2016年03月24日 00:00

Canon Powershot G9
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さすがに9年前のカメラに対して細かい事を突っ込んでもしょ~がなくG9レビューは今回を最後とする。
さすがに9年前のカメラに対して細かい事を突っ込んでもしょ~がなくG9レビューは今回を最後とする。
1、手振れ補正について。
G9は撮影中は焦点距離情報を表示しない。唯一バーグラフのようなのが出てきてズームした際の位置を示すものがあり、最望遠にするとグラフは100を、最広角側では0を示すので、真ん中くらいだと100mmくらいだろう、そう判断するしかない。
望遠側の効果は(135換算)100mm前後では(グラフ表示が半分を超える)2段くらいだろう。2枚撮れば1枚はなんとかなる。しかし望遠側で確実にブレを止めたいのなら1.5段の補正と思っていた方が良い。
バーグラフを真ん中にするとG9の焦点距離は17mmになる。1/1.7型センサーは5倍するとおおよその135換算値が出てくるので85mm相当になると思う。それで1/25secがギリギリ使える程度。それはそれ以上の焦点距離でも一緒。確実にとめるには2段ではなく「2段弱」と思うべき。
35mm側で1/8secが切れるからだ。1/4secになると保険で3枚くらい撮りたくなるが、おおむね良好だった。60mmくらいだと1/15secが切れたので広角~標準域、バーグラフは50に満たない状態では2.5段はあるように感じる。
前回の記事の通り、G9はISO800までは(私の撮る風景では)問題なく使えるので9年前のカメラの癖に暗い場所に強い。
35mm相当の画角ではISO800、F2.8、1/8secが切れるからEV3、60mm相当ではISO800、F3.2、1/15secが切れるのでEV4.3の風景を写せるんだ。あとはそれ以上ズームしないように心掛ければ良い。
このノイズ耐性と手振れ補正と関しては全く期待していなかったので嬉しい誤算。だってG9しか持っていない時、廃墟、廃屋を見つけても多少でも明かりが差し込んでいれば、それはEV3~5の風景になるから35~60mm相当の画角でなんとか写真を撮れちゃうんだ。
ただ残念なのは連写機能が貧弱過ぎてコンポジット用の撮影には向かない事。Ricoh GX100はG9よりも1段以上ノイズ耐性がないが、並みの連写機能を持っているので10枚連写しておけばISO800の像でも綺麗に仕上がってくれる(A3プリント前提)。
でもG9は何しろ1.5コマ/sec(実際にはそこまでも出ていないように感じられる)、己がピタリと止まっていられる限度は6コマくらい。勿論GX100よりも高感度耐性があるので6コマ連写出来ればGX100以上の画質を提供してくれる可能性があるが、6秒間じっとしているのは結構苦痛で、それが連続すると・・・。
2、RAW保存
RAWとJPGを保存する設定にしていると次の撮影までにほんの少し待たされる。1秒ちょっとかなぁ~。最初は「えっ?」と思ったが、もう慣れたからそれでイラッとするような事はない。何しろRicohのGX100は5秒近く待たされたから(笑)。
3、ISOオートが全くあてにならない
前回の記事でAUTO HIにしても決してISO1600まで上がらないと書いた。これだけでも駄目なのに・・・。
シャッター優先にすると感度が全く上がらないのが判明した。勿論セーフティシフト(露出に問題があった場合、カメラ側で適正露出になるようにしてくれる機能)はオフだ。何をやってもISO200よりも上がらないんだ。
シャッター優先ってそのシャッター速度で撮りたいから絞りとISO感度はカメラ側にお願いする訳でしょう?。通常、暗い場所で高速シャッターを切る場合、カメラ側は絞りを開ける、それでも間に合わなかったらISO感度を上げる。
