旅カメラとしてのRicoh GX100

森で見つけた巨大な朽ち木



Ricoh GX100

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前回の記事、尻切れトンボだったので続きを書いていきたいが、その前に手持ちの旅カメラについて書かねば・・・。

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旅カメラ、現在の旅カメラは一応はRicoh GX100。今、これをGX200に買い換えるか検討中。

GX100はISO1600まで対応しているが、まともに使えるのはISO80とISO100で、ISO200ともなるとJPGでもRAWでも風景によってはLightroomでノイズリダクションを行う必要がある。そしてISO400になるとLightroomを持ってしてもノイズを取りきれない。

そして高級コンデジの癖してフラッシュの調光補正がない。これがどうにも我慢ならない。そしてGX200にはその調光補正が存在するのだ。加えてマニュアル発光で1/32まで光を弱めることが出来るから、これだけでもGX200に買い換えても良いと思っちゃう。

GX100が不思議なのは仕様を見ると、フラッシュの撮影距離がレンズ先端から広角側で0.2～5メートル、望遠で0.15～3メートルと書かれている。なのにその20センチくらいの距離のテーブルフォトをスローシンクロで撮ろうとすると真っ白けっけになってしまう。

これは仕様ミスや故障でなく、周辺の露出を無視する強制発光時において。どうやらRicohの考えは20センチくらいの距離の風景はそもそもスローシンクロする必要が無く、フラッシュの光だけで撮影するものだ、そんな考えがあったようだ。

確かにそれはそうなんだが、(暗い)自然光を活かして、ほんのちょっとだけ、光沢を付けるとか、より暗い影の部分だけを少しだけおこしてやる、そういうフラッシュの使い方もある。RicohはGX100の設計時はそれを考慮していなかった。

※その為のソフト発光と言うモードも存在するが、マクロ的な撮影では全く意味がない

恐らく、これでユーザーから調光補正を付けろと相当な圧力があったに違いない。それ以降のカメラ、GX200、GRDシリーズ、GXR、さらには(下位機種である筈の)CXシリーズさえ調光補正が付加された。

ちなみに調光補正の無いカメラで数十センチの距離の被写体を撮影したい場合、簡単な方法がある。SDカードの乳白色のケース、これにティッシュペーパーを挟んで、フラッシュの前に押さえつけちゃう。一番手頃なデフューザーだ。

ISO感度や撮影距離によって光の加減が変わるので何度か試し撮影すれば何枚ティッシュを重ねれば良いか判る。ISO200で旅館飯での器のドアップ写真、距離20センチくらいだったらティッシュ2、3枚の厚みで良いと思う。後は気持ちマイナスに露出補正してやれば良い

下はうちのマスコット、埴輪先生と土偶先生。ISO200で距離はレンズから20センチくらい。最初の写真が何もせずにそのままスローシンクロしたもので、次がSDカードケースにキッチンペーパー(手元にそれがあったもので(笑))を詰めて撮影したもの。テキト～に撮ったのでピンボケは無視してちょ。

簡易デフューザーを利用した方が-1EV程度の調光補正になったと思う。もっと寄る場合は、カードケースに入れるペーパーを厚くすれば良い。

だから特に調光補正がないからと言ってGX100が駄目、旅カメラとして失格だとは言わないが、GX100にはまだまだ欠点があり、RAW保存すると次のシャッターが5秒も切れないし(保存に5秒掛かる)、広角(135換算)24mmを搭載しているのに電子水準器が付いていないし、24mm側の歪曲はかなりひどい・・・。

それの多くを修正したのがGX200だ。RAWで撮ってもすぐにシャッターを切れるし、電子水準器搭載、自動歪曲補正、これらは非常にありがたい機能だと思う。相変わらず高感度ISOが使えないらしいが、ノイズリダクション機能が改善されてISO200までは十分に使えるらしい。

これがISO400まで使えれば・・・、本当に残念なシリーズだ。今、RicohとPentaxは製品のすり合わせをしているだろうが、ISO400で納得の行く描写をしてくれるGX300なるカメラを発売してくれないだろうか。

Ricohは今まで高感度が得意のカメラを持っていなかった。でも運良くPentaxを傘下に入れたのだから、Pentaxの高感度特性への技術も取り入れれば、最高のGX300が出来上がると思うのだが・・・。

