2017年01月24日 00:00

Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4
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2014年、ひょんな事から知り合いのFujifilm X-E2を1週間程借りられ、数千枚の写真を撮った。そして最近、1年振りくらいでその写真を見直す機会を得た。今回、ちょっぴりFujifilmの悪口になるが、「今夜も生でさだまさし」ではないが「意見には個人差があります」訳で、どうかご了承の程を。
2014年、ひょんな事から知り合いのFujifilm X-E2を1週間程借りられ、数千枚の写真を撮った。そして最近、1年振りくらいでその写真を見直す機会を得た。今回、ちょっぴりFujifilmの悪口になるが、「今夜も生でさだまさし」ではないが「意見には個人差があります」訳で、どうかご了承の程を。
見直す機会、昨年8月にPentax 645でベルビア100を使ったのに起因する。当たり前だけどフィルムはフィルムらしい。そしてベルビアはベルビアらしいんだ。似非デュープ処理、デジカメでライトボックス上のフィルムをパチリしただけの像をベルビア100に近付ける作業に時間を割いていた。
RawTherapeeの新たな活用法
RawTherapeeでベルビア100Fを再現せよ
上、RawTherapeeってスゲェじゃないか!、と思った瞬間。
これをLightroomで処理するとエライコッチャなんだ。Lightroomのデフォルト像はすでに明るさやコントラストが大きく調整されたもの、そこから無理矢理の処理なのでRawTherapeeのようにニュートラルな像から現像した方が遥かに簡単にベルビア100Fを再現出来た。
そこで再び、Fujifilmデジタルカメラのフィルムシミュレーションに興味が沸いた。ぶっちゃけ、X-E2のベルビア、プロビア、アスティアにはほとんど興味が無い。フィルムのそれとは違っているのは明白だから。
ひょんな事からFujifilm X-E2を使ってみた
上のX-E2レビューカテゴリから幾つかの記事でその辺のことを書いているので参考にして頂きたい。
発色、コントラストでいいなと思ったのは唯一プロネガハイだった。またクラシッククロームは他社で言えばコントラストをあげたナチュラルでしかないので常時使いたいとは思わないが、使い方によってはモノクロや銀残しのような表現に近い写真を作り出せるので非常に興味を持っていた。
だからクラシッククロームやプロネガハイをFujiflim以外のカメラで再現出来ないものだろうか?・・・。世界は広い、それを実現する各種現像ソフト、カメラプロファイルを誰かが作っているに違いない!、そう思った訳だ。それが今年に入って書き綴っている以下の記事達。
LightroomでFujifilmのクラシッククロームを再現する
RawTherapeeでFujifilmのフィルムシミュレーションを実現する 序章
RawTherapeeとFujifilmのフィルムシミュレーション
Lightroomを使ってどんなカメラでもFujifilmのクラシッククローム!
Capture One ProでFujifilmフィルムシミュレーションを他機種で使っちゃえる!
これらの記事を書くのになんだかんだと1週間くらいはX-E2の写真を見続けていたろう。そして思った。
「X-E2と18-55mmF2.8-4って画質無茶苦茶悪いじゃん!。解像感が丸でない!」
これはひょんな事からFujifilm X-E2を使ってみたの幾つかの記事でも指摘していたと思うが、改めて等倍で見ていると酷い!。酷いを通り越して醜いと表現しても良いくらいだ。
なのにその頃のプロカメラマンやライターの書いたFujifilm関連の記事って一様にローパスフィルターのX-Transセンサーの解像感は素晴らしいとか表現されていた訳で、どれだけ提灯持ちしたら気が済むんだってお話。
X-Transでなくベイヤーセンサーを搭載したX-A1の解像感は優れている、そんな記事を何度か見た記憶があるし、確かX-A1ユーザーさんから同じようなコメントを当ブログに頂いた事があった。
勝手な想像だが、X-Transセンサーとは色再現に特化し、また偽色や色モアレが出にくいと言うだけで解像感に関しては大した事ないのだろう。解像感だけに言及すれば分厚いローパスフィルターのあるPentax K-5とどっこいレベル。そして同じ1600万画素センサーならK-5IIsなどに搭載されているローパスフィルターレスのSony1600万画素センサーの方が遥かに高い。