ISO HIにセットしても200までしか上がらない。なんだろうねぇ、絞り優先やプログラムオートでISO HI設定でISO1600まで上がってくれない件も含め、壊れているのか?。
こういう事はCanonのサポートに電話すりゃ良いだけが、9年前のカメラに対してサポートさんとあーだこーだ話し合うのも面倒臭い。
救いはG9はISOダイヤルが独立しているからISO変更が楽な点。何かおかしいなと感じたらダイヤルをクルリと回すだけで良い。
しかしこれも戻し忘れると意味がない。実際にISOオートから400にセットしたまま、戻すのを忘れてISO400のまま何十枚にも渡り撮影していた日もあった。
4、近距離での撮影
普及タイプの実売1~2万のコンデジの大半は広角側ではマクロ機能で数センチまで寄れるが、望遠側ではほとんど寄れない。片っ端からその手のカメラの仕様を見ていると望遠側の最短撮影距離が100センチなんてざらにある。
でもG9は違う。マクロ設定にすると最広角35mm相当ではレンズ先端から1センチ、50mm相当で5センチ、85mm相当で10センチ、135mm相当で20センチ、そして最望遠の210mmでも50センチまで近寄れるんだ。
これによりG9はコンデジでしか撮れない広角1センチマクロから、大きなセンサーでしか表現出来ないようなボケを表現した風景までも撮れてしまうんだ。
広角マクロの欠点、それはカメラの後ろからの明かりしか無かった場合、ボディ、レンズの影が被写体に入り込んでしまう。でもG9は85mm相当でも10センチまで近寄れるので己の影を排除しつつ、かなり迫力のある写真を撮れちゃう。
このマクロ機能も手に入れてから初めて知り、棚からぼた餅とでも言おうか。これは望遠マクロと言い切っても良い機能だ。
確かこのPowershot Gシリーズの後継シリーズ、GXシリーズとでも言おうか?。初代のG1Xはマクロ撮影が出来ないと言う事でユーザーから総スカンを喰らったそうだ。余程にこのG1Xが売れなかったのだろうな。Canonはその後のGXシリーズではしっかりとマクロ機能を強化してきた。
5、撮影中のモチベーション
この手のコンデジの光学ファインダーは単なる覗き穴でしかない。ファインダー内に各種情報が表示される訳でもなく、パララックス補正もしてくれない。しかしそんな覗き穴でもないよりはマシだ。
これを下書きしている3月上旬現在、G9で四回のお散歩写真をしていて、背面のLVFと光学ファインダーの使用率は8対2くらいだろうか?。ほとんどの撮影は構図も露出もしっかりと判別出来るLVFを使った方が結果は良い。
でも当然、私のような保守的な人間はカメラはファインダーを覗いて撮るもの、その意識が強いからLVFだけで撮っているとつまらない訳ではないが、モチベーションは下がりっぱなしなのは否めない。そして「嗚呼、一眼レフを持ってくるんだった」と独り言を呟き始めると光学ファインダーを使い出す(笑)。
またテキト~に構図しても何とかなっちゃう風景ってあるでしょう?。例えば記念写真。先日親戚が集まった際に使ったのだが、そんな時は構図なんてどーでも良い。反対に光学ファインダーの視野率は80%程度だからそれに合わせてみんなを撮れば広角側で撮っても端っこの人の顔が歪むなんて事もない。
まだパララックスがどれくらい影響を与えるかを理解出来ていないのでキッチリ撮りたい時にはLVFを使っているが、いずれ感覚で光学ファインダーでも脳内パララックス補正を掛けられる筈だから今後は光学ファインダーの使用率は上がっていくと思う。
マクロ領域の近景撮影でない限り、おおよそ光学ファインダーを覗いてココだ!、と思った位置から半歩近付けばなんとかなるし、1200万画素あるので周辺に邪魔臭いものが映り込んでいたらトリミングしちゃえば済む。視野率が80%ならそれに合わせてトリミングすれば960万画素は残るのだから・・・。
