2023年06月12日 00:00
今日のトップ写真は大内宿その3で飾ったトップ写真は17mm(35mm版換算34mm)を使い、今日のは50mm(換算100mm)を使い、広角使用時で見えていた雪化粧をしていない後方の山々を排除している。
そう考えるとズームレンズはとっても便利。使用しているのはいつもM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3であり、換算24~100mmをカバーする。そしてワタクシ、M.Zuiko 9-18mmF4-5.6を使用して再確認!、換算24mmよりも広い画角の超~広角域には興味がなく、望遠側が換算で20mm伸びているLumix 12-60mmF3.5-5.6(Leicaブランドじゃない方)が欲しくてたまらんのだった。
とは言え単焦点レンズだけでも撮れちゃうのが大内宿。この子安観音堂でのカット、調べてみると17mmより広角側では一枚も撮影していない。広過ぎて左右に無駄があったのだろう。結果、17mm、20mm、22mm、24mm、25mm(縦構図)、33mm(横、縦)、34mm、38mm(縦)、40mm、42mm、50mm(横、縦)と言った焦点距離を使っている。子安観音堂からの風景ならば換算で35mm、50mm、85mm、100mmのいずれかのレンズがありゃ十分って事。そのうち1本って事なら(35mm判での)万能な50mmレンズだろうな。この子安観音堂以外の風景も大内宿なら50mmレンズがありゃ全部撮り切れる。
勿論、わざわざ東京から大内宿まで出掛けて50mmレンズ1本勝負だと心許なく、なんだかんだとズームレンズを使うべきではある。旅写真の大半って被写界深度を深くするだろうから小型軽量で便利な普及タイプのズームレンズが最適だったりする。今回の大内宿での325枚を撮影しており、その全てでM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3を使用している。Lumixの25mmF1.7も用意していたが、背景をボカす風景がなかったのでずっとバッグの中。
お蕎麦屋さんの暗い店内でもOM-D E-M1markIIともなればISO1600まで上げてもRAWから現像すれば全く問題ない画質だし、そもそも換算50mmで2秒でも止められるのだから大半の写真はベース感度のISO200で撮影出来てしまう。背景をボカしたい、そんな意図さえなければ安い普及タイプのズームレンズで十分。
一貫して35mm判システムに否定的なのはこの辺り。毎度のお話、プロでもない一般の我々がプリントするサイズなんてA3~A3ノビが限度。画素数や画質の問題ではなくプリントする為のコストの問題。またテレビやモニターで鑑賞すると言っても現状では4Kテレビがようやく浸透してきた状態でしかないので高画素カメラも不要。
それなのにボディは30万、40万円は当たり前、レンズだってちょっと良いのを買おうと思うと10万円を超えるでしょう?。レンズ1本で10万円オーバーってアホじゃないかと思う。かつて10万円を超えるレンズはF2.8通しのズームレンズと85mmF1.2~85mmF1.4と言う大口径中望遠レンズだけ!。物価の上昇もあるのでフィルム時代と安易に比較出来ないものの、今の35mm判システムって無駄に高過ぎるって!。特にCanonとNikonは価格設定を間違えているとしか思えない。
結局、35mm判の有利な点ってこれまた毎度のお話、m4/3、APS-Cよりもより大きいボケを得られるってだけ!。だったら手持ちのα7IIを壊れるまで使うし、背景をボカすだけなら安単3本セットすら不要でフィルム時代の数千円で流通しているオールドレンズがありゃ存分に楽しめる。
これから写真を始める!、またカメラ、レンズに大金を注ぎ込めない(複数のマウントや複数のカメラを買ったりしない)、そんな方にはとにもかくにもFujifilmをお勧めするかな。ワタクシですね、X-S10を見た時、とにかくビックリした。防塵防滴機能はないし、手ブレ補正もOlympus程ではないにせよ、ワンサイズ大きなセンサーを積んでいて性能は文句ないし、この小ささ、軽さ!。雨天で使わないのならm4/3のような強靭なボディも不要だ。
またレンズもFujifilmは沢山揃っている。中古市場も活発だし、ここ数年でレンズメーカーもXマウントレンズを発表しており、選り取り見取りである。勿論、マウントアダプター経由でオールドレンズも使える。レンズ用として10万円くらい用意しておけば今後ずっと楽しく使えるレンズを数本買える。後継機種としてX-S20が発表されたそうだが、程度の良いX-S10の中古は最高の入門機である。いや、入門機どころか壊れない限り、長い間、相棒として活躍してくれそう・・・。