一部の狂信的なFujfilmユーザーはこれが気に食わないのか、Pentaxみたいな三流ブランドに負けるのが心底悔しいのだろう、その手の2年前の記事にて定期的に誹謗中傷コメントを寄せる輩達がいる。ちゃんと現実を見ろよと言いたい。
SonyのAPS-C2400万画素センサー、これは1600万画素センサーと比較して性能が悪い、一部のカメラマンからは失敗作とまで言われているみたいだ。これと同じ事、X-Transの1600万画素センサーって実は失敗作だったんじゃないか?。
ただ面白いのはX-E2で都市風景を写した写真、これは解像しているなと感じるんだ。直線で構成されている風景はバッチリ写るみたい。先に分厚いローパスフィルターのついたK-5とどっこいと書いたが、そういう風景に関してはK-5IIsとどっこいと言って良い。
Fufjilmユーザーでもネイチャーフォトでなく街風景ばかりを撮っている人もいるだろう。そんな人は恐らくここで述べている「解像感がない」なる表現にビックリするのだろう。
RAWからJPGに変換する際の画像処理エンジンの方法にもよるのだろうが、Fujifilmは細かい部分へのディテールにはあまり拘っていない気がするんだ。「写真はプリントありき」、それを実践すると確かに遠景の細かい木々のディテールなんてどーでも良かったりする。
直線は従来通りのシャープネスで輪郭を施すが、木々などはローカルコントラストに重点を置いているとでも言おうか?。線で輪郭を付けるのでなく、コントラストで面を強調する。当然パソコンの等倍像は上述した通り、ぐちゃぐちゃで気持ち悪い像を見せられるが、プリントすると、あ~ら不思議、綺麗に見える・・・。
実際、A3ノビ程度のプリントだとシャープネスなんてどーでもいいんだ。等倍で見て「ピントが甘いなぁ」、「微ブレしているぞ!」と思った写真でもローカルコントラスト、Lightroomで言えば明瞭度とかかすみの除去、そっちに注目して現像すれば見栄えの良いプリントになってくれる。
誰かが全倍クラスのプリントをして「ほ~ら、こっちがX-Trans、あっちがベイヤー、比較してご覧!」と検証してくれれば良いのだ。本当はそれを担うのはプロカメラマンなんだが、彼らは提灯しか持たないから、決して特定のメーカーが不利になるような発言、作業はしない。
ここでいつもの話題になってくる。
「だったら等倍で見なければいいじゃないか」
価格.comなどを見ていると必ずそう発言をして、話を纏めようとする人がいる。こういう輩とは決して友達にはなれない。だって、見られるものを見るなっておかしいでしょ?。
また等倍で見ないのならカメラもレンズも何だって良いんだ。本ブログで糞未満の描写と言い続けているPentax DA18-55mmF3.5-5.6だって余程馬鹿でかいプリントをしない限り、問題の無い描写をする。
そして(気のせいかもしれないが)「等倍で見ない」とか言っている輩って良いカメラに良いレンズを使っている率が高かったりする。そして思うんだ。「こいつ、実は家では30インチくらいのモニターでこっそりと等倍鑑賞してニヤニヤしてんじゃねぇの?」って(笑)。
Sony EマウントのSonnar 55mmF1.8。このレンズの平均価格は8万程度。たかが55mmのF1.8、そんなスペックで未だに高値を維持している。何故?。勿論、Zeissブランドでぼったくっているのは間違いない。しかし金額に見合うだけの描写してくれている。これは等倍で見て初めて判った事実。隅々まで眺めて「絞り開放でも四隅が解像している、スゲェレンズだ!」って。
しかもSonyから借りたカメラはα7、ローパスフィルターが入っているセンサー。だから解像感はローパスフィルターレスよりも1~2割劣る。それでいてSonnar 55mmF1.8はスゲェと思ったのだから・・・。
デジタル写真は解像感命、そんなタイプ。自分はかなりそれに対して神経質だと思っていた。しかし世の中、上には上がいる。私が「これは使えるレンズだ!」と思っているのがことごとくネットでは糞レンズ扱いだったりする。
Olymspu M.Zuiko 17mmF2.8、Sony E16-50mmF3.5-5.6、この2本は欠点はあるものの、これくらい描写していれば十分に合格点を出せる。ところがどちらもネットの評判はすこぶる悪い。となると、その評判は等倍鑑賞においてでしかない。