やっぱり単なるおまけのファインダーであったとしてもファインダーを覗くと言う作業はモチベーションがアップする。だから光学式でも電子式でもファインダーはあるべきなんだ。そしてそれがないカメラはやっぱりカメラとは呼ばずに風景複写機でしかないと思う。
6、バッテリーライフ
G9だけで本格的なお散歩写真をしていないので撮影中にバッテリーが空になった事が一度しか無い。その時は186枚でバッテリーが切れた。まめに電源のオンオフをしなかったのもあるが、仕様ではCIPA基準で背面のLVF使用時で240枚とあり、最低でも200枚は超えると思っていたからちょっと微妙だな。
9年も前のカメラなだけに恐らくバッテリーがへたっているだけだろう。また今後、このカメラ1台で本格的な撮影はしないので180枚でも十分と言えば十分だし、撮影毎に電源を落とせば200枚は超えてくれるだろう。
そもそも平日のお仕事モードの際、バッグにG9を忍ばせ天気が良かったら帰宅の際、ダイエット目的も含め一駅分歩くようにしている。その時にパチパチしていても平均して20枚だから(笑)。
7、Canonのセコさ
CanonがPentax同様にケチ臭い、企業としてセコいと思ったのは・・・。
G9のRAWファイルはCanon純正の現像ソフト、Digital Photo Professional(以下DPP)が使える。せっかくだから使ってみようと付属のCD-ROMを起動させたさ。そうしたらなんと!、DPPが入っていないではないか!。そしてCanonのサイトを見ると、DPP Ver4からは無償提供だが、G9のRAWが使えるそれ以前のバージョンはアップデートの差分ファイルがあるだけで本体が存在しない。
どうやらDPPが付属するのはレンズ交換式のカメラだけでDPPをG9で使いたかったらまずは一眼レフを買えって事のようだ。これって悪質極まりないPentax商法と全く同じじゃねぇかよ!。あのCanonがここまでケチだとは思わなかった。
DPPは以前インストールしていたんだ。Canon EOS30Dを知り合いから2年くらい借りていた時期があったから。でもすでにカメラ、レンズを返却しちゃったのと、パソコンを買い換えたからDPPが残っていない。
先日その知り合いに「EOS30D用のDPPのコピーディスクってまだある?」と尋ねたら、「判らん!、EOS30Dはもう手元にないからコピーも捨てたと思う」と言われちゃった(笑)。探してはくれるとの事で気長に待つとしよう。まぁDPPを使いたいとは私も思わないのだけど、あればあったでLightroomとの比較ネタが1つ作れるからねぇ(笑)。
8、まとめ
本音はRioch GX200を手に入れたかった。外付けちょんまげ方式でカッコ悪いがEVFがあるからだ。
でもG9を使って早2ヶ月が経とうとしている。その間、お散歩写真で何度か主力カメラとして活躍し、平日はカメラを持ち歩かない主義の私がバッグにこれを入れている。実際にはほとんど撮らないのだが、すぐに取り出せる、その安心感と言うのかな、それを味わえている。
またGX200にはないG9の特徴は望遠側が210mmまである事。これは記録、記念写真を撮るには有利に働く。ほぼどんな風景でも撮れるからだ。
一番不安だった高感度域もなんとか使えるレベルなのが判り、非常に満足しているのだった。
G9は撮影中は焦点距離情報を表示しない。唯一バーグラフのようなのが出てきてズームした際の位置を示すものがあり、最望遠にするとグラフは100を、最広角側では0を示すので、真ん中くらいだと100mmくらいだろう、そう判断するしかない。
望遠側の効果は(135換算)100mm前後では(グラフ表示が半分を超える)2段くらいだろう。2枚撮れば1枚はなんとかなる。しかし望遠側で確実にブレを止めたいのなら1.5段の補正と思っていた方が良い。
