2018年09月04日 00:00

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM
Tipsとでも言おうか?。中には今まで述べた内容も含まれているが、復習だと思って・・・。
1、モジュールの各パラメータの値を初期化したい
モジュールの全てのパラメータを初期化したい時はモジュールタイトル部分の右から2番目のアイコンをクリックすれば可能だ。
そうでなく複数あるパラメーターを個々に初期化したい時がある。その場合はスライダ部分をダブルクリックすればそこだけが初期化される。
2、モジュールは複数のインスタンスを作れる
Lightroomだけを使っていた頃、トーンカーブが2つあったら便利だなぁと思った事があった。そうしたらRawTherapeeは最初から2つあるじゃないか!。
何故2つあると楽なのか?。良くやるパターンとして最初のトーンカーブは全体のコントラストを上げる為にS字やダイナミックレンジのフィルムの近付ける為に「くの字」にする。そうやってメリハリの付いた絵を下にもう1つのトーンカーブで気になる部分だけ上げ下げをしたり・・・。
勿論基本のトーンカーブを設定したら、ハイライト補正、シャドー補正、darktableならゾーンシステム、そんな異なるモジュールを使えば同じ作用となり、Lightroomが不便と言う程でもないのだが・・・。
darktableはトーンカーブどころか恐らく全てのモジュールをコピー出来る。トーンカーブを3つ、4つと配しても良い。また前回の記事の通り、ノイズ軽減(プロファイル)モジュールは2つで1つ、カラーノイズ用と輝度ノイズ用と使い分けるシステムになっている。
さらには前回の記事で紹介した部分補正、マスク処理。同じモジュールを使って異なるパラメータをセットし、複数の部分を修正したい場合にも新しいインスタンスを作成すれば済む。
またテスト的に値の異なる複数のモジュールを作成し、それをオンオフしながら良好の絵を探る、そんな運用も可能だ。本来それはスナップショットを保存すれば良いだけだが、スナップショットは主に今までの作業の結果を仮保存しておくもので、1つのモジュールに対してあーだこーだするのなら複数作ってそれぞれオンオフした方が楽。
構図上、複数あるシャドー部だけに値の異なるノイズリダクションを掛ける、この場合、マスク処理にはブラシを使うと良いだろう。
3、ゾーンシステムはパラメトリック方式のトーンカーブに似ている
darktableにはシャドウ、ダーク、ライト、ハイライトと言った4つのバンドに分けたパラメトリック方式のトーンカーブが存在しない。LightroomでもRawTherapeeでもそれが当たり前になっていたので従来方式のトーンカーブが使い辛くてしょうがない。
その代わりなのかdarktableにはその6の通り、トーン修正にゾーンシステムモジュールがある。
そして複数のインスタンスを作ればパラメトリック式トーンカーブに近い作業が可能だ。
4、デモザイクの方式に気を配る
通常はデフォルトのままで良いと思うが、前回の記事にて、ノイズを取り去ろうとしたら小さな白点が大量に浮き出てきた。
これを回避するにはデモザイクモジュールで方式をAMaZEかVNG4に変更し、カラー平滑化の1回にすると消えてくる。もし白点が出ない場合でもより良い画質を得る場合はAMaZEが良いだろうから、エクスポート時(JPGやTIFF出力)前に変更した方が良いと思う。
5、超高感度時のディテール
ディテールを出すには通常シャープ化モジュールを使うが、超高感度ISOで撮影された写真はシャープを上げるとノイズが増えてしまう。そんな時、それ以外のディテール関連のモジュールも試すと良いと思う。
シャープ化に近く、かつシャープノイズが出にくいのがローカルコントラストモジュールだ。これはLightroomの明瞭度に似ている。
またPhotoshopでお馴染みのハイパスフィルタモジュールも使える。
Photoshopのハイパスフィルターを活用する
上で挙げたPhotoshopでの面倒な作業がdarktableではマウスをチョイチョイするだけ。これは便利だと思う。
3.4.5. Effect group
上の公式マニュアルの「3.4.5.7. Highpas」を参照されたし。
シャープネス 30%
コントラストを上げる 15%
ブレンド 均一
ブレンドモード ソフトライト(もしくはオーバーレイ)
不透明度 50~100%
上のような設定で劇的に写真が変わる。
またイコライザモジュールも使える。これはRawTherapeeのディテールレベルのコントラストに似ている。輝度を選択肢、右側部分をほんの少し持ち上げるだけで見た目がシャープになる(上げ過ぎるとノイズが乗るので注意!)