また絞り開放から使えて嬉しいLumix G25mmF1.7、悪いレンズとは言われていないものの、値段相応の描写力、ネット上ではそんなイメージが濃い。これもきっと他の高価な25mm前後のレンズと等倍で比較しての評価なのだろう。
話をX-E2と18-55mmF2.8-4に戻そう。
都市風景を写すにはこのセットで十分と言えるし、また遠景のネイチャーフォトでもRawTherapeeで解像感を上げれば済む。そしてRawTherapeeではRawTherapeeとFujifilmのフィルムシミュレーションの通り、完璧ではないにせよ、撮って出しJPGの発色に近い絵を得られる。
本日の写真。輝度差がありシャドーが瞑れるのでLightroomでコントラストの弱いプロネガスタンダードをカメラプロファイルにセットし、瞑れても良いシャドー部は黒が締まって欲しいので明瞭度と霞の除去をプラスに振っている。
こういう風景では18-55mmF2.8-4は程ほどに良い描写をするし、そもそも廃墟写真に解像感なんて不要。ピントが合ってりゃ良いだけ。だからFujifilmカメラでは解像感が出ないと言われているLightroomで現像しても全く気にならない。
RawTherapeeの新たな活用法
RawTherapeeでベルビア100Fを再現せよ
上、RawTherapeeってスゲェじゃないか!、と思った瞬間。
これをLightroomで処理するとエライコッチャなんだ。Lightroomのデフォルト像はすでに明るさやコントラストが大きく調整されたもの、そこから無理矢理の処理なのでRawTherapeeのようにニュートラルな像から現像した方が遥かに簡単にベルビア100Fを再現出来た。
そこで再び、Fujifilmデジタルカメラのフィルムシミュレーションに興味が沸いた。ぶっちゃけ、X-E2のベルビア、プロビア、アスティアにはほとんど興味が無い。フィルムのそれとは違っているのは明白だから。
ひょんな事からFujifilm X-E2を使ってみた
上のX-E2レビューカテゴリから幾つかの記事でその辺のことを書いているので参考にして頂きたい。
発色、コントラストでいいなと思ったのは唯一プロネガハイだった。またクラシッククロームは他社で言えばコントラストをあげたナチュラルでしかないので常時使いたいとは思わないが、使い方によってはモノクロや銀残しのような表現に近い写真を作り出せるので非常に興味を持っていた。
だからクラシッククロームやプロネガハイをFujiflim以外のカメラで再現出来ないものだろうか?・・・。世界は広い、それを実現する各種現像ソフト、カメラプロファイルを誰かが作っているに違いない!、そう思った訳だ。それが今年に入って書き綴っている以下の記事達。
LightroomでFujifilmのクラシッククロームを再現する
RawTherapeeでFujifilmのフィルムシミュレーションを実現する 序章
RawTherapeeとFujifilmのフィルムシミュレーション
Lightroomを使ってどんなカメラでもFujifilmのクラシッククローム!
Capture One ProでFujifilmフィルムシミュレーションを他機種で使っちゃえる!
これらの記事を書くのになんだかんだと1週間くらいはX-E2の写真を見続けていたろう。そして思った。
「X-E2と18-55mmF2.8-4って画質無茶苦茶悪いじゃん!。解像感が丸でない!」
これはひょんな事からFujifilm X-E2を使ってみたの幾つかの記事でも指摘していたと思うが、改めて等倍で見ていると酷い!。酷いを通り越して醜いと表現しても良いくらいだ。
なのにその頃のプロカメラマンやライターの書いたFujifilm関連の記事って一様にローパスフィルターのX-Transセンサーの解像感は素晴らしいとか表現されていた訳で、どれだけ提灯持ちしたら気が済むんだってお話。
X-Transでなくベイヤーセンサーを搭載したX-A1の解像感は優れている、そんな記事を何度か見た記憶があるし、確かX-A1ユーザーさんから同じようなコメントを当ブログに頂いた事があった。
勝手な想像だが、X-Transセンサーとは色再現に特化し、また偽色や色モアレが出にくいと言うだけで解像感に関しては大した事ないのだろう。解像感だけに言及すれば分厚いローパスフィルターのあるPentax K-5とどっこいレベル。そして同じ1600万画素センサーならK-5IIsなどに搭載されているローパスフィルターレスのSony1600万画素センサーの方が遥かに高い。