バーグラフを真ん中にするとG9の焦点距離は17mmになる。1/1.7型センサーは5倍するとおおよその135換算値が出てくるので85mm相当になると思う。それで1/25secがギリギリ使える程度。それはそれ以上の焦点距離でも一緒。確実にとめるには2段ではなく「2段弱」と思うべき。
35mm側で1/8secが切れるからだ。1/4secになると保険で3枚くらい撮りたくなるが、おおむね良好だった。60mmくらいだと1/15secが切れたので広角~標準域、バーグラフは50に満たない状態では2.5段はあるように感じる。
前回の記事の通り、G9はISO800までは(私の撮る風景では)問題なく使えるので9年前のカメラの癖に暗い場所に強い。
35mm相当の画角ではISO800、F2.8、1/8secが切れるからEV3、60mm相当ではISO800、F3.2、1/15secが切れるのでEV4.3の風景を写せるんだ。あとはそれ以上ズームしないように心掛ければ良い。
このノイズ耐性と手振れ補正と関しては全く期待していなかったので嬉しい誤算。だってG9しか持っていない時、廃墟、廃屋を見つけても多少でも明かりが差し込んでいれば、それはEV3~5の風景になるから35~60mm相当の画角でなんとか写真を撮れちゃうんだ。
ただ残念なのは連写機能が貧弱過ぎてコンポジット用の撮影には向かない事。Ricoh GX100はG9よりも1段以上ノイズ耐性がないが、並みの連写機能を持っているので10枚連写しておけばISO800の像でも綺麗に仕上がってくれる(A3プリント前提)。
でもG9は何しろ1.5コマ/sec(実際にはそこまでも出ていないように感じられる)、己がピタリと止まっていられる限度は6コマくらい。勿論GX100よりも高感度耐性があるので6コマ連写出来ればGX100以上の画質を提供してくれる可能性があるが、6秒間じっとしているのは結構苦痛で、それが連続すると・・・。
2、RAW保存
RAWとJPGを保存する設定にしていると次の撮影までにほんの少し待たされる。1秒ちょっとかなぁ~。最初は「えっ?」と思ったが、もう慣れたからそれでイラッとするような事はない。何しろRicohのGX100は5秒近く待たされたから(笑)。
GX100所持者として、GX200が欲しくて欲しくて溜まらないのはこのRAW保存に関して。1枚撮って5秒待たされるなんてあり得ないでしょ!。それはRAW保存が出来ないと言って良いレベル。
またGX200にはレンズ補正機能が入った。GX100、GX200搭載のズームレンズは歪曲が半端じゃない。特に広角側の歪みは酷い。それを修正してくれるか否かは重要なポイント。勿論、現像ソフトで簡単に直せるが毎回手間が増えるのも・・・。
皆さんの中でもしRicohのGXシリーズに興味があるなんて方がおられたら市場価格が安いからと言ってGX100なんて買っちゃ駄目!。絶対にGX200を買うべきだ。
GX100とGX200、現時点での中古市場での差額は4千円。これを高いと思っちゃ駄目。RAW保存が速くなりレンズ歪曲が補正される為の4千円と思うべし!。
なにしろ連写機能がないと言っても良いカメラだけに保存処理が遅くてもあまり気にならないのだった。またGX200にはレンズ補正機能が入った。GX100、GX200搭載のズームレンズは歪曲が半端じゃない。特に広角側の歪みは酷い。それを修正してくれるか否かは重要なポイント。勿論、現像ソフトで簡単に直せるが毎回手間が増えるのも・・・。
皆さんの中でもしRicohのGXシリーズに興味があるなんて方がおられたら市場価格が安いからと言ってGX100なんて買っちゃ駄目!。絶対にGX200を買うべきだ。
GX100とGX200、現時点での中古市場での差額は4千円。これを高いと思っちゃ駄目。RAW保存が速くなりレンズ歪曲が補正される為の4千円と思うべし!。
3、ISOオートが全くあてにならない
前回の記事でAUTO HIにしても決してISO1600まで上がらないと書いた。これだけでも駄目なのに・・・。
