2018年09月26日 00:00

Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4
9月20日の記事の通り、Canon EOS Rに何故か手ブレ補正が搭載されなかった。これはFujiflm、そしtFujifilmユーザーにとって朗報だったろう。今日はそんなお話・・・。例によって屁理屈満載なのでお気を付けて。
昨日、Panasonicが135センサー搭載のLumix S1、S1Rの開発発表を行った。この情報があと1週間早く出ていれば今回のネタ、結論がまた違ってきたのに・・・。
書き直すのは面倒だし、まだLumixカメラの全容が判っておらず、ひとまず今回はCanon VS Fujifilm、その図式で語っていく事にする。
あと数日もすればS1、S1R、さらにはSigmaの動向も判ってくるだろうから、Lumix話は来月初旬にでも!。
書き直すのは面倒だし、まだLumixカメラの全容が判っておらず、ひとまず今回はCanon VS Fujifilm、その図式で語っていく事にする。
あと数日もすればS1、S1R、さらにはSigmaの動向も判ってくるだろうから、Lumix話は来月初旬にでも!。
もしCanon EOS Rにボディ内手ブレ補正が搭載されていたらFujfilmは終わっていた。何しろ時代は135センサーに傾いていて、それを持っていないFujfilmはただでさえ劣勢なのにEOS Rに手ブレ補正があればSony、Nikon、Canonの3社だけの争いになるのは明白だった。
「Fujifilmは中判があるじゃないか!」
何を仰いますか!。中判と言っても似非中判で44x33mmしかない。これは135センサー比で1.6倍しかなく、これはAPS-C、135センサー比(2.3倍)よりも小さい。結果、超明るいレンズが揃っている135センサー搭載カメラの方が背景を大きくボカせる。
中には44x33mmと36x24mmでは写りそのものが違うと説いている人もいるようだが、一般人の目はAPS-Cと135センサーの違いすら理解出来ないのだから、畳くらいのプリントならいざ知らず、似非中判と135センサーだってそれは同じ、多くはブラインドテストされたら判らない。レンズを絞り込んで撮影したA3プリント写真ならばぶっちゃけ最新のスマホ写真と135センサーでの写真でさえ区別が付かない人の方が多いのではなかろうか?。
私なんて人よりお馬鹿な目を持っているのか、同じ1600万画素ならばアスペクト比と画素数を統一したらAPS-CのPentax K-5とm4/3のOlympus OM-D E-M1やLumix GX7で撮影された写真の区別が全く付かない。それどころかSony α7IIで撮影した写真を1600万画素に縮小しても全てが同じに見える。
そもそもFujifjilmの中判カメラをシステムとして常用出来るカメラマンってこの世に一体どれだけいるだろうか?。我々の多くはNikonのZ6やZ7でさえ「高い!」って言っているのだから、一部の中判デジタルカメラを絶対に必要とするプロカメラマンと100万円の札束を右から左に自在に流せる金持ちのアマチュアカメラマンだけでしょう?。
つまり庶民には「FujiflimはAPS-Cシステムしかないメーカー」にしか映らない。だからこそEOS Rが20万ちょっとで手ブレ補正を積んでいたらFujifilmはおしまいだった訳だ。
ところがどっこい!、Canonは技術力がないのかEOS Rに手ブレ補正を積まなかったから、APS-CセンサーだけどX-H1と言う手ブレ補正を持つカメラをラインナップしているFujifilmにも光が見えてきた。
X-H1はなんだかんだとAPS-CだからEOS Rよりも安い価格で勝負する事になる。私個人はそれも含めて圧倒的にX-H1に惹かれている。