一部の狂信的なFujfilmユーザーはこれが気に食わないのか、Pentaxみたいな三流ブランドに負けるのが心底悔しいのだろう、その手の2年前の記事にて定期的に誹謗中傷コメントを寄せる輩達がいる。ちゃんと現実を見ろよと言いたい。
以前、狂信的でない優しいFujifilmユーザーから18-55mmF2.8-4でなく他のレンズで検証すれば思考も変化する、そんなコメントを頂いた。確かにそうだろう。画質、解像感はセンサーだけでなくレンズの力も試される。
今後そんな機会がやってくれば是非試してみたいものだが、当分Fujifilmカメラを使う事はなさそうで・・・。と言うのもX-E2を貸してくれた知り合い、とうの昔にFujifilmシステムを売却しているんだ。やはり解像感が気に食わなかったらしい。今はNikonのD800だかD810を使っている。
もうすぐ発表されるFujifilmの中判デジタルカメラ、これはX-Transセンサーでなくベイヤーセンサーが搭載される。「ベイヤーセンサーでも十分な性能を発揮している」との事であえてX-Trasnセンサーを載せなかったらしいが、消費者からするとここにクエスチョンマークが点るんだ。だとするとX-Transセンサーは解像感に対して特化していないし、色再現がX-Transセンサーじゃなくちゃ駄目って話も嘘になる。今後そんな機会がやってくれば是非試してみたいものだが、当分Fujifilmカメラを使う事はなさそうで・・・。と言うのもX-E2を貸してくれた知り合い、とうの昔にFujifilmシステムを売却しているんだ。やはり解像感が気に食わなかったらしい。今はNikonのD800だかD810を使っている。
SonyのAPS-C2400万画素センサー、これは1600万画素センサーと比較して性能が悪い、一部のカメラマンからは失敗作とまで言われているみたいだ。これと同じ事、X-Transの1600万画素センサーって実は失敗作だったんじゃないか?。
ただ面白いのはX-E2で都市風景を写した写真、これは解像しているなと感じるんだ。直線で構成されている風景はバッチリ写るみたい。先に分厚いローパスフィルターのついたK-5とどっこいと書いたが、そういう風景に関してはK-5IIsとどっこいと言って良い。
Fufjilmユーザーでもネイチャーフォトでなく街風景ばかりを撮っている人もいるだろう。そんな人は恐らくここで述べている「解像感がない」なる表現にビックリするのだろう。
RAWからJPGに変換する際の画像処理エンジンの方法にもよるのだろうが、Fujifilmは細かい部分へのディテールにはあまり拘っていない気がするんだ。「写真はプリントありき」、それを実践すると確かに遠景の細かい木々のディテールなんてどーでも良かったりする。
直線は従来通りのシャープネスで輪郭を施すが、木々などはローカルコントラストに重点を置いているとでも言おうか?。線で輪郭を付けるのでなく、コントラストで面を強調する。当然パソコンの等倍像は上述した通り、ぐちゃぐちゃで気持ち悪い像を見せられるが、プリントすると、あ~ら不思議、綺麗に見える・・・。
X-Transセンサーの場合、その手の遠景に木々が写っている写真を見ていると、被写界深度には入っているものの、ピント位置からは少し外れている部分・・・。
そこを等倍で見るといわゆる「ポップコーン」「マッシュポテト」、「蛇のとぐろ」、「油絵」etc・・・のようなベイヤーセンサーに見慣れた目からするとかなりの気持ち悪い像になる。
また18-55mmF2.8-4は私が感じた通り、解像感に関してはあまりよろしくないレンズで遠景の描写力が貧弱とも考えられる。
しかしちょっと考えると・・・。だったらローパスフィルターがあって解像感を損なうベイヤーセンサーでもいいんじゃねぇか?、そんな疑問が出てくるでしょう?。事実、Pentax K-5とFujifilm X-E2の写真をプリントで比較して、誰が見ても「これはX-E2の方が良いのね」なんて決して思う筈ないのだから・・・。そこを等倍で見るといわゆる「ポップコーン」「マッシュポテト」、「蛇のとぐろ」、「油絵」etc・・・のようなベイヤーセンサーに見慣れた目からするとかなりの気持ち悪い像になる。
また18-55mmF2.8-4は私が感じた通り、解像感に関してはあまりよろしくないレンズで遠景の描写力が貧弱とも考えられる。
実際、A3ノビ程度のプリントだとシャープネスなんてどーでもいいんだ。等倍で見て「ピントが甘いなぁ」、「微ブレしているぞ!」と思った写真でもローカルコントラスト、Lightroomで言えば明瞭度とかかすみの除去、そっちに注目して現像すれば見栄えの良いプリントになってくれる。