シャッター優先にすると感度が全く上がらないのが判明した。勿論セーフティシフト(露出に問題があった場合、カメラ側で適正露出になるようにしてくれる機能)はオフだ。何をやってもISO200よりも上がらないんだ。
シャッター優先ってそのシャッター速度で撮りたいから絞りとISO感度はカメラ側にお願いする訳でしょう?。通常、暗い場所で高速シャッターを切る場合、カメラ側は絞りを開ける、それでも間に合わなかったらISO感度を上げる。
ISO HIにセットしても200までしか上がらない。なんだろうねぇ、絞り優先やプログラムオートでISO HI設定でISO1600まで上がってくれない件も含め、壊れているのか?。
こういう事はCanonのサポートに電話すりゃ良いだけが、9年前のカメラに対してサポートさんとあーだこーだ話し合うのも面倒臭い。
救いはG9はISOダイヤルが独立しているからISO変更が楽な点。何かおかしいなと感じたらダイヤルをクルリと回すだけで良い。
しかしこれも戻し忘れると意味がない。実際にISOオートから400にセットしたまま、戻すのを忘れてISO400のまま何十枚にも渡り撮影していた日もあった。
4、近距離での撮影
普及タイプの実売1~2万のコンデジの大半は広角側ではマクロ機能で数センチまで寄れるが、望遠側ではほとんど寄れない。片っ端からその手のカメラの仕様を見ていると望遠側の最短撮影距離が100センチなんてざらにある。
でもG9は違う。マクロ設定にすると最広角35mm相当ではレンズ先端から1センチ、50mm相当で5センチ、85mm相当で10センチ、135mm相当で20センチ、そして最望遠の210mmでも50センチまで近寄れるんだ。
これによりG9はコンデジでしか撮れない広角1センチマクロから、大きなセンサーでしか表現出来ないようなボケを表現した風景までも撮れてしまうんだ。
広角マクロの欠点、それはカメラの後ろからの明かりしか無かった場合、ボディ、レンズの影が被写体に入り込んでしまう。でもG9は85mm相当でも10センチまで近寄れるので己の影を排除しつつ、かなり迫力のある写真を撮れちゃう。
このマクロ機能も手に入れてから初めて知り、棚からぼた餅とでも言おうか。これは望遠マクロと言い切っても良い機能だ。
確かこのPowershot Gシリーズの後継シリーズ、GXシリーズとでも言おうか?。初代のG1Xはマクロ撮影が出来ないと言う事でユーザーから総スカンを喰らったそうだ。余程にこのG1Xが売れなかったのだろうな。Canonはその後のGXシリーズではしっかりとマクロ機能を強化してきた。
5、撮影中のモチベーション
この手のコンデジの光学ファインダーは単なる覗き穴でしかない。ファインダー内に各種情報が表示される訳でもなく、パララックス補正もしてくれない。しかしそんな覗き穴でもないよりはマシだ。
これを下書きしている3月上旬現在、G9で四回のお散歩写真をしていて、背面のLVFと光学ファインダーの使用率は8対2くらいだろうか?。ほとんどの撮影は構図も露出もしっかりと判別出来るLVFを使った方が結果は良い。
でも当然、私のような保守的な人間はカメラはファインダーを覗いて撮るもの、その意識が強いからLVFだけで撮っているとつまらない訳ではないが、モチベーションは下がりっぱなしなのは否めない。そして「嗚呼、一眼レフを持ってくるんだった」と独り言を呟き始めると光学ファインダーを使い出す(笑)。
またテキト~に構図しても何とかなっちゃう風景ってあるでしょう?。例えば記念写真。先日親戚が集まった際に使ったのだが、そんな時は構図なんてどーでも良い。反対に光学ファインダーの視野率は80%程度だからそれに合わせてみんなを撮れば広角側で撮っても端っこの人の顔が歪むなんて事もない。
まだパララックスがどれくらい影響を与えるかを理解出来ていないのでキッチリ撮りたい時にはLVFを使っているが、いずれ感覚で光学ファインダーでも脳内パララックス補正を掛けられる筈だから今後は光学ファインダーの使用率は上がっていくと思う。