この辺りから試してみると良いと思う。
6、ベースカーブモジュールはオフで良いかも・・・
ベースカーブとは各カメラの撮って出しJPGのようなトーンを持たせるもの。写真によってはコントラストが上がり過ぎてしまう(ダイナミックレンジが極端に狭くなる)。
せっかく現像ソフトを使うのだからわざわざ撮って出しJPGに似せる必要もなく、ダイナミックレンジ、コントラスト、トーンカーブの類は自分で調整する事をお勧めする。
勿論、オンにした状態の絵が気に入ればそのままでも良く、カメラによってはベースカーブをオフにしたら「わぉっ、ここから始めるのはちょっと難儀だ!、オンの方が良いぜ」なる絵もあったりする。
写真を読み込むとRAW情報を読み込み、ベースカーブ情報があればそれを自動で当ててしまうようで、その際にコントラストが強過ぎる、ダイナミックレンジ狭過ぎだろう!?、そう感じたら迷わずオフ!。
7、スナップショットはLightroomよりも勝手が良い
darktableのスナップショットは機能的にはLightroomやRawTherapeeと同じであるが、スナップショット同士の比較をする当たってはdarktableのユーザーインターフェースはLightroom、RawTherapeeよりも勝手が良い。
次の画像はトーンカーブモジュールを使いミドル部を持ち上げた時とそうでない時を比較しようとしている図。
イコライザを設定後、スナップショットを撮り、保存されたスナップショット、ここでは「トーンカーブ(10)」をクリック。その後履歴を1つ戻る。
すると中央にボーダーが現れるのであとはそれを左右にドラッグ。上下を比較するのなら中央の回転マークをクリックすれば良い。
モジュールの全てのパラメータを初期化したい時はモジュールタイトル部分の右から2番目のアイコンをクリックすれば可能だ。
そうでなく複数あるパラメーターを個々に初期化したい時がある。その場合はスライダ部分をダブルクリックすればそこだけが初期化される。
2、モジュールは複数のインスタンスを作れる
Lightroomだけを使っていた頃、トーンカーブが2つあったら便利だなぁと思った事があった。そうしたらRawTherapeeは最初から2つあるじゃないか!。
何故2つあると楽なのか?。良くやるパターンとして最初のトーンカーブは全体のコントラストを上げる為にS字やダイナミックレンジのフィルムの近付ける為に「くの字」にする。そうやってメリハリの付いた絵を下にもう1つのトーンカーブで気になる部分だけ上げ下げをしたり・・・。
勿論基本のトーンカーブを設定したら、ハイライト補正、シャドー補正、darktableならゾーンシステム、そんな異なるモジュールを使えば同じ作用となり、Lightroomが不便と言う程でもないのだが・・・。
darktableはトーンカーブどころか恐らく全てのモジュールをコピー出来る。トーンカーブを3つ、4つと配しても良い。また前回の記事の通り、ノイズ軽減(プロファイル)モジュールは2つで1つ、カラーノイズ用と輝度ノイズ用と使い分けるシステムになっている。
さらには前回の記事で紹介した部分補正、マスク処理。同じモジュールを使って異なるパラメータをセットし、複数の部分を修正したい場合にも新しいインスタンスを作成すれば済む。
またテスト的に値の異なる複数のモジュールを作成し、それをオンオフしながら良好の絵を探る、そんな運用も可能だ。本来それはスナップショットを保存すれば良いだけだが、スナップショットは主に今までの作業の結果を仮保存しておくもので、1つのモジュールに対してあーだこーだするのなら複数作ってそれぞれオンオフした方が楽。
構図上、複数あるシャドー部だけに値の異なるノイズリダクションを掛ける、この場合、マスク処理にはブラシを使うと良いだろう。
3、ゾーンシステムはパラメトリック方式のトーンカーブに似ている
darktableにはシャドウ、ダーク、ライト、ハイライトと言った4つのバンドに分けたパラメトリック方式のトーンカーブが存在しない。LightroomでもRawTherapeeでもそれが当たり前になっていたので従来方式のトーンカーブが使い辛くてしょうがない。
その代わりなのかdarktableにはその6の通り、トーン修正にゾーンシステムモジュールがある。
そして複数のインスタンスを作ればパラメトリック式トーンカーブに近い作業が可能だ。
4、デモザイクの方式に気を配る
通常はデフォルトのままで良いと思うが、前回の記事にて、ノイズを取り去ろうとしたら小さな白点が大量に浮き出てきた。
これを回避するにはデモザイクモジュールで方式をAMaZEかVNG4に変更し、カラー平滑化の1回にすると消えてくる。もし白点が出ない場合でもより良い画質を得る場合はAMaZEが良いだろうから、エクスポート時(JPGやTIFF出力)前に変更した方が良いと思う。
5、超高感度時のディテール
ディテールを出すには通常シャープ化モジュールを使うが、超高感度ISOで撮影された写真はシャープを上げるとノイズが増えてしまう。そんな時、それ以外のディテール関連のモジュールも試すと良いと思う。
シャープ化に近く、かつシャープノイズが出にくいのがローカルコントラストモジュールだ。これはLightroomの明瞭度に似ている。
またPhotoshopでお馴染みのハイパスフィルタモジュールも使える。
Photoshopのハイパスフィルターを活用する
上で挙げたPhotoshopでの面倒な作業がdarktableではマウスをチョイチョイするだけ。これは便利だと思う。
3.4.5. Effect group
上の公式マニュアルの「3.4.5.7. Highpas」を参照されたし。
シャープネス 30%
コントラストを上げる 15%
ブレンド 均一
ブレンドモード ソフトライト(もしくはオーバーレイ)
不透明度 50~100%
上のような設定で劇的に写真が変わる。
またイコライザモジュールも使える。これはRawTherapeeのディテールレベルのコントラストに似ている。輝度を選択肢、右側部分をほんの少し持ち上げるだけで見た目がシャープになる(上げ過ぎるとノイズが乗るので注意!)
