2019年04月19日 00:00

Sony α7II, smc PENTAX-A645 120mm F4 Macro
新しい純正現像ソフトであるImaging EdgeでSonyのやる気無さに大いに絶望。ではPhaseoneとコラボしたCapture One Express For Sony(以下C1Exprees)はどうだろうか?。
Capture One Pro(以下C1Pro)との一番の違いはレイヤー(部分補正)が使えない事。勿論他にも幾つかあるようだが、良く判らない。私自身、C1Proは数年前までVer9だかVer10まで使っていたが、現在はパソコンからも削除しており、新たに最新のVer12の30日お試しセットをインストールする気も無く・・・。
残念なのはC1Proにはゴミ取り機能があったのにC1Expreesでは削除されている。Sonyのカメラはやたらにセンサーにゴミが付くのでこの機能が無かったらアウト!。しかも上述のImaging Edgeにもコミ取り機能がない。えぇっ!?、ビックリですがな!(OlympusのWorkspaceにはゴミ取り機能はある)。
ネットで調べているとこれまた笑っちゃうくらいの事実が判明。なんと!、C1ExpreesのVer11まではゴミ取り機能があったんだとさ!。PhaseoneがせこいのかSonyがせこいのか?、Ver12でゴミ取り機能を排除しやがったらしい。
だからもしこれをお読みの方でC1ExpreesのVer11をお使いの方はVer12をインストールしても良いが、決してVer11を削除しないように!(Capture Oneは1台のパソコンに異なるバージョンをインストール、起動が可能だった筈)。
もし手元にC1ExpreesのVer11が無かったらお金を一切掛けずに全ての処理をするにはフリーソフトであるGIMPやdarktableが必要になってしまう。GIMPのゴミ取り機能はPhotoshop程優秀ではないが、そこそこ使えるので、「GIMP ゴミ取り」で検索されたし!。
今、カメラメーカー純正ソフトでゴミ取り機能が付いていないものってあるのかな?。先述の通りOlympusはWorkspaceでゴミ取り機能を搭載したし、あのRicohのDigital Camera Utilityでさえその機能は搭載されている。FujifilmとかLumix辺りは無さそうな気がするが・・・。
こういうの情けないと思わない?。Sonyなんて一流メーカーなのだからC1Exprees Ver12からゴミ取り機能が消えたのだから、本来ならば即Imaging Edge側で対応しなくちゃならないのにそれを怠っている。やっぱりSonyのやる気無さを大いに感じる。とにかくImaging EdgeとC1Exprees Ver12でRAW現像しているユーザーは現状ゴミ取りは他のソフトに委ねるしかなく、無償でそれを行いたいのであればGIMPかdarktableを使う事になる。
恥ずかしいよね、サポートセンターに「C1Expressにゴミ取り機能がなくなったんだけどゴミをどうやって取るの?」と問い合わせをしたら「フリーソフトをお使い下さい」って返事しか来ないんでしょう?。いやぁ、Sony、最低な企業だな。
ではそのゴミ取り機能を取っ払ってしまったC1Exprees、使い勝手はどうかと言うと・・・。
これは上述の通り、部分補正が出来ないくらいで一般的な現像機能はゴミ取りを除き全て持っていると言って良い。ただ使い方がやっかいでこれからC1Expreesを使おうなんて方には結構ハードルは高いと思うし、増してやRAW現像の初心者は厄介だろう。本ブログはHOWTOサイトではないので具体的な使用法は割愛するが、いずれにせよRAW現像をマスターしたいのであれば各自が頑張ってそのハードルを乗り越えるしかない。
それで文章を結ぶのも何なので少しだけ・・・。
C1ExpreesはあくまでもPhaseoneの現像ソフト。よってそれでSonyの絵は決して出ない。
Sonyのスタンダード、ヴィヴィッド、風景と言ったSonyのクリエイティブスタイル、シーンセレクションに該当するのがC1Expreesの組込みスタイルで、これはあくまでもPhaseoneの色。
IQ Stylesが6種類、B&Wが7種類、Color Effectsが10種類、Landscapeが4種類、Skin Effectsが14種類、SPRINGが10種類と合計51種類のSonyで言うところのクリエイティブスタイル、シーンセレクションのようなスタイルが存在する。Sonyの色にはならないものの、これだけあれば風景にあわせて好みの発色を見つけられるだろう。
そして、、、
Capture One ProでFujifilmフィルムシミュレーションを他機種で使っちゃえる!