と言う事でこれでおしまい。次回は「帯に短し襷に長し その２」と題してお送りしたい。

本日の写真、これを撮影した当時、まだ(135換算で)28mm～しかレンズを持っていなかったので、GX100の24-72mmレンズはもっぱら24mm専用レンズと化していた。これこそまさに「仰げば尊し」・・・。

GX100のスクエアで遊ぶ - GX100でも銀残し・・・

このところ皆さんのブログにお伺いする機会がめっきり減少しています。実は・・・、Photoshopをバージョンアップし、買ったはいいが、丸で使っていなかったLightroom、さらには最新版のElementsの30日お試し版、この３つのソフトを自分なりに検証している最中で、これはやりだすと、あっという間に数時間。

いずれその辺の記事を書きますし、書いたら書いたで、それで納得するので、まぁそれまでは「多忙」って事にしといて下さい(特にElementsのお試し版は1ヵ月で検証せねばなりません)。昨日は昨日でずっとプロ野球、日本シリーズを見ていましたし(笑)。

「Bar」



Ricoh GX100

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銀残し風、かな～りハマっております。本当はフィルムでこの処理を施したプリントを見てどんなものか確認したいのですが、そんな機会がなく、WEBを、「銀残し」をキーワードに徘徊し、まぁこんなものだろう・・・、と言う程度、ですから「～風」なんです。

でも仮にこれが銀残しとは異なるタッチだったとしてもこの風合いが気に入っているので、今後もどんどんこの銀残し風にチャレンジして行こうと考えています。

そして・・・。

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Pentax K-5やK-rのお陰でこの手法を知った訳ですが、だったら当然Pentaxカメラだけでなく、他のカメラでもこれをしちゃう。

そう、カメラ内蔵のカラーモード(カスタムイメージとかピクチャースタイル)の大きな欠点は、そのカメラを使っていないとその色を出せないって事なんです。Pentaxでその色の味を知ってもRicohのカメラではそれが出来ないし、反対にRicohのハイコントラスト白黒モードが最高だと感じても、それはPentaxのカメラでは再現出来ないんですね。

だからこそ先日来から述べている通り、カメラ内蔵のこの手のモードは私にとっては無意味なんです。そう言えばCanon EOS30Dでは工場出荷時の状態のまま、このモードは一切触っていなかったりもします(スタンダードかな？)。

Pentaxで撮ろうがRicohで撮ろうがCanonで撮ろうが、こうやって完成した写真は常に「私の色」だからこそ、楽しい、そう思いますね。

それと相当に飽きっぽい人間ですから、今は銀残し風を気に入っていたとしても、いつ何時、いやぁ、今度はクロスプロセス風がいいなぁとか、コピーフィルムを利用したような超～ハイコントラストの世界が最高だ！、とか、言い出すか判りゃしません(笑)。

そう、ここにもカメラ内蔵のこの手のモードの欠点があります。デジタルですから撮影時に1コマずつ、これらのモードを変更出来ますが、変更する手間が面倒ですよね。大概はメニューからそれらを設定する訳で、1コマ目は銀残しだ、2コマ目はクロスプロセスだ、3コマ目はトイカメラだ、4コマ目はモノクロだ～、なんて出来ませんよね。

だったら撮影時にはそんな無駄な事を考えずにただひたすらシャッターを押すだけに専念し、自宅でこれらの作業をやりゃぁいいだけ。しつこくて申し訳ありませんが、やっぱりカメラ内蔵のカラーモードって意味ねぇなぁと思うんですなぁ。

極論を言えば、RAW画像を常に保存するのだったらホワイトバランスも何だって良い訳ですよね(笑)。あとで画像を見ながら、直接数字入力で5000kだと4500kだの入力した方が正確に調節出来ましょう。

GX100の場合、RAWファイルを保存しようとすると何秒も待たされるので、jpgだけを保存するようにしていますから、その時のホワイトバランスのままとなりますが、photoshopにはレンズフィルターでアンバー、ブルーへの調節が可能なので、結局、RAWでなくても後処理でどーにもでなるって事ですよね。

GX100のスクエアで遊ぶ - 皆さんがライバル、ジェラシーが大切

「昭和モダン」



Ricoh GX100

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唐突ですが、カメラマンはプロだろうがアマチュアだろうが、勝気じゃなくちゃ駄目だと思っています。中には「自分らしさを伝える事が出来れば！、写真は自分との勝負！」とカッコイイ表現をする人がいますが、違うと思いますねぇ。自分がライバルでなく、皆さんがライバルで嫉妬心が強いからこそモチベーションが上がるんだと思います。