但し!、趣味としての写真を長く続けるといずれ「もっと大きなボケを・・・」と思ってしまう、これね、「デジタル時代のカメラマンあるある」である。一般にm4/3と35mm判の差は2段、APS-Cは1段と言われているので33mmF1.4はF2相当のボケを得られると思いがち。しかし実際にはAPS-Cと35mm判の差は1.2段あり、そうなるとF2.2~F2.3のボケ量と考えるべきだ。
標準レンズとしてXF33mmF1.4は高価なので多くの人はXF35mmF2を選択しているだろう。35mm判換算で開放でのボケ量はF2.8ではなくF3.3とかになるのかな?。50mmレンズとして使用してF3.3のボケなんて全く大した事なく、m4/3の25mmF1.7クラスと見分けがつかないかもしれない。
35m判の50mmレンズならF1.4~F1.8と言うレンズが当たり前だし、オールドレンズともなればF1.4の明るさのレンズでも数千円で手に入る事が多い。F1.4とF3.3、ボケ量はかなり違う。ボケも楽しみたいのならFujifilmのカメラは微妙な存在。
そうなると私のようにメインをより小型軽量で旅に最適なm4/3システムにして、ボケを楽しむだけの為に安いSonyの35mm判カメラにオールドレンズの組み合わせ・・・、そんな思考が最も賢い選択になるだろう。
「オールド50mmF1.4レンズなんて開放描写は甘くてコントラストがないから実質F2だよ!、周辺の描写も考えるとF2.8まで絞るべきで、だったらAPS-C用レンズと同じ!」
そう言う人もる。間違ってはいないけれどこういう輩はアホと判断して無視しよう!。画質で勝負しようと考えている時点で馬鹿なカメラマンだと思うべき。勿論画質は良いに限る。しかし我々は大きなボケが欲しいだけでしょう?。多少コントラストが甘くても気にならんって!。ボケさせたいだけなのだから周辺の像が糞でも構わないし、むしろ糞画質でグチャグチャしていた方がボケ表現としては好都合だったりもする。
実際に私はオールドな50mmF1.4を開放からガンガン使っていて、一番古いのがCanon FL50mmF1.4のII型、1968年に発表された代物である(3千円くらいで買ったような気がする)。描写に関しては全く不満がありません!(でかくて重いのは不快であるが)。確かに時折、甘いなと感じる時もあるけれど、球面収差のほんわか像は現代のレンズでは決して味わえないし、シャキッとさせたければRAW現像でどうにでもなる。オールドレンズの短所はコントラストや周辺の描写力ではなく、マニュアルでピントを合わせる事と逆光耐性くらい!。開放描写が甘い、それは短所ではなくむしろ長所である。
最後に・・・。
Pentaxからフィルム時代のFA50mmF1.4をHD化したHD FA50mm1.4と虹色フレアが出ると言うFA50mmF1.4 Classicが発表された。すでにPentaxユーザーではない私があれこれ悪口を叩くのはアンフェアと思いつつも・・・。
Ricohはまじに金がないのかね?。FA50mmF1.4をHD化したり、オールドレンズライクな描写をするレンズを作るのに反対ではない。何故あのデザインを今も採用しているのだろうか?。小型のAPS-C一眼レフ、K-3系やKPに装着してギリギリ許せるデザインだから、これを馬鹿でかいK-1系に装着したら無茶苦茶カッチョ悪いでしょう?。
それとPentaxユーザーだった頃、手元にFA28mmF2.8、FA35mmF2とFA50mmF1.4があった(FA28mmF2.8とFA50mmF1.4は今も所有している)。K-mから始まり、K10D、K20D、K-7、K-5を使い続けてどうにもこの3本のレンズ、ピント位置がずれる。何度調整して貰ってもずれる。
その時にサービスの方から「フィルム時代のFA系のレンズは設計が古く、ボディとの情報伝達が上手く行かない時がある」と聞いた。ボディ側で色々と制御しようと思ってもFAレンズの許容を超えてしまってどの距離でもピント位置を正確にするのは困難であると・・・。
さすがにこんな事でサービスの方が嘘を吐く事もないだろうから、デザインも昔のままのFA50mmF1.4、電子制御部分も昔のままである筈だから未だにピント精度の悪いレンズを作り続けている事になる。それで良いのかPentax!。
つくづく残念。何故Pentax、Ricohはカメラのミラーレス化を考えなかったのだろう。簡単な事だったじゃない!。K-01に内蔵EVFを付けるだけで良かったんだ!。もしPentax(Ricohブランドでも良いかな)がミラーレスのレンズ交換式システムを作っていたらきっと今も尚、Pentaxユーザーだったろう。