マクロ領域の近景撮影でない限り、おおよそ光学ファインダーを覗いてココだ!、と思った位置から半歩近付けばなんとかなるし、1200万画素あるので周辺に邪魔臭いものが映り込んでいたらトリミングしちゃえば済む。視野率が80%ならそれに合わせてトリミングすれば960万画素は残るのだから・・・。
やっぱり単なるおまけのファインダーであったとしてもファインダーを覗くと言う作業はモチベーションがアップする。だから光学式でも電子式でもファインダーはあるべきなんだ。そしてそれがないカメラはやっぱりカメラとは呼ばずに風景複写機でしかないと思う。
6、バッテリーライフ
G9だけで本格的なお散歩写真をしていないので撮影中にバッテリーが空になった事が一度しか無い。その時は186枚でバッテリーが切れた。まめに電源のオンオフをしなかったのもあるが、仕様ではCIPA基準で背面のLVF使用時で240枚とあり、最低でも200枚は超えると思っていたからちょっと微妙だな。
9年も前のカメラなだけに恐らくバッテリーがへたっているだけだろう。また今後、このカメラ1台で本格的な撮影はしないので180枚でも十分と言えば十分だし、撮影毎に電源を落とせば200枚は超えてくれるだろう。
そもそも平日のお仕事モードの際、バッグにG9を忍ばせ天気が良かったら帰宅の際、ダイエット目的も含め一駅分歩くようにしている。その時にパチパチしていても平均して20枚だから(笑)。
7、Canonのセコさ
CanonがPentax同様にケチ臭い、企業としてセコいと思ったのは・・・。
G9のRAWファイルはCanon純正の現像ソフト、Digital Photo Professional(以下DPP)が使える。せっかくだから使ってみようと付属のCD-ROMを起動させたさ。そうしたらなんと!、DPPが入っていないではないか!。そしてCanonのサイトを見ると、DPP Ver4からは無償提供だが、G9のRAWが使えるそれ以前のバージョンはアップデートの差分ファイルがあるだけで本体が存在しない。
どうやらDPPが付属するのはレンズ交換式のカメラだけでDPPをG9で使いたかったらまずは一眼レフを買えって事のようだ。これって悪質極まりないPentax商法と全く同じじゃねぇかよ!。あのCanonがここまでケチだとは思わなかった。
DPPは以前インストールしていたんだ。Canon EOS30Dを知り合いから2年くらい借りていた時期があったから。でもすでにカメラ、レンズを返却しちゃったのと、パソコンを買い換えたからDPPが残っていない。
先日その知り合いに「EOS30D用のDPPのコピーディスクってまだある?」と尋ねたら、「判らん!、EOS30Dはもう手元にないからコピーも捨てたと思う」と言われちゃった(笑)。探してはくれるとの事で気長に待つとしよう。まぁDPPを使いたいとは私も思わないのだけど、あればあったでLightroomとの比較ネタが1つ作れるからねぇ(笑)。
8、まとめ
本音はRioch GX200を手に入れたかった。外付けちょんまげ方式でカッコ悪いがEVFがあるからだ。
でもG9を使って早2ヶ月が経とうとしている。その間、お散歩写真で何度か主力カメラとして活躍し、平日はカメラを持ち歩かない主義の私がバッグにこれを入れている。実際にはほとんど撮らないのだが、すぐに取り出せる、その安心感と言うのかな、それを味わえている。
またGX200にはないG9の特徴は望遠側が210mmまである事。これは記録、記念写真を撮るには有利に働く。ほぼどんな風景でも撮れるからだ。
一番不安だった高感度域もなんとか使えるレベルなのが判り、非常に満足しているのだった。



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