上記事で述べた通り、ICCプロファイルを利用してFujifilm X-T1のフィルムシミュレーションが使えてしまう。上記事のリンクを辿り、Dropboxから該当するICCファイルを全てダウンロードし、ファイル名を変更してやる。
うちはα7IIとα6000を所持しているので、例えば「FujiXT1-01. Provia.icc」ならばそのファイル名の先頭、「FujiXT1」の部分を「SonyA7M2」、「SonyA6000」とし、「SonyA7M2-01. Provia.icc」や「SonyA6000-01. Provia.icc」に変更してやる。
そしてファイル名を変更したこれらICCファイルをC1Expreesがインストールされているフォルダの中、「Color Profiles/DSLR」フォルダにコピーする。これでC1Expreesを再起動し、プロファイルにそれを宛がえばX-T1ライクのプロビア、アスティア、ベルビアなどの発色になってくれる。
これはSonyのカメラでなくNikonやCanonのカメラでも可能なのでC1Proをお使いの方で手持ちカメラのC1Proでの名称が判らなかったら、その「Color Profiles/DSLR」にある各メーカーカメラのファイル名を見れば良い。
勿論これで我々がFujifilmのフィルムシミュレーションと同一を絵を得られると思っちゃいけない。これは海外の有志がX-T1のフィルムシミュレーションを模して作成したもので、ブラインドテストされたらFujifilmユーザーですら見分けが付かない優秀なプロファイルではあるが、X-T1と寸分違わぬ発色ではないし、増してや他機種、「いや、俺はX-T1じゃなくてX-T3の発色にしたいんだよ!」なんて要望には応えられない。
※Fujifilmのカメラは機種毎(時代毎?)にフィルムシミュレーションの発色が異なるらしい
Fujifilmのフィルムシミュレーションは他メーカーのカメラでもLightroom(DCPファイルを改ざんする必要があるのでパソコン上級者向き)、RawTherapeeでも使える。特にRawTherapeeには歴代X-Tシリーズ、X-T1~X-T3までの発色が存在するが(イコール、歴代X-E1~X-E3の発色のを意味している)、Sonyのカメラで手っ取り早くFujifilmのフィルムシミュレーションを得たければC1Expreesで今回の方法を取るのが最短。私個人はC1Proを使っていた頃はその中のベルビア、プロネガハイ、クラシッククロームの3つを多用していた。
現像においてLightroomと比較してみると劣っている点は2つ。
ゴミ取りが出来ない
部分補正が出来ない
無料でここまで使えるのだから十分かもしれない。Lightroomユーザーが多用する「かすみの除去(dehaze)」、これがC1ProにもC1Expreesにも存在しないが、実はこのかすみの除去ってのはPhotoshopなどで一般的なレベル補正を使うだけでそれっぽい絵になってくれる。
C1Expressでは「レベル」と「クラリティ」の2つを使えばおおよそのかすみ、フレアは除去出来てしまう。また「選択された全てのバリアントを自動調整」、これを使ってもフレア写真を引き締めてくれる(レベルと露出補正を使って処理をしているみたい)。
次にLightroomでかすみを取った写真とC1Expressで同様な処理をした写真を示す。発色の違いは私のミス。C1Expressの方が青みが強くなってしまっただけ。
残念なのはC1Proにはゴミ取り機能があったのにC1Expreesでは削除されている。Sonyのカメラはやたらにセンサーにゴミが付くのでこの機能が無かったらアウト!。しかも上述のImaging Edgeにもコミ取り機能がない。えぇっ!?、ビックリですがな!(OlympusのWorkspaceにはゴミ取り機能はある)。
