2015年02月12日 00:00

Nikon D90, Nikkor 16-85mmF3.5-5.6
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使ったのは1月の最終週。運が良いのか悪いのか、年末に調整に出していたPentax K-5が再入院、またK-7と連れのK-5もせっかくだからとピント調整その他点検で入院させ、戻ってきたのが5日前。
その前の週はOlympus E-P3を使ったので、この日はNikon D90の出番となった。この件が無かったら1月にD90を使う事はなかったろう。
使ったのは1月の最終週。運が良いのか悪いのか、年末に調整に出していたPentax K-5が再入院、またK-7と連れのK-5もせっかくだからとピント調整その他点検で入院させ、戻ってきたのが5日前。
その前の週はOlympus E-P3を使ったので、この日はNikon D90の出番となった。この件が無かったら1月にD90を使う事はなかったろう。
そうそう、本題に入る前にこれを最初に書いておかないと!。
昨年末にPentaxのボディマウントキャップとレンズリアキャップを失くしちゃったので、その日、Rioch新宿に行ったついでにビックカメラで買ったんだ。この手のものは大量に買わない限り、ネット通販だと郵送料で高く付くから店で買うしかない。
このキャップ類、何故あんなにも高いんだろうか?。4~500円もするんだ。100円ショップで様々なものが買える今、この手のカメラ関連の消耗品は高過ぎる。
一応、両方とも「JAPAN」と刻印されているが、実際に作っているのはアジアの他国でしょう?。100円にしろとまでは言わないが、せいぜい300円だろ!。
それとびっくりしたのがOlympusのレンズのフロントキャップ。14-42mm用のキャップだったと思うけどたかが直径3センチ程度のが800円だぜ!、800円!。Olympusってキャップもボッタクってやがんのか!?。レンズのフロントキャップが高いのはOlympusだけじゃないけど、目に付いたのがOlympusだったから、攻撃するしかない!。
こんなものを800円前後で売ろうとしている各カメラメーカーの企業体制に大いに疑問。これって、各メーカーがレンズキャップ用の工場を持っている訳じゃなく外注でしょう?。その手の外注先なんて幾つも無いと思うし、もしかすると全メーカーのこれらを一社が一手に引き受けているかもしれない。外注先が儲けているのか、外注で安く叩いて、メーカーが儲けているのか、どっちだろうか?。
あとね、これはPentaxの商売のせこさなんだが、Pentaxの一眼レフを買うとボディのマウントキャップってハメ込むだけの乳白色の物が付いてくるのね。これが時間が経つとガバガバになって、カメラバッグに入れて持ち運ぼうものなら、ボディから外れちゃうんだ。結果、カメラ内部が埃だらけ。
今まで買ったボディに付いていた乳白色キャップ、全てそう。全く使い物にならないから、量販店で回して締め付けるタイプのボディキャップを買う訳だが、それが400円もしやがる!。
ボディマウントキャップくらいケチるなよ、Pentax!
少なくとも何故ガバガバになるんだ?、ボディマウントキャップとしての使用に耐えられないのだから早急にどうにかするべきだ。
では本題へ。
一連のNikon D90 レビューと同じ内容になるが、まぁまとめって事で!。
D90は12月初めに使ったきりで1ヵ月半振りの実践投入。だから感覚の全てがリセットされた。Nikonがどーのこーのじゃなく、Pentaxユーザーが感じる戸惑いとして2点。
絞りダイヤルが逆方向になる。Pentaxの場合、右にダイヤルすると絞り込み、左に回すと浅くなる。それがD90では逆。
またシャッターのフィーリング。PentaxもNikonもオンオフしかないタイプのスイッチ形式だが、D90の方が半シャッターが軽い。だからPentaxカメラのつもりでシャッターを半押しにした途端にシャッターが切れてしまう。
この2点は半日撮影していても慣れなかった。無意識に絞りを変えようと思うと反対側に回すし、気を付けてはいても20枚に1枚くらいの確率でシャッター半押しで、構図を整えている最中にシャッターが切れちゃう(笑)。
確か、1年前、K-3をRicohから借りた時、K-5よりもK-3の方がシャッターが深かった気がする。とすると、K-3とD90の併用なんて100%あり得ないし、今も尚魅力あるなぁと感じているD7100がD90と同じようなシャッターフィーリングだったら、K-3との併用は無理。
それと今回は厳密にピントチェックをした。D90の場合、クロスセンサー、縦センサー、横センサーが混在するので、今回は中央の一番精度の高いクロスセンサーだけを使った。
浅い絞りでどの程度精度が高いか。概ね良好とは言えるが、やっぱりPentaxと同じく外す時は何故か大きく外す。125枚撮影し、構図全体にピントがないような完全に大外ししたコマが5コマあった。
今まで延々とPentaxのデジタル一眼レフのピント精度が悪いと書いていたが、D90も4%の確率で大外しがあるのだから、位相差AF方式の限界なのだろうな。PentaxのK-5までのカメラは遠くにある赤い被写体には全くピントが合わない大馬鹿仕様だからNikonの方がちょっとましってくらいか。
※PentaxもD90も大外しする時は強烈な、笑っちゃうくらいの強烈な前ピン、もしくは無限遠越えになるから、この辺が位相差AFの仕様なのだろうかね?
