2012年06月05日 00:00

Pentax K-01, DA21mmF3.2AL Limted
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Pentax K-01レビュー、本日が最後、長所、短所含めて「気になった点」を書いていこうと思う。
Pentax K-01レビュー、本日が最後、長所、短所含めて「気になった点」を書いていこうと思う。
すでに巷で評判になっている解像度について。実際の数値はどんなものか知らないが、少なくともPentax K-5より悪い事はなく、写真、風景によってはK-5を超えた写真を撮れる、それがK-01だ。
カメラ業界で悪者扱いされているローパスフィルター、これを従来のものよりも薄くしたそうだ。ローパスフィルターの効果を減らせばそれだけ元のセンサーとレンズの解像度に近付く、結果、センサーが同一のK-5よりも良い描写をする。K-5ユーザーの私が「うーん、これは素晴らしい」と唸ったくらいだからこの評判に間違いはない。
ノイズリダクションが強めに掛かっているなる情報もあるが、今回、ISO2200まで試しており、使った限り気にならない。マイクロフォーサーズのOlympus E-P3はISO400を過ぎた辺りから絵作りがノッペリする事があったが、K-01ではそんな心配はないと言い切って良いだろう。
ISO3200、6400、この辺で絵作りが突然変化する可能性もあろうが、ならばカメラ内現像から出力されたJPGデータでなく、ノイズリダクション処理がしっかりとしているLightroomを使えば済む話だと思う。
あくまでも推測であるが、K-5そのものの出て来る絵はそこそこ素晴らしいから、K-01はそれよりも良いと感じるのだから、現状、他社のAPS-Cサイズのカメラの中でもトップランクに属するくらいの解像感を持っている、それがK-01なのではなかろうか?。
またコントラストAFを採用しているので意図した位置にピントを合わせる事が出来ればピント精度もK-5を上回るであろう。
K-5ではごちゃごちゃした風景の場合、AFが誤認識する事があるので、AF処理をやり直して保険で数枚撮影するようにしていたが、コントラストAFのK-01では液晶画面でピント位置をしっかりと決める事が出来たら保険は必要ない、そう考えても良いかもしれない。
※但しPentaxのブレ補正機構は特殊なのである条件下で必ずブレだかピンボケだか判らない写真が出てきてしまう、これはK-5だろうがK-01でも同じ
数値で見る解像度と解像感は全くの別物。(ローパスフィルターの有無を含め)センサーの解像度とピント精度、それと画像処理エンジンが担うシャープ処理が組み合わさって「解像感」となる。仮にK-5とK-01のセンサーの解像度が同じだとしてもピント精度と画像処理エンジンでK-01に軍配が上がる可能性は非常に高い。
今回、同じレンズ、絞り、構図でK-5とK-01を撮り比べてみたが、残念、ピントの位置がK-5とK-01でずれており、厳密なテストとはならなかった。
多くの写真を等倍で見る限り、K-01の方が解像感は優れている。とにかく遠景の細かい葉っぱはK-01の方が輪郭が固い。このカメラは街中のスナップに適していると思っていたが、実はネイチャー系の写真こそ威力を発揮する、そんな性格を持っているようだ。
本格的にネイチャーフォトを撮影する方は三脚を使われる事が多いだろうから、ファインダーの有無はあまり関係なく、K-5でもライブビューにして液晶でピントチェックをするカメラマンもいるだろうから、そんな方にはK-01は適しているかもしれない。
とは言え、先日も申し上げたが、すでにK-rの後継としてK-30が発表され、あと半年もすればK-5の後継機種だって出てくる。さらには1年半待てば今度はEVF搭載のK-01の後継だって出て来る筈。解像感が高い!、ネイチャーに適している!、そんな意識で今、このカメラを買う必要性は感じない。
このカメラで非常に残念なのはタッチセンサーを採用しなかった事。ファインダーのないカメラ、そしてせっかく精度が高いであろうコントラストAFを採用しているのだから、タッチセンサーが付いて然るべき。
Olympus、Lumixのマイクロフォーサーズ軍団、そしてSony、Nikonのミラーレスカメラはすでにタッチーセンサーが当たり前に装備されている。やっぱりPentaxは一歩遅れていると言うか、ユーザーのニーズを全く把握していない。ファインダーがない、タッチセンサーが無い、なのにあのお値段?。