ネットで調べているとこれまた笑っちゃうくらいの事実が判明。なんと!、C1ExpreesのVer11まではゴミ取り機能があったんだとさ!。PhaseoneがせこいのかSonyがせこいのか?、Ver12でゴミ取り機能を排除しやがったらしい。
だからもしこれをお読みの方でC1ExpreesのVer11をお使いの方はVer12をインストールしても良いが、決してVer11を削除しないように!(Capture Oneは1台のパソコンに異なるバージョンをインストール、起動が可能だった筈)。
もし手元にC1ExpreesのVer11が無かったらお金を一切掛けずに全ての処理をするにはフリーソフトであるGIMPやdarktableが必要になってしまう。GIMPのゴミ取り機能はPhotoshop程優秀ではないが、そこそこ使えるので、「GIMP ゴミ取り」で検索されたし!。
今、カメラメーカー純正ソフトでゴミ取り機能が付いていないものってあるのかな?。先述の通りOlympusはWorkspaceでゴミ取り機能を搭載したし、あのRicohのDigital Camera Utilityでさえその機能は搭載されている。FujifilmとかLumix辺りは無さそうな気がするが・・・。
こういうの情けないと思わない?。Sonyなんて一流メーカーなのだからC1Exprees Ver12からゴミ取り機能が消えたのだから、本来ならば即Imaging Edge側で対応しなくちゃならないのにそれを怠っている。やっぱりSonyのやる気無さを大いに感じる。とにかくImaging EdgeとC1Exprees Ver12でRAW現像しているユーザーは現状ゴミ取りは他のソフトに委ねるしかなく、無償でそれを行いたいのであればGIMPかdarktableを使う事になる。
恥ずかしいよね、サポートセンターに「C1Expressにゴミ取り機能がなくなったんだけどゴミをどうやって取るの?」と問い合わせをしたら「フリーソフトをお使い下さい」って返事しか来ないんでしょう?。いやぁ、Sony、最低な企業だな。
ではそのゴミ取り機能を取っ払ってしまったC1Exprees、使い勝手はどうかと言うと・・・。
これは上述の通り、部分補正が出来ないくらいで一般的な現像機能はゴミ取りを除き全て持っていると言って良い。ただ使い方がやっかいでこれからC1Expreesを使おうなんて方には結構ハードルは高いと思うし、増してやRAW現像の初心者は厄介だろう。本ブログはHOWTOサイトではないので具体的な使用法は割愛するが、いずれにせよRAW現像をマスターしたいのであれば各自が頑張ってそのハードルを乗り越えるしかない。
それで文章を結ぶのも何なので少しだけ・・・。
C1ExpreesはあくまでもPhaseoneの現像ソフト。よってそれでSonyの絵は決して出ない。
Sonyのスタンダード、ヴィヴィッド、風景と言ったSonyのクリエイティブスタイル、シーンセレクションに該当するのがC1Expreesの組込みスタイルで、これはあくまでもPhaseoneの色。
IQ Stylesが6種類、B&Wが7種類、Color Effectsが10種類、Landscapeが4種類、Skin Effectsが14種類、SPRINGが10種類と合計51種類のSonyで言うところのクリエイティブスタイル、シーンセレクションのようなスタイルが存在する。Sonyの色にはならないものの、これだけあれば風景にあわせて好みの発色を見つけられるだろう。
そして、、、
Capture One ProでFujifilmフィルムシミュレーションを他機種で使っちゃえる!