また最短撮影に近い近距離では若干の後ピン傾向にあった。これは1200万画素でそう感じるので、もし同じピント精度なら現行の2400万画素のD7100だとかなりイラつくるレベルにあるだろう。D90よりも進化しているだろうし、D7100クラスはAF微調整機能があるので、恐らくなんとかなるとは思うが・・・。
今まで使ったデジタル一眼レフで一番精度が高いと思ったのはたかだか800万画素だけどCanon EOS30DとEF-S17-55mmF2.8のセットだった。勿論外す時は外すけど、どこにもピントが無い写真なんて皆無だった記憶がある。800万画素だから精度が高く見えているのではない。画素数がどうであれ、意図した位置にピントがあるのだから。
FujifilmのX-E2、そして手持ちのOlympus E-P3もピントを外す時はEVF上で確認出来る。カメラマンが注意していれば撮影前に誤測距されたと理解出来るんだ。でも一眼レフってそうじゃない。ファインダー上では意図した位置にピントがあるのに、家で確認してアジャパー・・・。
だって考えて御覧なさいよ。PentaxはK-7(K20Dだったかも)の頃から光の波長をカメラ側が判断して、夕焼けを撮れば波長が長くなるから、それを考慮してAFを動作させるなんて言われているが、現行のK-3はRGBセンサーを持ち、おおよそどんな被写体かをカメラが理解していると言われているのに、外す時は外すのだから、どーしよーもない。
Nikonだってそうでしょ。D7000はRGBセンサーを持っているけど、良く外すカメラと言われているし、Canonだってネットの掲示板なんかを見ていると嘘ピントが多いなんて書かれていたりする。
とにかく静物に対するピント精度を追求するのなら、新たな技術が確立されない限り、一眼レフよりもミラーレスタイプのカメラしか選択肢は無いだろう。
話は変わり、D90が出力するJPGを再検証しよう。
使ったピクチャーコントロールは「風景」。連れはスタンダードやビビッドなど色々なピクチャーコントロールを使っているようだが、私はD90を得てから風景の一択。色合い、コントラスト、全て気に入っている。
個人の感覚なのだろうか、Pentaxのカスタムイメージはナチュラルであっても派手で色乗りが良いと言われているが、私はNikonのこの「風景」が好きだなぁ。こってりしているとでも言おうか?。なんだろうなぁ、色が濃いのか、絵作りそのものがこってりしているのか良く判らないものの、性に合っている。
ただ、今回、アクティブDライティングを「弱め」にセットしていたので、空の色は全て浅かったなぁ。Sonyのセンサーであっても所詮はふた昔前のセンサー。ハイライトはかなり弱い。何枚かで失敗露出があり、K-5のSonyセンサーでは確実に救えるだろう風景でもRAWを持ってしても救えなかった。
だから青い空と日陰の路地、そんな構図だとK-5よりも半段以上ローキーに撮っておかないと空に色が乗らない。K-5だとそんな風景は-1EVで、ハイライトはRAWでどーにかしちゃうが、D90は-1.5~-2EVを必要とする。言い換えるとD90は明るく写る傾向があるから、デフォルトで-0.5EVがちょうど良いかもしれない。
一応はSonyのセンサーなので、ISO800くらいまではシャドー部を持ち上げるのは容易だし、高感度が弱いPentax K-7よりはローキー露出に気を配る必要がなく、D90は思い切って露出を切り詰め、暗過ぎたらCapture NX-Dで再現像、これが基本だろうなぁ。
一番間違いがないのは、空を測光し、AEロックして+1EV。これなら空が明るくなるが、決して白飛びはせず、そんな露出決定の方が間違いはないかもしれない。日陰の路地はRAWで持ち上げるだけ。
本来、JPGで勝負をするのならアクティブDライティングがその役割を担ってくれるのだが(空を飛ばさない露出を決定し、レタッチにてシャドーを上げる)、「弱め」はほとんど意味が無い。昨年、色々とやってみたが、効果を期待するのなら「強め」にセットが最適かもしれない。「オート」や「標準」もホントに処理してんのか?、なるコマが多過ぎ!。