この辺りから試してみると良いと思う。
6、ベースカーブモジュールはオフで良いかも・・・
ベースカーブとは各カメラの撮って出しJPGのようなトーンを持たせるもの。写真によってはコントラストが上がり過ぎてしまう(ダイナミックレンジが極端に狭くなる)。
せっかく現像ソフトを使うのだからわざわざ撮って出しJPGに似せる必要もなく、ダイナミックレンジ、コントラスト、トーンカーブの類は自分で調整する事をお勧めする。
勿論、オンにした状態の絵が気に入ればそのままでも良く、カメラによってはベースカーブをオフにしたら「わぉっ、ここから始めるのはちょっと難儀だ!、オンの方が良いぜ」なる絵もあったりする。
写真を読み込むとRAW情報を読み込み、ベースカーブ情報があればそれを自動で当ててしまうようで、その際にコントラストが強過ぎる、ダイナミックレンジ狭過ぎだろう!?、そう感じたら迷わずオフ!。
7、スナップショットはLightroomよりも勝手が良い
darktableのスナップショットは機能的にはLightroomやRawTherapeeと同じであるが、スナップショット同士の比較をする当たってはdarktableのユーザーインターフェースはLightroom、RawTherapeeよりも勝手が良い。
次の画像はトーンカーブモジュールを使いミドル部を持ち上げた時とそうでない時を比較しようとしている図。
イコライザを設定後、スナップショットを撮り、保存されたスナップショット、ここでは「トーンカーブ(10)」をクリック。その後履歴を1つ戻る。
すると中央にボーダーが現れるのであとはそれを左右にドラッグ。上下を比較するのなら中央の回転マークをクリックすれば良い。



8、とにかくあちこちマウスクリックする
ありとあらゆる場所でマウスの右クリック、左クリックをすると「あっ、ここでこんな事が出来るのね!」となる。
例えば、「お気に入りのプリセット」。これは通常、画面左下辺りにある三本線のアイコンをクリックして選択するのだが、登録されているお気に入りのプリセットはモジュール名部分にある左から二番目のプリセットアイコンをクリックすると出てくるんだ。
また、darktableは直接数字入力が出来ないと書かれていたブログがあったので、てっきりそういうものだと諦めていたが、数値データが存在するモジュールならば、スライダ操作でなく直接数字が入力出来る。モジュールの各項目名、もしくはスライダ部分を右クリックすればキーボードからの入力待ちになるんだ(スライダ上を左ダブルクリックするとその項目の値が初期化される)。
ありとあらゆる場所でマウスの右クリック、左クリックをすると「あっ、ここでこんな事が出来るのね!」となる。
例えば、「お気に入りのプリセット」。これは通常、画面左下辺りにある三本線のアイコンをクリックして選択するのだが、登録されているお気に入りのプリセットはモジュール名部分にある左から二番目のプリセットアイコンをクリックすると出てくるんだ。
また、darktableは直接数字入力が出来ないと書かれていたブログがあったので、てっきりそういうものだと諦めていたが、数値データが存在するモジュールならば、スライダ操作でなく直接数字が入力出来る。モジュールの各項目名、もしくはスライダ部分を右クリックすればキーボードからの入力待ちになるんだ(スライダ上を左ダブルクリックするとその項目の値が初期化される)。

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