まずデザイン。好き嫌いでしかないがFujiflimのデザインに勝てるメーカーはなく、Sony α7系の糞にも満たないアホデザインと比較すればEOS Rも洗練されているとは思うが、好みではX-H1がカッコイイ。そして手ブレ補正があるのだから同価格帯なら断然X-H1でしょ!。
しかもX-H1ならば今すぐにでも安価なレンズでシステム化出来る。そうだな、XF18-55mmF2.8-4、XF35mmF1.4、XF60mmF2.4Macro、XF55-200mmF3.5-4.8の4本あれば十分。足りない焦点距離はオールドレンズに任せる。何しろ手持ちのレンズの全てで手ブレ補正が使えるのだから!。画質云々は別にして、中古レンズを駆使すればCanon RFレンズの半額以下でシステムを構築出来る。
今の私は画質最優先で高くて重くて大きなレンズには全く興味が無い。勿論画質が良いに越した事はないが、近頃のレンズ戦争は我々の目の性能を越えた域で戦っており、それは大半のカメラマンにデジタル中判が不要なのと同じ。
そして135センサー搭載カメラが欲しかった理由はただ1つ!。それはダイナミックレンジでもノイズ耐性でもなく、単に背景をボカしやすいってだけ。だからα7IIを持った今、APS-CのX-H1があれば十分にフォトライフを楽しめる。
それと海外の検証結果を見る限り、X-H1はOlympus OM-D E-M1markIIと同等の手ブレ補正機能を持っており、焦点距離によっては2秒でもピタリと止まる写真を撮れるらしく、かつノイズ耐性はSonyのα6500よりも高い!、私が必要としている全てが揃っているのがX-H1。難点は「でかい!」・・・。
X-H1が売れればFujiflmも再考する筈。X-T4には必ず手ブレ補正を積む筈だ。そうなったらしめたもの!。X-T4が発表されるであろう3年後、X-H1もX-H2に更新されるだろうし、そうなればX-H1を安価で手に入れられるではないか!。
3年後には手持ちのE-M1をE-M1markIIにステップアップ、そんな思考もあるが、m4/3の唯一の欠点はオールドレンズを楽しめない点。何しろ焦点距離が2倍になるからAPS-Cよりも楽しさは半減する。私ならせいぜい35mmF2を70mm相当、50mmF1.4を100mm相当で使うくらい。
※勿論、この2本の焦点距離のオールドレンズを楽しめるだけで十分でもある
X-H1はE-M1markIIやα7IIより一回り大きいが、Pentax K-3とほぼ同じサイズで100g以上軽く、純正でも小さなレンズが多い。しかも2秒で止まってくれるし、防塵防滴レンズを使えばX-H1はE-M1markIIの代替になり得るんだ。
しかしここで「3年後にはX-H1を買う!」と断言出来ない自分がいる。
135、APS-C、m4/3と揃えている身として、なんだかんだとAPS-Cは中途半端にも思えてしまうんだ。手持ちのAPS-Cカメラのα6000はなくても写真生活に弊害はない。135とm4/3センサー搭載カメラがあれば思い描く全ての風景を賄える。だから3年後にAPS-Cセンサー搭載カメラを追加する、果たしてこれに意味があるのかどうか?。
だとすると冒頭の話に戻っちゃう。似非中判は一部のカメラマンにしか用途がなく、大衆にはAPS-Cしか持っていないのがFujifilm。揺るぎの無いファンにしか共感を得られないメーカー、カメラシステム・・・。
なんだ、Fujifilmのカメラを褒めている思ったらけなしているじゃないか!、そう思われる方が多いだろうが、実はそうじゃない。応援したいんだ!。
NikonのZシリーズのレンズ、Canon EOS R用レンズ、これに魅力を感じる人、感じない人、二分される筈だ。せっかくのミラーレスカメラなのだからもうちょっと小さくて軽いレンズ欲しい、そんな意見もきっと多い。NikonもCanonもいずれ小さなレンズもラインナップするとは思うが、それは3年以上先の話でしょう?。