このアクティブDライティングはピクチャーコントロールによっても違いが出てくるようだが、私は今後も「強め」の一択にしようと思う。勿論、シャドーが明るくなり過ぎる時もあるが、それは後でシャドーを落とせば良いだけだからJPGからのレタッチでも画質は劣化しない。
露出に関して他にはNikonを使っていてPentaxがいいなぁ、これがあるからPentaxを捨てられないと思うのが「デジタルプレビュー」。使わない人は使わない機能であるが、私は多用している。
デジタルプレビューとはシャッターを切り(電源オンオフレバー、もしくはRAWボタンでシャッターを切る)、内部メモリだけに画像を保存する機能。だから露出が不安な時にそれを使うと無駄にSDカードに失敗コマを保存しなくて済む。そしてこれはAF-Sでピントを合わせていなくてもプレビューしてくれるので、歩きながら適当に構図して露出チェック出来る。
設定によってハイライト、シャドーの白飛び、黒潰れも見られるし、ヒストグラムで光の状態も確認出来る。拡大してピントチェックも可能だ。デジタルプレビューした後、AEロックボタンを押すとそれを保存してくれる機能もある。
知る限りPentax以外のメーカーでこの機能があるカメラはなく、これに慣れちゃうと他メーカーのカメラが使いにくい。JPG派の方には特に重要な機能だと思う。何故Petnaxはこれをもっとアピールしないのだろうか?。
とは言え、シャッターを押してプレビューでチェックし、ミスを犯していたら削除し仕切り直せば良いだけ、もしくは迷ったら自動段階露出機能を使う、そんな人もいるので、Pentaxユーザーの中でも使わない人は使わない(連れは使った事がないと思う)。
何はともあれ私はデジタルプレビューに恩恵を受けているので、D90を使用中、露出が難しい時は少々面倒に思う時が多い。
※完成図がそのまま映っているEVF付きのミラーレスカメラが一番楽
これらの違いは慣れるしかなく、PentaxユーザーよりもNikonユーザーの方が遥かに多いのだから、Nikonに完全移行するのならきっと数日も使っていたら慣れてしまうのだろう。しかしPentaxとNikonの併用を考えると、現状はPentaxカメラがメインなだけにNikonカメラは使い辛い。
それでもPentax K-3の後継機種の性能、ユーザーインターフェースによってはPentaxを捨てても良いと思っていて、そうなると一眼レフはNikonかCanonになる(Sigmaは魅力あるが高感度が駄目なカメラは使えない)。そしてボディだけを見ると(個人の感想において)Nikonの方が遥かに魅力が高く、来年以降はNikonをメインにしているかも知れず、D90に慣れておくべきなのだろう。
余談だが、昨年末、Nikon D5300を買おうか迷っていた。そうしたらいきなりD5500が発表された。モデル末期、しかもボーナス戦線だったのに1万円のキャッシュバックがあったにせよ、確かレンズセットで1万円、ボディのみ購入だと5千円だったから、ちょっと割高感があり、買わなくて正解だったなぁ。
それとやっぱりワンダイヤルは面倒かもしれない。上に書いた違いは慣れればなんとかなるだろうが、ツーダイヤルからワンダイヤルに慣れるのは無理だろう(この時点でPentax K-01やK-S1なんてどーでも良いカメラ)。いや、慣れるのは簡単だが、常に不快感が伴う筈だ。
為替の影響からか、D7100も現状は高いしねぇ。K-5IIsは知らないうちに生産ラインから外れて買いそびれるし、ボディを買うのは当分先の話になりそうだ。とにかくCP+で今後のPentaxに期待が持てるか否かが決まる。K-5、そして1600万画素でも困りはしないので、壊れなければ最低でもあと1年は使えると思っている。
話を画素数に・・・。そもそもOlympus E-P3もそうだけど、普段1600万画素カメラを使っていて1200万画素をどう感じるか?。2400万画素が当たり前の今、数字にするとかなりの違いを感じるが、A3ノビプリントが前提だから、さほど物足りないとは思わない。