詳しく書きますと・・・。

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少なくとも私は自分がライバルなんて思った事は恐らく一度もなく、自分は自分でしかないのだから、個人のキャパシティなんて高が知れていて、己を超えるには己に無い何かを見つけた時、即ち、皆さんの写真でインスピレーションを得て、それをカメラを構えて励行した時こそ、自分を越える事が出来る、そう感じますね。

勿論、子供の喧嘩じゃないので、皆さんの写真を拝見して勝った負けたで一喜一憂する訳じゃありません。良いな、カッコイイなと思った写真は大きく嫉妬はするけど、「そのアイデア頂き！」とパクっちゃう訳です(笑)。撮影場所でもそう。撮影地が書かれているブログを見て、良いと思ったらすぐに行っちゃう。

先日も、とあるブログを拝見していて、有楽町、新橋界隈のJRのガード下の昭和モダンな風景を見て、ちょうどその頃、銀座に行く機会があり(いつも銀座松屋の地下で紅茶を買うんです)、100%、パクらせて頂きました(笑)。

しかも、その後偶然なのですが、先日の三連休、NHKのぶらタモリ(第2弾が始まりましたね)の万世橋界隈の散歩シーンを思い出し、そうだ、万世橋付近で再び昭和モダンを撮ろうと思ったら、同じ方がすでに万世橋の写真を撮られていた。これには笑っちゃいました。むぅ～、思考も嗜好も志向も同じじゃ～と。

季節物の写真は先に出した者勝ちのような感がありますが、この手のオブジェクトな風景ってのは後出しジャンケンと同じで、後に出した者の方が遥かに有利ですよね。あの人はあそこで写真を撮っていたから、俺はそこでなくちょっと裏に回って・・・、色々と考える事が出来ますよね(笑)。

結果、各自がこうやって後出しジャンケン、風景をパクって切磋琢磨するからこそ、各自のセンス向上、各自のレベルアップに繋がっていくんだと思いましたね。ブログと言うメディアは学べるツールです。もしかすると、プロ、アマ含め、訳の判らん写真ばかりを掲載している写真雑誌よりも、写真ブログの方が学べる要素が多々ある気がしました。

GX100のスクエアで遊ぶ - 突然GX200が欲しくなった訳

「止まれ」



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RicohからGXRを借りてからと言うもの、GX200が欲しくなっちゃった・・・。

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GX100からGX200になって、画像処理エンジンがバージョンアップし、より画質が良くなったとされています(GXRでさらに良くなったとされています)。でも、だからGX200が欲しいのではないのです。

要は使い勝手なんですよね。まずはfnボタンとMyモード。

Ricohのカメラをご存じない方に簡単に説明しますと、fnボタンと言うのはメニュー内にある任意の機能をfnボタンを押しただけで呼び出せる機能、Myモードとは自分が設定した撮影スタイル(焦点距離やAFモード、AEモード、画質、ホワイトバランス、ISO感度etc...)を予めセット出来るモードを言います。

GX100はfnボタンが1つ、Myモードが2つ登録出来ますが、GX200ではそれが1つずつ増え、fnボタンが2つ、Myモードが3つ登録出来るんですよ。

私はとにかく撮影中に色々と操作すると物凄くストレスが掛かるタイプのカメラマンでして、本来ならプログラムAEだけで写真を撮りたいって人間なんです(笑)。でも実際にはそう行かないので、1枚毎に露出補正をしたり、ホワイトバランスを変えたり・・・。

GX100購入時は、「所詮コンパクトカメラだから」と言う単純な理由で、fnボタン、Myモードはそれぞれ1個、2個でいいと思っていたのですが、3ヶ月使って、特に通常のお散歩写真でGX100がメインカメラになってからと言うもの、改めてこのfnボタンとMyモードのあり難さが判りました。

当然fnボタンが2つ、Myモードが3つあるGX200の方が使い勝手が良いに決まっているんです。GXRを使って今更ながらそれに気付いた・・・、なんてお馬鹿な脳味噌なのでしょう！。

次に35mmフィルム換算で24mmと言う広角の焦点距離を使っている際、どうもカメラを構える癖なのでしょうね。微妙に水平がずれるんです。特にファインダーでなく、背面の液晶画面で構図を決めていると困ったもので水平になっていない写真を大量生産しちゃっているんですなぁ。

そう、GX200は電子水準器が内蔵されているんです。これもGXRを使って初めて「なるほど！、こりゃぁ便利だわい」と思ったんですねぇ(笑)。実はこの機能はPentax K-7にも付いているんですが、今まで全く使わなかったから、その恩恵を知らなかったんですなぁ(笑)。