マウントアダプターでFマウントレンズやEFレンズを付けても意味が無いんだ。メーカー、そして我々消費者が人間の目では理解出来ないような高性能のレンズを求めた結果、ミラーレスカメラ用のレンズでも大きく重たくなってしまった、この事実は変わらない。
Fujifilmが付け入るのはここしかない!。大きくて重いレンズは金持ちしか使えない似非中判に任せて、APS-Cセンサー用のレンズはミラーレスコンセプト、初心に帰るとでも言おうか?。そこそこの性能を維持し、小さく軽いレンズを造り続ける、これを見誤ったらその時こそFujifilmの最後だ。
X-Transと言う、「プリントしたら最高の描写になる」と言い続け、今じゃほとんど長所の無いセンサーを搭載しているメーカーだからレンズだってたとえSony、Nikon、Canonよりも性能が劣っていても「この性能でプリントしたら最高の絵になる」と断言し、「それでいて小さく軽い、機動性のあるレンズを造った!、APS-Cこそ現代の標準である!」と豪語すりゃ良いだけ。
実際その通りだ。APS-Cが世界標準になればm4/3も135センサーも不要になり、その時になって初めて似非中判センサーが活きてくる。需要が伸びれば価格も安価になり、庶民でも少し頑張れば手を出せるようになる。だからこそFujifilmは今以上に頑張らなくちゃならないし、時代は135センサーに傾いている中、我々の中にFujifilmにデジタルカメラの将来を賭ける人がいても良いと感じる。
Canonは(噂の域を出ないが)使い回しのセンサーを使い、単に一眼レフのミラーを外しただけ、そのまんまのミラーレスカメラしか造れなかった訳でしょう?。発表された直後は、手ブレ補正だけ積んでいないけど将来に期待出来るなと思っていたが、あのカメラはスペックを見れば見る程、笑っちゃうくらい酷い。
間に合わせで出しちゃった感がとっても強く、初号機だからどーの、それ以前に初号機でこの程度のしか出さないCanonの姿勢に大きな不満が出てしまった。そして将来の為だとか言っているが、でかいマウントのせいで、レンズはアホみたいにでかいし高くなる。
EOS Rとそのレンズで写真を撮るのなら、スペックだけを見る限り、Fujifilmのレンズを使い、X-H1を使った方が遥かに良い写真が撮れるだろうし、手ブレ補正を搭載していない同士で競わせても圧倒的に最新のX-T3の方が全てにおいて有利。
XF18-55mmF2.8-4、このレンズは巷で言われている程、優れたレンズではないが、それでも普及タイプのズームレンズとしては十分な描写力がある。それでいてあの小ささ、軽さ!。一眼レフ用F3.5-5.6タイプのレンズとほぼ同じサイズで広角で半段、望遠で1段分明るい。
Fujifilmのカメラを買うとしたら真っ先に揃えたいのがこのレンズ。問題は今後のX-H、X-Tシリーズには手ブレ補正が搭載されるだろうが、お弁当箱デザインのX-Pro、X-Eシリーズにもそれが載るか否か?。
どうせFujfilmの事だからまた適当な言い訳、「X-ProもX-Eもスナップシューターだから手ブレ補正は不要!、決定的瞬間を撮影するのだから低速シャッターなんて使わない!」なんて言い出しそうで恐い。FujifilmはX-Pro、X-Eシリーズにこそ手ブレ補正を搭載するべきなんだ。
と言うのもお弁当箱デザインのカメラには単焦点レンズが似合う。しかしFujifilmの単焦点レンズの大半は手ブレ補正を持っていない。これではm4/3にすら勝てない。私のように暗い場所での撮影が多くカメラマンにとってはX-Pro、X-Eシリーズよりも手ブレ補正を内蔵しているOlympus PEN-Fの方が遥かに魅力的だ。
「お弁当箱デザインのカメラが欲しいけれどFujifilmのそれには手ブレ補正がついていないんだよね、だからしょ~がなくPEN-Fにする」