流石に過去に使っていた1000万画素のPentax K10D、K-m、さらにその下、800万画素のCanon EOS30Dは等倍に拡大した瞬間、小さっ!、と思っちゃうし、デジタルカメラの世界は日進月歩、メーカーが今後も無駄な画素数戦争を繰り広げ、APS-Cでも3600万画素が当たり前になったら考えたくもなるが、それはそれでそんな時代がやって来てから悩めば良い。
そして1200万画素カメラに対して物足りないと感じないから、2400万画素のカメラなんて要らねぇなと思っちゃうんだな。Pentax K-S1が2000万画素センサーに抑えてくれた。先日発表されたK-S2(K-50の後継機種と言う位置づけだろう)も2000万画素。PentaxもNikonも次期APS-Cフラッグシップで2000万画素センサーを採用したら面白いだろうな。
イコールそれはAPS-Cでの画素数戦争の終端を見る訳で、だったら1200万画素でいいじゃん、トリミング耐性がない、ハイライトがすぐに飛ぶ、ISO3200が常用上限。コンポジットでISO6400オーケー。それだけを理解していれば3世代前のD90でも不満なく使えるぜ、新製品なんて要らんな~、そんな話になってしまうのだった。
確かにPentax K-7と同じ世代のD90だから、K-7も使っている自分としては、例のISO感度オートが「オートじゃない詐欺仕様」なのを除けば(2014年11月2日の記事を参照されたし)、さほど古さを感じなかったりする。
使っているレンズも良かったのだろうな。Nikkorの16-85mmF3.5-5.6。広角側を使っている時、あと5センチくらい寄りたい!、と思う時があるだけで、他はな~んの不満も無い。Pentaxもほぼ同じスペックのレンズを出したけど、2年遅かったよね。
昨年末にPentaxのボディマウントキャップとレンズリアキャップを失くしちゃったので、その日、Rioch新宿に行ったついでにビックカメラで買ったんだ。この手のものは大量に買わない限り、ネット通販だと郵送料で高く付くから店で買うしかない。
このキャップ類、何故あんなにも高いんだろうか?。4~500円もするんだ。100円ショップで様々なものが買える今、この手のカメラ関連の消耗品は高過ぎる。
一応、両方とも「JAPAN」と刻印されているが、実際に作っているのはアジアの他国でしょう?。100円にしろとまでは言わないが、せいぜい300円だろ!。
それとびっくりしたのがOlympusのレンズのフロントキャップ。14-42mm用のキャップだったと思うけどたかが直径3センチ程度のが800円だぜ!、800円!。Olympusってキャップもボッタクってやがんのか!?。レンズのフロントキャップが高いのはOlympusだけじゃないけど、目に付いたのがOlympusだったから、攻撃するしかない!。
こんなものを800円前後で売ろうとしている各カメラメーカーの企業体制に大いに疑問。これって、各メーカーがレンズキャップ用の工場を持っている訳じゃなく外注でしょう?。その手の外注先なんて幾つも無いと思うし、もしかすると全メーカーのこれらを一社が一手に引き受けているかもしれない。外注先が儲けているのか、外注で安く叩いて、メーカーが儲けているのか、どっちだろうか?。
あとね、これはPentaxの商売のせこさなんだが、Pentaxの一眼レフを買うとボディのマウントキャップってハメ込むだけの乳白色の物が付いてくるのね。これが時間が経つとガバガバになって、カメラバッグに入れて持ち運ぼうものなら、ボディから外れちゃうんだ。結果、カメラ内部が埃だらけ。
今まで買ったボディに付いていた乳白色キャップ、全てそう。全く使い物にならないから、量販店で回して締め付けるタイプのボディキャップを買う訳だが、それが400円もしやがる!。
では本題へ。
一連のNikon D90 レビューと同じ内容になるが、まぁまとめって事で!。