私がK-01とQを駄目だと判断しているのはココ。機能と価格がマッチしていない。Qはだいぶ値が下がってきたが、発売当時のお値段を考えて欲しい。明らかにおかしな値段設定だった(Olympusの価格もおかしいとは思うが(笑))。現在、40mmレンズキットで5万を越えているが、ボディ単体で3万を切るくらいだったらスゲェとは思うのだが・・・。
色々と関係者からネタを漁っていると、本当にHOYAって会社はPentaxのカメラ事業部に対しては冷たかったようで、そんな中でQやK-01を開発、発売まで漕ぎつけたのは頑張ったと見る事が出来るが、ならば、RicohはHOYAよりもPentaxブランドを大事にしてくれるだろうから、ユーザーは今後発表されるカメラを狙うべき、私はそう思う。
AFと言えばこのコントラストAFはちょっと遅い。同時発売のDA40mmF2.8XSではさほど感じなかったが、DA21mmF3.2ALと組み合わせた時、「おそっ!、そこらのコンデジとあまり変わらないやん!」とちょいとビックリした。
となるとピントリングの駆動量が多くなる望遠レンズはさらに遅く感じる筈で、おやおや、当初思っていた程、こいつは街中スナップには適していないかも?、と疑問を持っていたりもする。超音波モーター搭載レンズだと気にならないのだろうか?。
このカメラが欲しいと思われる方は、店頭で装着、テスト出来るレンズ全てで、どこまでなら許せる範囲か、AFの速度チェックをした方が良いだろう。例えばTamronやSigmaの超音波モーターの付いていない70-300mmズームレンズなんて、K-5を使っていても遅いと思うから、かなりイラッとするだろう。
さて、K-01のライバルは?。Pentax Q、Rioch GXR、Olympus E-PL3、Lumix GF3、Sony Nex-5N、この辺になるんだと思う。恐らく解像感はライバル達よりも秀でているだろう。またデザインはブサカワイイから好きな人はハマるに違いない。
私個人はたった1つの理由からSonyの製品をお勧めしたいと思っている。それは現状、アイセンサーを装備しているのは確かSonyだけ。アイセンサーとはEVFに目を近づけると液晶表示からEVF表示に自動的に切り替わってくれる機能(目を離すと背面液晶表示に戻る)。
Olympus E-P3を何度か使って一番面倒だと感じたのは背面液晶とEVFとの切り替え。ボタンを押すだけであるが、これが非常に煩わしい。5月18日の記事で(妄想上)Sonyのカメラを次期主力カメラとしたのはこれがあるからと言っても差し支えない。
K-01は何とも形容し難い。ハマる人はハマんだろう。人と同じく、カメラも最初は外見であり、このブサ可愛いデザインが気に入った人は機能がどうであれ、買って損はない。少なくとも見た目の解像感はK-5と同等、もしくはそれ以上なのだから。
私個人はK-5を持っている今、このカメラは必要ない。解像感は確かに魅力的ではあるが、シャープの度合いを強めればほぼ同じ絵を作り出すK-5を持っている以上、K-01の用途が全く浮かばない。K-5とK-01をどうやって使い分けるか、見当もつかない。
ならばPentaxユーザーでない方、初めてのPentaxカメラとしてK-01はお勧めか?。うーん、これは難しいところだ。特に目立つ欠点はないカメラだからデザインが気に入れば持っていて面白いとは思うが、初めてPentaxカメラを狙うのだったら間もなく発売されるK-30、あと3ヶ月、4ヶ月待ってRicohの親分が口を出したであろうK-5の後継機種を見てからでも遅くはない。
つまり私はEVFに対してパラノイア的傾向、EVF信奉者であるからして、それのないK-01やQには食指が伸びない事になる。だからと言って皆さんに「こんなカメラ買うな!」とは叫べない(笑)。「ファインダーを必要とするか否か」、これによりK-01の評価が変化する。上述したように他社が採用しているタッチセンサーを盛り込まなかったのは最大のミスであろうが、タッチセンサーすら必要ないと言う方も実はいらっしゃる。
決して万人向けとは言えないカメラで、Pentaxにしてもこのカメラが爆発的に売れるとは全く思っていない筈。K-01のユーザーには申し訳ない表現であるが、「客寄せパンダ」的なカメラに思える。でも客寄せパンダとなるにはそれ相応の資格、皆さんが注目するようでなくちゃ駄目。それを考えるとK-01は悪いカメラではない。
本日の写真、面白でしょ?。顔が映らないようにと構図したらカメラ人間になっていた(笑)。仮面ライダーのタイトル風に「恐怖、魂を吸い取るカメラ男!」・・・。せっかくなので、超ド派手のカスタムイメージであるポップチューンを利用し、さらにPhooshopのプラグインであるNikのColor Efexを使ってさらに非現実的な色合いにしてみた。