さらにディストーション補正。GX100、GX200のズームレンズはとにかく歪曲がひどいんです(少し前のCanonのコンパクトデジタルカメラよりはましだが)。50mmくらいの焦点距離でも樽型に歪んだりしていますからね。でもこれはphotoshopで簡単に修正出来ちゃう。

また、カメラ側で勝手に直されるよりも、撮影後、photoshopを介して自分の眼で写真を見て、どれくらい補正を掛けるかするのがカメラマンの仕事と思っていたのですが、こうも歪んだ写真ばかり量産されちゃうとイライラしてくるんですよ。

一眼レフ用のレンズでTamron AF18-200mmF3.5-6.3IIを所持していますが、こいつの18mm側(35mm換算で28mm相当)ってのも笑っちゃうくらい樽型になってくれるのでGX100だけが駄目って訳ではないのですが、GX100では積極的に24mmと言う焦点距離を使っているので、常に修正を加えていないならないんですね。

GXRを使っていなければこれらは全く気にならなかったと思うのですが、「たられば」を語ってもしょーがありません。写真を撮る行為を機械的に、そして現実的になればなる程、GX100の悪い点を改良したGX200が欲しくなるんです。

近いうちにGX100を売りに行って高額査定が出たら素直にGX200に交換してきちゃおうと思っている次第であります。ケチですから安く叩かれたらGX100を壊れるまで使いますけどね(笑)。

GX100の24mmを楽しむ - 思わず叫んでしまう風景

「思わず叫んでしまう風景」





Ricoh GX100

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この風景、いわゆる「ドヤ写真」で、本来ならば、「My Favorite Things ～写真生活～」の方に「ドヤッ！」と掲載したいのでありますが・・・。

これは大きく伸ばしてナンボの写真で、ブログに掲載する程度の大きさでは判り辛い気がし、こっちで解説を付けた方が良かろう、そう感じました。よぉく写真をご覧になって下さい(画像をクリックして長辺800pで見ると良いかと)。単なる草ボーボー写真ではありません。

画面左の白柵はお判りになるでしょうが、画面中央のチョロチョロと見える白い物体、ガードレールなんですなぁ。この場面にいて、これをガードレールと認識した瞬間、皆さんもきっと「おおっ！」と叫んでカメラを構えている事でしょう。そして、「ドヤッ！」とお鼻が膨らむ。

そして同じ悩みを持つ・・・、写真だけだとこのガードレールを見逃してしまう読者が多いに違いない、ここは解説を付けようかって(笑)。

時に！・・・。

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Fujifilmからクラシックなデザインで23mmF2(35mm相当)レンズ搭載で、ファインダー付きのカメラ、Finepix X100と言うカメラが発表されましたね。こういうカメラを待っていました。35mmの画角は街中スナップに最適だし、この外観だったらお洒落な街にも確実にマッチしますよね。

ただ、お値段、高過ぎます！。予想価格は12万円前後との事で、レンズ交換式だったらこの数字でもまだ納得が行くものの、レンズ固定でこれだと・・・。単にモダンでファインダーが付いているってだけで購入する気にはなれません。その価格帯だったらPentaxのK-5だって買えちゃうんですから。

今、コンパクトデジタルカメラ界は牛丼屋さんと同じく低価格戦争で、思考を変化させ高級化路線を歩むのは良いとしても、コンパクトで10万を超えちゃ駄目ですよ。

そしてふと思うのです。RicohのGRDシリーズ、これ28mm相当のレンズですよね。SigmaのDPシリーズは28mm相当と40mm相当と2機種用意しており、何故Ricohは28mm相当の画角に固執しているのか意味不明です。

GX100の24mmを楽しむ - 樽型歪み・・・

「路地裏の風景」





Ricoh GX100

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この写真、樽型に歪んだ像をphotoshopを使って補正しています。どんなレンズでも広角ともなると像が、特に周辺部は樽型に歪んでくれちゃいます。

メーカーは何とかその歪みを補正しようとレンズ設計にはたゆまぬ努力をしているようですが、21世紀になった今もそれは解消されていません。特に複雑な設計になるズームレンズはこの歪みが如実に現れてきます。

Ricohのレンズは一定の評価があるようですが、GX100に付いている24-72mm(35mmフォーマット換算)相当のズームレンズは50mmくらいの焦点距離でも撮り方によってはまだそれが目立つんですよねぇ～。