そういうカメラマンも多いと思うんだ。言い換えるとFujifilmのお弁当箱カメラに手ブレ補正があればPEN-Fなんて選択肢に全く入らなくなるんだ。手ブレ補正がない、それだけでFujifilmはユーザーを失っている。
レンズに関してはもしかしたらFujifilmよりもOlyimpus、Lumix連合が強かったりもするでしょう?。APS-C、m4/3と言うフォーマットの違いを気にしない私のような人間ならば総合的に見るとOlympus、Lumixのm4/3システムの方がFujifilmを上回っていると感じている。
そのAPS-Cセンサー・・・、一眼レフの未来はクエスチョンマーク。ボディもレンズも135センサー搭載一眼レフシステムと大差ないサイズだからだ。焦点距離が1.5倍になるのは望遠系を使うカメラマンには有利だが、Fujifilmはそこに入り込まなくちゃならない。AF、連写速度(バッファ含)を今以上に強化すれば静止画、動画の両方でNikon、CanonのAPS-C一眼レフを楽に駆逐出来るだろうし、手ブレ補正を積めばm4/3軍団にも勝てる。
もしFujifilmのAPS-Cセンサー搭載カメラが売れれば、他社もAPS-Cミラーレスに力を入れざるを得なくなり、レンズも含めて高価になる135センサー搭載カメラ一辺倒になりそうな今後、我々庶民も手を出せるカメラ、レンズをこれからも供給されるんだ。
インターネット上ではFujiflmのカメラは優れている、そんな話ばかりを聞く。しかし実際にはPentax程ではないにせよ、Nikon、Canon、Sonyに大きく水をあけられている訳でしょう?。言い換えるとサブカメラ、サブシステムとして使う人はいるだろうけど、メインカメラ、メインシステムには決してなれないのがFujifilmのAPS-Cセンサー搭載カメラ。
これを打破するにはユーザーの要望を全て聞き入れなくちゃならない。すなわちボディ内手ブレ補正と小さく軽いレンズだ。これさえあればFujifilmをメインとして使うカメラマンが増える筈だ。
今日の写真は4年前に借りたX-E2から。
XF18-55mmF2.8-4の焦点距離25mm(換算約38mm)、1/7秒、F3.2、ISO6400で撮影している(横位置で1/4秒のISO3200でも撮影しているが6枚中2枚で止まってくれていた)。この風景は最低でもF2.8まで絞らないとならず、手ブレ補正のない23mmF1.4、23mmF2ではISO25600まで感度が上がるので撮れない風景だ。Fujifilmは是非ともここに気付いて欲しい。
まぁ気付いていると思うんだよな。単にボディ内手ブレ補正の小型化が出来ないだけだろう。Canonもそうだけど手ブレ補正を積まないメーカーの言い訳は聞いていて恥ずかしくなる。
「Fujifilmは中判があるじゃないか!」
何を仰いますか!。中判と言っても似非中判で44x33mmしかない。これは135センサー比で1.6倍しかなく、これはAPS-C、135センサー比(2.3倍)よりも小さい。結果、超明るいレンズが揃っている135センサー搭載カメラの方が背景を大きくボカせる。
中には44x33mmと36x24mmでは写りそのものが違うと説いている人もいるようだが、一般人の目はAPS-Cと135センサーの違いすら理解出来ないのだから、畳くらいのプリントならいざ知らず、似非中判と135センサーだってそれは同じ、多くはブラインドテストされたら判らない。レンズを絞り込んで撮影したA3プリント写真ならばぶっちゃけ最新のスマホ写真と135センサーでの写真でさえ区別が付かない人の方が多いのではなかろうか?。
私なんて人よりお馬鹿な目を持っているのか、同じ1600万画素ならばアスペクト比と画素数を統一したらAPS-CのPentax K-5とm4/3のOlympus OM-D E-M1やLumix GX7で撮影された写真の区別が全く付かない。それどころかSony α7IIで撮影した写真を1600万画素に縮小しても全てが同じに見える。