上述した通り、K-01はこう言った遊び心のある写真よりも三脚を使ったネイチャー系の写真の方が向いていると思うが、本来はこういう使い方をするべきであり、こういう使い方に突出した機能を持つべきだった。そして、こんな用途ならQの方が便利なのかもしれない。K-01に合うレンズ、早急に薄くて小さな広角レンズの開発、Pentaxにはそれを望みたい。
カメラ業界で悪者扱いされているローパスフィルター、これを従来のものよりも薄くしたそうだ。ローパスフィルターの効果を減らせばそれだけ元のセンサーとレンズの解像度に近付く、結果、センサーが同一のK-5よりも良い描写をする。K-5ユーザーの私が「うーん、これは素晴らしい」と唸ったくらいだからこの評判に間違いはない。
ノイズリダクションが強めに掛かっているなる情報もあるが、今回、ISO2200まで試しており、使った限り気にならない。マイクロフォーサーズのOlympus E-P3はISO400を過ぎた辺りから絵作りがノッペリする事があったが、K-01ではそんな心配はないと言い切って良いだろう。
ISO3200、6400、この辺で絵作りが突然変化する可能性もあろうが、ならばカメラ内現像から出力されたJPGデータでなく、ノイズリダクション処理がしっかりとしているLightroomを使えば済む話だと思う。
あくまでも推測であるが、K-5そのものの出て来る絵はそこそこ素晴らしいから、K-01はそれよりも良いと感じるのだから、現状、他社のAPS-Cサイズのカメラの中でもトップランクに属するくらいの解像感を持っている、それがK-01なのではなかろうか?。
またコントラストAFを採用しているので意図した位置にピントを合わせる事が出来ればピント精度もK-5を上回るであろう。
K-5ではごちゃごちゃした風景の場合、AFが誤認識する事があるので、AF処理をやり直して保険で数枚撮影するようにしていたが、コントラストAFのK-01では液晶画面でピント位置をしっかりと決める事が出来たら保険は必要ない、そう考えても良いかもしれない。
※但しPentaxのブレ補正機構は特殊なのである条件下で必ずブレだかピンボケだか判らない写真が出てきてしまう、これはK-5だろうがK-01でも同じ
数値で見る解像度と解像感は全くの別物。(ローパスフィルターの有無を含め)センサーの解像度とピント精度、それと画像処理エンジンが担うシャープ処理が組み合わさって「解像感」となる。仮にK-5とK-01のセンサーの解像度が同じだとしてもピント精度と画像処理エンジンでK-01に軍配が上がる可能性は非常に高い。
今回、同じレンズ、絞り、構図でK-5とK-01を撮り比べてみたが、残念、ピントの位置がK-5とK-01でずれており、厳密なテストとはならなかった。
多くの写真を等倍で見る限り、K-01の方が解像感は優れている。とにかく遠景の細かい葉っぱはK-01の方が輪郭が固い。このカメラは街中のスナップに適していると思っていたが、実はネイチャー系の写真こそ威力を発揮する、そんな性格を持っているようだ。
本格的にネイチャーフォトを撮影する方は三脚を使われる事が多いだろうから、ファインダーの有無はあまり関係なく、K-5でもライブビューにして液晶でピントチェックをするカメラマンもいるだろうから、そんな方にはK-01は適しているかもしれない。
とは言え、先日も申し上げたが、すでにK-rの後継としてK-30が発表され、あと半年もすればK-5の後継機種だって出てくる。さらには1年半待てば今度はEVF搭載のK-01の後継だって出て来る筈。解像感が高い!、ネイチャーに適している!、そんな意識で今、このカメラを買う必要性は感じない。
このカメラで非常に残念なのはタッチセンサーを採用しなかった事。ファインダーのないカメラ、そしてせっかく精度が高いであろうコントラストAFを採用しているのだから、タッチセンサーが付いて然るべき。
Olympus、Lumixのマイクロフォーサーズ軍団、そしてSony、Nikonのミラーレスカメラはすでにタッチーセンサーが当たり前に装備されている。やっぱりPentaxは一歩遅れていると言うか、ユーザーのニーズを全く把握していない。ファインダーがない、タッチセンサーが無い、なのにあのお値段?。
私がK-01とQを駄目だと判断しているのはココ。機能と価格がマッチしていない。Qはだいぶ値が下がってきたが、発売当時のお値段を考えて欲しい。明らかにおかしな値段設定だった(Olympusの価格もおかしいとは思うが(笑))。現在、40mmレンズキットで5万を越えているが、ボディ単体で3万を切るくらいだったらスゲェとは思うのだが・・・。
色々と関係者からネタを漁っていると、本当にHOYAって会社はPentaxのカメラ事業部に対しては冷たかったようで、そんな中でQやK-01を開発、発売まで漕ぎつけたのは頑張ったと見る事が出来るが、ならば、RicohはHOYAよりもPentaxブランドを大事にしてくれるだろうから、ユーザーは今後発表されるカメラを狙うべき、私はそう思う。