上記事で述べた通り、ICCプロファイルを利用してFujifilm X-T1のフィルムシミュレーションが使えてしまう。上記事のリンクを辿り、Dropboxから該当するICCファイルを全てダウンロードし、ファイル名を変更してやる。
うちはα7IIとα6000を所持しているので、例えば「FujiXT1-01. Provia.icc」ならばそのファイル名の先頭、「FujiXT1」の部分を「SonyA7M2」、「SonyA6000」とし、「SonyA7M2-01. Provia.icc」や「SonyA6000-01. Provia.icc」に変更してやる。
そしてファイル名を変更したこれらICCファイルをC1Expreesがインストールされているフォルダの中、「Color Profiles/DSLR」フォルダにコピーする。これでC1Expreesを再起動し、プロファイルにそれを宛がえばX-T1ライクのプロビア、アスティア、ベルビアなどの発色になってくれる。
これはSonyのカメラでなくNikonやCanonのカメラでも可能なのでC1Proをお使いの方で手持ちカメラのC1Proでの名称が判らなかったら、その「Color Profiles/DSLR」にある各メーカーカメラのファイル名を見れば良い。
勿論これで我々がFujifilmのフィルムシミュレーションと同一を絵を得られると思っちゃいけない。これは海外の有志がX-T1のフィルムシミュレーションを模して作成したもので、ブラインドテストされたらFujifilmユーザーですら見分けが付かない優秀なプロファイルではあるが、X-T1と寸分違わぬ発色ではないし、増してや他機種、「いや、俺はX-T1じゃなくてX-T3の発色にしたいんだよ!」なんて要望には応えられない。
※Fujifilmのカメラは機種毎(時代毎?)にフィルムシミュレーションの発色が異なるらしい
Fujifilmのフィルムシミュレーションは他メーカーのカメラでもLightroom(DCPファイルを改ざんする必要があるのでパソコン上級者向き)、RawTherapeeでも使える。特にRawTherapeeには歴代X-Tシリーズ、X-T1~X-T3までの発色が存在するが(イコール、歴代X-E1~X-E3の発色のを意味している)、Sonyのカメラで手っ取り早くFujifilmのフィルムシミュレーションを得たければC1Expreesで今回の方法を取るのが最短。私個人はC1Proを使っていた頃はその中のベルビア、プロネガハイ、クラシッククロームの3つを多用していた。
現像においてLightroomと比較してみると劣っている点は2つ。
ゴミ取りが出来ない
部分補正が出来ない
無料でここまで使えるのだから十分かもしれない。Lightroomユーザーが多用する「かすみの除去(dehaze)」、これがC1ProにもC1Expreesにも存在しないが、実はこのかすみの除去ってのはPhotoshopなどで一般的なレベル補正を使うだけでそれっぽい絵になってくれる。
C1Expressでは「レベル」と「クラリティ」の2つを使えばおおよそのかすみ、フレアは除去出来てしまう。また「選択された全てのバリアントを自動調整」、これを使ってもフレア写真を引き締めてくれる(レベルと露出補正を使って処理をしているみたい)。
次にLightroomでかすみを取った写真とC1Expressで同様な処理をした写真を示す。発色の違いは私のミス。C1Expressの方が青みが強くなってしまっただけ。

Sony α6000, Nikon Series E36-72mmF3.5
Lightroomでメリハリ

Lightroomでの処理

C1Expressでメリハリ

C1Expressでの処理


Lightroomの「明瞭度」、「かすみの除去」がそれぞれC1Expressの「クラリティ」、「レベル」に該当する。これさえ覚えちゃえばモヤッとした写真もC1Expressだけで処理出来る。但し、C1Expressは部分補正が出来ないので手前の風景よりも奥の風景のかすみを多く取りたい、そう言った使い方は出来ない。
※ハイライト補正は今回のかすみの除去とは直接関係ない。単にハイライトが飛んでいてカッチョ悪かったから処理しただけ