そもそもFujifjilmの中判カメラをシステムとして常用出来るカメラマンってこの世に一体どれだけいるだろうか?。我々の多くはNikonのZ6やZ7でさえ「高い!」って言っているのだから、一部の中判デジタルカメラを絶対に必要とするプロカメラマンと100万円の札束を右から左に自在に流せる金持ちのアマチュアカメラマンだけでしょう?。
つまり庶民には「FujiflimはAPS-Cシステムしかないメーカー」にしか映らない。だからこそEOS Rが20万ちょっとで手ブレ補正を積んでいたらFujifilmはおしまいだった訳だ。
ところがどっこい!、Canonは技術力がないのかEOS Rに手ブレ補正を積まなかったから、APS-CセンサーだけどX-H1と言う手ブレ補正を持つカメラをラインナップしているFujifilmにも光が見えてきた。
X-H1はなんだかんだとAPS-CだからEOS Rよりも安い価格で勝負する事になる。私個人はそれも含めて圧倒的にX-H1に惹かれている。
まずデザイン。好き嫌いでしかないがFujiflimのデザインに勝てるメーカーはなく、Sony α7系の糞にも満たないアホデザインと比較すればEOS Rも洗練されているとは思うが、好みではX-H1がカッコイイ。そして手ブレ補正があるのだから同価格帯なら断然X-H1でしょ!。
しかもX-H1ならば今すぐにでも安価なレンズでシステム化出来る。そうだな、XF18-55mmF2.8-4、XF35mmF1.4、XF60mmF2.4Macro、XF55-200mmF3.5-4.8の4本あれば十分。足りない焦点距離はオールドレンズに任せる。何しろ手持ちのレンズの全てで手ブレ補正が使えるのだから!。画質云々は別にして、中古レンズを駆使すればCanon RFレンズの半額以下でシステムを構築出来る。
今の私は画質最優先で高くて重くて大きなレンズには全く興味が無い。勿論画質が良いに越した事はないが、近頃のレンズ戦争は我々の目の性能を越えた域で戦っており、それは大半のカメラマンにデジタル中判が不要なのと同じ。
そして135センサー搭載カメラが欲しかった理由はただ1つ!。それはダイナミックレンジでもノイズ耐性でもなく、単に背景をボカしやすいってだけ。だからα7IIを持った今、APS-CのX-H1があれば十分にフォトライフを楽しめる。
それと海外の検証結果を見る限り、X-H1はOlympus OM-D E-M1markIIと同等の手ブレ補正機能を持っており、焦点距離によっては2秒でもピタリと止まる写真を撮れるらしく、かつノイズ耐性はSonyのα6500よりも高い!、私が必要としている全てが揃っているのがX-H1。難点は「でかい!」・・・。
X-H1が売れればFujiflmも再考する筈。X-T4には必ず手ブレ補正を積む筈だ。そうなったらしめたもの!。X-T4が発表されるであろう3年後、X-H1もX-H2に更新されるだろうし、そうなればX-H1を安価で手に入れられるではないか!。
3年後には手持ちのE-M1をE-M1markIIにステップアップ、そんな思考もあるが、m4/3の唯一の欠点はオールドレンズを楽しめない点。何しろ焦点距離が2倍になるからAPS-Cよりも楽しさは半減する。私ならせいぜい35mmF2を70mm相当、50mmF1.4を100mm相当で使うくらい。
※勿論、この2本の焦点距離のオールドレンズを楽しめるだけで十分でもある
X-H1はE-M1markIIやα7IIより一回り大きいが、Pentax K-3とほぼ同じサイズで100g以上軽く、純正でも小さなレンズが多い。しかも2秒で止まってくれるし、防塵防滴レンズを使えばX-H1はE-M1markIIの代替になり得るんだ。
しかしここで「3年後にはX-H1を買う!」と断言出来ない自分がいる。