D90は12月初めに使ったきりで1ヵ月半振りの実践投入。だから感覚の全てがリセットされた。Nikonがどーのこーのじゃなく、Pentaxユーザーが感じる戸惑いとして2点。
絞りダイヤルが逆方向になる。Pentaxの場合、右にダイヤルすると絞り込み、左に回すと浅くなる。それがD90では逆。
またシャッターのフィーリング。PentaxもNikonもオンオフしかないタイプのスイッチ形式だが、D90の方が半シャッターが軽い。だからPentaxカメラのつもりでシャッターを半押しにした途端にシャッターが切れてしまう。
この2点は半日撮影していても慣れなかった。無意識に絞りを変えようと思うと反対側に回すし、気を付けてはいても20枚に1枚くらいの確率でシャッター半押しで、構図を整えている最中にシャッターが切れちゃう(笑)。
確か、1年前、K-3をRicohから借りた時、K-5よりもK-3の方がシャッターが深かった気がする。とすると、K-3とD90の併用なんて100%あり得ないし、今も尚魅力あるなぁと感じているD7100がD90と同じようなシャッターフィーリングだったら、K-3との併用は無理。
それと今回は厳密にピントチェックをした。D90の場合、クロスセンサー、縦センサー、横センサーが混在するので、今回は中央の一番精度の高いクロスセンサーだけを使った。
浅い絞りでどの程度精度が高いか。概ね良好とは言えるが、やっぱりPentaxと同じく外す時は何故か大きく外す。125枚撮影し、構図全体にピントがないような完全に大外ししたコマが5コマあった。
今まで延々とPentaxのデジタル一眼レフのピント精度が悪いと書いていたが、D90も4%の確率で大外しがあるのだから、位相差AF方式の限界なのだろうな。PentaxのK-5までのカメラは遠くにある赤い被写体には全くピントが合わない大馬鹿仕様だからNikonの方がちょっとましってくらいか。
※PentaxもD90も大外しする時は強烈な、笑っちゃうくらいの強烈な前ピン、もしくは無限遠越えになるから、この辺が位相差AFの仕様なのだろうかね?
また最短撮影に近い近距離では若干の後ピン傾向にあった。これは1200万画素でそう感じるので、もし同じピント精度なら現行の2400万画素のD7100だとかなりイラつくるレベルにあるだろう。D90よりも進化しているだろうし、D7100クラスはAF微調整機能があるので、恐らくなんとかなるとは思うが・・・。
今まで使ったデジタル一眼レフで一番精度が高いと思ったのはたかだか800万画素だけどCanon EOS30DとEF-S17-55mmF2.8のセットだった。勿論外す時は外すけど、どこにもピントが無い写真なんて皆無だった記憶がある。800万画素だから精度が高く見えているのではない。画素数がどうであれ、意図した位置にピントがあるのだから。
FujifilmのX-E2、そして手持ちのOlympus E-P3もピントを外す時はEVF上で確認出来る。カメラマンが注意していれば撮影前に誤測距されたと理解出来るんだ。でも一眼レフってそうじゃない。ファインダー上では意図した位置にピントがあるのに、家で確認してアジャパー・・・。
だって考えて御覧なさいよ。PentaxはK-7(K20Dだったかも)の頃から光の波長をカメラ側が判断して、夕焼けを撮れば波長が長くなるから、それを考慮してAFを動作させるなんて言われているが、現行のK-3はRGBセンサーを持ち、おおよそどんな被写体かをカメラが理解していると言われているのに、外す時は外すのだから、どーしよーもない。
Nikonだってそうでしょ。D7000はRGBセンサーを持っているけど、良く外すカメラと言われているし、Canonだってネットの掲示板なんかを見ていると嘘ピントが多いなんて書かれていたりする。
とにかく静物に対するピント精度を追求するのなら、新たな技術が確立されない限り、一眼レフよりもミラーレスタイプのカメラしか選択肢は無いだろう。
話は変わり、D90が出力するJPGを再検証しよう。