使い勝手の面ではC1Proに存在した現像設定初期化機能がC1Expreesでは存在しない。これもちょっと頂けないか?。色々と項目を設定しているうちに訳判らなくなり、一気に最初の状態に戻したい時って結構ある。でもC1ExpreesではひたすらCTRL+Zを押し続けるしかないようだ。
またPro版から外された機能にキーストーン補正がある。これは傾き補正のひとつでカメラを上や下へ振った際のパースペクティブ調整の事だ。これが残念だな。これとゴミ補正が出来れば完璧なSony用現像ソフトになってくれたのに・・・。
では写真管理面ではどうだろうか?。
残念ながらキーワード入力が出来ない。これはC1Proには存在する機能で、撮影場所やオールドレンズなら使用したレンズ名、これらを写真毎に自由に文字を入力出来た。よって写真管理においてはLightroomより遥かに劣ってはいるが、EXIF内のデータでの検索は可能だ。
編集メニューから「詳細検索」を選び検索条件の入力すれば様々な条件で検索が可能だ。例えばこんな条件。
「ISO1600~3200まででシャッタスピードが1/30秒より遅く露出補正が-1EV以下で縦位置写真」
そしてこれらをスマートアルバム(一般に言われるコレクション)にも登録出来る。
これで気付いた。キーワードの入力は上の通り出来ないが、その代わりとしてメタデータ(EXIFデータ)で入力出来る項目が幾つかある。そのうちのひとつで代替になりそうなのが「IPTC-コメント」である。ここの「タイトル」に「撮影地」と入力し、「説明」に実際の撮影地を入力すればこの「詳細検索」に必ず引っ掛かってくれる。
「タイトル」に「レンズ」、説明に「Canon NewFD50mmF1.4」、「Canon FD135mmF3.5」、「Canon EF50mmF1.4」などと写真毎に入力し、詳細検索で「Canon」を含む写真を探せばこの3本のレンズの写真を見つけてきてくれる。
「タイトル」にそのまま撮影地やレンズ名を記しても良いし、「カテゴリー」を「レンズ」として「タイトル」にレンズ名を入力しても良いだろう。
EXIFのITPC欄に納めるデータは一応それなりのルールが存在するらしいが、そんなものを気にするのはプロカメラマンだけで、プロならばキーワードが登録出来るC1ProやLightroomを使っているだろうし、アマチュアはITPC云々は無視して良い。自分だけが理解出来れば良いのだから。少なくとも「ITPC-コメント」に関しては恐らくルールはなく何を入力しても良い筈。
おっと、撮影地用のITPCがあったじゃないか!。「ITPC-イメージ」だ。「ジャンル」に「風景」とか入力し、「場所」に「富士山」とか入れておけば良い。
ポートレートだったら「IPTC-イメージ」のジャンルに「ポートレート」、IPTCシーンにモデルさんの名前をセットしておけば良いのではないだろうか?。
ではこれを1枚1枚入力しなくちゃならないのか?。富士山を撮った写真が100枚あったらどうするんだ?。モデルの綾香ちゃんの写真が1000枚あったらどうすんだ!?、大丈夫!。ここで解説するのが面倒なので次のリンクで学んでちょ!。
写真にキーワードを付けて検索する
調整クリップボードウィンドウを開けば入力した項目がチェックされているからそのままコピーしてあとはサムネイルからそれに該当する写真を複数選択してペーストするだけで。これで詳細検索時に「Canon FD135mmF3.5を使った富士山の写真」、そんなのを瞬時でピックアップ出来る。
そしてこの詳細検索にて「スマートアルバムで作成」を選んでおけば、その後その条件にマッチした写真を自動的に追加してくれる。これに関してもここで説明するのが面倒なので次のリンクをどうぞ。Ver7用であるがやる事は一緒。
Capture One 7 - ユーザーコレクション
これはSonyのカメラでオールドレンズを使っているユーザーには朗報だろう。レンズ毎にレンズ名の仮想フォルダが作られ、レンズ名さえITPC欄に入力しておけば以降勝手にレンズ名毎に整理してくれるのだから。
ポートレート選科の人だってモデルさんの名前でスマートアルバムを作っておけば良いし、花選科な人なら花の名前毎、鉄っちゃんでも列車名毎、飛行機マニアだった機種毎のスマートアルバムを作れば勝手に振り分けてくれる。
