や超高感度域でのノイズを減らしたいと思われる方は、上の全てをご覧になって頂きたい。

では何故反応がなかったのか?。単純に超高感度での撮影をしない人が多いのだろう。確かに私も廃墟に侵入しなければ、また日没まで写真に没頭しない限り、ブレ補正機能の恩恵もあり、使ってもISO1600まで。Pentax K-5の場合、ISO1600の画質はパソコンの等倍表示でも耐えられるのでコンポジットする必要はない。

ただ、このコンポジットは1/2.3型、1/1.7型センサーと言った高感度に弱い、ISO400でさえ不快に思えてしまうような少し前のコンパクトデジタルカメラであっても連写機能さえあれば効果が高いので、皆さんも知っておいた方が特だ。

旅先で高感度の弱いコンパクトデジタルカメラを使い、夜間室内にて記念写真を撮る、そんな場合、画質が悪いからとISO感度を上げずにブレ補正機能を信じてスローシャッターを切ったりするが、広角を使っていればなんとかなってもちょっと望遠側にズームしただけでブレて使い物にならなかったりする。

またフラッシュを炊いて、その場の雰囲気がぶち壊し、そんな写真ばかりを撮ってしまう。でも「1秒我慢しよう!」と言ってチョチョッと連写すれば5年くらい前のカメラならばISO800でもコンポジットすればA4プリントでも耐えられる可能性が高い。

さて、この手法を学んでから機会があれば連写しまくっている訳だが、これの良いところはたったの2枚でも効果がある事。4枚あれば感度で言えば1段以上のノイズを軽減してくれる。

リンクした上の記事ではコンポジット法を覚えたばかりだったので、どんなISO感度でも平均8枚のシャッターを切っていたが、K-5ならばISO6400までは(風景にもよるが)4枚もありゃ十分。

撮影中はISO6400を使わざるを得ない状態だから、シャッタースピードは1/4~1/15秒がざら、なので焦点距離によっては連写をしていても何コマかブレる可能性もあり、シャッタースピードを考慮して4~6枚のシャッターを切るようにしているが、全てブレずに撮れたとしても4枚でコンポジットしている。

勿論、4枚の合成でノイズ全てが消える訳じゃない。K-5ではISO6400の撮影で、1段半、ISO2200のノイズと同等の画質にしかならない。しかしK-5のISO2200ならばA3ノビ程度のプリントに十分耐えられるのだ。

このコンポジットは高感度耐性があると言われている135フォーマットのカメラにも使うべきだろう。135センサーは高感度に強くはあっても被写界深度は1絞り分以上、APS-Cよりも浅くなるので、APS-CならばF4の絞りを選択するところ、F5.6まで絞る必要があり、結果、ISO感度が1段上がる。

135センサーのデジタルカメラを使った事がない人間の意見なので信憑性に乏しいが(笑)、高感度に強くてもAPS-Cに対して2段のアドバンテージがなければ結局はAPS-Cと似たような画質になってしまうのではなかろうか?。

ネットに転がっているNikon D600の超高感度域の等倍写真を見る限り、ISO6400は十分使えるが、やはりISO12800ともなると一気に画質が落ちており、ならばISO3200の画質が及第点のAPS-Cカメラと(ノイズに言及すれば)さほど変わりないだろう、そんな推測を持っているのだった。

とにもかくにもセンサー製造メーカーであるSonyやToshibaが幾ら頑張っても少なくともあと数年は超高感度域のノイズと我々は戦うのだろうから、このコンポジット法はもっとメジャーになっても良いと思うのだが・・・。

そしてユーザーによってコンポジットが普及すればメーカーだって考える。多くのデジタルカメラにHDR機能があるのと一緒で、コンポジット機能(構図のズレを修正しながら)もカメラに付属する機能になる、そんな日を望みたい。

本日の写真、診療所跡、何だろう、見た感じガラクタにしか見えないがレントゲン室だったのか?。ここは光がほとんど当たっておらず、ISO6400の1/8秒で撮影している。この時は4枚連写し、うち1枚が微妙にブレていたので、3枚だけでコンポじっとしたもの。

下にコンポジットしていないPentax K-5が吐き出したJPG撮って出しの部分等倍(ファインシャープネス+2設定)、LightroomでRAWを現像しノイズリダクション処理を掛けた部分、そしてRAW3枚からコンポジットした部分を掲載する(クリックして等倍相当)。


JPG撮って出し

JPGその1


RAW現像でノイズリダクション

RAWその1


RAW3枚からのコンポジット

コンポジットその1



JPG撮って出し

JPGその2


RAW現像でノイズリダクション

RAWその2


RAW3枚からのコンポジット

コンポジットその2


「なんだぁ、Lightroomのノイズリダクションでも十分じゃないか、ならばコンポジットなる面倒なレタッチをしなくてもいいじゃないか!、それにコンポジットすると構図のズレを修正するので、意図した構図よりも一回り小さくなるし意味があるのか?」

そう思うでしょう?。まさにその通りであるが・・・。

これはあくまでも「ISO6400の写真をISO2200相当にするのだったら」と言う注釈が付く。撮影枚数を6~8枚に増やせばコンポジットした写真はさらにノイズは軽減されるが、Lightroomでこれ以上ノイズリダクションを掛けると塗り絵写真になってしまう。

またISO12800以上では幾らLightroomのノイズリダクションが優れていてもコンポジット8枚のノイズ軽減には敵わないのだった。

ISO12800のコンポジットの結果は如何に?。ならば冒頭にリンクした過去のコンポジットネタをご覧になって頂きたい。K-5ではISO12800どころかISO51200の結果をご報告している。

と言う事でコンポジットはデジタルカメラの機能として画像処理エンジンに組み込むべし、これをメーカーに説に希望する。Sonyはコンポジットに似たような機能を付けているが、こういうのが全メーカーに広がって欲しい。


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コメント

  1. 山崎かずみ | URL | -

    参考になります。

    m(__)m

  2.   i.Marks | URL | -

    こんばんは!

    そうなんですよね、なんで皆さんもっと高感度域をもっと活用しないのか不思議です?
    京都なんかの観光地で最新のミラーレス一眼やレフ一眼を持った方でも
    夕方になるとうまく撮れないとかブレるとか言って直に内蔵ストロボ焚いてしまってるので
    ペンタの様な、TAvモードをもっと付けるべきですよね(笑)

  3. BigDaddy | URL | -

    > 山崎かずみ さん

    いいえ、どういたしまして。今後もユニークな観点で書いていきたいと思っています。

  4. BigDaddy | URL | -

    > i.Marks さん

    フィルム時代でもそういう方、多かったですよね。私は日中はISO100のリバーサル、夕方になってからはISO400以上のネガフィルムを使っていましたが、ネガが嫌いな人はどんなに美しい風景でもカメラを閉まっていたり(笑)。

    将来、今では及第点くらいの画質でも、現像ソフトの発展で、ISO6400でも綺麗にノイズが消えてくれる、そうなると信じており、やはり、撮れる物は悪条件でも撮っておく事にしています。特に本文のコンポジットを知ってからは、ISO12800も積極的に使ったりしていますねぇ。

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