使ったピクチャーコントロールは「風景」。連れはスタンダードやビビッドなど色々なピクチャーコントロールを使っているようだが、私はD90を得てから風景の一択。色合い、コントラスト、全て気に入っている。
個人の感覚なのだろうか、Pentaxのカスタムイメージはナチュラルであっても派手で色乗りが良いと言われているが、私はNikonのこの「風景」が好きだなぁ。こってりしているとでも言おうか?。なんだろうなぁ、色が濃いのか、絵作りそのものがこってりしているのか良く判らないものの、性に合っている。
ただ、今回、アクティブDライティングを「弱め」にセットしていたので、空の色は全て浅かったなぁ。Sonyのセンサーであっても所詮はふた昔前のセンサー。ハイライトはかなり弱い。何枚かで失敗露出があり、K-5のSonyセンサーでは確実に救えるだろう風景でもRAWを持ってしても救えなかった。
だから青い空と日陰の路地、そんな構図だとK-5よりも半段以上ローキーに撮っておかないと空に色が乗らない。K-5だとそんな風景は-1EVで、ハイライトはRAWでどーにかしちゃうが、D90は-1.5~-2EVを必要とする。言い換えるとD90は明るく写る傾向があるから、デフォルトで-0.5EVがちょうど良いかもしれない。
一応はSonyのセンサーなので、ISO800くらいまではシャドー部を持ち上げるのは容易だし、高感度が弱いPentax K-7よりはローキー露出に気を配る必要がなく、D90は思い切って露出を切り詰め、暗過ぎたらCapture NX-Dで再現像、これが基本だろうなぁ。
一番間違いがないのは、空を測光し、AEロックして+1EV。これなら空が明るくなるが、決して白飛びはせず、そんな露出決定の方が間違いはないかもしれない。日陰の路地はRAWで持ち上げるだけ。
本来、JPGで勝負をするのならアクティブDライティングがその役割を担ってくれるのだが(空を飛ばさない露出を決定し、レタッチにてシャドーを上げる)、「弱め」はほとんど意味が無い。昨年、色々とやってみたが、効果を期待するのなら「強め」にセットが最適かもしれない。「オート」や「標準」もホントに処理してんのか?、なるコマが多過ぎ!。
このアクティブDライティングはピクチャーコントロールによっても違いが出てくるようだが、私は今後も「強め」の一択にしようと思う。勿論、シャドーが明るくなり過ぎる時もあるが、それは後でシャドーを落とせば良いだけだからJPGからのレタッチでも画質は劣化しない。
露出に関して他にはNikonを使っていてPentaxがいいなぁ、これがあるからPentaxを捨てられないと思うのが「デジタルプレビュー」。使わない人は使わない機能であるが、私は多用している。
デジタルプレビューとはシャッターを切り(電源オンオフレバー、もしくはRAWボタンでシャッターを切る)、内部メモリだけに画像を保存する機能。だから露出が不安な時にそれを使うと無駄にSDカードに失敗コマを保存しなくて済む。そしてこれはAF-Sでピントを合わせていなくてもプレビューしてくれるので、歩きながら適当に構図して露出チェック出来る。
設定によってハイライト、シャドーの白飛び、黒潰れも見られるし、ヒストグラムで光の状態も確認出来る。拡大してピントチェックも可能だ。デジタルプレビューした後、AEロックボタンを押すとそれを保存してくれる機能もある。
知る限りPentax以外のメーカーでこの機能があるカメラはなく、これに慣れちゃうと他メーカーのカメラが使いにくい。JPG派の方には特に重要な機能だと思う。何故Petnaxはこれをもっとアピールしないのだろうか?。
とは言え、シャッターを押してプレビューでチェックし、ミスを犯していたら削除し仕切り直せば良いだけ、もしくは迷ったら自動段階露出機能を使う、そんな人もいるので、Pentaxユーザーの中でも使わない人は使わない(連れは使った事がないと思う)。
何はともあれ私はデジタルプレビューに恩恵を受けているので、D90を使用中、露出が難しい時は少々面倒に思う時が多い。
※完成図がそのまま映っているEVF付きのミラーレスカメラが一番楽