そう考えるとズームレンズはとっても便利。使用しているのはいつもM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3であり、換算24~100mmをカバーする。そしてワタクシ、M.Zuiko 9-18mmF4-5.6を使用して再確認!、換算24mmよりも広い画角の超~広角域には興味がなく、望遠側が換算で20mm伸びているLumix 12-60mmF3.5-5.6(Leicaブランドじゃない方)が欲しくてたまらんのだった。
とは言え単焦点レンズだけでも撮れちゃうのが大内宿。この子安観音堂でのカット、調べてみると17mmより広角側では一枚も撮影していない。広過ぎて左右に無駄があったのだろう。結果、17mm、20mm、22mm、24mm、25mm(縦構図)、33mm(横、縦)、34mm、38mm(縦)、40mm、42mm、50mm(横、縦)と言った焦点距離を使っている。子安観音堂からの風景ならば換算で35mm、50mm、85mm、100mmのいずれかのレンズがありゃ十分って事。そのうち1本って事なら(35mm判での)万能な50mmレンズだろうな。この子安観音堂以外の風景も大内宿なら50mmレンズがありゃ全部撮り切れる。
勿論、わざわざ東京から大内宿まで出掛けて50mmレンズ1本勝負だと心許なく、なんだかんだとズームレンズを使うべきではある。旅写真の大半って被写界深度を深くするだろうから小型軽量で便利な普及タイプのズームレンズが最適だったりする。今回の大内宿での325枚を撮影しており、その全てでM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3を使用している。Lumixの25mmF1.7も用意していたが、背景をボカす風景がなかったのでずっとバッグの中。
お蕎麦屋さんの暗い店内でもOM-D E-M1markIIともなればISO1600まで上げてもRAWから現像すれば全く問題ない画質だし、そもそも換算50mmで2秒でも止められるのだから大半の写真はベース感度のISO200で撮影出来てしまう。背景をボカしたい、そんな意図さえなければ安い普及タイプのズームレンズで十分。
一貫して35mm判システムに否定的なのはこの辺り。毎度のお話、プロでもない一般の我々がプリントするサイズなんてA3~A3ノビが限度。画素数や画質の問題ではなくプリントする為のコストの問題。またテレビやモニターで鑑賞すると言っても現状では4Kテレビがようやく浸透してきた状態でしかないので高画素カメラも不要。
それなのにボディは30万、40万円は当たり前、レンズだってちょっと良いのを買おうと思うと10万円を超えるでしょう?。レンズ1本で10万円オーバーってアホじゃないかと思う。かつて10万円を超えるレンズはF2.8通しのズームレンズと85mmF1.2~85mmF1.4と言う大口径中望遠レンズだけ!。物価の上昇もあるのでフィルム時代と安易に比較出来ないものの、今の35mm判システムって無駄に高過ぎるって!。特にCanonとNikonは価格設定を間違えているとしか思えない。
Sonyはさすがにα7IIはすでに販売終了したが、まだα7IIIは現行品で性能の割にはさほど高価だとは感じない。レンズにしても28mmF2、50mmF1.8、85mmF1.8と安単3兄弟がいるし、ズームレンズともなればTamronの28-200mmF2.8-5.6がある。私がSonyのボディデザインは糞以外の何物でもないと思っていても35mm判システム、価格を考慮するとSonyしか選択肢がない。
結局、35mm判の有利な点ってこれまた毎度のお話、m4/3、APS-Cよりもより大きいボケを得られるってだけ!。だったら手持ちのα7IIを壊れるまで使うし、背景をボカすだけなら安単3本セットすら不要でフィルム時代の数千円で流通しているオールドレンズがありゃ存分に楽しめる。
これから写真を始める!、またカメラ、レンズに大金を注ぎ込めない(複数のマウントや複数のカメラを買ったりしない)、そんな方にはとにもかくにもFujifilmをお勧めするかな。ワタクシですね、X-S10を見た時、とにかくビックリした。防塵防滴機能はないし、手ブレ補正もOlympus程ではないにせよ、ワンサイズ大きなセンサーを積んでいて性能は文句ないし、この小ささ、軽さ!。雨天で使わないのならm4/3のような強靭なボディも不要だ。
またレンズもFujifilmは沢山揃っている。中古市場も活発だし、ここ数年でレンズメーカーもXマウントレンズを発表しており、選り取り見取りである。勿論、マウントアダプター経由でオールドレンズも使える。レンズ用として10万円くらい用意しておけば今後ずっと楽しく使えるレンズを数本買える。後継機種としてX-S20が発表されたそうだが、程度の良いX-S10の中古は最高の入門機である。いや、入門機どころか壊れない限り、長い間、相棒として活躍してくれそう・・・。