135、APS-C、m4/3と揃えている身として、なんだかんだとAPS-Cは中途半端にも思えてしまうんだ。手持ちのAPS-Cカメラのα6000はなくても写真生活に弊害はない。135とm4/3センサー搭載カメラがあれば思い描く全ての風景を賄える。だから3年後にAPS-Cセンサー搭載カメラを追加する、果たしてこれに意味があるのかどうか?。
だとすると冒頭の話に戻っちゃう。似非中判は一部のカメラマンにしか用途がなく、大衆にはAPS-Cしか持っていないのがFujifilm。揺るぎの無いファンにしか共感を得られないメーカー、カメラシステム・・・。
なんだ、Fujifilmのカメラを褒めている思ったらけなしているじゃないか!、そう思われる方が多いだろうが、実はそうじゃない。応援したいんだ!。
NikonのZシリーズのレンズ、Canon EOS R用レンズ、これに魅力を感じる人、感じない人、二分される筈だ。せっかくのミラーレスカメラなのだからもうちょっと小さくて軽いレンズ欲しい、そんな意見もきっと多い。NikonもCanonもいずれ小さなレンズもラインナップするとは思うが、それは3年以上先の話でしょう?。
マウントアダプターでFマウントレンズやEFレンズを付けても意味が無いんだ。メーカー、そして我々消費者が人間の目では理解出来ないような高性能のレンズを求めた結果、ミラーレスカメラ用のレンズでも大きく重たくなってしまった、この事実は変わらない。
Fujifilmが付け入るのはここしかない!。大きくて重いレンズは金持ちしか使えない似非中判に任せて、APS-Cセンサー用のレンズはミラーレスコンセプト、初心に帰るとでも言おうか?。そこそこの性能を維持し、小さく軽いレンズを造り続ける、これを見誤ったらその時こそFujifilmの最後だ。
X-Transと言う、「プリントしたら最高の描写になる」と言い続け、今じゃほとんど長所の無いセンサーを搭載しているメーカーだからレンズだってたとえSony、Nikon、Canonよりも性能が劣っていても「この性能でプリントしたら最高の絵になる」と断言し、「それでいて小さく軽い、機動性のあるレンズを造った!、APS-Cこそ現代の標準である!」と豪語すりゃ良いだけ。
実際その通りだ。APS-Cが世界標準になればm4/3も135センサーも不要になり、その時になって初めて似非中判センサーが活きてくる。需要が伸びれば価格も安価になり、庶民でも少し頑張れば手を出せるようになる。だからこそFujifilmは今以上に頑張らなくちゃならないし、時代は135センサーに傾いている中、我々の中にFujifilmにデジタルカメラの将来を賭ける人がいても良いと感じる。
Canonは(噂の域を出ないが)使い回しのセンサーを使い、単に一眼レフのミラーを外しただけ、そのまんまのミラーレスカメラしか造れなかった訳でしょう?。発表された直後は、手ブレ補正だけ積んでいないけど将来に期待出来るなと思っていたが、あのカメラはスペックを見れば見る程、笑っちゃうくらい酷い。
間に合わせで出しちゃった感がとっても強く、初号機だからどーの、それ以前に初号機でこの程度のしか出さないCanonの姿勢に大きな不満が出てしまった。そして将来の為だとか言っているが、でかいマウントのせいで、レンズはアホみたいにでかいし高くなる。
EOS Rとそのレンズで写真を撮るのなら、スペックだけを見る限り、Fujifilmのレンズを使い、X-H1を使った方が遥かに良い写真が撮れるだろうし、手ブレ補正を搭載していない同士で競わせても圧倒的に最新のX-T3の方が全てにおいて有利。
XF18-55mmF2.8-4、このレンズは巷で言われている程、優れたレンズではないが、それでも普及タイプのズームレンズとしては十分な描写力がある。それでいてあの小ささ、軽さ!。一眼レフ用F3.5-5.6タイプのレンズとほぼ同じサイズで広角で半段、望遠で1段分明るい。