今後私個人が利用出来そうなものとして、現在の手持ちのオールドレンズの描写をテストしている。テスト写真と通常のお散歩写真を分けたかったりする。何しろテスト写真の場合、開放からF16くらいまでパチパチ写真を撮ったりするので、それが莫大な量になり、その合間に良い風景を見つけたら普通にパチリしている。だからテスト写真の「ITPC-イメージ」の「ジャンル」に「test」と入力しておけば、テストした写真を探したかったら詳細検索時「『test』を含む」、反対にテスト撮影の合間に撮影した写真だけを見つけたかったら「『test』を含まない」で検索すれば良いんだ。
※スマートアルバムは仮想フォルダなので不要になったら問答無用で削除して良い
そうそう、C1Expreesはサイドカーファイルのxmpを読み込むのでLightroomを所持していたらそちらでレンズ名や撮影地などのキーワードを入力し、それら情報をxmpファイルに出力していればC1Expreesの詳細検索でそのキーワードを検索出来る。それを元にスマートアルバムを作っておけば手間が大幅に減る。
だから現在、うちのC1Expreesはほとんど苦労の無いまま、使っているオールドレンズ毎のスマートアルバムが出来ているのだった。
また単純な検索ならばわざわざメニューから詳細検索を使うのでなく、画面右上の検索窓に文字列を入力すればそれを見つけてきてくれる。FE28-70mmF3.5-5.6で撮影された写真だけを表示させるのならそこにEXIFに記録されるレンズ名の一部、「"FE 28-70"」と入力するだけで良い。
この場合、必ずダブルクォーテーションで文字列を括るのとスペースの位置、また英語なら大文字小文字が区別されるので注意が必要だ。Sony純正ならば型番、例えば「SEL2870」でも検索してくれる。
うん、こうやってC1Expreesを調べて行くと無料の現像ソフトとしては最強かもしれない。ゴミ取りと部分補正に関してはC1Expreesで作業後、それをTIFF化し、GIMPやdarktableを使って仕上げれば済む(RawTherapeeも開発版のLocalLab仕様を使えば部分補正が使える)。
本日の写真はC1ExpreesにてFujifilm X-T1のクラシッククロームを模倣したプロファイルをセットし、さらに組み込みスタイルのSPRING SPR-08を加えている。
但し、ゴミ取り機能がないから左のビルと空の辺り、大きなゴミがあるでしょう?。これを消せない訳だ。勿論うちにはゴミを取ってくれるLightroom、Photoshop、GIMP、darktableがあるが、今回は苦言を呈する意味で敢えてゴミを残した。
純正ソフトのImaging Edgeでもゴミ取り機能はなく、Sonyは写真にゴミが付いてもユーザーには知らん顔。そう言ったお馬鹿な会社である。
最後に。
darktableを使うのは面倒、そんな人には画像ビューワーのFastStone Image Viewerにゴミ取りツールがある。これには「複製と修復」なるツールがあり、さすがに最新のPhotoshopのように頑張れば人物でもすっかり消してくれるような機能はないが、それの「修復」を使うと空に浮かんでいるようなゴミや女性のニキビやシミと言った肌の改善にはおおよそ問題なく使用出来る。C1Expressを使ってJPGやTIFFで出力後、それを利用するだけで良い。
FastStone
上がfaststoneのサイト。そこからFastStone Image Viewerをダウンロードし、次のサイトで日本語化。
TiltStr::不定期版: FastStone
ビューワーとしてかなり優秀で如何なるRAWファイルでも高速で表示してくれる。今でもちょっとした作業ならLightroomやBridgeを使わずこれを起動し、そこからRawTherapeeを起動して現像したりしている。
またLightroomで現像後、「あっ、ゴミがあるじゃん!」と気付いた時もわざわざLightroomを再起動させずFastStone Image Viewer内で処理している。
残念ながらFastStone Image Viewerではキーストーン補正が出来ないのでそれをするのならdarktableやRawTherapeeも併用するしかない。
※ハイライト補正は今回のかすみの除去とは直接関係ない。単にハイライトが飛んでいてカッチョ悪かったから処理しただけ