これらの違いは慣れるしかなく、PentaxユーザーよりもNikonユーザーの方が遥かに多いのだから、Nikonに完全移行するのならきっと数日も使っていたら慣れてしまうのだろう。しかしPentaxとNikonの併用を考えると、現状はPentaxカメラがメインなだけにNikonカメラは使い辛い。
それでもPentax K-3の後継機種の性能、ユーザーインターフェースによってはPentaxを捨てても良いと思っていて、そうなると一眼レフはNikonかCanonになる(Sigmaは魅力あるが高感度が駄目なカメラは使えない)。そしてボディだけを見ると(個人の感想において)Nikonの方が遥かに魅力が高く、来年以降はNikonをメインにしているかも知れず、D90に慣れておくべきなのだろう。
余談だが、昨年末、Nikon D5300を買おうか迷っていた。そうしたらいきなりD5500が発表された。モデル末期、しかもボーナス戦線だったのに1万円のキャッシュバックがあったにせよ、確かレンズセットで1万円、ボディのみ購入だと5千円だったから、ちょっと割高感があり、買わなくて正解だったなぁ。
それとやっぱりワンダイヤルは面倒かもしれない。上に書いた違いは慣れればなんとかなるだろうが、ツーダイヤルからワンダイヤルに慣れるのは無理だろう(この時点でPentax K-01やK-S1なんてどーでも良いカメラ)。いや、慣れるのは簡単だが、常に不快感が伴う筈だ。
為替の影響からか、D7100も現状は高いしねぇ。K-5IIsは知らないうちに生産ラインから外れて買いそびれるし、ボディを買うのは当分先の話になりそうだ。とにかくCP+で今後のPentaxに期待が持てるか否かが決まる。K-5、そして1600万画素でも困りはしないので、壊れなければ最低でもあと1年は使えると思っている。
話を画素数に・・・。そもそもOlympus E-P3もそうだけど、普段1600万画素カメラを使っていて1200万画素をどう感じるか?。2400万画素が当たり前の今、数字にするとかなりの違いを感じるが、A3ノビプリントが前提だから、さほど物足りないとは思わない。
流石に過去に使っていた1000万画素のPentax K10D、K-m、さらにその下、800万画素のCanon EOS30Dは等倍に拡大した瞬間、小さっ!、と思っちゃうし、デジタルカメラの世界は日進月歩、メーカーが今後も無駄な画素数戦争を繰り広げ、APS-Cでも3600万画素が当たり前になったら考えたくもなるが、それはそれでそんな時代がやって来てから悩めば良い。
そして1200万画素カメラに対して物足りないと感じないから、2400万画素のカメラなんて要らねぇなと思っちゃうんだな。Pentax K-S1が2000万画素センサーに抑えてくれた。先日発表されたK-S2(K-50の後継機種と言う位置づけだろう)も2000万画素。PentaxもNikonも次期APS-Cフラッグシップで2000万画素センサーを採用したら面白いだろうな。
イコールそれはAPS-Cでの画素数戦争の終端を見る訳で、だったら1200万画素でいいじゃん、トリミング耐性がない、ハイライトがすぐに飛ぶ、ISO3200が常用上限。コンポジットでISO6400オーケー。それだけを理解していれば3世代前のD90でも不満なく使えるぜ、新製品なんて要らんな~、そんな話になってしまうのだった。
確かにPentax K-7と同じ世代のD90だから、K-7も使っている自分としては、例のISO感度オートが「オートじゃない詐欺仕様」なのを除けば(2014年11月2日の記事を参照されたし)、さほど古さを感じなかったりする。
使っているレンズも良かったのだろうな。Nikkorの16-85mmF3.5-5.6。広角側を使っている時、あと5センチくらい寄りたい!、と思う時があるだけで、他はな~んの不満も無い。Pentaxもほぼ同じスペックのレンズを出したけど、2年遅かったよね。

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