先日、「レンズの持つ味」とは「そのレンズの欠点を評価する事である」、なんて書いているので、なるべくならこの辺の修正をレタッチで直したくはありませんが、流石に直さないとかっこ悪い時もあります。

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現行のGX200にはそれをカメラ内蔵のソフトウェアで補うディストーション補正機能があります。これがちょっと羨ましいなぁと思うんですねぇ(Pentax K-7にもデジタル専用レンズ装着時のみ内蔵のソフトウェアで補正が可能)。

勿論、上述した通り、また本日掲載した写真のように樽型の歪みはphotoshopで完璧に修正出来ますが、この機能がカメラにある、ないに関わらず気を付けなくちゃならないのは・・・。

現在のこの手の修正、補正機能は樽の様に歪んだ風景を直線に戻すので、矩形の画像が糸巻き型に変化しちゃいます。それを矩形に戻すには周辺を一回りカット(トリミング)しなくちゃなりません。

つまり、樽型に歪んだ像を修正するのが常であった場合、それを見越して一回り大きく風景を切り取っておかないと最終的に望んだ構図にならないって事なんです。

写真の基本に「一歩前に進め」と言うのがありますが、広角レンズを使って最終的にディストーション補正をする際は、この反対、「一歩後ろに引け」って事になるんですねぇ。

ただこれが撮影中、すっかりと頭から飛んじゃうんです(笑)。上の写真はファインダーを覗いて明らかに左端の雨どいが歪んでいるが判ったので、この一歩後ろに引く事が出来ましたが(実際には半歩でしょうか)、微妙なゆがみの場合は気付きませんからねぇ。つい、ドンピシャリの構図でパチリしちゃって、家に戻って、「ゲッ！、結構歪んでいるじゃないか！」、と一回り小さな、意図しない構図が決定稿になっちゃうんですなぁ～

GX100のスクエアで遊ぶ - マネキンは夢を見るのか

「マネキンは夢を見るのか」



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GX100のスクエアで遊ぶ - フレアーを活かす

「放置された空間」



Ricoh GX100

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しました。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。 8月最後の写真も暑苦しい物を用意しました。そう、今月のテーマは「暑苦しい写真」だったんです(笑)。 コンパクトカメラの欠点の１つにレンズフードがない為、太陽と相対する位置での撮影ではほぼ100%フレアー(ハレーション)で眠い写真になってしまいます。 片手をレンズの上部にかざして太陽光を遮れば(ハレ切り)、フレアーを抑える事もありますが、敢えて逆光と対峙して眠たくぼやけた写真を撮ってみる・・・、織江ってみる・・・。 片手をレンズの上部にかざして太陽光を遮れば(ハレ切り)、フレアーを抑えられ事もありますが・・・。もし写真初心者の方がこの記事のご覧になっていたら、次の事を覚えて欲しいと思います。

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それはレンズの味を知る事。そしてレンズの味と呼ばれるものの大半は、そのレンズが持つ欠点である事もあるんです。 ですからGX100に備わっているレンズの欠点はフードがない為、逆光に弱い事となり、イコール、このレンズの味、特徴は逆光時に一眼レフのレンズよりもフレアーが出やすい、結果、そのレンズの味を活かす写真を撮るのも１つの手段である訳です。 今回の写真、GX100の場合、EVFと言う液晶ファインダーですから、覗けばシャッターを押す前にフレアーが掛かって眠い写真になる事は判ります。そこで敢えて、露出を+補正してやり、より多くの光をセンサーに与えてハイキーな写真を作ってしまうんです。 あとはせっかくのデジタルカメラからの写真ですから、その欠点をデフォルメ、ちょっとphotoshopでレタッチすれば、例の「織江った写真」が出来上がる訳です。 ※「織江る」と言う言葉。本ブログに始めてお越しの方はチンプンカンプンでしょうから、下のユーザータグリストの「織江写真」をクリックされて下さいませ。何が「織江」なのか、解説していますので。

GX100のスクエアで遊ぶ - 絵画のような風景 & 国会議事堂に行こう！

多少の皮肉を込めて、「織江る」と言う言葉を使っているのに関わらず、この織江っている写真に見事にハマってしまっている私がいます。

「untitled」



Ricoh GX100

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しました。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来ます。暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。 元々意図的にハイキーに撮影した写真から、ちょっぴりソフトフォーカスを掛けて絞り開放での逆光時の像の滲みを再現してみた写真ですが、絵画のような雰囲気になってくれました。 さて、以下は国立新美術館を後にして、国会議事堂へ行ったネタを書いて行きます。