使い勝手の面ではC1Proに存在した現像設定初期化機能がC1Expreesでは存在しない。これもちょっと頂けないか?。色々と項目を設定しているうちに訳判らなくなり、一気に最初の状態に戻したい時って結構ある。でもC1ExpreesではひたすらCTRL+Zを押し続けるしかないようだ。
またPro版から外された機能にキーストーン補正がある。これは傾き補正のひとつでカメラを上や下へ振った際のパースペクティブ調整の事だ。これが残念だな。これとゴミ補正が出来れば完璧なSony用現像ソフトになってくれたのに・・・。
では写真管理面ではどうだろうか?。
残念ながらキーワード入力が出来ない。これはC1Proには存在する機能で、撮影場所やオールドレンズなら使用したレンズ名、これらを写真毎に自由に文字を入力出来た。よって写真管理においてはLightroomより遥かに劣ってはいるが、EXIF内のデータでの検索は可能だ。
編集メニューから「詳細検索」を選び検索条件の入力すれば様々な条件で検索が可能だ。例えばこんな条件。
「ISO1600~3200まででシャッタスピードが1/30秒より遅く露出補正が-1EV以下で縦位置写真」
そしてこれらをスマートアルバム(一般に言われるコレクション)にも登録出来る。
これで気付いた。キーワードの入力は上の通り出来ないが、その代わりとしてメタデータ(EXIFデータ)で入力出来る項目が幾つかある。そのうちのひとつで代替になりそうなのが「IPTC-コメント」である。ここの「タイトル」に「撮影地」と入力し、「説明」に実際の撮影地を入力すればこの「詳細検索」に必ず引っ掛かってくれる。
「タイトル」に「レンズ」、説明に「Canon NewFD50mmF1.4」、「Canon FD135mmF3.5」、「Canon EF50mmF1.4」などと写真毎に入力し、詳細検索で「Canon」を含む写真を探せばこの3本のレンズの写真を見つけてきてくれる。
「タイトル」にそのまま撮影地やレンズ名を記しても良いし、「カテゴリー」を「レンズ」として「タイトル」にレンズ名を入力しても良いだろう。
EXIFのITPC欄に納めるデータは一応それなりのルールが存在するらしいが、そんなものを気にするのはプロカメラマンだけで、プロならばキーワードが登録出来るC1ProやLightroomを使っているだろうし、アマチュアはITPC云々は無視して良い。自分だけが理解出来れば良いのだから。少なくとも「ITPC-コメント」に関しては恐らくルールはなく何を入力しても良い筈。
おっと、撮影地用のITPCがあったじゃないか!。「ITPC-イメージ」だ。「ジャンル」に「風景」とか入力し、「場所」に「富士山」とか入れておけば良い。
ポートレートだったら「IPTC-イメージ」のジャンルに「ポートレート」、IPTCシーンにモデルさんの名前をセットしておけば良いのではないだろうか?。
ではこれを1枚1枚入力しなくちゃならないのか?。富士山を撮った写真が100枚あったらどうするんだ?。モデルの綾香ちゃんの写真が1000枚あったらどうすんだ!?、大丈夫!。ここで解説するのが面倒なので次のリンクで学んでちょ!。
写真にキーワードを付けて検索する
調整クリップボードウィンドウを開けば入力した項目がチェックされているからそのままコピーしてあとはサムネイルからそれに該当する写真を複数選択してペーストするだけで。これで詳細検索時に「Canon FD135mmF3.5を使った富士山の写真」、そんなのを瞬時でピックアップ出来る。
そしてこの詳細検索にて「スマートアルバムで作成」を選んでおけば、その後その条件にマッチした写真を自動的に追加してくれる。これに関してもここで説明するのが面倒なので次のリンクをどうぞ。Ver7用であるがやる事は一緒。
Capture One 7 - ユーザーコレクション
これはSonyのカメラでオールドレンズを使っているユーザーには朗報だろう。レンズ毎にレンズ名の仮想フォルダが作られ、レンズ名さえITPC欄に入力しておけば以降勝手にレンズ名毎に整理してくれるのだから。
ポートレート選科の人だってモデルさんの名前でスマートアルバムを作っておけば良いし、花選科な人なら花の名前毎、鉄っちゃんでも列車名毎、飛行機マニアだった機種毎のスマートアルバムを作れば勝手に振り分けてくれる。