誰かが全倍クラスのプリントをして「ほ~ら、こっちがX-Trans、あっちがベイヤー、比較してご覧!」と検証してくれれば良いのだ。本当はそれを担うのはプロカメラマンなんだが、彼らは提灯しか持たないから、決して特定のメーカーが不利になるような発言、作業はしない。
ここでいつもの話題になってくる。
「だったら等倍で見なければいいじゃないか」
価格.comなどを見ていると必ずそう発言をして、話を纏めようとする人がいる。こういう輩とは決して友達にはなれない。だって、見られるものを見るなっておかしいでしょ?。
また等倍で見ないのならカメラもレンズも何だって良いんだ。本ブログで糞未満の描写と言い続けているPentax DA18-55mmF3.5-5.6だって余程馬鹿でかいプリントをしない限り、問題の無い描写をする。
そして(気のせいかもしれないが)「等倍で見ない」とか言っている輩って良いカメラに良いレンズを使っている率が高かったりする。そして思うんだ。「こいつ、実は家では30インチくらいのモニターでこっそりと等倍鑑賞してニヤニヤしてんじゃねぇの?」って(笑)。
Sony EマウントのSonnar 55mmF1.8。このレンズの平均価格は8万程度。たかが55mmのF1.8、そんなスペックで未だに高値を維持している。何故?。勿論、Zeissブランドでぼったくっているのは間違いない。しかし金額に見合うだけの描写してくれている。これは等倍で見て初めて判った事実。隅々まで眺めて「絞り開放でも四隅が解像している、スゲェレンズだ!」って。
しかもSonyから借りたカメラはα7、ローパスフィルターが入っているセンサー。だから解像感はローパスフィルターレスよりも1~2割劣る。それでいてSonnar 55mmF1.8はスゲェと思ったのだから・・・。
デジタル写真は解像感命、そんなタイプ。自分はかなりそれに対して神経質だと思っていた。しかし世の中、上には上がいる。私が「これは使えるレンズだ!」と思っているのがことごとくネットでは糞レンズ扱いだったりする。
Olymspu M.Zuiko 17mmF2.8、Sony E16-50mmF3.5-5.6、この2本は欠点はあるものの、これくらい描写していれば十分に合格点を出せる。ところがどちらもネットの評判はすこぶる悪い。となると、その評判は等倍鑑賞においてでしかない。
また絞り開放から使えて嬉しいLumix G25mmF1.7、悪いレンズとは言われていないものの、値段相応の描写力、ネット上ではそんなイメージが濃い。これもきっと他の高価な25mm前後のレンズと等倍で比較しての評価なのだろう。
話をX-E2と18-55mmF2.8-4に戻そう。
都市風景を写すにはこのセットで十分と言えるし、また遠景のネイチャーフォトでもRawTherapeeで解像感を上げれば済む。そしてRawTherapeeではRawTherapeeとFujifilmのフィルムシミュレーションの通り、完璧ではないにせよ、撮って出しJPGの発色に近い絵を得られる。
RawTherapeeでHaldCLUTのフィルムシミュレーションでFujifilmカメラを模倣した場合、何故かベルビアの時だけ、発色に違いが出て、写真によってはえげつないくらいに彩度が上がってしまう時がある。これはHadlCLUT用のベルビアを作った作者に修正して貰うしかない。
でもプロビアとクラシッククロームに関してはかなり似た絵を作れるのでFujifilmカメラにRawTherpaeeは解像感の出し方も含め相性が良いと言える。
今一番欲しいFujifilmのカメラはレンズ一体型のコンパクトカメラのX30であるが、なんだかんだと一度はレンズ交換式のFujifilmカメラを自在に扱ってみたいと思う。でもプロビアとクラシッククロームに関してはかなり似た絵を作れるのでFujifilmカメラにRawTherpaeeは解像感の出し方も含め相性が良いと言える。
本日の写真。輝度差がありシャドーが瞑れるのでLightroomでコントラストの弱いプロネガスタンダードをカメラプロファイルにセットし、瞑れても良いシャドー部は黒が締まって欲しいので明瞭度と霞の除去をプラスに振っている。
こういう風景では18-55mmF2.8-4は程ほどに良い描写をするし、そもそも廃墟写真に解像感なんて不要。ピントが合ってりゃ良いだけ。だからFujifilmカメラでは解像感が出ないと言われているLightroomで現像しても全く気にならない。

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