但し!、趣味としての写真を長く続けるといずれ「もっと大きなボケを・・・」と思ってしまう、これね、「デジタル時代のカメラマンあるある」である。一般にm4/3と35mm判の差は2段、APS-Cは1段と言われているので33mmF1.4はF2相当のボケを得られると思いがち。しかし実際にはAPS-Cと35mm判の差は1.2段あり、そうなるとF2.2~F2.3のボケ量と考えるべきだ。
標準レンズとしてXF33mmF1.4は高価なので多くの人はXF35mmF2を選択しているだろう。35mm判換算で開放でのボケ量はF2.8ではなくF3.3とかになるのかな?。50mmレンズとして使用してF3.3のボケなんて全く大した事なく、m4/3の25mmF1.7クラスと見分けがつかないかもしれない。
35m判の50mmレンズならF1.4~F1.8と言うレンズが当たり前だし、オールドレンズともなればF1.4の明るさのレンズでも数千円で手に入る事が多い。F1.4とF3.3、ボケ量はかなり違う。ボケも楽しみたいのならFujifilmのカメラは微妙な存在。
そうなると私のようにメインをより小型軽量で旅に最適なm4/3システムにして、ボケを楽しむだけの為に安いSonyの35mm判カメラにオールドレンズの組み合わせ・・・、そんな思考が最も賢い選択になるだろう。
「オールド50mmF1.4レンズなんて開放描写は甘くてコントラストがないから実質F2だよ!、周辺の描写も考えるとF2.8まで絞るべきで、だったらAPS-C用レンズと同じ!」
そう言う人もる。間違ってはいないけれどこういう輩はアホと判断して無視しよう!。画質で勝負しようと考えている時点で馬鹿なカメラマンだと思うべき。勿論画質は良いに限る。しかし我々は大きなボケが欲しいだけでしょう?。多少コントラストが甘くても気にならんって!。ボケさせたいだけなのだから周辺の像が糞でも構わないし、むしろ糞画質でグチャグチャしていた方がボケ表現としては好都合だったりもする。
実際に私はオールドな50mmF1.4を開放からガンガン使っていて、一番古いのがCanon FL50mmF1.4のII型、1968年に発表された代物である(3千円くらいで買ったような気がする)。描写に関しては全く不満がありません!(でかくて重いのは不快であるが)。確かに時折、甘いなと感じる時もあるけれど、球面収差のほんわか像は現代のレンズでは決して味わえないし、シャキッとさせたければRAW現像でどうにでもなる。オールドレンズの短所はコントラストや周辺の描写力ではなく、マニュアルでピントを合わせる事と逆光耐性くらい!。開放描写が甘い、それは短所ではなくむしろ長所である。
最後に・・・。
Pentaxからフィルム時代のFA50mmF1.4をHD化したHD FA50mm1.4と虹色フレアが出ると言うFA50mmF1.4 Classicが発表された。すでにPentaxユーザーではない私があれこれ悪口を叩くのはアンフェアと思いつつも・・・。
Ricohはまじに金がないのかね?。FA50mmF1.4をHD化したり、オールドレンズライクな描写をするレンズを作るのに反対ではない。何故あのデザインを今も採用しているのだろうか?。小型のAPS-C一眼レフ、K-3系やKPに装着してギリギリ許せるデザインだから、これを馬鹿でかいK-1系に装着したら無茶苦茶カッチョ悪いでしょう?。
それとPentaxユーザーだった頃、手元にFA28mmF2.8、FA35mmF2とFA50mmF1.4があった(FA28mmF2.8とFA50mmF1.4は今も所有している)。K-mから始まり、K10D、K20D、K-7、K-5を使い続けてどうにもこの3本のレンズ、ピント位置がずれる。何度調整して貰ってもずれる。
その時にサービスの方から「フィルム時代のFA系のレンズは設計が古く、ボディとの情報伝達が上手く行かない時がある」と聞いた。ボディ側で色々と制御しようと思ってもFAレンズの許容を超えてしまってどの距離でもピント位置を正確にするのは困難であると・・・。
さすがにこんな事でサービスの方が嘘を吐く事もないだろうから、デザインも昔のままのFA50mmF1.4、電子制御部分も昔のままである筈だから未だにピント精度の悪いレンズを作り続けている事になる。それで良いのかPentax!。
つくづく残念。何故Pentax、Ricohはカメラのミラーレス化を考えなかったのだろう。簡単な事だったじゃない!。K-01に内蔵EVFを付けるだけで良かったんだ!。もしPentax(Ricohブランドでも良いかな)がミラーレスのレンズ交換式システムを作っていたらきっと今も尚、Pentaxユーザーだったろう。

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