今後私個人が利用出来そうなものとして、現在の手持ちのオールドレンズの描写をテストしている。テスト写真と通常のお散歩写真を分けたかったりする。何しろテスト写真の場合、開放からF16くらいまでパチパチ写真を撮ったりするので、それが莫大な量になり、その合間に良い風景を見つけたら普通にパチリしている。だからテスト写真の「ITPC-イメージ」の「ジャンル」に「test」と入力しておけば、テストした写真を探したかったら詳細検索時「『test』を含む」、反対にテスト撮影の合間に撮影した写真だけを見つけたかったら「『test』を含まない」で検索すれば良いんだ。
※スマートアルバムは仮想フォルダなので不要になったら問答無用で削除して良い
そうそう、C1Expreesはサイドカーファイルのxmpを読み込むのでLightroomを所持していたらそちらでレンズ名や撮影地などのキーワードを入力し、それら情報をxmpファイルに出力していればC1Expreesの詳細検索でそのキーワードを検索出来る。それを元にスマートアルバムを作っておけば手間が大幅に減る。
だから現在、うちのC1Expreesはほとんど苦労の無いまま、使っているオールドレンズ毎のスマートアルバムが出来ているのだった。
また単純な検索ならばわざわざメニューから詳細検索を使うのでなく、画面右上の検索窓に文字列を入力すればそれを見つけてきてくれる。FE28-70mmF3.5-5.6で撮影された写真だけを表示させるのならそこにEXIFに記録されるレンズ名の一部、「"FE 28-70"」と入力するだけで良い。
この場合、必ずダブルクォーテーションで文字列を括るのとスペースの位置、また英語なら大文字小文字が区別されるので注意が必要だ。Sony純正ならば型番、例えば「SEL2870」でも検索してくれる。
うん、こうやってC1Expreesを調べて行くと無料の現像ソフトとしては最強かもしれない。ゴミ取りと部分補正に関してはC1Expreesで作業後、それをTIFF化し、GIMPやdarktableを使って仕上げれば済む(RawTherapeeも開発版のLocalLab仕様を使えば部分補正が使える)。
本日の写真はC1ExpreesにてFujifilm X-T1のクラシッククロームを模倣したプロファイルをセットし、さらに組み込みスタイルのSPRING SPR-08を加えている。
但し、ゴミ取り機能がないから左のビルと空の辺り、大きなゴミがあるでしょう?。これを消せない訳だ。勿論うちにはゴミを取ってくれるLightroom、Photoshop、GIMP、darktableがあるが、今回は苦言を呈する意味で敢えてゴミを残した。
純正ソフトのImaging Edgeでもゴミ取り機能はなく、Sonyは写真にゴミが付いてもユーザーには知らん顔。そう言ったお馬鹿な会社である。
最後に。
darktableを使うのは面倒、そんな人には画像ビューワーのFastStone Image Viewerにゴミ取りツールがある。これには「複製と修復」なるツールがあり、さすがに最新のPhotoshopのように頑張れば人物でもすっかり消してくれるような機能はないが、それの「修復」を使うと空に浮かんでいるようなゴミや女性のニキビやシミと言った肌の改善にはおおよそ問題なく使用出来る。C1Expressを使ってJPGやTIFFで出力後、それを利用するだけで良い。
FastStone
上がfaststoneのサイト。そこからFastStone Image Viewerをダウンロードし、次のサイトで日本語化。
TiltStr::不定期版: FastStone
ビューワーとしてかなり優秀で如何なるRAWファイルでも高速で表示してくれる。今でもちょっとした作業ならLightroomやBridgeを使わずこれを起動し、そこからRawTherapeeを起動して現像したりしている。
またLightroomで現像後、「あっ、ゴミがあるじゃん!」と気付いた時もわざわざLightroomを再起動させずFastStone Image Viewer内で処理している。
残念ながらFastStone Image Viewerではキーストーン補正が出来ないのでそれをするのならdarktableやRawTherapeeも併用するしかない。

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