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マン・レイ展が、案の定とでも言いましょうか、特に心に響くものがなかったので、そのままお散歩写真をしたんです。そして国立新美術館のある乃木坂から永田町までさほど距離がない事に気付き、だったらせっかくだから国会議事堂の中に入ろう！、そう思って参議院側の見学ツアーに参加してきました。 何故衆議院でなく参議院か？。まぁどっちでも良かったのですが、今は参議院の方が話題性がありそうでしたからね(笑)。 意外だったのは、手荷物チェックがいい加減だったのと、ツアー中の監視及び警備が非常～に緩かった事。あんまり書くと妙な輩が変な考えを持っちゃいそうなので割愛しますが、まぁそうですねぇ、ちょっとしたジェームズ・ボンドごっこくらいなら(つまりツアー中に消え失せる)簡単に出来そうです(笑)。 それと日本の政治の中心である国会議事堂の見学ですから、当然外国人も参加しています。この日はアジア系の人が何人かいましたが、彼らは日本語が完璧でないので、事前の注意事項を理解していないんですよ。ツアー中、撮影は禁止、これは何度も忠告を受けるのですが、外人さんは言葉が判らない、もしくは判らない振りをしてパチパチしちゃう。 そしてそれを見た日本人の一部が、なんだ、あいつが撮っているんだったらオレもオレも・・・、そんな感じでパチパチ始めちゃう。日本人のモラルの無さを感じましたね。恥ですな、恥！。どうせなら「他人が撮っているから自分も・・・」、そんな肝っ玉の小さい事をするのでなく、「写真を撮っても減るもんじゃねぇ！」、それくらいの根性があって欲しいですね。 実は私自身、堂々とパチパチ(勿論、人にばれないようにですよ(笑))してやろうと思っていたのですが、意外と堂内って面白くないんですよ。そして撮ったところでそれは単なる記録写真でしかなく、作品には決してならない訳で・・・。 まぁ次回周辺を散策したら衆議院を見学しようと思っているので、面白い風景があったら、是非ともパチリしてみたいとは思うのですが・・・。 そうそう、参議院の議場、三原順子はちょっと確認出来ませんでしたが、ちゃんと田村亮子の名(席)がありましたよ。

「イルミナティなPentaxと民主党(笑)」



Ricoh GX100

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「お土産一式」



Lumix DMC-FX55

GX100のスクエアで遊ぶ - 蔵を織江ってみた

夏季旅行写真です。 「織江る」、この言葉、自分だけで盛り上がっており、ちょいと流行らせたいと思っています。詳しくは下の記事をどうぞ。 GX100のスクエアで遊ぶ - 織江ってみる

「朽ちた蔵」



Ricoh GX100

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しました。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来ます。暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。 取扱説明書もろくすっぽ見ないまま旅行に出掛けたので、時折、操作、設定に手間取ってしまう事があり、見ての通り、普通じゃない写真。実は失敗コマ、超～露出オーバー。露出補正なんてしていないのにこの有様。まぁ結果オーライ、オンリーワンなハイキー廃屋写真になりました。 そうなんです。廃墟、廃屋を記録写真でなくアートさせるには、やはりカメラマンが光の制御をしてやらないとならんと思うのであります。今回は偶然ではありますが、偶然もテクニックの１つです(笑)。 さて・・・。

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織江る事の利点は、このコマ、上述の通り、ハイキー写真として認められる事もありましょうが、本来のカラー写真ならば、構図の中でこれだけ白飛びしていると使い物になりません。 例えば地面と空の輝度差が非常に激しい場合。日陰の路地に薄曇なんてシチュエーション。路地に露出を合わせると空は確実に白飛びします。逆光時の写真でも同じ事が言えると思います。空が白く飛ぶなんて最低最悪、私の中ではあり得ない写真。 でも織江る事や、モノクロ表現にすると、(特にモノクロでは白と黒の世界なので)それが反対に活きて来る事があるのですよ。モノクロは難しくない、むしろカラー情報を破棄する事で失敗をカバーするも出来、初心者でも簡単にアーティスティックな写真を撮る事が出来ると力説するのはそれもあるからです。 初心者の方、空が白飛びして失敗した！、そんな写真がありましたら、是非ともトライ！、織江ったりモノクロったりしてみて下さい。写真が息を吹き返す事もありますよ～。