AFと言えばこのコントラストAFはちょっと遅い。同時発売のDA40mmF2.8XSではさほど感じなかったが、DA21mmF3.2ALと組み合わせた時、「おそっ!、そこらのコンデジとあまり変わらないやん!」とちょいとビックリした。
となるとピントリングの駆動量が多くなる望遠レンズはさらに遅く感じる筈で、おやおや、当初思っていた程、こいつは街中スナップには適していないかも?、と疑問を持っていたりもする。超音波モーター搭載レンズだと気にならないのだろうか?。
このカメラが欲しいと思われる方は、店頭で装着、テスト出来るレンズ全てで、どこまでなら許せる範囲か、AFの速度チェックをした方が良いだろう。例えばTamronやSigmaの超音波モーターの付いていない70-300mmズームレンズなんて、K-5を使っていても遅いと思うから、かなりイラッとするだろう。
さて、K-01のライバルは?。Pentax Q、Rioch GXR、Olympus E-PL3、Lumix GF3、Sony Nex-5N、この辺になるんだと思う。恐らく解像感はライバル達よりも秀でているだろう。またデザインはブサカワイイから好きな人はハマるに違いない。
私個人はたった1つの理由からSonyの製品をお勧めしたいと思っている。それは現状、アイセンサーを装備しているのは確かSonyだけ。アイセンサーとはEVFに目を近づけると液晶表示からEVF表示に自動的に切り替わってくれる機能(目を離すと背面液晶表示に戻る)。
Olympus E-P3を何度か使って一番面倒だと感じたのは背面液晶とEVFとの切り替え。ボタンを押すだけであるが、これが非常に煩わしい。5月18日の記事で(妄想上)Sonyのカメラを次期主力カメラとしたのはこれがあるからと言っても差し支えない。
K-01は何とも形容し難い。ハマる人はハマんだろう。人と同じく、カメラも最初は外見であり、このブサ可愛いデザインが気に入った人は機能がどうであれ、買って損はない。少なくとも見た目の解像感はK-5と同等、もしくはそれ以上なのだから。
私個人はK-5を持っている今、このカメラは必要ない。解像感は確かに魅力的ではあるが、シャープの度合いを強めればほぼ同じ絵を作り出すK-5を持っている以上、K-01の用途が全く浮かばない。K-5とK-01をどうやって使い分けるか、見当もつかない。
ならばPentaxユーザーでない方、初めてのPentaxカメラとしてK-01はお勧めか?。うーん、これは難しいところだ。特に目立つ欠点はないカメラだからデザインが気に入れば持っていて面白いとは思うが、初めてPentaxカメラを狙うのだったら間もなく発売されるK-30、あと3ヶ月、4ヶ月待ってRicohの親分が口を出したであろうK-5の後継機種を見てからでも遅くはない。
つまり私はEVFに対してパラノイア的傾向、EVF信奉者であるからして、それのないK-01やQには食指が伸びない事になる。だからと言って皆さんに「こんなカメラ買うな!」とは叫べない(笑)。「ファインダーを必要とするか否か」、これによりK-01の評価が変化する。上述したように他社が採用しているタッチセンサーを盛り込まなかったのは最大のミスであろうが、タッチセンサーすら必要ないと言う方も実はいらっしゃる。
決して万人向けとは言えないカメラで、Pentaxにしてもこのカメラが爆発的に売れるとは全く思っていない筈。K-01のユーザーには申し訳ない表現であるが、「客寄せパンダ」的なカメラに思える。でも客寄せパンダとなるにはそれ相応の資格、皆さんが注目するようでなくちゃ駄目。それを考えるとK-01は悪いカメラではない。
本日の写真、面白でしょ?。顔が映らないようにと構図したらカメラ人間になっていた(笑)。仮面ライダーのタイトル風に「恐怖、魂を吸い取るカメラ男!」・・・。せっかくなので、超ド派手のカスタムイメージであるポップチューンを利用し、さらにPhooshopのプラグインであるNikのColor Efexを使ってさらに非現実的な色合いにしてみた。
上述した通り、K-01はこう言った遊び心のある写真よりも三脚を使ったネイチャー系の写真の方が向いていると思うが、本来はこういう使い方をするべきであり、こういう使い方に突出した機能を持つべきだった。そして、こんな用途ならQの方が便利なのかもしれない。K-01に合うレンズ、早急に薄くて小さな広角レンズの開発、Pentaxにはそれを望みたい。

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