今、手元にはPentax LXもCanon NewF-1も、はたまたTamronの90mmもNFD50mmF1.4もありません。要するに昔の写真です。先日もお伝えした通り、21世紀に入ってからのフィルムは全て焼却しているので、風景やコンセプトを見ると1999年くらいに撮影されたものだと思います。
さて、この3枚が全てモノクロフィルムで撮られていたら、自信満々で、もう1つの写真ブログ、
「My Favorite Things ~写真生活~」、に3日連続で掲載したでしょうが、実際には1枚目だけがモノクロ、他の2枚はレタッチでモノクロ化しています。
すでにデジタル全盛の時代ですから、カラーフィルムをモノクロにレタッチしても誰も文句は言わないと思うのですが、やはり、昔の気質とでも言いましょうか、フィルムこそ、デジタル化する際、なるべくありのままを掲載するべき、そんな思いがあるんです。
1枚目はネオパンの1600で撮られています。2枚目は箱根に旅行した時のスナップなので、普通のISO400のカラーだったと思います。3枚目、これもカラーネガなのですが、ISO3200の超高感度フィルムを使っています。
※ちなみにインターネガと言う方式を用いるとリバーサルフィルムからモノクロネガに複写する事が出来ますし、カラーフィルムで撮影された写真をモノクロ化する事そのものは別にCGでも何でもありません。
要するにこれも私個人のカメラマンとしてのプライドでしょうか。カラーフィルムを利用して撮影しているのですから、カラーでなくちゃならないと言う意図が撮影中に働いている訳です。ですからそれを後からモノクロ化するってのは妥協以外の何物でもないんですよ。
デジタルカメラの場合はフィルム時代よりも、原稿(画像)は素材でしかない意識が強いですから、保存はカラーのまま、後からモノクロ化しても全く気にならないのですけどね(笑)。
いずれにせよ、今日の3枚、写真そのものを感じて下さい。1999年の1年はカラー、モノクロ問わず、ほとんどこの手の、一般には理解されないであろう、構図も露出もピントも合っていないような写真を多く撮っていましたねぇ。私の歴史です。
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