Fujifilmのカメラを買うとしたら真っ先に揃えたいのがこのレンズ。問題は今後のX-H、X-Tシリーズには手ブレ補正が搭載されるだろうが、お弁当箱デザインのX-Pro、X-Eシリーズにもそれが載るか否か?。
どうせFujfilmの事だからまた適当な言い訳、「X-ProもX-Eもスナップシューターだから手ブレ補正は不要!、決定的瞬間を撮影するのだから低速シャッターなんて使わない!」なんて言い出しそうで恐い。FujifilmはX-Pro、X-Eシリーズにこそ手ブレ補正を搭載するべきなんだ。
と言うのもお弁当箱デザインのカメラには単焦点レンズが似合う。しかしFujifilmの単焦点レンズの大半は手ブレ補正を持っていない。これではm4/3にすら勝てない。私のように暗い場所での撮影が多くカメラマンにとってはX-Pro、X-Eシリーズよりも手ブレ補正を内蔵しているOlympus PEN-Fの方が遥かに魅力的だ。
「お弁当箱デザインのカメラが欲しいけれどFujifilmのそれには手ブレ補正がついていないんだよね、だからしょ~がなくPEN-Fにする」
そういうカメラマンも多いと思うんだ。言い換えるとFujifilmのお弁当箱カメラに手ブレ補正があればPEN-Fなんて選択肢に全く入らなくなるんだ。手ブレ補正がない、それだけでFujifilmはユーザーを失っている。
レンズに関してはもしかしたらFujifilmよりもOlyimpus、Lumix連合が強かったりもするでしょう?。APS-C、m4/3と言うフォーマットの違いを気にしない私のような人間ならば総合的に見るとOlympus、Lumixのm4/3システムの方がFujifilmを上回っていると感じている。
そのAPS-Cセンサー・・・、一眼レフの未来はクエスチョンマーク。ボディもレンズも135センサー搭載一眼レフシステムと大差ないサイズだからだ。焦点距離が1.5倍になるのは望遠系を使うカメラマンには有利だが、Fujifilmはそこに入り込まなくちゃならない。AF、連写速度(バッファ含)を今以上に強化すれば静止画、動画の両方でNikon、CanonのAPS-C一眼レフを楽に駆逐出来るだろうし、手ブレ補正を積めばm4/3軍団にも勝てる。
もしFujifilmのAPS-Cセンサー搭載カメラが売れれば、他社もAPS-Cミラーレスに力を入れざるを得なくなり、レンズも含めて高価になる135センサー搭載カメラ一辺倒になりそうな今後、我々庶民も手を出せるカメラ、レンズをこれからも供給されるんだ。
インターネット上ではFujiflmのカメラは優れている、そんな話ばかりを聞く。しかし実際にはPentax程ではないにせよ、Nikon、Canon、Sonyに大きく水をあけられている訳でしょう?。言い換えるとサブカメラ、サブシステムとして使う人はいるだろうけど、メインカメラ、メインシステムには決してなれないのがFujifilmのAPS-Cセンサー搭載カメラ。
これを打破するにはユーザーの要望を全て聞き入れなくちゃならない。すなわちボディ内手ブレ補正と小さく軽いレンズだ。これさえあればFujifilmをメインとして使うカメラマンが増える筈だ。
今日の写真は4年前に借りたX-E2から。
XF18-55mmF2.8-4の焦点距離25mm(換算約38mm)、1/7秒、F3.2、ISO6400で撮影している(横位置で1/4秒のISO3200でも撮影しているが6枚中2枚で止まってくれていた)。この風景は最低でもF2.8まで絞らないとならず、手ブレ補正のない23mmF1.4、23mmF2ではISO25600まで感度が上がるので撮れない風景だ。Fujifilmは是非ともここに気付いて欲しい。
まぁ気付いていると思うんだよな。単にボディ内手ブレ補正の小型化が出来ないだけだろう。Canonもそうだけど手ブレ補正を積まないメーカーの言い訳は聞いていて恥ずかしくなる。

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